がんばれ今村?!オリッ・キャンプだより

2004 年 2 月

バッティング・センターで遊んでるボビー・ロッのお笑いキャンプ、じゃぶじゃぶ「媚」を垂れ流す新庄ハムズの華麗なるキャンプ。。このオフほどマスコミにパ・リーグ2部なんぞのキャンプ情報が取り上げられたことがあったろうか?すばらしいぞ。そんな中、わがオリッの話題といえば。。いえば。。入れ歯、ほがほが。。ちーすと!わしにとっては、革命的な話題があるんじゃ!それは地元神戸での一般開放キャンプ・インだぞえ!う、生まれて初めてプロのキャンプ(らしきもの)を見ただーよ、のレポートぅ!


2月3日。10時30分

信じられない日付・時間に、ここGS神戸にいる。
ただあっけなく開いている球場ゲートから入れば、
あぁ久しぶりぃ!GS神戸のたたずまい である。

あいかわらず大げさに万感胸に迫るわしだが、
ただこれだけは はっきり言える。

「さぶい」

この日は薄曇でめっちゃサブくてねー
洟じゅるじゅる・・ ごくっ!んぐ。。

お!
有り得ない気温のグラウンドに、
オリッの一軍選手がわらわらと登場してくるぞ!

久しぶりの「あいつら」の顔!
「今年も野球って あってくれるのねありがとね」
と実感する瞬間 であるわいな。

しーん とした冬の球場に、本物の一軍選手が終結。
でもなんか、シュールなような・・変なかんじなのだ。
肩を丸めてジャンバー着こんでグラブも持ってない彼らは、
野球選手には見えないんだわ。

外野でゆるーく輪になってミーティングしてる様子は、
なんだか今から「舞台設営するアルバイト」が
「イベント会社の社員の人」から説明を受けているみたい。

ん?いまわしの前を通り過ぎたなんか懐かしいような
見覚えのある顔わ。。

さ。。佐々木だ!

もちろん佐々木といっても
アメリカでの悪さがばれて、
大魔神のごとく激怒した嫁さんに呼び戻された、
あの佐々木(今の横浜で登板機会あるのか?)じゃなくて、

佐々木ヨーコfrom東京ボンバーズでもなくて。。

今年から打撃コーチ”補佐”の 
「佐々木誠」(こいつもアメリカ帰りと言えなくも・・)だ。

92年、ダイエー時代には打率&盗塁・2冠の実力者。
「うおおお。佐々木かーー。現役でやれよ おい」 
と早くも感慨にふける、わしだ。

竜太郎よりは打ちそうに思うが。

さて。短いミーティングが終わり、
安田コーチの音頭?のもとランニングを始めたあたりから、
なんだかキャンプっぽい風情は出てきたぞ。

ところで。
阪急時代から20年もトレーニングコーチの安田はん!
なんとなくあんた 仕草がカマっぽいうえに、
最近、故障者多いと思うんすけど。。
ねぇ。

かるーいランニングとはいえ。
一軍選手勢ぞろいでの行動は、それだけでわくわくする。
さっぶい平日でもオリッなんかの練習を見にきた、
約100名ほどの重症患者にとっては、だろうが。

で。練習はそこから 柔軟→外野のフェンス沿いダッシュ
と進んでいきまぁす。

選手の顔が見やすそうな、ポール際に移動だ。

ダッシュ時になるとポール際は特等席でしてね。
そこがスタート地点になっているので、
おなじみの選手たちが「かぶりつき」で拝めるわけだ。

お。後藤の背中の1番が輝いてる!けど「もみ上げ」長っ。
うわわ。日高の7番似合わねー。など
背番号フェチとしては背番号変更が気になるしー。

早川の髪型が中途半端な長髪だ、
村松の事務員髪型があまりにもダサい、
ゴッシーがオフになんにもしてなかったのが「一目瞭然」だ!

などチェックポイントが多すぎて過呼吸状態の、わし。

それにしても、まだ友達がいないからか
同期の谷とくっついてペアで走っていた新加入の村松。
なんか私服みたいな白いジャンバーが、自費参加ぽい。
(まだチームジャンバー供給されてないの?)

なんか ちっこくて オーラがないなぁ。谷も だが。

やっぱ
ビッグ・マックとか塩谷ってプロ選手ぽいのだ。
ただ単に でかいから。

新加入と言えば、
ユデダコのようなおいしい頭でダッシュしていた「ムーア」に、
思いのほか大勢来ていた取材陣が殺到。

ムーアはハエみたいに報道陣を払いのけていたが、
オリッ・キャンプの取材対称があきらかにムーアだけ、
ちうのが なんだかな。(村松・・)

わしの横ではどこぞの局のカメラとアナのコンビが、
「去年、史上最悪の防御率を記録した
 オリックス投手陣再建の鍵を握るのは、
  ・・・ この人です!」
を何度も何度もくりかえし撮影しておる。

キャンプ・フラッシュの出だしに、
ムーアが走り出す瞬間 をバックにしゃべり出し、
走るムーアにカメラをズームする「絵」がほしいのだろうが、

なかなか うまくいかなくてな。タイミングが。

何度も何度も「史・上・最・悪・の防御率」を連呼する
アナウンサー・・。
走ってる投手陣に 明らかに聞こえてるんですけどー。

なるほどマスコミちうのは、
「ディレクターがほしい絵」だけがほしいのね。
ただありのままを映すっちうわけにいかんのね。ちう。

それにしても、
かぶりつきで見るダッシュて、いいよなー。
「うぉっしゃー」とか叫びながら走る、一軍選手たち!

と。そのとき、
わしの前で見ていた「おばあちゃん二人づれ」に、
つつ と寄ってきた、にやけたおじいちゃんが、話し掛ける。

「ムーア、がんばってるねぇ」

お!ナンパやナンパ!
高齢者不純異性交遊の現場を目撃や!

おばあちゃんたち、まんざらでもなく
「あの、ムーアといっしょに走ってる白人さんは
 だれですのん?」
と、会話を広げる、広げるぅぅ。

「あ。。あれなぁ。誰やったかいなぁ
 ぶ、ブラウンちうのは ”黒*ぼ” やったしなぁ」

あ。。会話がアブない上に途切れる、途切れる。。
がんばれエロじじい!
と思った瞬間、

わしの真後ろから
「しぇ。。シェルドンでっしゃろ、あれ」
と、”新たな”じじいの声!
「ちょっと待ったぁー」てなもんや三度笠。

ばあちゃんら うきゃきゃ と喜んでしもて、
「そうそう。シェルドンやわ、シェルドン」
「そうやわ、シェルドン」
これで男女2対2や!ミッション。ポシブル!

ばばあ お持ち帰りぃぃ! おええ。

しかし最初に声をかけたじじい、闖入者が気にいらんのか、
「ええ?シェルドンちうのは やめたと思うたが・・」
と いらんことを。。どうでもええのに、真実は。

じじい、「3P希望」やったんか?うええ。

ここからわしの頭越しに「老人臭」をまきちらし、
「ムーアといっしょにおる白人はんはだれや?」論議を
老人特有の出口なきてんでばらばら会話 でおっぱじめたから
さぁ大変。

黙って退散すればよかったのだが、思わずわし、
「フィリップス!」
と言ってしまったのだ、うるさくて。我慢できずに。

老人4人、一斉にわしを見て
「ふぃ?」とハモるし。

もういちどわし、
「ピッチャーのフィリップスです、あれ」

ばばあの一人、「若者」(相対的に)参入に満面の笑みで
「ああ。そうそう。去年いてはったわ!
 フリップ!」

ふ、フリップ? んぷぷ

老人全員激しくうなづきながら
「フリップ!」
「フリップ!」
と叫びだしたので、あわててその場を退散。

どうせ”痴呆っと”忘れるねんから、「フリップ」でええわもう。

いやーしかし。キャンプ見学が発展場とわ!
ったく、平和ボケな国のボケ年寄どもわ! なぁ。

で。
ダッシュが終わると、選手はぞろぞろとベンチのほうへ。
「え?もう終わり?」と思っていると、
おお!各選手がグラブを持って出てくる出てくる!

キャッチボールだぜい!

二人ずつグラウンドに広がって一斉に始まる、
プロのキャッチボール!
「すぱぁーん」「すぱぁーん」という音を聞いて初めて、

野球が帰ってきた!

とまじ涙ぐんだのは私だけでしょうか?
もちろんそうです。

ええなーしかし。キャッチボール。
けっこう肩の出来具合が選手によって違うけど。
あぁ。そんな事より根本的に。。

目の前でやってる
平野・後藤ペアと相川・五島ペアのレベルの差が!

趣味:失策 の内野陣とはいえ、
さすが平野・後藤ペアは気持ちがいいほどびしっと
キャッチボール。相手の胸に基本どおりに ばしーん!

に対して、相川も五島もボールを取るのに右往左往。
体が左右に激しく動いてるのは、こいつらだけ。
五島なんか「おーし!」「おーし!」と声は勇ましいのだが、
公園のお父さんみたいに、「そらしまくり」やん。ボール。

伊原工場長が ”じっ”と見てるちうのに。
絶対メモされとるで。
「45番ブタ:××」とかなんとか。

さて。練習の最後は、3グループくらいに分かれたミニノック。
まだ体ができていないので、軽いノックなのだが、
こゆうのもキャンプぽくて、ええですな。

ひときわなんだか声が出て楽しそうなグループは、
吉井、マック、谷中、小倉、具 に
野田・新ピッチングコーチがノッカーの組な。

ボール落として「あ」てかわゆい声あげるオグちゃん、
威勢がいいのにトンネルしまくりの吉井、
野田コーチにいちゃもんをつけるばかりのマック。

このグループて、考えてみたら「よそもの」ばっかり。

そういう選手のほうが声が出て元気がええのが、
オリッらしいところやな。

ノックも終わり、公開練習も終了。
あっという間の約2時間。
なんだかものすごく楽しかったよー。おーいおい。

んで。選手が引き上げ、
スタッフが土の部分をトンボでならそうとしているとき。
あわてて(誰かに言われて?)飛んできた、
”ルーキーでひとりだけ一軍キャンプ参加”の歌藤#12投手が、

スタッフからやや強引にトンボを奪い取り、
「ボクやりますから!」「ボクやりますから!」と言ってるのが
微笑ましかったな。

スタッフといえば。

わしが練習中ずうっと目が離せなかったのが、
105番のジャンバーを着て、
所在なげにグラウンドをうろうろしてた、あの男。

昨年限りでクビになってスタッフで雇われた
今村(最後の登板は鳴尾浜での今岡のための練習試合!)が、
どことなくさびしげ〜に一軍の練習をながめていた 表情が。。

思い出したように、ちょっとグラウンドを走ってみたりするけど。
でも鍛えなくていいんだよなぁ。別に。
で、あんましやることないんだよなぁ。スタッフて。

今村の胸にわびしく去来する思いは。。
と思うと なぁ。

「寒い。 腹減った。」

やったりして。
今村だけに。

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