聖書を丸暗記した世界的投資家「ウイリアム・ギャン」

「この律法の書を、あなたの口から離さず、昼も夜もそれを口ずさまなければならない。そのうちにしるされているすべてのことを守り行なうためである。そうすれば、あなたのすることで繁栄し、また栄えることができるからである。」(ヨシュア記1:8)

ウイリアム・デルバート・ギャンは1878年6月7日、テキサス州の田舎ラフキンに生まれ、1955年6月14日、77歳で生涯を終えました。彼の遺産は5000万ドル(現在の価値にして50億ドル)ぐらいだったと言われています。ギャンは綿花を中心とした農家の息子に生まれました。
綿花栽培は豊作と不作を繰り返していたので、生活そのものは楽ではなかったようです。ギャンの母は彼を牧師にしようとするくらい熱心な信者で、ギャンは幼いころから聖書を丸暗記させられました。

ギャンは聖書を隅から隅まで理解しようとしたらしく、聖書の文章がいったい何を意味するのか研究したようです。ギャンは歴史と数学が好きな少年でしたが、生家が裕福ではなかったために大学進学をあきらめ、近くの綿花工場で働くことになりました。綿花工場で流行っていた綿花取引のやり方を覚えてからは少ない給料から小金を貯めて相場をやるようになりました。

1914年、ギャンは世界大戦と株式市場のパニック到来を預言しました。1928年の来年の見通しでは、「1929年9月3日をもって大相場は終わる。」と世界恐慌の始まりを正確に預言しています。
「9月にこの年の最も急激な下落のひとつが起こり、投資家は自身を失い、いっせいに市場から撤退しようとするがもう手遅れであろう。嵐が穀物をなぎ倒し、経済界に暗雲が漂います。戦争のニュースが混乱を助長し、外国から経済的な圧力がかかることになるのです。ブラック・フライデーが黙示され、小さなもみあいの後に奈落に落ちていく。株を持っていたらすぐに売ってください。富のピラミッドがまさに崩れ去ろうとしているのです。」

1930年、ギャンは翌年から1933年に及ぶ世界大不況も預言しています。「この時、投資家の中で起きるパニックは有史以来のものになるでしょう。少なくとも世界の1500万の投資家のすべてが脅え、自身を失うことになります。彼らが手持ちの株を投げ売りした場合、これを支える力は どこにもないのです。1929年のパニック以来、相場を支配するエネルギーはパニックを経験した一般投資家の手に わたっており、市場全体が弱気に満ちあふれているのです。」

世界恐慌後、
ダウは1930年4月 297.5から
1933年7月には何と、40.5まで大暴落しました。

 
ギャンの相場理論は、今でもアメリカの相場理論のバイブルになっています。
ギャンは相場の根幹は聖書にありと言っています。

「私は今まで聖書を研究してきました。 そして、すべての現象の中に一定のルールがあることを発見しした。例えば、国に関して言えば、 歴史上の出来事や発明が完成する過程などすべてのものにルールがあるということです。 そして、このルールは株式や商品に関しても適用されることになるのです。

私は株式や商品の本を読み、聖書から学んだルールを当てはめてみました。確かに当てはまるのです。聖書はこう言っています。すべてのものを試しなさい。そしてどちらが正しいかを早く確認しなさい。私は戦争が来るサイクルを計算しました。小麦の値段の推移が戦争を予知しているのです。聖書の研究を通して国や人々や市場の歴史において繰り返される大きな時間のサイクルと小さな時間のサイクルがあることを発見しました。聖書はすべての中で最大の本ということができます。そして聖書を研究し理解することができれば、すべてに対して万遍なく知ることができます。科学を学び、数学を研究し、サイクル理論を研究することはどの人にも必要なことだと思います。そして準備するために先を読むということは重要なことだと思います。多くの人が嘲り、笑い、信じようとしません。それでは遅すぎるのです。聖書には我々にこれから何が起こるのかを教えてくれるヒントがたくさん詰まっているのです。未来について知り、そして繁栄しようと思うならば、聖書を研究することです。ヨハネ黙示録は第一次世界大戦後の飢饉、疫病を予言しています。それにはこう記してあります。国は国に対して立ち上がり、王国は王国に対して立ち上がる。そしていろいろな場所で飢饉や疫病や地震が起こる。」こうして第一次世界大戦が終了して7年後に欧州は1923年から1926年まで極端な凶作やストライキや不況や災難がふりかかりました。

1908年にギャンはニューヨークに出て成功しました。ギャンは、その才能の故に東テキサスの綿花畑から最終的にはニューヨークのウォール街へと引っぱり出されることとなりました。
彼は、世界的投資家として、結局、生涯に5,000万$儲けたという。現在価値に換算すると約100倍、50億$ということになり、当時としては驚異の数字だったことだろう。

「ハレルヤ。幸いなことよ。主を恐れ、その仰せを大いに喜ぶ人は。 その人の子孫は地上で力ある者となり、直ぐな人たちの世代は祝福されよう。繁栄と富とはその家にあり、彼の義は永遠に堅く立つ。」(詩篇112篇1〜3節) 聖書を知り、御言葉を大いに喜ぶ人は、繁栄すると聖書は約束している

私たちの人生において最も重要なことは、儲けることでも、ビジネスに成功することでも、自己実現を達成することでもありません。最も大切なことは、主の御言葉を知り、主の御言葉を尊び、主の御言葉に従うこことです。



(参考)有名人の聖書観

ベンジャミン・フランクリン
一八世紀アメリカの政治家、科学者、著述家。図書館、大学の設立などの推進、郵便事業の改善、その他多くの公共事業をなした。避雷針の発明者。
「青年よ、あなたへの私の忠告は、聖書を知れ、そして聖書をかたく信ぜよ、ということである」

W.E.グラッドストン 一九世紀イギリスの大政治家。爵位を授けられようとしたが自ら辞退し、偉大な平民として一生を終えた。
「私はこの時代に、偉人と呼ばれる九五人の人を知っている。うち八七人は、聖書を奉ずる人であった。聖書の特色はその特異性にあり、他のあらゆる書物を、無限に引き離している。」