オニシバリ

学名 Daphne pseudo-Mezereum
別名 ナツボウズ
鬼縛り 分類 ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属 (落葉小低木)
樹皮が丈夫で、鬼も縛れるというのでこの名。秋に葉が出て夏に落葉することから、別名がある。 原産・分布 本州(福島県以西)、四国、九州(中部以北)
神奈川県 シイ・カシ帯の丘陵、山地にやや普通に見られる。
用途 特になし
林内に生える低木。夏に落葉する珍しい冬緑樹である。冬の林内で緑色がよく目立つ。幹の枝分かれは少ない。
写真の樹も、何も無い杉の林床に、点々と緑が散在していた。


丹沢
二俣050215
オニシバリ樹
葉は枝先に集まって互生する。倒披針形で質は薄く、表裏ともに無毛。鋭頭あるいは鈍頭で縁は全縁である。

丹沢
二俣
050215
オニシバリ葉
樹皮は灰茶色で無毛。樹皮は縦に裂け、剥がれやすいが、強靱で切れない。ジンチョウゲ属の仲間にはミツマタがあり、樹皮の繊維が強いので和紙の材料になる。

丹沢
二俣050215
オニシバリ幹
雌雄異株。2〜4月、葉腋に黄緑色の小さな花を数個付ける。花弁に見えるのは、がく筒が4裂したもの。 雄花

丹沢
二俣
050215
オニシバリ雄花
雌花は雄花より少し小さい。 雌花

伊豆
国士峠
050330
オニシバリ雌花
夏の訪れとともに黄葉し、実が熟す。果実は液果で、熟すと赤くなる。
見た目には美味しそうだが、図鑑には非常に辛い、あるいは有毒とある。口にしてみると、毒の気配は無い。むしろ甘味がかすかにあり、そう言われれば辛味もある。どちらにしろ、あまり味のしない実だった。


厚木市
七沢森林公園
080530
オニシバリ実
オニシバリのよく似た種に、ナニワズがある。本州は、石川県以北の分布で、神奈川県には無い。オニシバリに比べ、葉の先端が丸い、花が黄色い、等の違いがある。
ナニワズとは、オニシバリの長野地方での方言、とも言うので区別が難しい。
ナニワズ花

長野県
信濃町
黒姫
050501

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