マヤの長老ドン・アレハンドロ・シリロ・ペレス・オクスラ(Alejandro Cirilo Perez Oxlaj)について


       

 ドン・アレハンドロ・シリロ・ペレス・オクスラは、グアテマラのマヤ民族長老評議会(マヤの伝統的文化を正しく継承する275人の男性長老と175人の女性長老から構成される)の代表であり、マヤ暦のデイ・キーパー(Day Keeper: マヤ暦とその預言の保持者)であり、キチェー・マヤ族(グアテマラ中南部のマヤ民族)の13代目の高位神官であり、南北アメリカ大陸の長老・精神的指導者評議会の大長老である。彼はまた、マヤ文化について紹介する国際的な講演者でもある。

 

 ドン・アレハンドロは、マヤ民族の教え、ビジョン、預言の主要な保持者としての任を帯びているが、これらは今日でもきわめて生き生きとした教えなのである。彼は、マヤ人のメッセージと預言を伝えるために、世界中を旅している。一つの預言はこう語っている。「立ち上がれ、すべて立ち上がれ、一つ、二つのグループも取り残されるな」 別の預言はこう述べている。「朝を到来せしめよ。人々が平和になり幸福になるために、黎明を到来せしめよ。我らはともに我らの子供たちを見るであろう。我らはともに我らの山々を見るであろう。我らはともに我らの町々を見るであろう。我らはともに我らの海川を見るであろう」 彼の希望と励ましのメッセージは、世界中のすべての信仰と信条の人々と共鳴するのである。

 

 ドン・アレハンドロは、2008年1月14日、グアテマラ新大統領に選出されたアルバロ・コロン・カバジェロス氏の就任式において、グアテマラ先住民族を代表してスピーチを行ない、新大統領が社会的正義の実現、貧困の解決、諸民族の和解、自然との共生という困難な課題に立ち向かうように要請し、激励した。

 

 マヤ語での名前はWakatel Utiw(「旅する狼」の意)。

2008年1月14日、グアテマラ新大統領アルバロ・コロン・カバジェロス氏の就任式におけるアレハンドロ・シリロ・ペレス・オクスラのスピーチ(英語より重訳)

 

 天の心、母なる地球の心、空気の聖霊の心、水の心の許しを得て、私は本日、アルバロ・コロン・カバジェロス大統領閣下とサンドラ・トレス令夫人、ならびに副大統領閣下ラファエル・エスパダ博士、ご臨席の政府関係者、国会議員の皆さま、カトリック、プロテスタント、ユダヤ教、イスラム教、その他のコミュニティの代表者の方々に深甚なる敬意を表するものであります。また、マヤ暦の8ノホ(8 NOJ)の日に私たちを訪問してくださった様々な国からの来賓の皆さまにも心から敬意を表します。この日は私どものマヤ暦では、叡智のナワール(日に宿る精神)が表わされている日です。この日は、偉大なる知識と知恵の発展にふさわしい日であります。大いなる喜びの念をもって、私たちは、トウモロコシの民族、「ポップ・ヴフ」(古代マヤ神話を記した書)という神聖な書物の保持者、「チラム・バラム」(マヤの歴史、暦法、預言などを記した書)の書の保持者であるマヤ民族が先祖代々受け継いできた土地への皆さまのご訪問を心より歓迎いたします。

 

 たいへん僭越なお願いではございますが、皆さまにはご起立なさり、Rey  Ki’che(キチェーの王)の曲に耳を傾けていただきたいと存じます。この曲は何千人ものグアテマラ人によってマヤ・キチェー族(マヤ族にはいくつかの部族があるが、キチェー人はその中心的部族)の聖なる国歌と考えられております。本日の機会におきましては、この曲はグアテマラのマヤ民族を代表することになります。私たちのマリンバのメロディーに乗って、私たちの先祖の霊がここに出席することでありましょう。それは、Tucum Umam, Tepepul, Zumanche, Kagib Imox, Belegeb Kat, Oxib Kej, Belegeb Tzi, Juan Matal Batz, Manuel Tot, Kaibil Balam, Atanacio Tzul, Lucas Aguilar, Francisco Socuel, Moctesuma, Cuautemoc, Atlacatl, Lempira, Nicarau, Tupac Amaru, Atagualpaやそのほかの大勢の、わが民族を守るために命を落としたマヤ人のみたまたちです。

 

 グアテマラのマヤ、シンカ(グアテマラの先住少数民族)、ガリフナ(アフリカ人と先住民族の混血民族)の長老民族評議会の名において、今この場で、私たちは数千年の長きにわたる文化をもつ国民であることを明言いたします。その文化は、占星学、数学、建築、水文学、自然医薬など、現代の文化とは異なった領域で、偉大な次元の進歩を遂げた文化でありました。しかし、500年以上前に、これらの文化の正常な歴史的過程は暴力的に阻害されたのであります。マヤ・カレンダーの日付を通して私たちに霊的な知恵を贈ってくれた祖父たちと祖母たちのおかげで、これらの輝かしい文化は、今日まで保持されてきたばかりではなく、世界中に広く知られることが可能になりました。マヤ民族の尊厳もそれによって守られてきたのです。

 

 グアテマラのマヤ・シンカ・ガリフナ長老民族評議会がここにいるのは、13バクトゥン(マヤ暦で時間の大周期を表わす。187万2千日、約5125年に相当)と13アハウ(アハウはマヤ暦の日の名称の一つ)に関する預言(187万2千日のサイクルごとに地球が新たな段階に入るという預言)が成就したからです。この評議会は真の権威であって、そのメンバー――275人の男と175人の女――は、彼らのコミュニティを導き、社会的秩序、正義の正しい適用、ならびに母なる自然との調和した共存という意味における人々の福利を見守るために、常に存在してきたし、現在も存在し、将来も存在することでありましょう。このマヤ長老民族評議会は自律的な存在であって、常に自律的であり続けるのです。たとえこの自律の事実が政府によって承認されなくてもそうなのであります。この長老評議会はいかなる政治的党派にも属しませんし、政府の評議会でもありません。これは民衆のための評議会なのです。この権威を行使する知識は先祖たちから伝統的な口承によって伝えられてきました。

 

 私たちは、私たちが生きている時に関するいくつかの預言を持っております。そして、私たちが本日ここにいるのは、これらの預言が成就したからであります。そのいくつかを述べてみましょう。

 

13バクトゥンと13アハウの時は、我らの先祖の回帰の時であり、知恵の人々の回帰の時である」 その時は今なのです。

 

 別の預言はこう述べています。「立ち上がれ、すべての人よ、立ち上がるのだ。一つ、二つのグループも取り残されるな」 この預言はすべての人に関わっています。富者も貧者も、黒人も白人も、男も女も、先住民も非先住民も、私たちはみな平等なのです。私たちはみな尊厳をもっているのです。私たちはみな尊敬に値するのです。私たちはみな幸福に値するのです。私たちはみな、この国を成長させ、異なった文化の中で尊敬しあって生きていくことができる国を造るために、有益な存在であり、必要とされている存在なのです。

 

 預言はこう語っています。「神秘の鳥ケツァル(中米の高地に棲息する鳥。グアテマラの国鳥になっており、グアテマラ国旗にも描かれている)をもつ中心部の者たちは、北のイーグル(鷲)を南のコンドルと結びつける(鷲はアステカ民族の象徴。メキシコの国鳥で、メキシコ国旗にも描かれている。コンドルはインカ民族の象徴で、ボリビア国旗に描かれている)。我らは出会う。なぜなら、我らは手の指のように一つの存在であるからだ」 この預言は、北の先住民族と南の先住民族とが、中心部の先住民族を介して一つに集まり、祖先の科学の再発見を強化するであろう、ということを意味しております。私たちのアイデンティティ、芸術、霊性、様々な文化がもっている生と死に関する宇宙観を再発見するのであります。

 

 私たち先住民は、人類の生命を守るために一つに集まるのです。私たちの兄弟である動物たちと樹木たちの生命、母なる地球の生命を守るために一つに集まるのです。なぜならば惑星地球の生命がいま危機に瀕しているからです。私たちはみな知っております――現在世界に起こっていることは偶然ではないということを。たとえば、ハリケーンと激しい嵐が世界各地を脅かしています。日々気温がますます上昇しています。他方、別の地域では寒気が以前にもまして厳しくなっています。河川が干上がり、消滅しつつあります。氷河が融解しています。世界の多くの場所が自然災害の影響をこうむっています。そして、これらすべての現象は、私たち人類の自然との不調和の結果なのです。さらにもう一つ付け加えるならば、わがグアテマラは、私たちのコミュニティは、暴力と麻薬によって、権力と富を求める者たちとの対決によって、恐怖のもとで暮らしております。

 

 世界中の人間の振る舞いが変化しなければなりません。惑星地球の生命を守ることは、すべての者の責任です。そして、それが先住民からの要請がすべての人々に届けられる理由なのです。それは、健全な未来を新しい世代に継承することによって、人間の生命を救うためであり、この惑星を救うためなのです。この理由のために、私たちはすべての人々に、先住民にも非先住民にも、お互いに理解しあい、お互いに尊敬しあうように要請いたします。私たちは、すべての人々が先住民と女性一般に対する否定的な態度を変える努力をするように要請いたします。私たちは、すべての大臣とすべての公務員に、わが国に存在する人種主義、差別、不平等を根絶するために働くことを要請いたします。

 

 マヤの預言はこう語っています。「わが大きなメロディを奏でさせよ、わが小さなメロディを奏でさせよ。わが踊り手たちを解放せよ、わが囚人たちを自由にせよ。これらはわが谷であり、これらはわが山である」 これは「ラビナール・アチ」(スペインに侵略される前の15世紀のマヤの劇)の言葉です。なぜ「わが谷とわが山は囚人である」と言うのでしょうか? それは、谷も山も核実験場として使われているからです。谷も山もいたわりの心なくうがたれ、母なる地球の血液を出血させ、彼女の油と鉱物を採掘しているからです。それは汚染を増大させ、破壊を引き起こすだけです。山々は人間たちの囚人です。なぜなら、独占企業がチェーンソーで樹木を切り殺し、樹木を住処としている動物たちも殺しているからです。彼らは、私たち先住民、田舎の住人、貧しいラディーノ(ヨーロッパ系と先住民族の混血)が樹木を殺している張本人だと言いますが、私たちは神聖な糧を料理するためにわずかの量の材木を利用するにすぎません。このような主張は真実ではありません。私たちの樹木の利用と、大企業が商業的目的で行なっている伐採とを比較することはまったくできません。貧者と先住民が、土地所有者でさえないのに勝手に樹木を殺害している張本人だ、という主張は真実ではありません。土地所有というこのような考え方は単に同じ人種主義の一部にすぎません。弱者を非難することは簡単です。マヤの宇宙観からすれば、土地を所有している者など一人も存在しません。私たちは生命と大自然の一要素にすぎないのです。そしてこの理由のために、私たちはすべての人に、母なる地球を救済する援助をするように要請しているのです。

 

 マヤの長期暦(13バクトゥン、187万2千日、約5125年にわたる暦)によれば、私たちは13バクトゥンと13アハウを終え、「ゼロ年」に近づいております。私たちは太陽のもう一つの周期の終わりの戸口に立っているのです。この周期は5200年続き、数時間の暗闇で終わります。この暗闇の後、太陽の新しい周期が到来いたします。それは第6周期となるでしょう。太陽の各周期ごとに惑星地球の調整が行なわれ、それは気象条件の変化や、社会生活、政治生活にも変化をもたらします。

 

 世界は変容し、私たちは理解と調和的共存の周期に入り、そこでは万人に社会的な正義と平等がいきわたります。それは新しい生活様式です。新しい社会秩序とともに、自由の時が到来し、私たちは制約もなく、境界線もなく、雲のように自由に動くことができるようになります。私たちは鳥のように旅行し、パスポートも必要ありません。私たちは川のように旅行し、すべての人は同じ地点、同じ目標に向かうことでしょう。マヤの預言は変化の時が来ることを告げています。評議の書である「ポップ・ヴフ」は私たちに、「黎明の時である。課題が達成されるために、黎明を到来せしめよ」と語っています。

 

 この預言に基づいて、私は次のような反省を行ないます――現代において、私たち、先住民、非先住民、ラディーノ(グアテマラで支配階級を構成している)は、お互いのことをまだ真の兄弟姉妹と見てはいません。人種主義、差別、排斥の余地が存在しない地点、私たちすべてが尊厳ある市民であると感じる地点に、私たちはいまだ到達していません。多くの人々は、人種主義や差別や、先住民コミュニティ市民に対する侮蔑があからさまに存在しているとは考えていません。しかし現実には、私たちはそれを感じ、毎瞬間それを感じているのです。私たちはそれを労働者として市民としていつも経験しています。私はこう自問します。「なぜこのようなことがあるのだろう、私たちはみな人間であり、みな同じ感情と尊厳を持ち、みな平等であるのに?」 まだ学ばねばならないことがたくさんあるのでしょう。先住民族のアイデンティティや、価値や、諸々の先住民族がよき生を送ることに関して持っている知恵を承認することの学びです。この知恵は、よりよき生と日々よりよき人間になるためのインスピレーションを与えてくれるのです。

 

 この国の多数者にとっては、私たち先住民族が行なうこと、感じること、考えることは、まったく重要性を持っていません。彼らがいだいているのは、私たちが無知な人間であるという考えです。違います。私たちは無知ではありません。私たちは、長年にわたって苦しめられてきた、数千年の長きにわたる文化の子孫なのです。しかしその文化は、国の支援なしに、税金の投入なしに、私たち自身の困難を解決することが可能だったほどの偉大な叡智をいまだ保持しているのです。

 

 グアテマラの未来は私たちの手の中にあります。私たちは貧困と日常的な排斥を除去する援助を行なうことができます。私たち一人ひとりは宇宙と関係を持ち、その関係は私たちの他者への態度が調和したものであるか否かということを反映しています。変化の時がやってきました。お互いが理解しあい、人々がもっと人間的になる時が到来したのです。私たちの国、数千年の文化の国と協力する時です。私たちが世界に教えるべき多くのことを持っていることを理解する時がやってきたのです。マヤ、シンカ、ガリフナ、ラディーノの一人ひとりの市民が、グアテマラ人であることを誇りに感じ、自分たちのルーツがこの国にあることを知る時が来たのです。私たちの心の中に平和をいだく時が来たのです。万人が自分たちのルーツを誇りに思い、この国の肯定的な成長のために働くことができる日が来たら、何と幸せなことでしょうか。このことが起こったら、グアテマラはその歴史を変えることになるでしょう。

 

 歴史を通して、マヤ人は過去の遺物だ、と公的に言われてきました。彼らは過去の世界に存在した、と言われてきました。ワイシャキブ・ノイのこの日、知恵と知識の日に、私たちは皆さんすべてに、私たちマヤ人はここにいる、現在にいるということを知っていただきたいと思います。私たちはこのことを確認する預言を持っております。それは、「我らは昨日の人間であり、我らは今日の人間であり、我らは明日の人間であろう」と語っています。マヤ、シンカ、ガリフナ、ラディーノの4つの民族は、ちょうど手の指が一緒であるように、それぞれの多様性の中で一緒に生きています。平和を築きましょう。ここに8人の子供たち、少年と少女がいます。彼らはIximulew(グアテマラのマヤ的名称)に住む4つの民族のシンボルです。彼らは私たちグアテマラの現在と未来を代表しています。未来のグアテマラでは私たちはすべて平等で、尊厳を持ち、権利を与えられた兄弟姉妹であると感じるようになるでしょう。

 

 天の心と地の心の名において、水の心と空気の心の名において、植民地化のプロセスの中で、さらには最近36年間にわたる武力的内戦の中で不当な死を遂げた祖父たちと祖母たちと私たちのすべての先祖たちの名において、マヤ民族に対するジェノサイドの犠牲者の名において、私は、権威の象徴であるこの杖を閣下に手渡す栄誉と責任を有するものであります。この権威の象徴は、閣下の行動と閣下の協力者の行動が、憲法に従う閣下の義務を果たすものであることを見守ることでしょう。

 

 【杖の授与】

 

 大統領閣下、我らが創造主、我らが母なる地球、我らが祖先、515年の間、自分の同胞を守るために命を捧げた人々、植民地化の期間にジェノサイドによる犠牲の死を遂げた人々、とくに36年間の内戦の期間にマヤ人に対するジェノサイドによって死んだ人々、あなたの伯父様であるマヌエル・コロン・アルグエタ氏のような人々を前にして、お誓いなさいますか? 特別の来賓とグアテマラの全マヤ族を前にして、グアテマラのすべての人々、マヤ、シンカ、ガリフナ、ラディーノの統治者となることをお誓いなさいますか?

 

 大統領閣下、すべての人々の正義と平等のために働き、異なった歴史を作り、万人に尊厳が認められる未来を作る統治者となることをお誓いなさいますか? ほかの多くの支配者たちのように、特権グループのための大統領や強大な企業人や支配階級の召使いにならないことをお誓いなさいますか? 閣下は、閣僚がすべて正義を実現するために、差別と人種主義と、マヤ、シンカ、ガリフナ民族の排斥を終わらせるという目標を胸にして働くように、内閣を指導することをお誓いになりますか? 私たちは毎日、諸々の政府機関における国の法律に対する法令遵守の欠如のために苦しみ、それは私たちの日常生活に影響を与えているのです。

 

 アルバロ・コロン・カバジェロス大統領閣下、グアテマラのマヤ・シンカ・ガリフナ長老民族評議会は、あなたが国民と母なる地球に対して巨大な責任を負っていることを知っています。私たちはまた、変化を欲しない権力、平行的権力が存在していることを知っています。巨大な金融独占企業、商人グループ、異なった政府の期間中に私たちの土地を下付されて富を蓄積した経済権力の人々が存在していることを知っていますが、それは公的な歴史によっても確認されております。私たちは、国民の敵が存在しており、道が困難であることを知っています。しかし私たちは、変化を告知している預言をかたく信じているのです。あなたが国民に対してなさった約束を実現するかぎり、長老評議会を通して、あなたは常に国民のすべての支持を受けることになる、と私たちがあなたに再確認しようとするのは、この理由のためです。評議会はこのことを怠りなく見守るでしょう。国民はただの希望を糧として生きることはできません。国民は、選挙運動中になされた約束が成就されることを知る必要があるのです。

 

 最後に、我らが先祖の名において、我らが母なる地球の名において、我らが祖霊の名において、我らが未来世代の名において、私たちは国民の統一、人々への尊敬と畏敬の念、母なる地球への敬意、そして、私たちがすべて一緒になって、新しいグアテマラIximulewを建設するように呼びかけます。そこではすべての民族が「平和をいだき、もっと多くの平和をいだき、幸福になり、よき生を送り、有益な存在になる。・・・朝を到来せしめよ、黎明を到来せしめよ」(ポップ・ヴフの言葉)

 

 ありがとうございました。

 Wakatel Utiw(旅する狼)

【新聞記事】大統領就任式において、左派のアルバロ・コロン・カバジェロスは、貧困の除去のために働くことを誓う

From the Associated Press(2008年1月15日)


   

 グアテマラ・シティ――アルバロ・コロンは月曜日(1月14日)、50年以上の選挙の歴史の中で最初の左派大統領として宣誓し、グアテマラの貧困と闘うことを約束した。この国では国民の半分が毎日1ドル以下の生活をしている。

 

 コロンは、1996年にグアテマラの内戦が終了したあと、数千人の戦争難民を帰郷させる努力を先導してきた。コロンは、ベネズエラのチャベス大統領やコロンビアのウリベ大統領――この両者は最近、コロンビア革命軍(FARC)に誘拐された人質の解放をめぐって衝突した――を含む、世界各国の指導者たちが出席したセレモニーで大統領に就任した。

 

 コロン(56歳)は、伝統的なマヤ音楽の調べにのって大統領の懸章を受けとったあと、「今日は、貧しい人々のための権利が始まる日です。機会に恵まれなかった人々の権利が始まる日です」と述べた。

 

 そのイデオロギーにもかかわらず、コロンは、チャベス政権を含む、ラテン・アメリカのほかの左翼政権と同一視されることを望まない、と述べた。

 

 マヤの指導者たちが、何人かはカラフルな刺繍のほどこされた上着とスカートを着て、就任式に出席した。

 

 前ヒューストン・メソジスト病院の心臓外科医であるラファエル・エスパダがこの行事で副大統領に就任した。

 

 「私たちはこの国の統一のために、わが国の先住民との調和のために奮闘します」とコロンは語った。

 

 彼は広範な社会的施策を約束したが、それには学校と病院の建設、仕事の創出、ギャングが犠牲者の首を切り、麻薬業者が警察の大部分をコントロールしているこの国に安全をもたらすことが含まれている。

 

 コロンは、ビジネス・リーダーたちを募って、経済を改善し、貧困を緩和する取り決めに参加させようと計画している。

 

 

マヤの長老とともに地球の平和を祈る行事