ルノー三星/双龍高級車展示場

〜業界再編の狭間の中で〜

          韓国国内でも後発の高級車メーカー、双龍自動車。韓国最後の新進自動車会社、
          三星自動車(現在はルノーサムソン自動車)。現在は両社とも他メーカーに吸収され、活動を続けています。

    ルノー三星自動車編

      ・ルノーサムソン SM5(SM518/520/520V/525V)

   新型ルノーサムソン「SM5」(2005.3〜)のページへ

           
ルノー三星 SM525V

           

ルノー三星 SM518(’03年モデル)

      日産・セフィーロを基本に開発された三星初の乗用車です。
      韓国国内では1998年2月17日に発表されました。
      三星の自動車部門進出は同社の長年の悲願であり、実に14年の下積み期間をかけて
      進出にこぎつけました。その第一号が「SM5(エス エム ファイブ)」です。

      エンジンは下から1.8/2.0直4(SR18/20DE・プリメーラのエンジン)、
      2.0/2.5のV6(VQ20/25DE・セフィーロのエンジン)の他、2.0LPGも用意されました。
      釜山(プサン)を中心にタクシー仕様が多く採用されています。(個人タクシー中心に)
      (釜山に工場があるため、地域柄SM5の愛用者が多い) 
      実際釜山では「SMコールタクシー」なるSM5タクシーのみの会社が有るほどです。

      一時期、三星自動車デザインによるビッグマイナーチェンジも企画されており、試作車も製作されましたが
      幻に終わった経緯があります。(現在、何故かその車体はソウル市内の解体屋に並んでおります)
      初代SM5は2005年3月まで生産され、7年間のモデルライフを終了させました。

  ・SM518に乗ってみました。

      レンタカーで4日・約400km程ですがSM518(2003年モデル)に
      乗る事が出来ました。

      走行距離約3万6千kmの固体ですが、特にヘタリも無く安定性は抜群でした。
      排気量(1.8L)から最初はアンダーパワーかと思ったのですが
      さすが名機SRエンジン(日産プリメーラ/ブルーバード(いずれも先代)等に搭載してました)
      吹け上がりは抜群でして、高速域もストレス無くこなしてくれました。
      (ちなみに燃費はトータルでリッター7.5〜8km/Lくらい)

      足回りは韓国車としては硬め(XGやEFソナタなどは韓国国内向けはかなり柔らかい脚です)。
      高速コーナーもフラつかず終始安定した挙動を見せてくれました。

   ・ルノーサムソン SM7(2.3/3.5 NeoVQ)

           
ルノーサムソン SM7「LE23」

           

ベースとなった日産ティアナとは異なるテール廻り

      日産・ティアナをベースに開発されたルノーサムソン社のフラッグシップカーです。
      Y33シーマ(三星自動車設立時(’94年)の契約では)、Y34セドリック、ルノーヴェルサティスなど
      ベースモデルには諸説ありましたが結局はティアナに落ち着いた様です。

      エンジンに2.3/3.5のV6(VQ23/35DE)が設定されるのはティアナと一緒ですが
      3.5リッター仕様には日本仕様のCVTでは無く、専用設計の5AT(JATCO製)が
      組み合わされております。 
      また外販パネル、バンパー等かなりの部分がティアナと差別化されている一方、
      内装に関してはオーディオ関連以外はティアナと全く同一の設計となっております。

  ・SM7に乗ってみました。

      現地ディーラーにてSM7の試乗車に乗る事が出来ました。

      グレードは2.3NeoVQエンジンのトップグレード「LE」
      走行距離約1.000kmにも満たない固体でした(レンタカー登録)。
      日本国内でもティアナ(230JM)に乗った事が有ったのですが、シートの違いには驚きました。
      シートバック側面のデザインはティアナと同一なのですが座面が設計変更されており
      背中に変な負担がかかりません。
      (ティアナの場合、背中が反った感じの座面なので変に一部分に負担が掛かってしまうのが難点)

      足回りはSM5と同じく韓国車としては硬め。市内を約15分程走行しましたが
      加速時や急旋回時も終始安定した挙動を見せてくれました。

         

日本国内には無いVQ35&5速AT(JATCO製)の組み合わせ

          

    双龍自動車編

      ・双龍/大宇 チェアマン(Chaiaman)

          

双龍・Newチェアマン CM600S

          

双竜 チェアマン CM600L

          

New Chairman CM600S

     韓国の老舗RVメーカー、双龍(サンヨン)自動車が、自社のフラッグシップとして発表した
     最高級車です。ベースは先代のベンツ・Eクラス(W124モデル)です。

     実車に旧Eクラスの面影は無く、Sクラス並みの堂々とした外観です。(リムジンも存在)
     トップモデルは3.2リッターなのに「CM600」と、明らかにベンツを意識しています。
     その他に2.8リッターの「CM500」、2.3リッター直4の「CM400」も存在しています。
     実際、97年のフランクフルトショーでは、双龍ブースに出品した所、ベンツ側からクレームが付き、
     一日で展示車を引き上げる騒ぎになった程です。
     
     双龍自動車が大宇に吸収された時は、一時「デーウ・チェアマン」のブランドで販売されましたが、
     (大宇・ファミリールックのフロントグリルに変更。大不評でした。)
     2000年に入って再び双竜ブランドが復活。元に戻りました
     2001年春に’02年モデルに変更され、フロントグリルとアルミホイールが変更.

     2003年秋に大幅なマイナーチェンジが実施され、フロント/リヤの意匠が
     大幅に変更。ナビゲーションもDVD方式(インダッシュ6.5インチ)に進化しました。
     さらに2006年にマイナーチェンジを実施し、3.2Lから3.6Lに排気量をアップした新型エンジンを搭載しました。

     2007年1月現在、双龍自動車は上海汽車集団に買収されましたが、以前と変わらずメルセデスベンツ製エンジンの生産は
     実施している模様です。

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