韓国内では2番手のメーカー、大宇自動車(現在はGM大宇に改称)。
この会社は’70年代前半から高級車を得意としてきたメーカーです。
多くはGMの車種を下地にした車を生産してきましたが、ここに来てGMと協調しつつも
独自の高級車路線を歩んでいる様です。
こちらでは主に大宇自動車時代のラインナップを紹介します。


大宇自動車の以前の主力車種で、ドイツ・オペルの「レコルト/オメガ/コモドール」をベースに
1979年から生産された車種です。
1994年まではこの上に3.0リッター直6搭載の「インペリアル」が存在していましたが、
上級車「アカディア」の登場により廃止になってしまいまた。

上級車種の「ブローアム」に関しては、一時期3.0リッターエンジンも搭載されましたが、
すぐに生産中断され、'96年には2.0SOHC/DOHCと2.2直4DOHC(149ps)に換装。
名称も「スーパーサロン」の名が外され、単純に「ブローアム」となりました。
「プリンス」も’96年の改良ではDOHCエンジン搭載、ATの電子制御化などの近代化を
図りましたが、1997年のレガンザの登場により、生産終了となってしまいました。
(タクシー仕様/ブローアムのみ1999年まで継続生産)
後期型プリンス/ブローアムはベトナムでも少量ノックダウン生産された実績が
あります。(プリンスの方はタクシーグレードのみ)


1997年4月に発表された独自開発の高級車です。
韓国国内では5月の第二回ソウルモーターショーで世界発表されました。
先代のプリンスの車格を受け継ぎ、2.0/1.8リッターを核に
グレード展開をして行きました。(一時は2.2DOHCも用意)
当時は大宇の新世代乗用車(レガンザ/ヌビラ/ラノス)の中でも一番人気で、
現代・EFソナタの格好のライバルでした。
ところが99年11月に突然上級車の「マグナス」が登場。(実質はブローアムの後継車)
レガンザは1.8リッターSOHCモデル/タクシーのみに縮小され、2.0リッタークラスは全車
「マグナス」に格上げされる格好になりました。
マグナスシリーズの方に関しては、
2000年11月にスポーティーグレードの「イーグル(EAGLE)」が登場。
従来のシリーズには「クラシック」のサブネームが付くようになりました。
また、2001年4月にはLPG仕様(タクシー/自家用)が追加されています。
EFソナタ、サムソンSM5等並み居る競合車との差別化を図る為
横置き直6エンジン仕様の「マグナスL6」が2002年に投入されました。
当初は2.0Lのみのラインナップでしたが翌年には2.5L仕様も追加投入されております。
台湾の総合企業グループ「台塑集団」(台湾プラスチックグループ)の
自動車製造部門である「台塑汽車(FORMOSA)」がGM大宇とのジョイントベンチャーにより
台湾にて製造(CKD・セミノックダウン生産)しているマグナスです。
(他にもマティスを自社ブランドにて生産している)
直4SC−1エンジン搭載車は「マグナス」、L6 2.5エンジン搭載車は「XK」と名称を
変更しております。(他にも直4LPG(バイフューエル仕様)も設定)
2003年にマイナーチェンジを行い、韓国仕様のマグナスL6クラシックに準じた外装
(内装は「マグナス・イーグル」と同じダークグレー内装に黒木目パネル)になっています。
装備品に関してもハイテク大好き台湾らしく(笑)リヤバックアイCCDカメラや
車載用コンピュータ等が設定されており、非常に興味深いです。




1994年3月から生産された大宇のフラッグシップです。
写真をみれば一目瞭然!!ホンダ・レジェンド(先代)のライセンス生産車です。
当初は日本仕様には無い5速マニュアルを搭載し、(ATはオプションだった)ライバルの
現代・グレンジャー3.5に対抗しましたが、初期にAT車の暴走事故を起こし、人気は下降。
思う様に販売は伸びませんでした。
大宇自動車も売る気が無かったのか、大きいマイナーチェンジも行わず、
(CIマークも旧型(楕円の対象型のマーク・1994年〜1996年の短期)のままだった)
チェアマンの大宇ブランド化に伴いフェードアウトしてしまった悲しい存在です。
外見はまんまホンダ・レジェンドだったので、「レジェンド仕様」に改造するエンブレムキットも
韓国では現在でも販売されています。