お花見?Hike

鎌はすっかり雲の中。
本谷を覗きこんでも疎らにしかピンクは見えません。
くどいですが、ショボッ。
その代わりに朝陽台の氷の桜でもご覧頂きましょう。
ほんと、桜がさいているようでしょ。


20130502

GW10連休もいよいよ後半に突入。前半って何してたっけ? 深く考えると落ち込むので考えない事にします。きっと有意義な事をしていたのでしょう。
後半初日は御在所通勤。これを外しちゃいけません。前半でしっかり付いてしまったメタボ脂肪を落とす為にも。
5月に入りすっかり暖かくなっている筈、ですが寒がりのtanuoさんは未だ冬装束。さすがにCW-Xは脱いで行きます。子供のこの手のタイツ、もうお父さんの物同然です。スキーも行っていないようだし…。
探さなくてもいつも手近にあります。一体我家には何本あるんでしょうね。子供二人の洗い替えとお古、5-6本はあるでしょうね。
目覚ましに起こされます。ん? もうかなり外が明るくなっています。そうか夏至までもう2ヶ月もないのか。
冬場とは違い車に乗り込んだ時点では寒くはありません。が、暫く走ると寒さを催し暖房を入れます。やはりCW-Xを履いて来るべきだったかな? そんなバナナ。

四日市市内から見る御在所は朝陽に輝き雲もありません。あれならやはりポカポカの筈です。いや暑いくらいでしょう。タイツ無し大正解。(なんてお気楽ですなあ。The future's not ours to see.)
それが菰野町に入ると山頂付近に雲がかかっています。「Don't mind. Don't mind. 滋賀県側からたまたま雲が流れてきただけさ。」
スカイラインに入ると山頂を囲むように大きな虹が出ています。「Don't mind. Don't mind. ちょっと時雨てるだけさ。」
料金所跡の手前に到着。T尾さんは既に到着しています。細かな霧雨がフロントガラスにかかります。風も強そうです。
T尾さん、開口一番「寒い!」そう言えば北日本では雪とか言ってましたなあ。それでもまだ日中は暑くなると頑なに信じています。この思い込みが事故の本。tanuoさんもいつしか頭が固く危険な中高年の仲間入りしているんですね。

6:50 a.m. でっぱつ。
いや、ほんと寒いです。でっぱつ前からジャケットを羽織ります。風が強く足がスースーします。
T尾さんの話ではこの冷え込みの所為か連休中に結構遭難があったそうです。GW=春山=暖かい と短絡的に考えているtanuoさんも確実に遭難予備軍なんですね。でも大丈夫。本番に行けるほど予算がありませんから。
そう言えば連休初日に行った春スキーも、道中季節はずれの大雪に見舞われたんでした。おまけにゲレンデでもウエアを着ていないと耐えられないくらいずっと雪が降っていたんでした。春の雪は冬の乾燥した雪と違い身体に触れるとすぐ融ける湿雪なんですね。天候が悪いと冬より始末が悪いんでした。な〜んて古い記憶が蘇ります。
寒くてもさすが中道、登り始めるとすぐ息が上がり大汗をかくくらい身体が暖まります。しかし苦しいなあ。こりゃかなり体重が増えていそうです。

下の方はアカヤシオはおろかミツバツツジも散ってしまっています。道端に落ちている変色した花が暫く前の開花の名残です。
ロープウェイ下のマンサクには褐色に縮れたドライフラワーが残っています。その周りにはシロモジの黄色い花が今が盛りと咲き乱れています。尖った新芽の周りに付いた細かい花が可憐です。
中腹辺りにチラホラとアカヤシオも散見できるのですが、全般的にショボイです。冷え込みと強風で引きちぎられた蕾が道端に落ちています。枝に残った花も褐色に傷んだものばかりです。今年の天候はイジワルですね〜。まあこんな年があるのも巡り合わせですか。そしてコブシも同様に本当にショボイです。

7:30 a.m. 岩棚着。
御在所も周りはすっかり雲に覆われています。雲隠れしていないだけマシですか。鎌山頂付近が白くなっています。どうやら霧氷が付いているようです。「寒そっ。」いやいや御在所だって同様でしょう。

振り返ると伊勢平野が朝陽に輝いています。伊勢湾、水を張った田圃が鏡のように陽光を反射しています。「下界はええ天気やなあ。」
T尾さんが「富士山が見える!」 春は春霞で遠望が利かないものですが確かに台形のシルエットが見えます。そうか今日は冬の天気なんだ。

樹林帯の中と違い尾根筋は風が強く寒いです。霧雨かと思っていたら固形物が飛んできます。風花というより氷の粒です。そしてtanuoさんは風邪鼻汁、いえ花粉症がまだ続いています。

キレットを過ぎ凹角を回り込んだ瞬間、鮮やかなピンクが目に飛び込みます。
おうおうここのアカヤシオは及第点。風の陰なのと日当たりの良さの所為でしょう。その隣のコブシは既に時遅し。


7:50 a.m. 北谷テラス通過。ちゃぶくてこんなとこで止まってられまへん。
飛ばされそうな程の風です。ふらつきながら上の岩とその下辺りにピンクを探しますが、やはり疎らです。今年はもうダメですね。シロヤシオに期待しましょう。
掘割の中は風の陰となり凌ぎ易いです。でも寒いのでつい早足になってしまいます。ゼーハーゼーハー、身体は暖まらないのに息だけ上がります。
屏風岩の下辺りは風の陰なので綺麗に咲いているかと期待していましたが、やはり疎らです。開花しかけの後の急な冷え込みで蕾のまま傷んでしまったのかもしれません。霜害ですね。


8:05 a.m. 岩稜帯通過。
鎌の頭が雲隠れ。ありゃりゃ、こちらもガスが巻き始めました。下から見ると御在所山頂も雲隠れしているのでしょう。


8:10 a.m. 上のテラス着。
ここら辺りがアカヤシオ前線の先端のようです。テラス直下にも咲いているのですが全て疎らです。そして風で擦れて傷んでいます。
テラス横の木はまだ蕾。ですが蕾ごと引きちぎられたのか蕾が少ないです。

この辺りから吹き付けられた雪が岩に付着して白くなっています。ルンゼ状の道には水が流れており靴を濡らさないように足を運びます。(今日も夏靴。スニーカーです。濡らすとしもやけになりそう。)
咲いたばかりのショウジョウバカマが氷雨に濡れて震えています。あっ、風で揺れてるのか。

その内バラバラとかなり大きな固形物が降ってきます。地面を見ると氷化した霧氷がいっぱい落ちています。風で揺すられ剥がれたものが飛ばされてくるようです。顔に当たると痛いです。先日のスキーとおんなじやんけ。
ではでは、季節はずれの霧氷林をご覧頂きましょう。


8:20 a.m. 富士見岩着。

鎌はすっかり雲の中。本谷を覗きこんでも疎らにしかピンクは見えません。くどいですが、ショボッ。
その代わりに朝陽台の氷の桜でもご覧頂きましょう。ほんと、桜がさいているようでしょ。

氷漬けのアカヤシオ、痛々しいですね。


8:35 a.m. 自然学校前で休憩。

風の陰はホッとします。時折日が射すとポカポカ暖かいです。やはり真冬とは陽射しが違います。
一息入れた後は遊歩道を峠道へ。満開の桜を眺めながら。

望湖台はパスします。だって寒いんだも〜ん。そのまま峠道へ。
峠道はもっと北西の風が強いかと思いましたが意に反してそれほどでもありません。気温も上がってきたのでしょうかフード無しでも問題なし。
南斜面って事もありまあまあよく咲いています。
鎌をバックに、はいチーズ。

展望台から下は掘割の中。標高も低く気温が高くなり、おまけに風が遮られているので汗をかきながら降りて行きます。

9:10 a.m. 武平峠着。
汗をあまりかかないのでおしっこが近くなります。しーしー。
鎌への登り端、ちょうど目の前にシロモジの花。

シロモジからT尾さんが話してくれます。
廉い信玄餅には普通の楊枝、プレミア品の信玄餅にはクロモジの楊枝が付いているそうです。値段の差は195円−150円=45円。クロモジの楊枝一本が45円はチト高いような…。お喋りHikeは愉しき哉。

9:35 a.m. 展望岩通過。

地面にはタテリンもあるのですが日が射さない為、すべてソフトクリーム。(渦巻状に閉じたまんま。)殺風景ですなあ。
黙々と歩き続けます。


9:55 a.m. 鎌ヶ岳山頂着。
雨乞岳は相変わらず雲の中。風が強いので岩塔にも登らず祠に一直線。
お参りの後、南側へ行きますが空きスペース無し。今日のような日は風を避けて祠の横へ。

店を広げようとしましたがここでも細かな氷の粒が降っています。バナナとパンの燃料補給でもう降ります。下の暖かな所までお昼は先送り。
その降りですが、ここ暫く早仕舞いばかりでメタボ脂肪がかなり増えています。今日辺り絞っておきたいので馬の背から三岳寺まで足を延ばそうと思います。という訳で岳峠へ。
岳峠からトラバース道で雲母尾根へ。ここは暖かい筈と思っていましたが、なんのなんの山頂からの冷たい風がずっと吹き降ろしています。樹間から見る水沢部落方面は明るく晴れているのですが、こちらはちっとも暖かくありません。
それでもところどころにアカヤシオが豪勢に咲いています。

白ハゲを過ぎ「石楠花の蕾が無いなあ。」なんて言いながら降りて行くと目の前に。

それでも殆ど無いに等しい状態です。
足元のイワウチワはもう殆ど終わり。代わりにイワカガミがチラホラと小さな蕾を付け始めています。

そして長石谷への分岐。もう寒くて堪りません。意見が合い、三岳寺まで尾根を伝うつもりがここでエスケープ。長石谷へ降りて行きます。急に風が途絶え暖かくなります。周りの緑も一際鮮やかです。


10:50 a.m. 犬星滝。

小休止してから降りて行きます。風が無く暖かいです。
T尾さんは3週連続で虱潰しにこの谷を偵察していたそうで、○○サクラの新しい株をあちこちに見つけたそうです。今日はそのお披露目です。

こんな所にも? なんて言う所をいくつか教えて貰いました。
その後は毎度お馴染みの所です。
ヤマルリソウが絶滅してしまったか?と思っていましたがそのすぐ下の平坦地に咲いています。さすがに逞しいです。ワスレナグサによく似ているので、「Don't foeget me.」とでも言っているようです。

まだまだこんなに咲いているんならエスケープして正解でした。
もう一箇所対岸の株を教えて貰い、それが高度的には限界のようです。
後は春色に輝く長石谷を愛でながら降りて行きます。

長石谷から三滝川に出合い、谷を渡ります。
すっかりtanuoさんの不精が蔓延したようで、T尾さんも谷の水で山靴を洗っています。
不精者の本家本元、tanuoさんは今日はパス。なんたって今日は夏靴。洗ったら中までビチョビチョです。
谷と別れ駐車地を目指します。軟らかな陽射しに包まれ極楽気分です。馬の背の寒風がウソのよう。

11:55 a.m. 車に帰着。

片付け物を済ませ、後は温泉に浸かるのみ。
今日のように冷えた日は温泉が唯一の楽しみです。


2013年05月02日21時30分00秒 記



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