ちょっとリッチな温泉Hike

登る前から温泉の事を考えているtanuoさんってどっちがメイン?
「そんな事決まってまんがな、温泉に決まっとりま。」
温泉をより楽しむ為の前菜代わりに山歩き、今日の前菜は何にしましょうかねえ。
そうそう先週大黒滝を見るつもりが、あまりの天気の良さに惹かれ中道にしちゃったのでした。
今日も好天の筈が山頂部に少しガスがかかっています。
じゃあやはり今日は本谷。


20130119

先週買った、湯ノ山温泉チケット。今日はマロニエホテルの予定です。
寿亭も薦められましたので往路は駐車場の偵察しがてら行きます。「あれま、この辺り皆そうですがな。じゃあ駐車場の心配はありませんな。」
登る前から温泉の事を考えているtanuoさんってどっちがメイン? 「そんな事決まってまんがな、温泉に決まっとりま。」
温泉をより楽しむ為の前菜代わりに山歩き、今日の前菜は何にしましょうかねえ。そうそう先週大黒滝を見るつもりが、あまりの天気の良さに惹かれ中道にしちゃったのでした。今日も好天の筈が山頂部に少しガスがかかっています。じゃあやはり今日は本谷。

6:40 a.m. 温泉街奥の駐車場着。
今日もガラガラ、余裕綽綽。年間を通してこの程度の車しか来なかった頃が懐かしいです。そうか、御在所通いを再開してもう20年近く経つのか。年食う筈ですわ。
先週も7時5分過ぎくらいから山が染まり始めました。今日も概ねそんなものでしょう。じゃあ一眠り、と言いたいところですが、それが出来ない貧乏性。まあ靴でも履くかなあ。スパッツも着けときましょ。
仕度をしていると見覚えのあるワゴン車がやってきました。あのナンバーはM先生。「あけおめ、ことよろ。」
先週より山が白いのですが、如何せん東の空に薄雲が邪魔をしておりなかなか染まりません。微かに色付いているのですが写真ではわかりませんねえ。

7時5分もとうに過ぎやっと色付き始めました。でも山頂付近にはガスが掛かっています。中腹辺りが染まっています。中腹の木に雪が着いているおかげでなんとかピンク色に見えます。

7:10 a.m. 痺れを切らしでっぱつです。スカイラインの雪を踏みながら登り口まで来ると、先程より一層鮮やかに中腹の山肌がピンクに染まっています。
「ええやん、ええやん。山頂付近がダメだけど。」まあ御在所辺りじゃあこんなもんでしょ。もっと高い山なら、まだ蒼暗い空を背景に鮮やかなピンクに染まった山が拝めるのですが。

歩き始めてすぐM先生をマロニエホテルの温泉にお誘いします。年末にはなんどかグリーンホテルの温泉に格安料金で入らせて頂きましたから。500円でタオル付き。加盟ホテルならどこでも入れます。ちょっと待て、湯ノ山ロッジも加盟していましたが、あそこって400円くらいじゃなかったっけ? じゃあ割高じゃん。気を付けて使わないと無駄になっちゃいますね。
話がまとまり下山後は温泉デート。と言っても混浴じゃあありませんが。その後は事あるごとに二人して「早仕舞いして、マロニエ、マロニエ。」
あんたらなあ、いったい山に何しに来てんねん。

古いトレースを辿ります。これがあるとないとでは雲泥の差。下手に水際を行くとドボンしちゃいますが、トレースがあるとそれも避けられます。時々トレースを外しながら行きますが、こりゃ余計なアルバイト。ヒーコラヒーコラ大汗かいて眼鏡は曇るしメクラ運転。


8:00 a.m. 不動滝着。
雪帽子を掻き分け掻き分け岩の上へ。寄道も大変です。

滝を巻き再度谷に戻ります。

大岩を右側から攀じ登ります。着雪が半端でノーアイゼンでは四苦八苦。後から単独が二人ほど追いついてきましたが休んでいるのでそのまま先行します。

小滝連続帯も四苦八苦しながら上がりその上の大黒谷のバンドでも四苦八苦。ハーケンの頭に足を掛けA0で乗越します。
その上で後続をやり過ごし大黒滝の前まで寄道。う〜ん、綺麗です。もっと雪に埋もれているかと思いましたがそこそこ氷のシャンデリアも現れています。

観賞していると日が射してきたのでもう一発。あんまり変わらないかな?

「大黒滝も見た事だしもう降りてマロニエへ行く?」今日はずっとマロニエエスケープの話ばかりです。
とは言うものの暇人の性、また上へ向かっています。
寄道している間にまたひとりが先行しましたが、大黒滝の巻き道ですぐ追いつきます。皆さんアイゼンを履いており新品のように歯がビンビンに尖っています。スリップしようものなら足の凶器でブスッです。恐い恐い。離れて行きましょ。
昔は新人さんは新品のアイゼンを藤内で筆下ろし(下品な表現ですみません。)前尾根一本ですぐ歯がまんまるになったものです。あまりトキントキン過ぎるのも考え物だと思うのですが。でも私のアイゼンのツァッケは不精過ぎますね。こんなに真ん丸では絶対に氷には効きません。

9:50 a.m. 三角岩跡で小休止します。
お日様ポカポカ、風も無し。ラッセルは先行した若者達に任せ、ロートルおじさんと何年か前のおねえさんは日溜りで休憩します。ついでに遅い朝御飯。冷たい水が旨いです。ハンガロを脱ぐと黒いインナーが日光を受けまるでお湯に浸かっているような温かさ。ほんと、お天道さまのエナジーは凄いですねえ。
見上げると霧氷が輝き眩しいくらいです。こんなに天気が良いと、もうマロニエエスケープなんて一言も出てきません。

さて、お腹も膨れたところででっぱつ。
先行者は潜り岩を潜って行ったようです。我々もそれに続きます。よくこんな狭い所を行ったなあ。実は私、ここを潜ったのは未だ嘗て一度しかありません。冬でも大抵は右手外側からクラックを行きます。閉所恐怖症なのかな?
外人さんは内面登攀が得意で日本人は外面登攀が好きって昔はよく言われてました。でもtanuoさん、決してチムニーが嫌いな訳ではありません。身体が汚れるのが嫌いなのです。
狭い所はウエストベルトを外しザックをいざらせて行きます。ヒーハー。

その上の凹角状、M先生はとうとうアイゼンを着けます。今まで頑なに拒み続け、ズル剥けビブラムで滑りながら登ってきたのに。
その間tanuoさんは写真の撮り溜め。

先行者のトレースを辿ります。さすがに楽チンです。青空が広がり久々の雪景色にカンパイ。


10:30 a.m. 追いついちゃいました。
「お疲れさん、代わりま〜す。」古い踏み跡は殆ど消え柔らかな雪に四苦八苦しています。じゃあtanuoさんも久し振りの深雪ラッセルに加わりましょうかね。
軟らかいとは言えやはり古いラッセル跡は何も無いよりは締まり易いです。進路を探りながら行きます。M先生もトップ交代しラッセルを楽しんでいます。やはり人数があると楽チンですね。後ろにいる間に雪景色をパチパチパチ。

そうこうしている内にまた新手が2名追いついてきました。熟年夫婦のようですが、ドンツキから朝陽台の方へ別れます。あのペースでは1時間くらい掛かりそう。お元気ですねえ。

我々は直進し途中で大黒尾根へ。そのまま大黒岩へ。あれっ、お三方は居ません。寄道せずに山頂へ向かったようです。
すっかり雪に埋もれた展望台へトラバります。足場を踏み固め休んでいるとロープウェイのお客さんが手を振ってくれます。こちらもお返しします。

山頂へはまた少し登り返す事になります。少しでも楽なように一の谷新道経由でトラバります。

11:30 a.m. アゼリア横の人工氷瀑前に飛び出します。

自然学校前まで行き小休止。さすがにびちっ子達で賑わっています。もうお昼ですもんね。
またまたマロニエ行きの話になります。その前に軽くお腹を満たして…。

M先生は電気ストーブのあるトイレへ。
帰ってきたM先生、トイレの中でストーブに暖まりながら可愛い山ガのお姉さんと話し込んでいたそうです。そして前を通りかかったお姉さんを指して「あの子。あの子。」
ん? 見覚えのあるような…。あっ、スイーツお姉さん!
あちらも気が付き、再度M先生を紹介。
しかしこの姿、まるで雑誌から抜け出したような山ガ・ファッション。秋に遭った時に道具を揃えて冬も来たいと言っていましたが、まさか本当にここまで嵌るとは。あ〜あ、可哀想に。これで蝶よ花よと育てられたお嬢様と決別ですね。この子もまたうちのかみさんと同じ道を歩むのかな? いやIおかあさん2号かな? こうなったからには強い山女になって下さい。
しかし全て揃えるとなるとかなり散財したでしょうに。
昔の新人さんは大抵初めは先輩から道具を借りて行ったものです。ですからこんなにファッショナブルではありませんでした。その代わり道具の使い方などは最初から徹底的に英才教育。比べて今の人達ってその受け皿はあるのでしょうか。
皆さん一様につるはしをお持ちですがその使い方ってご存知なのでしょうか。滑落停止なんて派手なのより、コンテでの相手の確保(ザイルのループにシャフトを通し雪面に刺す事で滑らせながら制動をかける。)、或いはスリップ時ピックを打ち込むよりシャフトに体重を預けそのまま雪面に刺す、などの方が実用的で最も多用されます。その他、確保の為の支点としたり。
アイゼンにしても軟らかい雪に使うより、クラストした雪面、氷と岩のミックスで効力を発揮するものです。(昔のアイゼンには着雪防止のプレートが付いていないので軟雪ではすぐ舞妓さんのポックリのように雪が着き危なくて仕方がありませんでした。)
昔のように山岳会が受け皿となれないのであれば、山道具のリアル店舗の経営者に頑張ってもらうしかなさそうですね。ネット販売にそんなノウハウがあるとは思えません。
ん、ん、ん、しまった。また説教染みた事を言うてしもうた。これだから年寄は嫌われるんですね〜。まっ、いいか。

11:50 a.m. 濡れたハンガロをまた着けてでっぱつです。ん? いつのまにか右手のしもやけ、治っちゃったみたいです。湿雪まみれのラッセルでベタベタになっていましたが、ゼーハーゼーハーで新陳代謝が良くなったおかげのようです。これだから山は止められません。
M先生ももうアイゼンを外します。降りは半分滑りながらなので引っ掛けないように。
中道降り口までのなだらかな登りがしんどいです。途中霧氷のトンネルを通ります。ええもんですな。


12:00 富士見岩着。

本谷を覗きます。我々の足跡がはっきり見えます。大黒岩展望台にも。
一時あんなに良い天気だったのにすっかり曇ってしまいました。まあモノトーンの景色もネクラのtanuoさんは大好きです。
中道を降ります。
深雪を被ったガレを泳ぎながら降りて行きます。この浮遊感!
上のテラスからの景色も久々のモノトーン。綺麗ですねえ。エルガーフェイスも綺麗ですねえ。

登りのトレースを半ば滑り降ります。ステップ崩してごめんね。そしてまたショートカットの崖落ち。堪りまへんなあ。
キレットを過ぎるともうショートカットはありません。それでも楽しい中道降り。


13:00 駐車場着。
片付け物を済ませ、いよいよ本日のメインイベント。ホテル・ド・マロニエ直行です。
入ってビックリ見てビックリ。前評判ほど大した事ねえなあ。なんだかちっとも温泉っぽくありません。これならグリーンホテルの方が良いかも。
次回は寿亭。その為にはまた涙橋で車を停めて、温泉チケットを2枚御用達。タオルがどんどん溜まっちゃう〜。



2013年01月20日01時15分00秒 記



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