水飛沫Hike

木の階段を登り切ると正面に天河滝。
離れていても飛沫が当たり火照った身体を冷やしてくれます。


20120728

梅雨明け後も曇りがちの天気が続いていましたが、今週末の天気はいよいよ本格的な梅雨明けのようです。 
暑いのにはからっきし弱いtanuoさんには辛い季節です。お盆になれば山はもう秋の装いに変わります。それまでの数週間がtanuoさんにとって最も厳しい季節なのです。
T尾さんから長石谷のイワタバコの花芽が育っている旨のメールを頂きましたが、今週末はまだ7月。水辺の女王様への拝謁にはまだ時期尚早です。花は空振りの上おまけに献血までさせられたんじゃ踏んだり蹴ったりですがな。
君子危うきに近寄らず。女王様への拝謁は一週空けて来週8月4日近辺にして今週は田立の滝見物。とあいなりました。
いつも通り午前5時に自宅を出ます。我家からですと距離的には御在所とそう変わりません。若干距離的には田立の方が遠いのですが、19号は23号より空いており到ってスムーズに進みます。スキーシーズンではこうは行きません。中央道を使っても30分程度しか違わないので当然下道で行きます。信号に引っ掛からないようスピードを調整しながら行きます。これがまた楽しいです。

6:45 a.m. 田立の滝、粒栗駐車場着。
既に皆さん到着済みです。さすがに早いですなあ。
tanuoさんはこれから朝のお勤めに励みます汲み取り式ですが綺麗に掃除が行き届いており不快感はありません。
トイレの後、忘れない内に協力費200円+前回の不足分+その利息分として小銭を少々放り込みます。たとえ無人でも皆さん良心的に支払っておられます。トイレの使い方ひとつをとってみてもモラルの高さが解ります。
そんなことに感心してなくて良いからさっさと仕度を始めんかい。あんたが一番遅いんだろ。と天の声が聞こえます。
家から田立って意外なほど近いですね。下道で2時間かかりません。暑い間はずっとこっちにするかな?
今日は久しぶりに山靴です。早速皆さんにひやかされてしまいましたが、「山を甘く見ちゃいかんよ。」と言うと「御在所は山じゃないの?」と切り返されます。皆さんには敵いませんなあ。

7:05 a.m. でっぱつ。
早速ノリウツギがお出迎え。いやこれってヤマアジサイかな。花だけではよう解りまへん。
その横には○○トラノオ。群れを成して咲いています。

木陰の中の登山道、小さな流れを横切る度にヒヤッとした風が流れます。暑いには暑いですが湿気が少なくやはり今日はこちらにして正解でした。
周りの雰囲気も違います。大木ばかりが立ち並び当然かなりの高さです。枝が高い所にあるため下の方は空間が広がり風も流れ易いです。大木に名付けられたこじつけ気味の名前を読み上げながら歩きます。足元にはホトトギスの葉が目立ちます。まだ咲いていないだろうと思いながら行くと蕾発見。

「もう直ぐだね。」などと言っていると咲いているのを先頭のIお父さんが発見。
鈴鹿で目にする背丈が10数cmのものと違いかなりの背丈の大きさです。
「へ〜、開きかけってこんな格好なのか。」またひとつお悧巧さんになりました。

そうこうしている内に螺旋滝降り口。
やはり滝の傍は涼しいです。それに今日は水量も多く迫力があります。

側壁のあちこちにイワギボウシが咲いています。イワタバコの葉も見えますがその葉一枚一枚がかなりでかいです。
引揚げる時にIお母さんが黄色のホトトギスを発見。珍しいですねえ。

若い娘は、ウッフン。お色気有りそで、ウッフン。……、黄色いホトトギス〜♪ 鼻歌を歌いながら行きます。

洗心の滝を足元に見て暫く行くと霧ヶ滝が見えてきます。その上には天河滝も望めます。

霧ヶ滝の右岸側壁に付けられた巻き道を登ります。桟道には真新しい材木が打付けられ歩き易いです。そう言えば今までの道も桟道は補修されていました。駐車場の協力金200円の成果が見て取れます。人力で強制的に徴収しても何に使われているのかその成果物が全く見えない所もあります。比べるなと言われても比べてしまいますわなあ。
木の階段を登り切ると正面に天河滝。離れていても飛沫が当たり火照った身体を冷やしてくれます。

8:30 a.m. 天河滝の下で小休止。
T尾さんのザックから何やら出てきます。厳重に梱包してあり保冷財で冷やしてあります。その中身は…、ロールケーキです。そしてみなさんから「誕生日おめでとう。」のコール。
何故私の誕生日を知っているのかは置いといて、心遣いに感謝です。
糸でロールケーキを切り皆で頂きます。「んまい。」こんな所でなんちゅう贅沢。感謝感謝です。
滝の傍にはシモツケソウやイワギボウシが咲いています。ちょっと近付き難いので写真はパス。でもこの先あちらこちらで見られる事でしょう。

天河滝の巻き道を行きます。
上に出た所で落ち口へ行きます。

こちらから滝上の避難小屋へ行けた筈ですが、水量が多く流れ沿いには行けません。左岸の岩の隙間からチムニーで登れるのですが昔と違い凄い苔が生えています。こんなところに背中を付けたらシャツがドロドロに汚れてしまいます。
その横の倒木が掛かったところからT尾さんが強引に上がりましたが、我々年寄りは安全策を取り右岸巻き道に戻ります。
滝上の吊橋を左岸に渡り非難小屋経由で来たT尾さんと合流。そのまま千鳥桟橋へ移る奥の吊橋を渡ります。上に臨む不動滝も水量が多く迫力があります。

千鳥桟橋途中から不動滝下へ出ます。へへ〜、ここっていつもシモツケソウが咲いているんですよね。


不動滝の上に上がると龍ヶ瀬の大滑め。ここも沢の中を行きます。ちょっと滑り易いので気を付けながら。

鶴翼滝手前で桟道に戻ります。

不動岩への橋を分け沢沿いに進みますがすぐ通行止め。桟道も崩れています。
Netを見ていて「落橋の為丸渕から林道へは上がれない。」とどこかで見た覚えがあります。それにしてもこんな所から通行止めとは! この先の渓谷美が楽しめないじゃないですか。
橋さえあてにしなければ丸渕から林道へ上がるのは別に難しい事はありません。ソーメン滝から沢沿いに行きます。

ソーメン滝を越えれば箱渕。

この先は丸渕まで単調な河原歩き。


9:40 a.m. 丸渕着。

相変わらず綺麗な色です。この先林道へ上がってしまうのでここの水で顔を洗い汗を拭います。そして踏み後も虚ろな林道への道を辿ります。
足元を見ながら行く所為か、皆さん色々な発見をされています。「バイカオウレンの葉がある。」「ツルアリドウシがいっぱい咲いている。」「御在所と同じ植生だ。」
なるほどそう言われればそうですね。イワギボウシ、シモツケソウ、ホトトギス、オトギリソウ、ヒヨドリバナ、モウセンゴケ、リョウブ、etc. etc.
同じ花崗岩質だからでしょうか。
半分藪漕ぎしながらやっと林道に這い上がります。
上がった所にはなんと非難小屋とトイレが設置してあります。これはとても協力金200円程度では賄いきれない規模です。
日陰で小休止の後、灼熱地獄の林道を行きます。林道にはいたる所にリンドウが咲いています。(駄洒落のつもりです。)ヤマハハコも小振りですがけっこう咲いています。これらは御在所とは違うものです。
汗だくになりやっと天然公園入り口。ここから林道と別れ樹林帯に入って行きます。日陰に入り涼しいです。
昔はこの辺り、高い木なぞ生えていませんでした。天然公園の中に立ち枯れの木は何本か残っていました。それ以外は笹か高山湿地帯の植生でした。実際天然公園からは櫓なぞ組まなくても御岳、中央が見えていたものです。
前回来た時はその湿地帯も干からび湿地帯の植生とは縁遠いものに河っていたように思います。それが今日は池塘が復活し、水芭蕉、コバイケイソウなどの葉っぱも見られました。


10:50 a.m. 天然公園の櫓着。
カンカン照りの中、櫓に登ります。暑いですが爽やかな風が吹いたりしています。

が、やっぱり日陰が恋しくてその下の木陰でお昼にします。
今度はIさんのザックからいろんなものが出てきます。マスカット、巨峰、チェリー、みかん、などなどフルーツの盛り合わせそれに水羊羹や凍らせてあったゼリー。これも誕生祝いだそうです。ありがたいやら、申し訳ないやら。頂き物だけでお腹がふくれちゃいました。
たらふくRichなものを頂いた後引揚げます。
天然公園の湿地帯から林道へ。また地獄の林道歩きが待っていますが往路ほど汗まみれにはなっていません。
丸渕への下降点を素通りし不動岩へ向かいます。

12:20 素彫りトンネル通過。

その先はもう不動岩。上から不動岩上部へ移り下を見下ろします。
正面左寄りに薄っすらと恵那山のシルエット。その右側には長峰山。ガスの所為であまりはっきりしません。足元の岩にはボルトがクッキリ。

そのまま鶴翼滝へ降ります。すれ違う人も増えハイキングコースに一転です。

来た道を降ります。

午前中は光線が芳しくなかった所も午後は良くなり写真の感じも違ってきます。


13:50 粒栗駐車場着。

片付け物をしているとIさんからスイカの差し入れ。今日はもう本当に普段からかけ離れた食事内容。こんなに幸せならもうメタボになっても惜しくない。いや勇んでメタボになりましょう。

〆は温泉ですが、ここから帰宅途中には温泉らしいものは無いんですねえ。妻籠まで行きその奥の南木曽温泉にでも行く事とします。
木曽路館の大きな建物の反対側にチンケな施設があり【あららぎ温泉】の看板が上がっています。こちらに入ることにします。
入浴料550円、tanuoさん好みの価格ですがこれが大当たり。檜の浴槽にヌルッとした泉質。これはお徳用です。
今度こちら方面に来たときは是非ここに寄ることとします。潰れずに営業していれば良いのですが。今日の客入りからすると存続が危ぶまれます。



2012年07月29日00時35分00秒 記



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