梅雨のはしりの爽やかHike

降るに従い日が射しだし木漏れ日が煌めいています。
見晴台でも大休止。
山頂付近を見あげると相変わらず晴れたり曇ったり。
時々雨粒が運ばれてきます。
陽射しは暖かく吹く風は寒い程です。
細かな雨粒に叩かれるとブルッと来ちゃいます。


20120610

今日はMちゃんのご両親とT哉、Mちゃん夫妻と総勢5名でお出かけです。
朝5時に家までピックアップに来ていただきました。そしてリッチに湾岸道、もう至れり尽くせりです。
途中四日市SAに寄りました。毎度昔話で恐縮ですが、現役の頃は朝出というといつもここに寄ってトイレ休憩兼腹ごしらえ。当時は今のようにコンビニなんて無く、菰野の一号館も早朝は閉店。ここ以外に用を足せる所も食料調達できる所も無かったのです。
相棒と一緒にかみさんを連れてきた時も確か朝出でここに寄ったと思います。当時かみさんは高校二年、いたずらばかりするかみさんに相棒のKが少し切れ、大目玉を食らっていたんでしたっけ。しょうもない事をいつまでも覚えているものです。
しかしここも大きく変わりました。昔の面影などどこにも見出せません。
SA内にコンビニが出来ているのにも驚きました。最近は増えているようですね。高速利用者の財布の紐が固くなった所為でしょうか。
お勤めと腹ごしらえを済ませでっぱつ。ええっ? なんとまだ6時です。さすが湾岸道。
走りながら右側の山並みに目を遣るとどの山も山頂付近はガスに隠れています。こちらはピーカンなんですが。まあ昼までには晴れるでしょう。(という事にしておきます。)
この時刻なら駐車場は余裕綽綽、のつもりが蒼滝付近は既に満車。平坦な裏道からと思っていたのですがなんと昨年の夏に裏道往復は経験済みとの事。じゃあ料金所跡かそこが満車なら表道辺りに。ん?料金所手前のスペースががら空きです。じゃあここに停めましょ。
天気は良いのですがかなり風が強く肌寒いです。おまけに時折山頂付近の雲から運ばれてくる雨滴が当たります。暑いつもりが読み違い。全員長袖を羽織ります。

6:25 a.m. でっぱつ。
日曜は6時過ぎにはいっぱいになってしまうんですね。驚き桃の木山椒の木。
料金所跡が見えるようになると一番手前にT尾さんの車。そのずっと先にIお母さんの姿。その先にお父さんとT尾さんが待っています。手を振りましたが気付かない様子。今日はウルトラスローペースが予想されるのでここで無理して追いつく事もないか。
出だしの急登が中道の特徴。後ろのペースを見ながらゆっくりゆっくり行きます。
Mちゃんのおかあさん、いきなりの木の根を掴む登りに驚かれたようです。本谷が望める所まで来たところでギブアップ宣言。「ロープウェイで登るから上で落合いましょう。」なんとも気が早い事で。
「ゆっくりぼちぼち行きましょう。」と促し要所要所で小休止を入れながら行きます。ここからはさほど急なところは無いので「これくらいなら大丈夫。最初はどうなることかと思った。」とか。
そう言われればそうですね。初めて来る人はさぞかし驚かれる事でしょう。先が解っているから普段なにも感じずにいますが、先の様子が解らない人はそりゃあ不安ですわなあ。今日は違った視点からいろんな事が見られとても新鮮です。
その後は気分を紛らわせる為に色々話題を変えながら行きます。先々週の松の雄花、雌花、里に見える茶色の麦畑と田植え後の緑のパッチワーク、etc. etc. 聞きかじりの知識全てを総動員して。
雲を被った山頂と富士見岩を見て「あんな所を登るの?」の問いかけに、不安を与えないように答えます。
「まあ人が登れる所なんだからゆっくり行けば大丈夫。幸い時間もたっぷりあることだし。」


7:10 a.m. おばれ石着。
時間をかけてゆっくり休みながら記念撮影。

Mちゃんのご両親、御在所情報は豊かです。なんでもNHKの田部井さんの番組を見たとか。次に現れる地蔵岩もご存知です。
アカヤシオ、シロヤシオもご存知です。そんな事ならその季節に案内すれば良かったですね。いや、今年は全くペケでした。シロヤシオも例年なら今の時期でも楽しめた筈なんですがね〜。また来年があるさ。
尾根筋に出ると凄い風。帽子を飛ばされちゃいました。Mちゃんが見つけてくれて「ああ良かった。」


7:25 a.m. 岩棚着。
例年どおりならこの時期は天気が良いと暑くて仕方が無いのですが今日はとても涼しく爽やかです。新緑も落ち着きを見せ始めこれからは日に日に色濃くなって行きます。


7:30 a.m.地蔵岩。
これがお待ちかねの地蔵岩です。その姿がよく解るよう尾根上に上がり記念撮影。

「オバレ石と言い地蔵岩と言いどうしてこんなのが出来たんですかね?」
「御在所の神様、デーダラボッチが積み木遊びしていて元に戻し忘れたんです。」
またまたtanuoさんのファンタジックなホラ話が始まります。

ここからキレットまではほぼ平坦路。皆さん急登の苦しさを忘れ嬉々として行きます。
キレットへの降りも、「前の人が足を置く所をよく見て降りてね。」の言葉通り臆する事も無くスイスイのス〜イ。傍にいた若い人達よりスムーズです。
「岩って楽しいでしょ。」と聞くと「ええ、とても。」エエ〜、また岩狂い中高年を増やしてしまったかな?
キレットを過ぎて暫く登り返し岩塔の上で小休止。キレットを見下ろします。
「へ〜、あんな所を通ってきたんですね。」

すぐ傍にはコアブラツツジ。

草臥れたツクバネウツギ、シロモジの恐竜の足跡のような葉っぱ、シロヤシオの松肌の幹等々、またもや知ってる限りの知識を総動員して気分を紛らわせながら行きます。
北谷テラスからは北谷に沿う裏道の位置と今居る中道の位置関係などを把握して貰います。
そしてそれに続く掘割、流石に単調すぎて息が上がってきます。ドンツキに聳える富士見岩の岸壁の話などをしながら行きます。
いよいよ苦しそうなので息を吸うのではなく吐くことを意識するように促します。苦しい時こそ吸うんじゃなくて吐く事。吐かない事には肺の中の空気を新鮮な空気と入れ替える事ができません。
そして噂のドンツキの岩。緑に囲まれてとても綺麗です。

一旦降り北側に回りこみます。ここで悲劇に襲われます。
曇っている為先週まであんなに咲いていたタテリンがみんな蕾んでいます。回りこんだところでイワカガミ発見。これを見てもらおうと一旦戻ろうとして起こりました。足を置こうとした所に地面がありません。バランスを崩しそのままバンドの下へゴロン。途中の木の枝にひっかかりあちこち擦り剥いただけで済みましたが悪い見本を示す事になってしまいました。まっ、良いか。よくある事です。笹薮を頼りに攀じ登りますが濡れた笹の桿はよく滑ります。這う這うの体で攀じ登りヒーハー。あ〜格好悪〜。
その後はしおれかけたイワカガミ、閉じたまんまのタテリンを見ていただきながら行きます。

8:35 a.m. 上のテラス着。

緑が綺麗です。北谷を見下ろしながらMお父さんの昨年夏の裏道体験談を伺います。
ふと後ろのリョウブを見ると花芽が大きく育っています。登山道沿いのリョウブは全く花芽が着いていませんが全部が全部ダメな訳ではなさそうです。これで梅雨の雨に濡れたリョウブの花が楽しめそうです。
さて山頂の一角、富士見岩はもう目と鼻の先。最後のひと頑張りです。

8:50 a.m. 富士見岩着。

本谷はガスで隠れているかなと思っていたらはっきりくっきり。流石に鎌山頂はガスの中ですが意外なほど綺麗に見えています。
大黒岩の展望台に大勢の人が休んでいます。本谷を登っている人もチラホラと見えます。
大黒岩が握り拳のようだと言っています。そう言われれば親指らしいものも見えます。人それぞれの感じ方の違いに大いに感心させられます。
北側は全く見えませんが、東側、南側がこれだけ見られれば充分です。
景色を楽しんだ後は朝陽台へ向かいます。散り残ったシロヤシオがあります。お父さんもとりあえずは満足されたようです。
朝陽台から遊歩道を行きます。ソリ広場手前辺りに結構花着きの良いサラサ。これも全くの裏ではないようです。

自然学校前のベンチで大休止。寒いと言うので紅茶を沸かします。それを皆で回し飲みしながらお昼を頂きます。ワイルドですなあ。
風が強く目の前のガスがどんどん流されて行きます。ガスに閉ざされているかと思ったらいきなりガスが晴れ青空が覗いたりします。
寒さに耐えかねたのか皆さん自然学校の中に移動します。御在所の模型を見ながら降りのルートの選考会。
スカイラインを歩くのが嫌、早く降りたい等等意見が出て一の谷新道に決定。きついのに大丈夫かなあ。
ついでなので大黒岩に寄道してゆきます。

やはり一の谷新道は急です。そして恐いです。がくがくと膝が笑い、ミシンを踏みながら降ってゆきます。もう全員ヨレヨレです。
あちこちでこまめに休憩を入れながら降りて行きます。
降るに従い日が射しだし木漏れ日が煌めいています。
見晴台でも大休止。山頂付近を見あげると相変わらず晴れたり曇ったり。時々雨粒が運ばれてきます。
陽射しは暖かく吹く風は寒い程です。細かな雨粒に叩かれるとブルッと来ちゃいます。

樫などの固い枯れ葉が降り積もりスニーカーでは良く滑ります。全員ズルズル滑ったりしりもち搗いたり。落っこちると大変な所なので慎重に慎重に。
マッタケ岩が現れるともう直ぐスカイライン。山の家の軒先を通り抜け中道入り口に戻ります。
ここまで来たらもう着いたようなもの。料金所跡を通り抜け駐車地へ。もうここは山頂とは比べものにならないくらいのピーカンの空。

12:20 車に帰着。

片付けを済ませ一路温泉へ。
汗を流した後は来た道を引き返します。往復湾岸道路を使いリッチな御在所通勤でした。皆さんお疲れ様でした。




2012年06月10日11時15分00秒 記



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