なごり雪Hike

御在所で見る雪はこれが最後ねと、
寂しそうに君がつぶやく。
なごり雪も降る時を知り、
ふざけすぎた暖かさの後で、
今日寒波が来て山はきれいになった。
昨日よりずっときれいになった。



20120325

今週も土曜日は雨。予報では日曜は晴マークのオンパレード。
じゃあ今週もメタボ予防は日曜にしましょ。

朝、玄関を出ると地面が濡れています。雨も降っています。折角起きたのだから行くだけ行ってみましょ。
名古屋市内はかなり降っています。RainXが効いているのでワイパーなしで水滴がビュンビュン飛んで行きます。丁度市内上空だけ黒雲に覆われ東も西も明るくなっています。そうか、春分の日も過ぎたし日の出は早くなっているのか。
三重県に入ると霧雨に変わりそれも殆ど気にならないくらい回復しました。ただ鈴鹿の山の上にはかなり大きな雲が居座っています。割と明るい雲なので土砂降りではなさそうです。「まあ駐車場まで行ってからどうするか考えましょ。」
その後菰野で霧雨、湯ノ山まで来ると固形物が混じってきました。「おっ、雪じゃん。小雪くらいなら歩いて来ましょ。」

6:45 a.m. 湯ノ山最奥駐車場着。
ゲゲッ、凄い車です。T尾さんの車発見。停めてあった所を空けそこへ停めるよう手招きしています。お言葉に甘えセーフ!
すぐIさんもやってきてT尾さんの奥へセーフ! 皆さん日曜ハイカーに変わってしまいましたねえ。
霙は大粒のアラレに変わりかなりの降りようです。予報の晴れマークに騙されてやってきた人ばかりのようです。T尾さんの話では昨日土曜日は1台しか停まってなかったとか。それに天気も昨日の方がずっと良かったそうです。まっ、しゃーねーな。

7:00 a.m. でっぱつ。
皆さん傘と合羽でフル装備、汗っかきのtanuoさんは薄手のジャケットだけを羽織り傘を差して行きます。
あんなに激しく降っていた霰も歩き始めると小降りに。樹林帯に入るともう殆ど降っていません。空もかなり明るく、ところどころ雲が割れています。
霰は降ってもさすがに3月末、気温はそこそこ高めです。皆さん暑い暑いと言いながら歩いています。堪りかねて途中で脱ぎます。
御在所を隠していたガスが薄くなり山頂付近にだけ残っています。ところどころ日が射しています。

砂ザレの傍のマンサクは先週同様数輪だけの開花です。
振り返ると鎌も薄化粧、御在所中腹は綺麗にサシが入った松坂牛か神戸牛。スッキャキが食いてえ。

ロープウェイ下のマンサクは? 今日もまだ咲き続けています。黄色い花弁に雪が被りこれもまた綺麗です。

登るにつれ雪が多くなります。久しぶりの雪景色、そう言えば昨年も結構遅くまで雪が降り楽しませて貰ったのでした。

尾根筋に出ると御在所中腹に日が射し輝いています。天気は回復傾向のようです。早く山頂のガスも取れますように。
そして振り返ると朝日を反射して伊勢湾が輝いています。街の方は晴れているようです。

細かな雪に大粒の霰が混じっています。「まるでたがね餅。」なんて言っています。そう言われればこのブツブツ感、似てますねえ。

7:50 a.m. 岩棚着。
5cmほど積もった雪を荒らしまくっています。皆さんお年はいくつ?

地蔵岩付近のマンサクも不作ですが中には元気な木もいます。

新雪を踏みしめながら行きます。キレットの岩場も薄化粧、綺麗ですねえ。


8:20 a.m. 北谷テラス着。

釈迦も綺麗ですね。
寒くなってきたので休憩無しで行きます。
掘割の中の雪はかなり緩んでおり春そのもの、その上に新雪が被っているだけなので先週までよりずっと歩き易いです。やはり根雪は季節なりの状態です。でないと困ります。だって今日はアイゼンはもちろんの事、つるはしもスパッツも持ってきてないんですもん。
そしてドンツキのエルガーフェイスには雪の目地が。これが今年最後かもしれません。もうこれからは積もるほど降る事もないでしょう。

御在所で見る雪はこれが最後ねと、
寂しそうに君がつぶやく。
なごり雪も降る時を知り、
ふざけすぎた暖かさの後で、
今日寒波が来て山はきれいになった。
昨日よりずっときれいになった。


岩稜帯から北側へまわり込む所も、上のテラス手前も、もう凍ってはいないので緊張する事もありません。たとえこれだけの積雪でも季節は春。地面はもう春の温度なのでしょう。
それに引き換え樹木にはかなり霧氷が付いています。それでも日が射せばサラサラと音を立てて地面に霧氷の雨を降らせるのです。幸い今日は未だ日が射していませんが。

8:45 a.m. 上のテラス着。

ここから先は霧氷林。今年最後と思ってじっくりと楽しみながら行く事とします。


8:55 a.m. 富士見岩着。
ガスで何も見えなかったのですが、流れが速くポッカリと窓が開くように視界が広がったりします。

霧氷林の中を朝陽台へ。

朝陽台から足元に注意しながら【どこでも歩き】。
tanuoさんに限らずスパッツ無しのグータラさんばかりなものですから。
雪景色を楽しみながら遊歩道を行きます。


9:10 a.m. 自然学校前で小休止。
時々日が射すとポカポカと暖かいです。陽射しもやはり冬のものとは暖かさが違います。

遊歩道を望湖台へ。
三角点からの雪尾根には小さいながらまた雪庇が出来かけています。なごり雪ならぬなごり雪庇?
上空は相変わらず黒雲に覆われていますが、時々雲が割れて太陽が顔を出します。日が射すとまわりの樹氷が眩いほどの輝きを発します。それをカメラに収めようと待っていると一向に日が射しません。「お日様のイジワル。」

寒さに耐えながらねばりましたがもう限界、風を避け引き揚げます。止せば良いのに記念碑広場へショートカット。笹が半分起きかかっておりルート選びに四苦八苦。なんとか抜け出てきましたが返って時間がかかっていたりして…。

峠道へ向かいます。遊歩道は氷と新雪のミックス。ザクザクと音を立てて行きます。この音にも春を感じます。
峠道の雪も踏み抜きそうなのは上の方だけ。すぐ薄化粧の道となり、木の葉と雪がソールに張り付き鬱陶しいです。これも春の風物詩?
降りは早いです。皆さん小走りですもん。私ゃ付いて行くのが精一杯。


10:10 a.m. 武平峠着。
小休止兼燃料補給。こんな天気ですが鎌までもう一踏ん張り。
こちらも霧氷林が綺麗です。

鎌ヶ岳で見る雪はこれが最後ねと、
寂しそうに君がつぶやく。
なごり雪も降る時を知り、
ふざけすぎた暖かさの後で、
今日寒波が来て山はきれいになった。
昨日よりずっときれいになった。

霧氷を愛でながら歩いている内に展望台へ。

やはり今日の鎌ヶ岳は綺麗です。薄化粧がお似合いです。
三ツ口源頭も綺麗。振り返ると雨乞岳も姿を現しています。


11:10 a.m. 鎌ヶ岳山頂着。
祠に拍手の後、南側へ。 ワ〜オ、鎌尾根が綺麗!

山頂には大勢の人。急に人口密度が高くなりました。冬場休憩場所に使っていた所も笹が起き上がってしまい使えません。山頂南側の東端に場所を確保しランチタイム。
風も強くないのでツェルトなしで店を広げていたら雪が降り出しました。それでもさほど寒さを感じないのはやはり季節の所為?
いや、Iさんの飲み水のペットボトルの口が凍り始めていたくらいですから氷点下には違いはないのですが。
たらふく食ってぼちぼちお片付け。

11:45 a.m. でっぱつ。最短コースで三ツ口谷尾根コースから。
今日で見納めかもしれない雪景色を愛でながら。

ひとしきり降り、左俣を挟んで対岸の三ツ口源頭を裏から見ます。雪が付きとても綺麗です。

谷コースへの分岐をそのまま長石尾根を辿ります。御在所の上にはいつの間にか青空が広がっています。

今日はてっきり雨の中、傘差しHikeと思っていたのに、綺麗な雪景色を満喫できとてもハッピーでした。これだから山は行って見なけりゃ解らないんですね。
後は鞍部から三ツ口谷へ降り、滝巡りしながら帰りましょ。

そして三ツ口ダムでとうとう発見。

咲き始めたところを雪にやられたのか、かなり傷んでいますが紛れもないショウジョウバカマの開花。これも今年の初物。有難く観賞させていただきます。

12:55 駐車場着。さあ下界は快晴、ここはまだ小雪が舞っています。
先ずは温泉で冷え切った身体を解凍して。


2012年03月25日22時40分00秒 記


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