春は名のみの…

北西風がもろに当たるのか霧氷の付着が綺麗です。
風も午前中より治まったようです。
正に霧氷のプロムナード。
春は名のみの風の寒さや〜♪


20120310

玄関を出ると外は雨。ゲゲッ、今日は快復と信じ込んでいたのに!
室内からは雨かどうかさっぱり解りません。遮音性が良いのも痛し痒し。
かといって準備しちゃったしなあ。また着替えて二度寝するのも面倒だし、行くだけ行ってみますか。
てな訳で雨の中でっぱつです。かなりの降りようです。
その雨も23号線に入る頃には霧雨に。うん、良い傾向だ。そして木曽岬辺りまで来ると、もう殆ど止んでいます。空も明るく雲は薄いようです。うん、良い傾向だ。
大型車が両車線を塞ぎ車の流れが悪いですが今日はこんなこんな天気。来る人も少ないので駐車に困る事はないでしょう。

6:45 a.m. 湯ノ山最奥駐車場着。
奥に2台停まっているだけ。読み通りです。そういえばIさんの車がありません。珍しい事もあるものです。
曇っていますが降ってはいません。街の方は完全に雲が切れている所もあり快復傾向に間違いは無さそうです。

車内で靴を履いていると見覚えのある車がやってきました。あれま、M先生。んじゃあ久しぶりにご一緒しますかねえ。
M先生も出かけた頃にはかなり降っていた筈。凄いモチベーションですねえ。負けそ。

7:05 a.m. でっぱつ。
今日もアイゼンは置いて行きます。上の方はまたカチンコチンに凍っているかもしれませんが。その代わりつるはしを持って行きます。お年寄りは杖がないとこけ易いものですから。
もうすっかり雪が消えてしまいました。M先生も思ったより早い雪解けにがっかりされたようです。
風が強く寒いのですが冷たくはありません。すっかり春の風です。
ロープウェイの下でM先生が大声を上げます。何事かと見上げるとマンサクが満開。あちこちのマンサクに蕾が付いていないので、ここも同じと思い蕾を確認していなかったのですが、これは嬉しい誤算です。
日当たりが良く風の陰であるおかげか例年並みの賑々しいくらいの花付きです。

岩棚のまわりはガッスガス。写真休憩もなくそのまま進みます。
気付かずに通り過ぎたくらいですから、地蔵岩のマンサクはフサク。上から見下ろしてもやはり咲いているかどうかすら解りません。

キレット手前のザレ場に差し掛かるとまるで異次元の世界に迷い込んだ様。

「何?これ!」丁度風の通り道なのでしょうか。目を疑うような霧氷林。雪の消えた道を埋め合わせるかのような自然の気配り。期待していなかっただけに感謝感謝の大感激。

キレットもまわりは霧の海。風の陰に入りほっと一息。
凹角上のコブシの蕾は相変わらず固いまま。この辺りからまた固く締まった雪が現れます。ビブラムを叩き付けながら登ります。それでも先週よりかなり雪が減っています。

8:10 a.m. 北谷テラス着。
ワ〜オ! またまたビックリ。ここも霧氷林。出来立てのホヤホヤです。この過飽和の霧と強風のおかげですね。

この先も固く締まった雪の道。やはり融雪はかなり進んでおり、今まで雪に埋められ無くなっていた段差がまた現れ、だんだん夏道のように歩き難くなっています。
岩稜帯手前まで来ると岩の表面に薄くアイスコーティングされています。不用意に足を置くとチュルチュル滑ります。騙し騙し登り着くと、これまた一面の霧氷の世界。先週に続き今日も大儲けです。

北側へトラバる所なぞかなり厄介な状態です。腰を落とし立木に身を預けなんとか通り抜けます。「ウ〜、ちびりそう。」
上のテラスからがまた厄介ですが、そんな緊張も忘れるくらい綺麗な霧氷の花盛りです。
普段は滅多に付くことのない笹の葉にも霧氷が付いています。

富士見岩もガスの中。上がってみるとオットット〜。チュルリ〜、チュルリララ〜、ここもアイスコーティング。危うくスッテンコロリンを免れ退散します。

8:45 a.m. 朝陽台着。
山頂一帯は真冬に逆戻りしたようです。

雪の無い遊歩道は要注意。濡れているだけのように見えていても薄くコーティングされた氷が歩行を妨げます。「こりゃ堪らん。」と雪の積もった疎林帯に逃げます。スッテンコロリンよりズボズボ潜る方が被害が少ないです。
再び遊歩道に抜け、雪が被っている所を選って通ります。そしてそり広場の雪に逃げます。
自然学校で小休止。辺り一面ガスが漂っています。

M先生ご持参のテルモスに入ったレモネードを頂きます。「う〜ん、暖かくて旨い。」
そう言えば昔は冬って言うとテルモスは必需品でした。それも今のようにステンレス製でなく内容器はガラスでした。ザックに無理やり押し込むので時々割らかしたりしたものです。それに同じ0.5Lでも外形は今のものよりかなり大きかったように思います。数名に1本でそれを皆で回し飲み。遠慮しながらチビチビ舐めるように飲んだものです。それも大抵は砂糖無しのシャビシャビ紅茶です。レモネードなんて凄く贅沢な気分ですね。長生きするものですねえ。
暖かな飲物で身体の芯から温まった後でっぱつ。武平峠に向かいます。
M先生は昼から用事があるとの事で早仕舞い。武平からエスケープです。こんな天気だし僕も降りちゃおうかな〜。
かなり減っていますがグサグサで始末の悪い雪。グサグサ過ぎて【どこでも歩き】も出来ません。
チロリン村広場からの柵越えも雪が融けてしまい一跨ぎって訳には行きません。鉄柵の上に足を掛けようにもアイスコーティングされてチュルチュル。やはり春ですねえ。
峠道も踏み跡が半分融けかけておりズボズボと足を取られます。締まっていそうなところを選び踏まれていないところを行きますがやはり雪が少なく冬場のように楽チン歩行は出来ません。
「厄介な雪だなあ。」と思いながら降って行くと直ぐ無くなってしまいました。やはり春ですねえ。

9:35 a.m. 武平峠着。

えっ、まだこんな時刻? そうか、天気が悪く写真休憩が無かったからなあ。今から降りてしまったら温泉に入るのに時間待ちしなければなりません。
メタボ予防にもチョット足りないのでM先生とはここで別れます。「お疲れ様、お気を付けて〜。」
先週の靴の汚れもまだ落ちていないし、雪遊びでもしに三ツ口源頭まで行きますか。

こちらもすっかり雪が消えてしまいました。ところどころに残っている程度です。それもグッサグサ。その代わりかこちらも御在所同様霧氷林が続いています。ウ〜、綺麗綺麗。

展望岩の下の雪壁ももうズタズタ。それでも靴の汚れを取る為を兼ねて雪壁登り。

登り詰めると正面に鎌の雄姿がド〜ン。な訳ねえか。この天気じゃなあ。
この先の尾根道、北西風がもろに当たるのか霧氷の付着が綺麗です。風も午前中より治まったようです。正に霧氷のプロムナード。春は名のみの風の寒さや〜♪


10:15 a.m. 三ツ口谷源頭着。
この前同様ドンツキから降りるには雪が少なすぎます。急がば回れでリスク回避。スケベ根性を出してこんな所から降り、怪我でもしたら物笑いの種です。

グルリと大回りして雪渓上に降ります。前回滑り降りた所も今日はご覧の有様。ほんと雪って消えるのが早いですね。

本流側もご覧の有様。場所によってはもうズタズタです。

下り始めるといきなりズボッ。やっぱりなあ。多少締まっている事を期待して前回通った跡を辿りますがよく踏み抜きます。もう下が空洞になっています。雨水が流れた跡でしょう。さすがに雪が靴の中に入り冷たいのでスパッツを着けます。スパッツも先週の汚れが付いたままなのでその汚れを取る為を兼ねて。ついでにつるはしも出します。そうそう、この為にわざわざ持ってきたんだから。

その後はあっちゅうまに雪遊びもおしまい。あ〜、あっけないものですねえ。
樹林帯に入ると雪の消えた流れに沿って下ります。ズボズボやらずに済みますし靴も洗われて綺麗になります。これだから冬靴って長持ちするんですね。何事も日頃から汚さず綺麗に使う事が大事なんですねえ。なんちゃって。
左俣出合もご覧のありさま。今年は融けるのが早かったですね。

この辺りから雪が融け地面が現れ始めます。雪解け跡には色鮮やかな苔が目立ちます。

そういえば薄日が射し始めました。やっと快復かい。
それではここらで小休止。谷道と尾根道の分岐でパンでも頂きましょ。もう寒くもないのでお湯とカップ麺はパス。
風も無いし時々射す軟らかな陽射しを浴びているとやはり春を実感します。雪が無くなるのは寂しいけれど、春の陽射しはなんとも言えない心地よさがあります。

さて谷道にするか、尾根道にするか。折角綺麗になった靴、また汚すに偲びません。谷道を行きます。ついでにスパッツももう外します。「お〜、綺麗になった。」
最奥の滝ももう氷は欠片すら残っていません。雪解け水がドウドウと流れ落ちています。春ですねえ。

どんどん天気は快復しています。青空も広がってきました。暗かった谷が急に明るくなります。

こんなに暖かくなっても谷の鶯は声もたてません。もうすっかり歌は覚えている筈なのですが。


11:20 a.m. 三ツ口大滝下着。

水量が多いだけにかなりの迫力です。ほんとすっかり春ですねえ。
谷沿いに下ります。渕の色もすっかり春の色です。

最奥ダムまで来ると正面に御在所。
山頂一帯の霧氷林はまだ解けていません。今日一日は楽しめるでしょう。

ダム手前の滝も今日は水量が多いです。二本になっているなんて珍しいです。

ダムを過ぎ三滝川沿いに降ります。渕の色が本当に綺麗です。水温む頃、なんちゃって。

スカイライン沿いのアシビも蕾がかなり膨らんでいます。来週あたり咲き始めるでしょうね。


12:00 駐車場着。
さあ、温泉ももう営業しています。ゆっくり温泉で温まってから帰るとしましょう。


2012年03月10日22時30分00秒 記


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