新雪Hike

ブッシュ帯に逃げ笹を横に踏みつけながら降って行きます。
目の前の遊歩道がなんと遠い事か。
ほうほうのていで遊歩道に飛び降ります。
これが本当の【這う這うの体】。
「ふ〜、死ぬかと思った。」


20120107

正月ももう七日。あっ、七草粥食い損ねた。まっいいか、草食オヤジのtanuoさん、野菜は充分足りてます。
いつの頃からか成人の日が15日じゃなくなってしまい、仕事が始まったかと思ったらもう成人の日で3連休。全く調子狂っちゃうよ。
でも土曜日とあらばお出かけしない訳には参りません。まあ半分義務で通っているようなものです。メタボ予防メタボ予防。
日の出が遅いです。今が最も遅い時期。名古屋の日の出時刻を調べたら7時1分だそうです。日の出前に御在所に着いてしまう時期なんですね。

6:45 a.m. 湯ノ山最奥駐車場着。
今日は既に5台ほど停まっています。20cmほどの積雪があり皆さん奥まで突っ込んでいません。向きを変えて空いている所にケツから突っ込みます。
空は曇っていてまだ薄暗いです。モルゲンロートは無理かな?
暗いと動けないtanuoさんです。寒いし眠いし…。車の中でぬくぬくしながら七草粥ならぬ惣菜パンを齧ります。七草の代わりにキャベツが入っています。これもまたよし。

腹ごしらえを済ませ靴を履いて外に出ると、ほんのりと御在所が頬を染めています。なんてシャイなお姿、そのいじらしさにますます惚れてしまいます。「うん、愛いやつじゃ。今日も戯れて遣わすぞよ。」半分諦めていたので、儲け儲け。

仕度をしているとIお母さんがやってきました。ん? てっきり富士山リベンジかと思っていましたが。
なんでも3日に行った時は5合目駐車場から追い返されたそうです。佐藤小屋も締まっていたというし、昔ほど人が行かなくなった所為でしょうか。
人の不幸は蜜の味。それを聞いてついほくそ笑むtanuoさんでした。性悪なやっちゃなあ。

7:15 a.m. でっぱつ。
また降ったようでスカイラインの雪が深くなっています。ムヒヒヒヒ。
今日は一応冬道具も持って行きます。多少はボッカトレーニングになるかな?(ならへんならへん。)
駐車場で外気温が−0.5℃でしたから今日も暖かいです。歩き始めるとすぐに汗だく。ジャケットを脱ぎ調整します。

8:05 a.m. 岩棚着。

尾根に出ると風が出てきました。ちょっと寒いですがこのまま行きます。新雪踏んでルンルンルン。
吹き溜まりをわざわざ選んで行く気の若いお母さん、老化は気から、私も見習わなければ。

8:20 a.m. キレット通過。

風の陰に入りホッとします。辺りの景色もやっと冬らしくなりました。雪景色を楽しみながら新雪を楽しみながら行きます。
北谷テラスに出ると強風に煽られます。う〜、ちゃっぷいちゃっぷい。風の陰に入り上着を羽織ります。ついでにフードも被って…。
掘割に入れば風も治まりますが小雪がしんしん。足の指が冷たくなってきました。100円ショップで買った靴下は保温性が悪いのかな?
先週よりも積雪は増えています。雪が段差を埋めステップが小さくて済むので楽チンです。ん?先週も同じ事を言ったような…。
雪の階段が切れると正面にエルガーフェイス。今日は目地が大きいです。

岩稜帯を回り込み新雪の階段を歩いていると、あれ?もう上のテラス。雪で埋まった道は景色が違い距離感を狂わせます。

ここから上もしっかりと雪が着き階段歩きに徹します。但しトレースを外すとズブズブッとどこまで潜るかわかりません。
樹氷林の中を行きます。あ〜、光が欲しい。青空が欲しい。


9:20 a.m. 富士見岩着。
今日も何も見えません。菰野の街は天気予報通り快晴なのでしょうが。

朝陽台経由で遊歩道を行きます。途中で道を外しショートカット。深雪ズコズコ雪泳ぎ。
ソリ広場から人工氷瀑へ。ロープウェイはまだ動いていないのかお客さんの姿はありません。

自然学校前で小休止。中に入ると出られなくなってしまうので今日も外で休憩です。
新雪も増えた事だし望湖台辺りの雪を見に行きます。その後武平へでも。
三角点から望湖台へ。綺麗な雪庇が出来かけています。


10:00 a.m. 望湖台着。
五里霧中、景色は見えませんが岩に付着した海老の尻尾が綺麗です。
今日は伊勢えび級のものからオキアミ級のものまで各種取り揃えてあります。

ブッシュ帯を記念碑広場まで行くにはまだ雪が少ないです。それにまだ軟らか過ぎます。普通に夏道の階段を通り記念碑広場へ。
階段から広場へはトレース無し。膝上まで潜ります。ゼーハーゼーハーゼーハッハ。
そして何を思ったのか、広場から東屋目指し笹原の雪原に飛び込みます。雪がまだ軟らかい事も解っていた筈なのに。
全くおバカなtanuoさんです。目の前の美味しそうな雪原に目が眩んだとしか考えられません。
股上まで潜りながら雪泳ぎ、その下の方に右側から雪庇が張り出し左が低く抉れた所があります。あの左側なら浅い筈と摺り落ちて行きますが、近付けば思惑が大はずれ。なんのなんのヘソ上まで潜り込んでしまいます。おまけに傾斜が落ちている為摺り落ちて行く事もできません。身体を横にしてなるべく浮力を付け沈み込まないよう、そしてブッシュ帯に逃げ笹を横に踏みつけながら降って行きます。目の前の遊歩道がなんと遠い事か。
ほうほうのていで遊歩道に飛び降ります。これが本当の【這う這うの体】。「ふ〜、死ぬかと思った。」
東屋まで行って一休み。

大汗(冷や汗?)かいたおかげで凍えていた足指の感覚が戻り冷たさを感じなくなりました。身体中ポカポカです。Iお母さんも「死ぬかと思った。」お互い簡単に死にそうになりますなあ。今までに何回死んどんじゃい。
武平へのトレースは微かに残っていますが新雪に覆われ辿るのはしんどそうです。それにこのトレース、2日の我々のもののような…。
雪が多いのは上の方だけの気もしますが、峠道の掘割は軟らかな新雪に埋まっているでしょう。それこそ潜り込んだら今の降りと同じ運命です。
お母さんは明日は伊吹だと言うし、私も夕方はかみさんとデート。帰りが遅くなるのは避けねばなりません。
てな訳で中道へ引き返します。しかし面白かったなあ。(死ぬかと思ったんとちゃうんかい。)

アゼリア前まで来ると薄日が射し始めます。青みが強くなった人工氷瀑をパチリ。

中道を降ります。ステップを崩さないよう横の新雪斜面を駆け下ります。その前に折角持ってきたんだからつるはしを出して…。
ふ〜、愉快愉快。やっぱり楽しい雪滑り、いい年のおっさん、おばはんが雪まみれになって転げ回ります。あっちゅうまにキレット。ここまで降りてくると青空が覗き始めました。気温も上がり暑いくらいです。足の指もしもやけにならずに済みそうです。しかし冷たかったなあ。百円靴下は止めた方が良いかな? 夏用にするか。

Iお母さんは相変わらずトレースを外しそこらじゅう寄道しています。キャッキャと黄色い声を上げながら。まるで若いお姉さまかと聞き違えるほどです。
降るに従い天気はどんどん良くなって行きます。
日が射すと暑いです。しっとり軟らかな片栗粉かコーンスターチのような雪。だんだん粘り気が出てきました。これをまぶして唐揚げでも。(でけへんでけへん。)

ふ〜、遊んでいた割りに早々と降りてきました。スカイラインの雪は相変わらず20cmくらい。武平から降りていたらこの雪の中を歩き続けるところでした。今日は中道往復で正解だったようです。

12:10 a.m. 駐車場着。
遊んでいた間に駐車中の顔ぶれは大分入れ替わっていました。さっ、片付け物をして温泉温泉。
しもやけ予防に温泉です。


2012年01月07日22時50分00秒 記


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