White Christmas

「う〜、愉快愉快。」
いいないいな、雪があるっていいな。
滑って転んで山の中。
冷たい雪にまみれるんだろな。
僕も滑〜ろ、一緒に滑ろ。
でんでんでんぐり返ってワイワイワイ。


20111224

土曜日はクリスマスイブ。クリスチャンでない無神論者のtanuoさんにはどうでも良い事ですが。
先週の日曜日に冬道具を倉庫から探し出し、車のトランクに放り込んであるので、雪が降ろうが槍が降ろうがお構いなし。でも雪が降ると良いなあ。
先週は駐車場もガラガラだったので、今日はいつも通りの時刻に目覚ましをセット。例え10分でも20分でも朝は遅い方が良いに決まっています。
12/24 5:10 a.m. 車に乗り込むと外気温は-2℃、よく冷えています。フロントガラスには薄っすらと霜が降りていますが、前は充分見えるのでそのまま出発。
今が一番夜が長い時期、四日市に入っても一向に夜が明ける気配はありません。日の出は冬至を過ぎても暫く遅くなり続け、早くなり始めるのは正月を少し過ぎてから。それまで往路は真夜中のドライブです。
今日は湯ノ山温泉街を過ぎてもまだかなりの轍が付いています。これくらいの車の数なら停められないなんて事はないと思いますが、それでも少し気になります。雪でも降っていれば車も少ないのでしょうが…。

6:50 a.m. 奥の駐車場着。
既にかなりの車が停まっています。もう少し遅いと満車になってしまうかもしれません。皆さんお元気ですねえ。
正面にIさんの車。3連休だから富士山にでも行ってるのかと思っていましたが。
暖房入れっぱなしの車内で仕度をします。「もう外では仕度ができまへんなあ。」

7:10 a.m. でっぱつ。
また新しく降ったようです。軽い新雪を踏みながら行きます。ん?新雪の下は少し凍っていますね。スカイラインは融けた雪が凍り、その上に新雪が被っているようです。
山頂はまだガスが掛かっています。その下は樹木に降りたての雪が被りまるでパウダーシュガーを降りかけたようです。

思わぬ御在所の神様の贈り物にニンマリ。いや、これはサンタさんからのプレゼントかな? 無心論者のtanuoさんも、今日一日はクリスチャンになろうと心に誓うのでした。(ウソウソ)
軽い新雪を踏みながら行きます。風が無いので今日も暖かいです。こんな日がロートルtanuoさんにはぴったりです。これ以上冷たいのはご勘弁。日に日に軟弱になって行くtanuoさんです。

それにしても綺麗ですねえ。白一色の山よりこれくらいの方が綺麗です。とか言いながら真っ白なら真っ白でそれが一番って言うんですね。ほんといいかげんなtanuoさんです。

7:50 a.m. 岩棚着。

今日はある程度の高さのところに雲が湧き遠くの山が見えません。しかしその下はかなり鮮明に見えています。名古屋のビル郡もくっきりと見えています。伊勢平野の地表付近には靄がたなびき春霞かと見まごう景色です。

地蔵岩を過ぎ、尾根に出ると吹き溜まりになる所があります。道を外しわざわざ新雪を蹴散らしながら行く人達、気が若いですねえ。誰とは言いませんが。
くるぶし程度の新雪、負荷など殆ど感じず足裏に感じるしっとり感、良いものです。

8:20 a.m. 北谷テラス着。

さきほどまで見えていた釈迦が雲に隠れてしまいました。手前のヤシオ尾根、国見尾根が綺麗です。まるで霜降りの神戸牛みたい。

登るにつれ辺りにガスが流れ始めますが、その流れが速く時折青空が覗きます。
富士見岩の下辺りにさしかかると、北谷テラスから見えていた樹氷林に突入です。まさにホワイトクリスマス、いやまだイブでした。


8:50 a.m. 上のテラス着。
久しぶりの景色です。辺り一面、枯木に氷の花が咲いています。あ〜、綺麗綺麗。麓からちょっと登るだけでこんな世界が楽しめるのですから、御在所ハイクは止められません。tanuoさんにとって、まんざらメタボ予防だけが目的ではなさそうです。

ここから山頂までは樹氷地帯、蔵王のモンスターとは行きませんが、お化けのような枝ぶりのものもあり楽しめます。


9:05 a.m. 富士見岩着。
北側は薄っすらながら青空も望めるのですが本谷側はガスに閉ざされたまま。
時折日が射し、その度に樹氷が輝きます。

朝陽台に向かいます。ガスの流れが速く一瞬光が射したかと思うと次の瞬間にはまたガスに閉ざされます。めまぐるしく移り変わる景色の中でシャッターチャンスを待っているとちっとも進みません。朝陽台までがこんなにも遠いとは知りませんでした。

あまり待ち続けてももうひとつの大事な目的、メタボ予防に差し障ります。写真はそこそこにして氷の珊瑚林を抜け朝陽台へ。
朝陽台からの遊歩道、Iさん夫妻は雪の深いところを選りながら新雪を蹴散らしています。お二方とも気が若い事。似たもの夫婦とはこの人達の事を言うのでしょう。
かく言う私は雪の浅い所を選って行きます。…実は無精してスパッツを着けていないものですから。

9:25 a.m. アゼリア前のソリ広場。
人工氷瀑もかなり出来上がりました。

自然学校前で小休止、燃料補給。
中で休むように勧められましたが、入ってしまうと出るのが大変なので今日は辞退します。冬の自然学校は蛸壺か?

9:55 a.m. 望湖台着。
先週よりは岩に付着した海老の尻尾も大きいですが、やはりまだまだお粗末です。
日も射さず北西風とガスに閉ざされた望湖台は寒いです。さっさと武平へ向かいます。

記念碑広場は踏み跡なしの吹き溜まり。お二方とも大はしゃぎです。tanuoさんは「スパッツ着けようかな? どうしようかな?」道具の傷みを極力避けようと悩んでいます。

辺りは緑の笹の海草林の中に氷の珊瑚が並んでいます。日の光が欲しいところです。「お日様出て来〜い。」と念じていると一瞬日が射します。
振り返ると記念碑広場の斜面に氷の珊瑚が輝いています。

「う〜ん、綺麗綺麗。」まさにホワイトクリスマス、いやイブでした。サンタさんに感謝感謝。

峠道を降ります。まだ雪が少ないですが、この抉られた山道が完全に雪に埋もれてしまうのはもうまもなくの事でしょう。その時にはちゃんとスパッツを着けて楽しませて頂きます。
お二方とも降りが速いです。膝を傷めていると言っていたお母さんもまるで気にしていない様子。まあこれだけ雪があればそれがクッションになり衝撃を和らげてくれます。やはり雪があると下りも楽チンです。

10:35 a.m. 武平峠通過。

この辺りはまだまだ雪の着きが少ないです。

鎌への登り、途中で風の通り道なのか大きく雪庇が成長しています。積雪もかなりあり結構潜ります。最後尾をトレースしているtanuoさんは相変わらずノースパッツ。
御在所からは想像もつかないほどの積雪に皆さんウハウハです。まさにホワイトクリスマス、いやイブでした。サンタさんに感謝。
風の無いところでは氷の針が至る所に着いています。1cmくらいに成長した氷の針が風に飛ばされ降り注ぎます。痛い痛い、じゃなくて冷たい冷たい。

直下のガレまで来ると、皆さんてんでに雪の付いた斜面の登攀を楽しんでいます。ビブラムのまま誤魔化し誤魔化し。
岩に付いた海老の尻尾も御在所望湖台より少し大きめです。北面の所為か樹氷も御在所より大きいです。


11:45 a.m. 鎌ヶ岳山頂着。

祠に拍手。サンタさんだけでなく鎌の神様にも今日の雪のプレゼントに謝辞。
こんなにプレゼントを頂いておきながら、祠が埋まるくらいの雪庇尾根を要求している人がいます。「欲張り過ぎ。」とお父さんに窘められています。
今日も祠の横で店を広げます。
山頂は吹雪かと思っていましたが、意に反して時折青空が覗く好天。雲脚が速く御在所同様めまぐるしく空模様が変わります。時折強風に飛ばされ樹枝に付いていた霧氷が降り注ぎます。傘を出そうかと思うくらい降る事もありましたが、概ね暖かく直ぐ止んでしまうのでそのままお昼にします。
今日のお昼はO店長イチオシの【日清カレー南蛮蕎麦】。昨日Oさんから頂いたものを早速持ってきた次第です。そしてIさん達も同じものを用意しています。Iさん宅にも送られてきたそうです。Oさ〜ん、ご馳走様。

12:20 下降開始。
リクエストに従って今日は三ツ口源頭から。直下のルンゼ状のガレから滑り降ります。「う〜、愉快愉快。」いいないいな、雪があるっていいな。滑って転んで山の中。冷たい雪にまみれるんだろな。僕も滑〜ろ、一緒に滑ろ。でんでんでんぐり返ってワイワイワイ。
ところで、tanuoさんってスパッツ着けてないんじゃなかったっけ? アホウなアホウなtanuoさんです。
あっちゅうまに三ツ口谷源頭です。雪の付きが少ないのでよさげな所を選んで降り始めます。
いきなり吹き溜まりにブスッ。股まで潜り込んでしまいます。まだまだ雪が柔らかいので本流に降らず夏道沿いに降ります。それでもあちこちで足を掬われ七転八倒。
ふと前を見ると、谷間越しに員弁辺りの街並み。あちらだけ日があたり綺麗です。

えっ、山頂からここまでほんの10分? いかん、もっとゆっくり楽しみながら降りなくっちゃ。
御在所からは想像できない雪の量です。武平峠からエスケープしていたらこの楽しさを味わえませんでした。かなり大儲けした気分です。
そしてあっちゅうまに左俣出合。

この雪の付き具合では下降はまだまだ。やはりドーンと積もってからでしょう。
後は三ツ口谷の雪景色を愛でながら降ります。旧道の滝は外せません。恐〜い巻き道をトラバって滝下へ。ちょっとショボイですがまあまあ凍っています。

あちこちから沁み出したツララを愛でながら降ります。手軽にこんな雪景色を楽しめる鈴鹿って良いものですねえ。


13:10 三ツ口大滝着。
ショボッ。やはりこれだけ水量があるとそう簡単には凍りません。高度的にも低いですし。


13:30 三ツ口ダム通過。


13:50 駐車場着。
既に駐車場はガラガラ。皆さん早仕舞いのようです。
山頂付近はまだ降っているようです。どんどん積もってホワイトクリスマスにして下さい。

さあ、今日も温泉が待っています。しっかり身体が冷えた後は温泉が外せません。


2011年12月25日13時20分00秒 記


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