不発恵那山、失1/100名山

どうせ恵那山は藪山、山頂まで樹林帯。
そんなに涼しくもないだろうし…。
などとOさん。
明らかに負け惜しみです。
なんとOさん、恵那山はまだ登った事がなかったそうです。
べつに百名山ハンターではないでしょうが。


20110813

先日Oさんからお誘いメール。黒井沢から恵那山との事。二つ返事でOK。
そして本日お出かけです。4:30 a.m. 自宅までお出迎え。至れり尽くせりで涙チョチョギレ。
贅沢に中央道を中津川まで。早く着きすぎて時間が余っちゃう。
なんて能天気に構えていたのが晴天の霹靂、中津川林道に入り暫く行くと道路に設けられたゲートが閉まっています。
ん〜、何々? 工事の為閉鎖中?黒井沢登山口まで9.7km? ゲゲッ2時間も歩かなきゃならんじゃん。
即断即決、諦める速さは天下一品。御岳でも行きますか。時刻はまだ6時ちょい過ぎ。8時頃にはでっぱつ出来るでしょう。
「どうせ恵那山は藪山、山頂まで樹林帯。そんなに涼しくもないだろうし…。」などとOさん。明らかに負け惜しみです。なんとOさん、恵那山はまだ登った事がなかったそうです。べつに百名山ハンターではないでしょうが。
まあ来週は広河原から再度行くそうなので、その時に藪山の眺望を楽しんで下さい。立ち木が邪魔で眺望など望めませんが。
そんな一悶着の後、再度19号線へ。木曽福島目指してひた走ります。お盆休みの割りに車が少なく順調に走ります。
目前に長大な上松尾根。昔はよく通ったものです。Oさん、次は上松尾根へ行きたいそうです。今日行っても良いけど日帰りはしんどいです。それに夕方は雑用があった筈なので却下。やはりお手軽御岳Hikingになりそうです。

王滝から田の原へスキー場の中を走ります。少し山頂にガスがかかっていますが良い天気です。ん?でもまだこんな時刻、時間と共に雲が湧き午後は夕立が来るかもしれません。早いうちにさっさと済ませちゃいましょ。まるで雑用と同じですな。もっと気を入れて登らんかい。
最後のカーブを抜けると目の前に駐車中の車がズラリ。ギョエ〜、なんでこんな末端まで停まってるの。前代未聞の混みようです。これも山ガ効果でしょうか。
こんな手前から歩くのは敵わないので奥へと進みます。なんだ奥は開いてるじゃん。トイレの前に駐車して準備にかかります。

8:10 a.m. 田の原でっぱつ。

想像したとおりこの頃には空には一面の雲。晴れているところもありますが山頂に近付くほど雲の中に入って行く事になるでしょう。
眺望が楽しめないのでは長居は必要なし。それに涼しいどころか寒いくらいです。御在所と同じつもりでいたので長袖シャツも持ってきていません。と言ってもセーター、羽毛服は常時入れっぱなしなので遭難する事はありません、あしからず。

道端にはアキノキリンソウ、ヤマハハコ、アザミが無造作に咲いています。鈴鹿のものとは種が違うのかと思われるほどにデカいオトギリソウ。なんでこんな条件の悪い所の方が花がデカいんでしょ。

八合目の檻に入ったお不動さん辺りまで来ると、オンタデ、キキョウ、イワツメクサが咲いています。リンドウもありますがまだ蕾。

そして八合目避難小屋の前には珍種?の高山植物。どうみても平地のシロツメグサに見えます。

その内この辺りも夏は牧草地になってしまうのかもしれません。アルプスみたいに牛を引き連れて上がってくるのかなあ。

ゼーハーゼーハー青息吐息。涼しいのがせめてもの救い。の筈が薄日が射し始め、一瞬目前に王滝頂上が垣間見えます。

暑くても良い、やはり山はこうでなくっちゃ。

9:20 a.m. 一口水にて小休止。

行き交う人を見ていると若い人達が多いのに驚かされます。いや昔は若い人ばかりだったのですが、いつのまにやらジジババを見慣れてしまっていたのです。しかし新鮮だなあ。若いって良いなあ。男の子も女の子もみんな可愛いなあ。他人の子なんて可愛いと思ったことの無かったtanuoさんにしては大きな変化です。
それに何だかファッショナブルです。若く締まった体型と溌剌とした動作の所為かそれが際立って見えます。同じものを身に着けても体型の崩れた中年オバサンでは…。いやこれは失言。私自身体型の崩れた中年オヤジでした。悲しいことに。

さてもう一踏張りで王滝頂上。相変わらずのガスの中。この小寒い中道端になにやら落ちています。拾い上げるとヒグラシでした。まだ生きてはいますがこの気温の所為で動けないようです。日が射し気温が上がれば下界に戻る事も出来るのでしょうが。


10:05 a.m. 王滝頂上着。

エッチラオッチラ剣が峰を目指します。

10:35 a.m. 剣が峰着。

北端に移動し燃料補給。紅茶も沸かさずパンを齧ります。すぐ傍でカップ麺を作っている人。しまったこんなに寒いんならカップ麺でも持って来れば良かった。「夏でも寒いヨイヨイヨイ、ヨイヨイヨイのヨイヨイヨイ。」
一瞬ガスが晴れ、二の池が姿を現します。

それもつかの間、また深いガスの中に閉ざされて行きます。
じゃあぼちぼち出かけますか。時期遅れのコマクサでも見に。
社務所裏から一の池へ。登り返しが面倒なので途中から一の池を横切り二の池降り口へ。底なし沼に嵌らないように気を付けて〜。

そしてコマクサは…。ごらんの有様。1-2週間遅かったようです。

おまけにスニーカーでは踵が効かずズルズル滑りまくり。足入れが浅い為砂が入り足が痛いです。降りきった所で砂を出します。
その辺り一面がお花畑。休憩ついでに花を愛でます。

二の池からは誰言うとなく示し合わせたように剣が峰トラバース道に向かいます。だってこんな天気じゃあねえ。

王滝頂上からは一目散に田の原へ。
八合目まで降った所でやっと田の原や濁川上流崩壊地がガスの彼方に垣間見えます。

道が平坦になると田の原はもう目と鼻の先。辺りにはチラホラと気の早いナナカマドが紅葉しています。


13:10 田の原着。そのまま駐車場のアスファルトの上で寝転びます。寒いくらいの気温の中、アスファルト表面は日射で暖かくなっており、この暖かさがなんとも良い心地です。当に岳人の褥。っていうかトカゲしているようなものです。しかし車に轢かれないように要注意。暫く居眠りしちゃいましたが。

荷物を片付けふと御嶽山を見ると、すっかりガスの中。今日は一日こんな天気でしょう。

13:40 出発。さあゆっくり帰っても夕方には家に着くでしょう。なんとも優雅な夏休みでした。



2011年08月06日21時10分00秒 記


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