今年も咲きました、水辺の女王様

それじゃあ今日の晩御飯の御菜は…、
蛭のガスライター炙り、レア仕立て。と行きますか。
さぞかし満足する事でしょう。


20110806

そろそろ水辺の女王様が咲く季節。暫く前から偵察をしているのですがまだ早そうです。
しかし例年ならもう咲いている時期です。「ダメモトで見てくるか。」てな訳でクソ暑い中、今日は水辺の女王様のご拝謁に出かけます。

6:40 a.m. 中道入口駐車帯着。
今日はまた一段と車が少ないです。皆さん遠出されているのでしょう。うん、良い傾向です。
早々とT尾さんの車が停っています。一台おいてその横に停めます。先週に引き続きエアコンを入れたまま音楽鑑賞しながらの朝食です。優雅ですなあ。
すぐIさん達がやってきました。「剣、どうしたの?」

7:00 a.m. でっぱつ。
T尾さんはつい先日も偵察に来たらしいのですが、三ツ口谷入口付近でもまだ咲いていなかったそうです。「じゃあ今日もまだ早いのかなあ。」
期待薄かも知れませんがとりあえず行ってみましょう。その前に御在所を片付けて…。
T尾さん今日はデイパックです。水と鍋釜とエサしか持っていないとの事。雨ならすぐエスケープだそうです。なんてことはない、今夜からお出かけだそうでパッキング済みの為、メインのザックは置いてきたそうです。tanuoさんは一言「いいなあ。」

「中道には何もなさそうなので本谷のシモツケでも。」とも思ったのですが気が付けば中道を歩いています。ホント惰性って恐ろしいですね。
まっ、いいか。先先週まで三週連続だった事だし。
最初の急登を終えトンボの花の終えた跡を目にすると、T尾さんが「すぐ先にまだ咲いている。」と言います。
はたしてその通り雑草に隠れるように咲いていました。よく見ているものです。感心しちゃいます。

気分転換はこれだけ。後は湿気ムンムンの中、身体中の汗を搾り出しながらの登高です。おまけに薄日が射し始めます。「ヒ〜、暑うて堪らん。死ぬっぴ〜。」相変わらず暑さに弱いtanuoさんです。
その後は意識が飛んでしまい記憶がございません。気が付けば山頂直下のガレの下。申し訳程度に小さなシモツケが咲いています。
登り始めに撮したオオバノトンボソウしか今日は撮っていません。ページの賑やかしの為に撮っておきますか。


8:35 a.m. 富士見岩着。
本谷に沿ってガスが上がってきます。その中に動き始めたばかりのゴンドラが消えつ、隠れつ。
気流に乗ってトンボも上がってきました。
静かです。今日はまだエゾハルも鳴いていません。時々ヒグラシが遠くで鳴いています。静かになった所為かウグイスの鳴き声がよく通ります。
崖の遥か下に何やら咲いています。デジカメを望遠鏡替わりに使いズームします。ついでにデジタルズームで拡大すると、どうやらコモノギクのようです。もう咲いているんですねえ。

薄くガスが立ちこめる中、朝陽台へ。
ヤシオの木のトンネルから朝陽台に飛び出すと滋賀県側は夏日和。カラッと晴れた中に真っ白に輝く夏雲が湧き上がっています。
稜線の東と西ではこんなにも違うんですねえ。
夏空の下、ツバメが飛び交うとトンボ達は一斉に姿を消します。よく見ると電線に並んで留まっています。これで避難のつもりかなあ。

遊歩道を行きます。山裾で時期を終えた夏椿が山頂では今が満開です。

アザリア前で小休止。の筈が氷ゼリーや葛餅が振る舞われケツから根が生えてしまいます。なかなか腰が上がらずつい長居してしまいました。
爽やかな風に吹かれながら望湖台へ向かいます。ゲーキョゲーキョが鳴き始めました。しつこいな、夏なのになんで春蝉が鳴いているの?それに混じってカーナカナカナ。こちらはいかにも涼しげです。足元にはママコナが咲き乱れています。ママコーナ畑に入日薄れ〜。


9:25 a.m. 望湖台着。

爽やかな風が吹き付け、登りの中道とは雲泥の差。これぞ夏山、3000mの爽やかさ。いや、ここは1200mでした。
武平峠に向かいます。いやT尾さんは早仕舞い。遊歩道をユースホステル跡まで辿り貯水ダム経由で表道だそうです。前回収穫したキノコに味をしめ、再度のキノコ取りだそうです。お気を付けて〜。
我々は鎌を目指します。女王様はまだ居ないかも知れませんが。不発なのに献血って事も有りうる訳で、特攻隊の心境ですな。

峠道に入るといきなりムンムンしてきます。風が無く木漏れ日が差し込み、降りなのに大汗ダラダラ。また意識が飛んでしまい、気が付いたら鎌ヶ岳山頂。ヒ〜、死ぬかと思った。(今日は何回死んだの?)


10:50 a.m. 鎌ヶ岳山頂着。

祠に柏手の後南側へ回りますが、風無し日陰無しの灼熱地獄。そんな地獄でも休憩中の人がいます。暑くないのかなあ?まるで赤鬼。(いや失礼)
北側に戻りますがここも人が多いです。それでも風があり爽やかです。
滋賀県側は晴れ渡っているのですが、三重県側は谷も尾根も関係なく東斜面に沿って絶えずガスが巻き上がっています。そのガスの中を大量のアキアカネ。まるでゴミのようです。
今日もカップ麺はパス。代わりにたっぷりの紅茶を沸かします。暑くてもこの暑い紅茶が疲れた身体にはとても旨いです。山の定番、日東紅茶デイリーパック。別名、馬のションベン日東紅茶。


11:30 a.m. ぼちぼちでっぱつ。
水辺の女王様にご拝謁の為、蛭の危険を犯し長石谷へ。

岳峠からすぐ長石谷へ降ります。
まるで雨上がり。両横からしなだれ掛かる笹はしっかり濡れており、足元は水気を含んだ腐葉土と化した枯葉だらけ。スニーカーのtanuoさんは足を濡らさないよう四苦八苦。
樹林帯でただでさえ暗いのに、ガスが立ち込めいかにも蛭が居そうな雰囲気です。
下草が少なくなると沢水が現われ始めます。今日はかなり上から水が流れています。あ〜これぞ蛭日和。
谷の両岸が切り立ち始めると側壁にイワタバコの葉っぱが現われ始めます。そして…、おおいっぱい咲いています。
あ〜、やっと今年も水辺の女王様に拝謁が叶いました。

まだ蕾が多く咲き始めたばかりのようです。満足満足。
惜しむらくは日陰でおまけにガスっておりかなり暗い為、絞り込む事も出来ずシャッター速度も遅く、ピンボケのブレブレ。それでも綺麗どころが次から次と控えており、もうウハウハです。
そしてその下へと続いています。


12:20 犬星滝着。
久しぶりに見る大水量の犬星滝です。ほんと何時降ったんでしょ。

その後大きな岸壁が続き葉っぱはいっぱい付いているのですが蕾ばかり。
唯一滑滝のところで見た大きな株が咲いていたくらいです。

カーテン滝の横もまだ蕾、立ちション滝の横もまだ蕾。上の方が開花が早いってどういうこと? ○タバコって秋の花なのかな? 紅葉のように上から降りて来るのかな?

時々岩の上で蛭チェックをします。シメシメ今のところは吸われていません。「あっ、バンドエイドを補給するの忘れてた。」毎度tanuoさんは無精ですなあ。

思わぬ増水にスニーカーを濡らしながら下って行きます。まあ少し沁みている程度なのでグッドグッド。
最後の三滝川を越えた所で最終チェック。もう大丈夫だろうとチェックする気はなかったのですが、Iさんが靴を洗いついでに靴下を脱いでチェックしてたのでつられてチェック。
「ギョエ〜。」ズボンをまくったら大きな蛭が今まさに靴下に潜り込もうとしているところでした。背に腹は替えられません。気持ち悪いですが素手で蛭を摘みムギューと引き抜きます。今度は指に吸い付いたのを石に擦りつけて剥がします。
靴下をまくるとまだ食いついていなかったようで出血はしていません。まずは一安心。
一方蛭君は石の上に立ち頭を激しく振りながらヒルダンス。ライターを出し火炙りの刑に。
反対の足をチェックしていたら、どこかから逃げ出したのか小さな蛭が石の上に。こいつも火炙りの刑。
Iさん達は被害が無かったようです。
さて車までもう一踏ん張り。

13:30 駐車地着。
片付けついでに最終チェックしていると素っ頓狂な悲鳴。Iお母さんの靴下の中に大物が一匹。
とりあえずハッカ油で弱らせてからまたまたガスライターの出番。ジュー、バチバチ。
そしてもう一匹も同じ靴下から。こいつも火炙りの刑。
お父さんは無事だったようです。良かった良かった。
それじゃあ今日の晩御飯の御菜は…、蛭のガスライター炙り、レア仕立て。と行きますか。さぞかし満足する事でしょう。


2011年08月06日21時10分00秒 記


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