エッガーランド。それは1987年に発売されたアクションパズルゲーム。
続編に迷宮の復活やADVENTURES OF LOLOシリーズなどがあり、
現在もWINDOWS版エッガーランドで自作面を制作している人が多い。
かく言う管理人もエッガーランドの面白さにどっぷり浸かった一人である。
脳髄を麻痺させてくれるパズルゲームの見当たらなくなった昨今、
未だに燦然と輝き続けるエッガーランドシリーズの存在は貴重である。
未プレイの向きにはぜひとも体験してもらいたいお勧めタイトルだ。
(WINDOWS無料体験版は
ベクターからダウンロードが可能。)
ここではエッガーランドシリーズの基本ルールの紹介と関連画像を交えた
ごく私的レビューを掲載しています。
ラウンド内に散らばる全てのハートを回収すると宝箱のフタが開く。
フタの開いた宝箱までたどり着けばラウンドクリア。
- スカル、アルマにつかまった場合
- 呪いの視線やゴルの炎を受けた場合
- 水や溶岩に溺れた場合
- セレクトボタンないしギブアップボタンを押した場合
エッガーショットでメドーサ、ドンメドーサ以外の怪物を一定時間玉子化できる。
(ただし、WIN版エッガーのみメドーサ、ドンメドーサも玉子化できる。)
玉子化した怪物に更にショットを当てると画面外に吹っ飛び、暫く帰ってこない。
吹っ飛んだ怪物は一定時間経過すると初期位置かホールに復活する。
ショットはハートに隠されており、入手できるハートとできないハートがある。
ショットは一度に2発ずつ補給でき、弾数には限りがある。
また、玉子化されたキャラは押して動かせる。(引けない。倉庫番と同じ。)
その他、玉子は水に浮かべて船にしたり、呪いや炎を防ぐ盾に使える。
- エメラルドフレーマーと呼ばれる緑のブロックで呪いや炎を遮断できる。
(WIN版エッガーにはショットを反射するクリスタルフレーマーも登場。)
エメラルドフレーマーは玉子と同じく押せるのみで引けない。
その他、敵キャラ自身の体も呪いや炎を防ぐ効果がある。
ただし、水に浮かんでいる玉子では呪いや炎をガードできない。
- 花畑には移動型のキャラは入ってこれない。
ただし、呪いや炎は関係なく侵入してくるので注意。
一定数のハートを取るとパワーが使えるようになる。
画面右下のパワー表示欄にパワーマークがあれば
そのラウンドでパワーが使えるか否かと、使えるパワーの種類を判断できる。
あと1個ハートを取ればパワーが使えるという状況においては、
画面内の残りのハートが全て輝いてその現状を教えてくれる。
なお、ショットとパワーの両方を使える場合にはパワーが優先して発動する。
パワーの種類は以下の3種。
- ハンマーパワーで岩を壊し、跡地を通れるようにできる
- 一方通行パワーで矢印の向きを変え、侵入可能にすることができる
- 橋のパワーで川や溶岩に橋を架け、その上を通れるようにできる
(ただし、溶岩に架けた橋は一定時間経過すると燃え尽きてしまう。)
初代エッガーランドと続編の迷宮の復活にはヒント面が存在し、
画面右下の?欄に表示されたキャラに対して一定のアクションを行うことで、
そのラウンド内限定の奇跡(スペシャルパワー)を発動させることができる。
?キャラに施すアクションについては謎に包まれている。
また、何が起こるかも自分自身の目で確かめてもらうしかない。
ロロシリーズにヒント面は存在しない。(実力主義)
- 木や水、溶岩も呪いや炎は通過してくる。(岩は通過しない)
- 砂地ではロロは普段の1/2のスピードに減速してしまう。
ただし、モンスターは平常スピードのまま。(初代エッガーランドは除く)
更にモンスターは一方通行も逆走できる。
- 可動キャラは全て半マス単位で移動する。
- 初代エッガーや迷宮の復活などと比べて、ロロシリーズの炎は格段に速い。
- 初代エッガーや迷宮の復活の終盤に登場する地獄面は
道中で4人の神様を救出していないとクリアすることができない。
- ロロシリーズでは階上に向かうために宝箱から階段までの
通路を確保しなければならない。
- 心臓の弱い人にプレイを強制してはならない。
- ファミコンは1日25時間まで。
怪物を吹っ飛ばしたり、沈めたりすると一定時間画面内に帰ってこない。
その間に怪物の初期位置にブロックか別の怪物を置いておくと
怪物が別の位置に復活してくることがある。
これは出口を失った怪物がホール(抜け穴)を通って地上に出てくるからだ。
ホールの上にもブロックや別の敵キャラが乗っている場合には
更に後順位のホールに送還される。
(後順位ホールがある限り延々たらい回し。)
それ以上ホールが無い場合には怪物は「ボン!」という効果音とともに潰れ、
二度と画面内に帰ってこない。(ただし、初代エッガーランドのみ例外。)

- スネーキー
- ヘビの姿をした愛らしいモンスター。
周囲をキョロキョロ見回しているだけで攻撃してこない人畜無害の存在。
触れてもロロは死なない。主に玉子化要員となる。
- アルマ
- エッガーランド内をうろつく番兵モンスター。
アルマジロに似た外見をしており、ロロと横軸が合うと転がって襲ってくる。
一旦まるまり状態になると障害物にぶつかるまで直進し続ける。
- 触れられるとアウト。
- リーパー
- ぴょんぴょん跳ね回る緑色のウサギともカエルともつかない敵。
ロロに触れると眠ってしまいエッガーショットが効かなくなる。
(眠る前であれば玉子化が可能。)
一度眠りについたら二度と目覚めないお邪魔キャラ。
- ロッキー
- 妖怪ぬりかべのような姿をした灰色のモンスター。
普段はロロの1/2のスピードで画面内を徘徊しているが、
ロロと縦軸が合うとロロめがけて2倍のスピードで突進してくる。
触れられても死ぬことはないがロロのそばまで来ると
岩のように動かなくなるお邪魔キャラ。(動かなくなっても玉子化が可能。)
- スカル
- ドクロの姿をしたモンスター。
普段はじっと眠っているが全てのハートを回収すると封印が解け、
ロロが宝箱に向かうのを妨害してくる。触れられると死ぬ。
(動き出す前であれば触れても大丈夫。)
- ゴル
- 赤い怪獣のようなモンスター。
怠け者なので普段は居眠りしているが、全てのハートを回収すると
自分の使命を思い出してロロに向かって炎を吐きかけてくる。
ただし、ゴルの前を通らない限り炎は発射されない。
また、発射されてもブロックや玉子で防御することができる。
更に、ゴルとの距離が開いていれば焼かれることなく前を通過できる。
触れても死なない。ゴルの炎はエッガーショットで相殺できる。
- カポ
- ロロ2とWIN版エッガーランドにのみ登場するクジラのモンスター。
前を通る者を吸い込む習性を持っており、この吸引気流に捕まると
カポの反対方向に逃げることはできなくなる。(垂直方向には逃げられる。
ただし、必ず半マス分は移動させられてしまう。)触れても死なない。
- メドーサ
- 首だけの固定キャラ。ロロが上下左右を通ると呪いの視線を撃ってくる。
一旦この視線が発射されると待つのは死のみ。逃げることはできない。
前を通りたい場合はあらかじめブロックや玉子でガードしておくしかない。
玉子化できない無敵キャラ。触れても死なない。
- ドンメドーサ
- 赤い鬼のようなモンスターで雑魚モンスターのボス的存在。
メドーサと同じく上下左右に呪いを撃ってくるのみならず、
自らも一定範囲を動き回る厄介者。当然玉子化できず
- ブロックなどで封じ込めておくしかない。触れられると死ぬ。
- エッガー大王
- エッガーシリーズの魔王。
毎回懲りずに悪さをするが、その度にロロに倒されている。
飽くまでお間抜けな攻撃にこだわる笑いの鉄人。
諸悪の権化「エッガー大王」が造り出した魔界「エッガーランド」。
ジェントリーランドの王子ロロは囚われのエデナーランド王女ララを救出すべく
悪の叡智の結晶であるエッガーランド攻略の旅に出る。
(ロロ2およびWIN体験版ではララも主人公となる。)
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EGGERLAND(エッガーランド) 1987/1/29発売 DS
これをプレイしていた頃は私も小学生でした。
じゃんけんを拝むのに1年近くかかったと思います。
奇跡の発動には随分と悩まされましたっけ。
リーパーを玉子化できることに途中まで気づかず、
遊びに来た友達が「うりゃー!」とか言って
平然と玉子化してるのを見て何だか悲しくなりました。
チャレンジングステージでミスる度にディスク起動で鬱!
ちなみにロールオーバー画像はかの有名な誤植頁です。
マップを取らなくてもパワーは表示されますものね。
私が買ったのは新発売直後のファーストロット。
訂正表は付いていなかったと記憶しています。ぎゃふん。
私の周囲では当時奥様方に人気のあったソフトです。 |
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エッガーランド 迷宮の復活 1988/8/9発売 ROM
弟が持ってました。当時、私と弟は犬猿の仲。
深夜にこっそりプレイしているのを見つかり、
ROMカセットをどこかに隠されてしまいました。
結局そのままクリアならず。
再プレイは大学院生時でした。(笑)
初代エッガーと比べると仕様が非常に安定しており、
初心者がプレイするには最適のソフトだと思います。
個人的にはヒント面が好きですね。
特にロッキーを一列に並べるスロットの面が。
難易度も終盤へ進むにつれてかなり高くなっていきますし、
前作のような難易度推移のばらつきはないと思います。
いまだにHAL研には攻略質問が寄せられているとか。
根強い人気を誇るソフトですね。お勧めの一品。 |
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エッガーランド -創造への旅立ち- 1988/8/20発売 DS
迷宮の復活の11日後に発売された書換え専用ソフト。
発売直後はこちらが初代エッガーの続編だとばかり
思っていました。(だってディスクカードなんだもん。)
当時のファミマガにも迷宮の復活しか紹介されておらず、
ROMとDSで同時に発売されたのかと勘違いしたんですね。
このソフトのウリはマップエディッタが同梱されていること。
「コンストラクションプレイでキミもゲーム作家!!」
このキャッチフレーズにつられて書き換えたも同然です。
実際、当時流行っていたアニメ「魔神英雄伝ワタル」の
層界山や虹をモチーフにした面を作って楽しんでました。
誰もプレイしてくれませんでしたが。
オリジナル面も50面分あります。(迷宮の復活の余り?)
間違いなく私の創造力の原点はここにあります。 |
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ADVENTURES OF LOLO 1990/1/6発売 ROM
発売されていたこと自体、2,3年知りませんでした。
高校生時代、おもちゃ屋にスト2を買いに行った時に
偶然見つけました。街で旧友にばったり出会う・・・
そんな感覚でしたかねぇ。高かったんで捨て置きましたが。
結局このソフトをプレイできたのは3年くらい前です。
注目して欲しいのはロールオーバー画像の値札シール!
ちょっと見えにくいかな?
発売から10年以上経つというのに「\2500」ですぞ!
ちなみにその下のシールには「\4900」の文字が。
まあ、新品なわけだからそれくらいはするのかな?
今でこそヤフオクなどで裸ソフトが安価に売られていますが、
さばけなかった時代もあったんですね。しみじみ。
OPムービーのララとPROCに萌(燃)えました。 |
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ADVENTURES OF LOLO2 1990/12/26発売 ROM
エッガーシリーズの最高峰です。
序盤ならともかく終盤を1週間で解ける人などまずいません。
そこで皆さん苦肉の策として指テクや裏技で乗り切ろうと
するわけですが、長年ロロ2を研究してきた私としては
「正答こそ王道!」と声を大にして言いたいのです。
美しい正答を発見する度に吹き荒れる感動の嵐。
魅了して已まないテクニックの数々に私はもうメロメロ。
ヒント面抜きの実力重視仕様には賛否両論ありますが、
独自の作品として楽しむのであれば私は迷わず賛成です。
エッガーシリーズの頭悩技術、ここに極まれリ!
エッガーの真髄を知りたい貴方は是非一度プレイを。
ロロ2を知らずしてエッガーを語ることなかれ。 |
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復活!エッガーランド 2000・2001年発売 WIN95,98,ME
体験版である- episode0 - Quest of Raraの続編です。
内容はロロが聖なる12個の宝石を集めながら
大王の創り出したエッガーランドを攻略していくというもの。
掲載されている面はFC版にて既出のものばかりです。
が、マップフィーリングの充実がすンばらしい!!
FC版BGMのアレンジを聴けた日にゃ泣きそうになりました。
私は体験版に長いこと親しんできましたんで
主にそっちで自作面を作っておるのですが、この製品版を
手に入れたお陰で自作面制作の幅がぐんと広がりました。
また、今も昔も入手はかなり困難な状況にあるのですが、
温泉たまご氏に協力していただいて何とか入手できました。
城落とし、隠された宝石の発見とイベントも盛りだくさん!
プレイする価値は十ニ分にあります。格ゲー好きにもお勧め。 |

以下は管理人がプレイしたファミコン版とWIN版エッガーのごく私的レビューです。
プレイの参考にはなりませんが、管理人にどんな思い出があるのか
お暇な方はちょっとのぞいてみてください。
各ゲームの詳しい解説は
用語大全に載せていますのでそちらを参照してください。
※そんなことをする方はいないと思いますが画像の転載はやめてくださいね。