小倉百人一首(縦書き)   ごゆっくりアコーディオン演奏など聞きながら
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  小倉百人一首 

2015年8月4日チェック


一 秋の田の かりほの庵(いほ)の 苫(とま)をあらみ我が衣手(ころもで)は露にぬれつつ
  
天智天皇(てんじてんのう)

二 春過ぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山(かぐやま)
  
持統天皇(じとうてんのう)

三 あしびきの 山鳥の尾(お)の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む
  
柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)

四 田子の浦に うちいでてみれば 白妙の富士の高嶺に 雪は降りつつ
  
山部赤人(やまべのあかひと)

五 奥山に もみぢふみわけ なく鹿の声聞く時ぞ 秋はかなしき


六 かささぎの 渡せる橋に おく霜の白きをみれば 夜ぞふけにける
  
中納言家持(ちゅうなごんやかもち)

七 天の原  ふりさけみれば 春日なる三笠の山に いでし月かも
  
阿倍仲麻呂(あべのなかまろ)

八 わが庵は 都のたつみ しかぞすむ 世をうぢ山と 人はいふなり
  
喜撰法師(きせんほうし)



九 花の色は うつりにけりな いたづらに わが身よにふる ながめせしまに
  
小野小町(おののこまち)

十 これやこの 行くも帰るも わかれては しるもしらぬも 逢坂の関


十一 わたの原 八十島(やそしま)かけて こぎいでぬと 人にはつげよ あまのつり舟
  
参議篁(さんぎたかむら)

十二 天(あま)つ風 雲のかよひ路 吹きとぢよ をとめの姿 しばしとどめむ
  
僧正遍昭(そうじょうへんじょう)

十三 つくばねの 峰よりおつる みなの川 恋ぞつもりて 淵となりぬる
  
陽成院(ようぜいいん)

十四 みちのくの しのぶもぢずり 誰ゆゑに みだれそめにし 我ならなくに
  
河原左大臣(かわらのさだいじん)

十五 君がため 春の野に出でて 若菜つむわが衣手(ころもで)に 雪はふりつつ
  
光孝天皇(こうこうてんのう)

十六 立ちわかれ いなばの山の 峰に生(お)ふる まつとし聞かば いまかへりこむ
  
中納言行平(ちゅうなごんゆきひら)


十七 ちはやぶる 神代(かみよ)もきかず 竜田川からくれなゐに水くくるとは
  
在原業平朝臣(ありわらのなりひら)

十八 住の江の 岸による波 よるさへや夢のかよひ路 人目よくらむ
  
藤原敏行朝臣(ふじわらのとしゆき)

十九 難波潟 (なにわがた)みじかき蘆(あし)の ふしのまも あはでこの世を すぐしてよとや
  
伊勢(いせ)

二十 わびぬれば いまはたおなじ 難波なる 身をつくしても あはむとぞ思ふ
  
元良親王(もとよししんのう)

二十一 今こむと いひしばかりに 長月の 有明の月を まちいでつるかな
  
素性法師(そせいほうし)

二十二 吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を 嵐といふらむ
  
文屋康秀(ふんやのやすひで)

二十三 月みれば ちぢにものこそ かなしけれ わが身一つの 秋にはあらねど
  
大江千里(おおえのちさと)

二十四 このたびは ぬさもとりあへず 手向山(たむけやま) もみぢのにしき 神のまにまに
  
菅家(かんけ)


二十五 名にし負はば 逢坂山(あふさかやま)の さねかづら 人にしられで 来るよしもがな
  
三条右大臣(さんじょうのうだいじん)

二十六 小倉山(おぐらやま) 峰のもみぢ葉(ば) 心あらば いまひとたびの みゆきまたなむ
  
貞信公(ていしんこう)

二十七 みかの原 わきて流るる いづみ川 いつみきとてか 恋しかるらむ
  
中納言兼輔(ちゅうなごんかねすけ)

二十八 山里は 冬ぞさびしさ まさりける 人目も草も かれぬと思へば
  
源宗行朝臣(みなもとのむねゆき)

二十九 心当てに 折らばや折らむ 初霜の おきまどはせる 白菊の花
  
凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)

三十 有明(ありあけ)の つれなく見えし 別れより あかつきばかり うきものはなし
  
壬生忠岑(みぶのただみね)

三十一 朝ぼらけ 有明(ありあけ)の月と 見るまでに 吉野の里に 降れる白雪
  
坂上是則(さかのうえのこれのり)

三十二 山川に 風のかけたる しがらみは ながれもあへぬ もみぢなりけり
  
 春道列樹(はるみちのつらき)


三十三 久方(ひさかた)の 光のどけき春の日に しづ心なく 花の散るらむ
  
紀友則(きのとものり)

三十四 誰(たれ)をかも しる人にせむ 高砂の 松も昔の 友ならなくに
  
藤原興風(ふじわらのおきかぜ)

三十五 人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香に匂ひける
  
紀貫之(きのつらゆき)

三十六 夏の夜は まだ宵ながら あけぬるを 雲のいづこに 月やどるらむ
  
清原深養父(きよはらのふかやぶ)

三十七 白露に 風の吹きしく 秋の野は つらぬきとめぬ 玉ぞ散りける
  
文屋朝康(ふんやのあさやす)

三十八 忘らるる 身をば思はず ちかひてし 人の命の 惜しくもあるかな
  
右近(うこん)

三十九 浅茅生(あさじふ)の 小野の篠原 しのぶれど あまりてなどか 人の恋しき
  
参議等(さんぎひとし)

四十 しのぶれど 色に出でにけり 我が恋は 物や思ふと 人の問ふまで
  
平兼盛(たいらのかねもり)






 

四十一 恋(こい)すてふ 我が名はまだき 立ちにけり 人しれずこそ 思ひそめしか
  
壬生忠見(みぶのただみ)

四十二 ちぎりきな かたみに袖を しぼりつつ 末の松山 波こさじとは
  
清原元輔(きよはらのもとすけ)

四十三 あひみての のちの心に くらぶれば 昔は物を 思はざりけり
  
権中納言敦忠(ごんちゅうなごんあつただ)

四十四 あふことの たえてしなくば なかなかに 人をも身をも 恨みざらまし
  
中納言朝忠(ちゅうなごんあさただ)

四十五 あはれとも いふべき人は 思ほえで 身のいたづらに なりぬべきかな
  
謙徳公(けんとくこう)

四十六 由良のとを 渡る舟人(ふなびと)かぢをたえ ゆくへも知らぬ 恋の道かな
  
曽禰好忠(そねのよしただ)

四十七 八重(やえ)むぐら しげれる宿の さびしきに 人こそ見えね 秋は来にけり
  
恵慶法師(えぎょうほうし)





四十八 風をいたみ 岩うつ波の おのれのみ くだけて物を 思ふころかな
  
源重之(みなもとのしげゆき)

四十九 みかきもり 衛士(えじ)のたく火の 夜はもえて 昼は消えつつ 物をこそ思へ
  
大中臣能宣朝臣(おおなかとみのよしのぶ)

五十 君がため 惜しからざりし いのちさへ 長くもがなと 思ひけるかな
  
藤原義孝(ふじわらのよしたか)

五十一 かくとだに えやはいぶきの さしも草 さしもしらじな もゆる思ひを   
藤原実方朝臣(ふじわらのさねかた)

五十二 あけぬれば 暮るるものとは 知りながら なほうらめしき 朝ぼらけかな
  
藤原道信朝臣(ふじわらのみちのぶ)

五十三 なげきつつ ひとりぬる夜の あくるまは いかに久しき ものとかはしる
  
右大将道綱母(うだいしょうみちつなのはは)

五十四 忘れじの ゆく末までは かたければ 今日をかぎりの いのちともがな
  
儀同三司母(ぎどうさんしのはは)






五十五 滝の音(おと)は たえて久しく なりぬれど 名こそ流れて なほ聞こえけれ
  
大納言公任(だいなごんきんとう)

五十六 あらざらむ この世のほかの 思ひ出に いまひとたびの あふこともがな
  
和泉式部(いずみしきぶ)

五十七 めぐりあひて 見しやそれとも わかぬまに 雲がくれにし 夜半の月かな
  
紫式部(むらさきしきぶ)

五十八 ありま山 ゐなの笹原(ささはら) 風吹けば いでそよ人を 忘れやはする
  
大弐三位(だいにのさんみ)

五十九 やすらはで 寝なましものを さ夜ふけて かたぶくまでの 月を見しかな
  
赤染衛門(あかぞめえもん)

六十 大江山 いく野の道の 遠ければまだふみもみず 天の橋立
  
小式部内侍(こしきぶのないし)

六十一 いにしへの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に 匂ひぬるかな
  
伊勢大輔(いせのたいふ)




六十二 夜をこめて 鳥のそらねは はかるとも よに逢坂の 関(せき)はゆるさじ
  
清少納言(せいしょうなごん)

六十三 いまはただ 思ひ絶えなむ とばかりを 人づてならで 言ふよしもがな
  
左京大夫道雅(さきょうのだいぶみちまさ)

六十四 朝ぼらけ 宇治の川霧 絶え絶えに あらはれわたる 瀬々の網代木(あじろぎ)
  
権中納言定頼(ごんちゅうなごんさだより)

六十五 うらみわび ほさぬ袖だに あるものを 恋にくちなむ 名こそをしけれ
  
相模(さがみ)

六十六 もろともに あはれと思へ 山桜 花よりほかに知る人もなし
  
前大僧正行尊(さきのだいそうじょうぎょうそん)

六十七 春の夜の 夢ばかりなる 手枕(たまくら)に かひなくたたむ 名こそをしけれ
  
周防内侍(すおうのないし)

六十八 心にも あらでうき世に ながらへば恋しかるべき夜半の月かな
  
三条院(さんじょういん)






六十九 あらし吹く み室(むろ)の山の もみぢばは 竜田(たつた)の川の 錦なりけり
  
能因法師(のういんほうし)

七十 さびしさに 宿を立ち出でて ながむれば いづくもおなじ 秋の夕ぐれ
  
良選法師(りょうぜんほうし)

七十一 夕されば 門田(かどた)の稲葉 おとづれて蘆(あし)のまろやに 秋風ぞ吹く
  
大納言経信(だいなごんつねのぶ)

七十二 音に聞く 高師(たかし)の浜の あだ波は かけじや袖(そで)の ぬれもこそすれ
  
祐子内親王家紀伊(ゆうしないしんのうけのきい)

七十三 高砂の をのへのさくら さきにけり とやまのかすみ たたずもあらなむ
  
前権中納言匡房(さきのごんちゅうなごんまさふさ)

七十四 憂(う)かりける 人を初瀬(はつせ)の 山おろしよ はげしかれとは 祈らぬものを
  
源俊頼朝臣(みなもとのとしより)

七十五 ちぎりおきし させもが露を いのちにて あはれ今年の 秋もいぬめり
  
藤原基俊(ふじわらのもととし)





七十六 わたの原 こぎいでてみれば 久方(ひさかた)の 雲(くも)いにまがふ 沖つ白波
  
法性寺入道前関白太政大臣(ほつしょうじにゅうどうさきのかんぱくだいじょうだいじん)

七十七 瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川のわれても末に あはむとぞ思ふ
  
崇徳院(すとくいん)

七十八 淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に幾夜(いくよ)ねざめぬ 須磨の関守(せきもり)
  
源兼昌(みなもとのかねまさ)

七十九 秋風に たなびく雲の たえ間より もれいづる月の 影のさやけさ
  
左京大夫顕輔(さきょうのだいぶあきすけ)

八十 長からむ 心もしらず 黒髪の みだれてけさは 物をこそ思へ
  
待賢門院堀河(たいけんもんいんほりかわ )蝉丸(せみまる)猿丸太夫(さるまるだゆう)

八十一 ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば ただありあけの 月ぞ残れる
  
後徳大寺左大臣(ごとくだいじさだいじん)

八十二 思ひわび さてもいのちは あるものを憂(う)きにたへぬは 涙なりけり
  
道因法師(どういんほうし)




八十三 世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る 山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる
  
皇太后宮大夫俊成(こうたいごうぐうのだいぶしゅんぜい)

八十四 ながらへば またこのごろや しのばれむ憂(う)しと見し世ぞ今は恋しき
  
藤原清輔朝臣(ふじわらのきよすけ)

八十五 夜もすがら 物思ふころは 明けやらで 閨(ねや)のひまさへ つれなかりけり
  
俊恵法師(しゅんえほうし)

八十六 なげけとて 月やは物(はもの)を 思はする かこち顔(かほ)なる わが涙かな
  
西行法師(さいぎょうほうし)

八十七 村雨(むらさめ)の 露もまだひぬ まきの葉に 霧たちのぼる 秋の夕ぐれ
  
寂蓮法師(じゃくれんほうし)

八十八 難波江(なにわえ)の 蘆(あし)のかりねの ひとよゆゑ みをつくしてや 恋ひわたるべき
  
皇嘉門院別当(こうかもんいんのべつとう)

八十九 玉の緒よ たえなばたえね ながらへば 忍ぶることの 弱りもぞする
  
式子内親王(しきしないしんのう)




九十 見せばやな 雄島(おしま)のあまの 袖だにも ぬれにぞぬれし 色はかはらず
  
殷富門院大輔(いんぶもんいんのたいふ)

九十一 きりぎりす 鳴くや霜夜(しもよ)の さむしろに衣(ころも)かたしきひとりかも寝む
  
後京極摂政前太政大臣(ごきょうごくせっしょうさきのだいじょうだいじん)

九十二 わが袖は 潮干(しおひ)にみえぬ 沖の石の 人こそしらね かわくまもなし
  
二条院讃岐(にじょういんのさぬき)

九十三 世の中は つねにもがもな なぎさこぐ あまの小舟の 綱(つな)手かなしも
  
鎌倉右大臣(かまくらのうだいじん)

九十四 み吉野の 山の秋風 さ夜ふけて ふるさと寒く 衣うつなり
  
参議雅経(さんぎまさつね)

九十五 おほけなく うき世の民に おほふかな わがたつ杣(そま)に墨染(すみぞめ)の袖
  
前大僧正慈円(さきのだいそうじょうじえん)

九十六 花さそふ 嵐の庭の 雪ならで ふりゆくものは わが身なりけり
  入道前太政大臣(にゅうどうさきのだいじょうだいじん)


九十七 こぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くやもしほの 身もこがれつつ
  
権中納言定家(ごんちゅうなごんていか)

九十八 風そよぐ ならの小川の 夕ぐれは みそぎぞ夏の しるしなりける
  
従二位家隆(じゅうにいいえたか)

九十九 人もをし 人もうらめし あぢきなく 世を思ふゆゑに 物思ふ身は
  
後鳥羽院(ごとばいん)

百 ももしきや ふるき軒(のき)ばの しのぶにも なほあまりある 昔なりけり
  
順徳院(じゅんとくいん)

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