東京都現代美術館 (2004年2月24日)
「舟越 桂 展」 と 「球体関節人形展」 と 
舟越 桂 「『二百年の子供』挿画」 特別展示

東京都現代美術館は、都立木場公園の一角に1995年にオープンしました。
日本初の本格的な現代美術館である東京都現代美術館は、
MOT(モット)という通称で親しまれています。
現在、約3,800点に及ぶ収蔵作品の中から百数十点を常設展示し、
国内外の現代美術の流れをわかりやすく紹介しています。
企画展示室では、国内外の現代アーティストの紹介展やテーマ展など
様々なジャンルで展覧会を年6回程度開催しています。

東西線木場駅からバスで三つ目東京現代美術館前下車。

 

2003年5月に 「舟越 桂 展」 を観に行きました。

   舟越 桂は 楠(くすのき)を素材とした半身像に
 彩色をほどこし、眼には大理石をはめ込んだ
 その独自の木彫作品をつくりだす彫刻家です。
 今回は全身像もありました。   1988年作の 
 「教会とカフェ」の前にたつと、むこうからじっと
 見つめられるているようで、胸がドキドキしてくる
 ようでした。「途切れないささやき」と「冬の本」と
 二体ならんでいましたが、左の「途切れないささ
 やき」の前にいると、右の人形がこちらを覗き見
 しているように感じました。行って本当に良かった
 と思いました。

今回(2004・2・24)は 「球体関節人形展」 を観にいきました。

 

2004年春公開予定の映画「イノセンス」(監督:押井守)の公開を記念して開催されています。
映画の重要なモチーフである「人形」にスポットをあて、球体関節人形を一堂に集めてあります。

「球体関節人形」は腕、足、腹などの関節に球を入れてつなぐことにより、
自由なポーズに出来ることが特徴です。それは、元来、西洋の人形に見られる一般的な様式です。
 本展では球体関節を表現に取り入れた作家の作品を幅広く展示することで、
表現における人形の本質と現代性の検証を試みます。
それは人形に留まらず、現代日本人の美意識を探る材料ともなるでしょう。
 押井監督が監修者として自ら人形作家や出品作品の選定を行った本展では、
四谷シモン、吉田良をはじめとする著名な人形作家の作品171点が展示されています。
 「人は何故自分の似姿を造りたがるのか」。本展と映画「イノセンス」は見るものにこう問いかけます。

【出品者】

秋山まほこ、天野可淡(故人)、井桁裕子、伽井丹彌、片岡昌、木立真佐美、月光社、恋月姫、
土井典、中村寝郎、三浦悦子、三輪輝子、山本じん、山吉由利子、吉田良、四谷シモン、よねやまりゅう
【写真出品】
ハンス・ベルメール、マリオ・A

(展覧会プレス・リリースより抜粋)

 

「球体関節人形展」の出品作家である中村寝郎氏が3月6日の映画「イノセンス」公開日に向けて、
「イノセンスドール」を公開制作していました。
自然派志向の中村氏は土や木、廃材を利用して氏独自の解釈による「イノセンスドール」を制作してます。
(館内は撮影禁止でした)

人形と言うと愛らしいイメージが思い浮かびますが、上のパンフレットの写真のように、
内側を曝け出したり、恥部を堂々と表したりと、おどろおどろしたものでした。
こう云う表現方法をする人たちがいる事を知り驚きでした。新しい発見。

常設展示場では 舟越 桂 「『二百年の子供』挿画」 が特別展示されていました。

読売新聞に連載された大江健三郎の小説の挿画を担当した舟越桂が「二百年の子供」の為に
描いた約60点のドローイングが展示してありました。

     

 
こちらの方は安心して観ることができました。

地下にあるレストランで 小えびとドライトマトのスパティー を食べました。

レストランとレストランから眺められる外の風景です。

 
 

おわり
(2004・2・27)

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