「コザ→砂辺→新潟」編
(’07年8月/6歳7ヶ月&1歳2ヶ月)





8/27(月)
  

最終日はいつも晴れ(T_T)。
今日も朝の洗濯タイムを利用して、ママのひそかな楽しみ、1人散歩。目指すはゴヤ市場です。
ゲート通りをゴヤ十字路方面に南下していくと、ひときわ目立つ「上間てんぷら店」の看板。ここがゴヤ市場の始まり。てんぷら屋さんの看板ができてわかりやすくなりましたね。

まだ朝7時くらいなのに、てんぷら屋さんの厨房はすごい忙しそう。台には大ぶりに切った山盛りの揚げたててんぷら。この大きいキューブ型のは田芋かなあ?うまそうだけどこんな早朝からこんなたくさん、誰が買うの?
と思ったら、お店側には人がぎっしり。そうか今日は旧盆最終日だ!
顔ぶれはほとんど地元の方らしきおばあちゃんやおかあさん達で、パックにたくさんつめてます。空いていれば、名札のないてんぷらあれこれをお店の人に聞いて、おやつに1,2コ買うところだけど、この「行事の仕出し」的雰囲気を、そんなんでジャマできません。観光客はただウークイの重さを垣間見るのみ。
食品店の店先には、お盆用にお菓子がズラーリ。何はなくともまずモチ。大量のモチ。これ全部売り切れるのかなあ?
沖縄っぽいところでは「琉球名物かるかん」鹿児島名物じゃないの?そしてピーナツあんの入った焼き菓子「くんぺん(=こんぺん)」、赤いゼリー黄色いゼリー、その他日本ぽいといえば日本ぽい、琉球(≒中国)ぽいといえば琉球ぽい並び。

  

特筆すべきは「うえはら商店」。店内はテーブルもある雑貨屋さんで、ランドセル背負った子供が、登校前に店先でおばさんとしゃべっているような昔懐かしい場所ですが、ここにジミーにもなかったアメリカ製品がずらり。
缶詰やシャンプー、歯磨き、洗剤系はもちろん、あずきや森永ホットケーキミックスなんかと一緒に、見たことないアメリカ食材が、当たり前な顔して並んでいたりするのがうれしいです。
個人的にはアメリカ版パンテーンを発見して感動。香りが日本のとは全然違っていて、嗅ぐとNYのホテルがぶわっとよみがえるのがたまりません(NY旅行時の定番シャンプーだったので(^^;))。

  
左)一見、日本でもおなじみな品ですが、実はぜーーんぶ英語表記。
「輸入元」なんていうシールも、もちろんナシ。
右)店主がイタリア移民な、NYのデリみたいじゃありませんか?(^^)
塩せんべいとともに並んでいるのがツボです

私がコザにひかれるわけ、それは初コザの時から変わらず、ここが一番沖縄っぽさを感じる場所だから。
琉球、アメリカ、日本、それらが渾然一体となっている風景は、まさに沖縄の時空間の俯瞰図そのものであり、それは観光客の目にはただただ異国情緒、沖縄情緒であり。
と長らく思っていたのですが、もともと沖縄に興味はなかったが、ここ数年の旅行でみるみる沖縄好きになりつつあるダンナに言わせると
「あれは沖縄っぽい風景じゃなくて、(アメリカの)占領地っぽい風景なんだよ」
あっそうか〜〜〜!!だから離島の雰囲気や景色、青い海や赤瓦が人気なのか〜〜〜!!
もちろんそれらも好きだけど、同時に外国っぽい看板や、コンクリートの格子ベランダに屋上のタンクという風景も沖縄っぽくて好きな私には、どうも離島や赤瓦屋根の人気が今ひとつピンと来なかったのです。なんで沖縄のすべてがあるコザじゃなく、昔ながらの風景だけが異国情緒、沖縄情緒として人気なんだろうと。


「ランチバフェ ふらんどる」「コザベーカリー」「みやぎストア」e.t.c.
ツボなお店が続きます。


確かにこれが逆に海外で、日本語だらけの街を見たら「金にモノ言わせて元の景色を変えてしまった」と、どこか申し訳なく思ってしまいがち(まあ「元の景色」といっても、どれがオリジンかなんて、厳密には言えないでしょうけど)。経済と軍事という違いはあっても、「外部からの力ずくの侵略」という点で同じなら、コザの風景をただ異国情緒、沖縄情緒なんて受け止めている方が軽薄だったのかもしれない。もしくは根っからアメリカに占領されているとか。
そういえば私、世界のトップはアメリカだと普通に考えているし(ってのもバカでかいくくりだけど、さておき)、海外の日本語看板では居心地悪い思いはしても、日本の英語看板には決して悪印象を抱きません。これはただアメリカに侵されているだけ?


例えばこんな風景
表は英語、奥は沖縄の古びた建物


いや、でもやっぱし、それだけでもないな。だって好きなのは何も英語看板だけじゃない。アジア看板だって南米看板だってウエルカムだ。そして何よりコザの場合、それらの中にしっかり沖縄独自の風景が生き残っているから好きなんだ。基本的に何者も排除せず、かといって何者かの色にあっさり塗り替えられず踏ん張る力と優しさ。ちょうど排除に排除を重ねて、洗練された美をピラミッド型に築いていく国粋主義の対極、というのはさすがに偏見か?
ただそれをそのままコザに当てはめると、とたんに「基地容認」側になってしまいそうなのが、どうにもコザの魅力を語るのに歯切れ悪くなるところ。なんとなく、新しく出来たミュージックタウンにも、その苦しさを感じます。コザの歴史からムリヤリ「基地」を引き算して「音楽」だけにしたような。ほんとに政治と文化をきっちり分けられれば楽なのに
・・・と、青くさーい、愚にもつかない独り言を長々と、失礼しましたm()m 個人的には、復帰運動に反対せざるを得ない思いと、基地に対して暴動を起こす思いが共存したように、「賛成/反対」では割り切れない街だから好きなのかもしれません。
さて、ごく狭い範囲をひとまわりしたところで、今回の散歩終了。また来年来るからね〜


ホテルの入り口のスタンドで米軍新聞購入。このスタンドがまた、25セント玉入れてドアを開けるという、もろアメリカンな代物。小銭はフロントで両替してもらえます。
部屋に戻ったら、もうUが起きていて、ダンナが相手してました。意外と気を悪くしてなかったのは「わけのわからないほっつき歩きにつきあわされるよりは、子守の方がマシ」との思いからに違いありません(^^;)

今朝も盛りだくさんな朝食をゆっくり頂き、宅急便をフロントで頼んで、10時前チェックアウト。
14時半の飛行機ですが、夏季の繁忙期につき、レンタカー返却時間はなんと12時半(T_T)。
なんとも中途半端な残り時間、KKの希望をいれて、最後の最後まで海でひと泳ぎすることに決定。
行き先はコザから20分もしない北谷。ここなら1時間くらいは泳げるかな?

  

目的地はここ、砂辺・宮城海岸です。
ここは10年以上前、やっぱり嘉手納基地を案内してもらった夜に来たことがあるのですが、その時はここら辺、黒人の男の子と日本人の女の子が集まるスポットになっていて驚いたもんです。今もそうなのかな?
今回ここにしたのは、同じ北谷でもサンセットビーチなどが人工なのに比べ、宮城海岸はダイビングスポットとしても有名な豊饒の海だから。子供が足の立つ干潮時も魚が見えるらしいので、KKはもちろん、Uに魚を見せて興奮させたいのよね〜
行ってみると、わ〜ほんとにどこもかしこもダイビング。道沿いに並ぶお店もダイビングなら、海にいる人もダイビング。けど驚くほど近くでやってます。そんなとこにもうポイントがあるのかな?
ぱっと見、シャワーや更衣室がなかったので、KKだけテトラポットの陰で着替えて泳ぐことに。


海は下が石畳状になっていて、藻でツルツル。
ちょうど干潮になる時間帯で、刻一刻と水が減っていきました。
潮溜まりにはルリスズメが。これをUに見せたかったのよ〜♪でもやっぱりUは怖がって海に立とうとせず、ラストチャンスもはかなく(T_T)。かわりにKKが素手でつかまえようとがんばってました(しかしカスリもせず)。
他にウニや小魚なども発見。テトラポットのところにはカニがいっぱいいました。
結局、泳ぐというより磯遊びでしたが、シャワーや着替えの要らない短時間の海遊びには、ちょうどいい所かな?

  


自動販売機で買ったミネラルウオーターをシャワー代わりにしてKKだけ着替え、11時半、北谷出発。あ〜沖縄旅行、もうおしまいか〜
レンタカー屋さんには、これから旅行の始まる人たちがいっぱい。切ないわ〜。私たちも5日前はこんなふうにワクワクした空気をふりまいていたんだな〜(なのにいまや(T_T)

空港で中華航空の残骸に驚き、やぎみるくにチーズがあったことにまた驚きと、最後の観光をして、福岡行きANAに搭乗。
道じゅねーは結局見れなかったし、スーパーでのお買い物もあまりゆっくりできなかったけど、満ち足りた旅でした。「来年はどうする?」とダンナの方から言ってくれるようになったのが、一番の収穫(^^)vシメシメ ほんと、来年も行けるといいな

余談ですが福岡空港、新潟行きに乗り換える時は一度外に出なければならず、めんどいながらもちょっと福岡観光の気分も味わえてグーでした。思わず空港で「めんたいこせんべい」なるおみやげまで買っちゃったり。 
この新潟−福岡便、乗客は増えているにもかかわらず、儲からないので廃止の危機だそうですが、なくなるのは残念だなあ。