Gunma Life
ぐんまの歴史  ぐんまの郷土史本文へジャンプ 登録: 2006/10/20
更新: 2009/07/10
名称 前橋スナック銃撃事件  まえばし スナック じゅうげきじけん
区分 ぐんまの郷土史 抗争事件
発生年月日 2003年(平成15)1月25日 このページは更新中です
前橋スナック銃撃事件
事件の発端 2001年8月18日
東京都葛飾区白鳥の四ツ木葬祭場で行われていた住吉会系向後睦会幹部の通夜の席で、稲川会系大前田一家組員が向後睦会会長=当時52歳=ら2人を射殺した。 当時、大前田一家には、今回事件の被害者の1人・後藤元組長が幹部として所属していた。
2001年9月
この抗争事件は約1カ月後、住吉会と稲川会が和解した。 この時、大前田一家の後藤元組長らが「絶縁」などの処分を受けた。
2002年2月21日
住吉会系の組長(当時54歳)が稲川会系指定暴力団稲川会大前田一家元組長宅を襲撃しようとして発砲したが失敗した。24日夕方、組長は豊島区で男に短銃で撃たれて入院した。
2002年2月25日
指定暴力団住吉会系幸平一家矢野睦会会長矢野治被告(今回事件の犯人の1人)は、矢野睦会辰力組組長辰力正雄元被告、知人の元暴力団員新居久三雄元被告と共謀し、2月25日午前9時ごろ、日本医大病院一階の集中治療室の窓から、ベッドで寝ていた組長に拳銃数発を発射、殺害した。組長は暴力団抗争から抜け出そうとしたため、口封じのために殺害した。
2002年3月1日
大前田一家最高幹部宅に火炎瓶が投げ込まれ、銃弾数発が撃ち込まれた。
犯人は特定されず、未解決のまま。 (後に、住吉会系幸平一家矢野睦会会長矢野治被告の犯行と判明する)
2002年10月14日
群馬県白沢村でゴルフ場帰りの後藤元組長が4人組に銃撃され、右肩を負傷する事件も起きた。
犯人は特定されず、未解決のまま。 (後に、住吉会系幸平一家矢野睦会会長矢野治被告の犯行と判明する)
事件の経緯 2003年1月25日
群馬県前橋市三俣町の閑静な住宅街の中にある、スナック「加津」でその事件は発生した。

当時、スナック「加津」には、カウンターに後藤元組長を含む客8名が居り、カウンター内には女性経営者が、またスナックの外には後藤元組長の護衛役の男が1人いた。

指定暴力団住吉会系幸平一家矢野睦会会長矢野治被告の指示を受けた、暴力団幹部小日向将人被告は、同幹部山田健一郎被告とともにフルフェースのヘルメットをかぶって、同日午後11時25分頃、前橋市三俣町のスナック「加津」前にいた後藤元組長の警護役(当時31歳)を射殺した後、店内で拳銃を乱射し、いずれも客で近くに住む会社員(当時53歳)、パート職員(当時66歳)、会社員(当時50歳)の3人を射殺し、元組長と客の調理師(当時55歳)の2人に重傷を負わせた。

結局、この事件では、一般市民3名と護衛役の男を合わせた4名が死亡し、後藤元組長と一般市民の2人が重傷を負った。
事件後の経過 2003年2月
住吉会幸平一家矢野睦会系幹部の土居春夫元被告が「自分がやった」と出頭してきたので、捜査本部は土居春夫元被告を銃砲刀剣類所持等取締法違反容疑で逮捕したが、前橋地検は証拠不十分のため処分保留で釈放した。
2003年7月8日
矢野被告は放火未遂事件の容疑で逮捕された。 9月1日、日本医大病院での殺人容疑で再逮捕された。
さらに2004年2月17日、前橋のスナック乱射事件で再逮捕された。 6月2日、白沢村の殺人未遂事件で再逮捕された。
前橋スナック銃撃事件 実行犯について
矢野治被告(首謀者) 2007年12月10日/東京地裁・朝山芳史裁判長/死刑判決

首謀者である、指定暴力団住吉会系矢野睦会会長・矢野治被告に対して、東京地裁は死刑判決を下した。
弁護側は判決を不服として控訴
小日向将人被告 2005年03月28日/前橋地裁/死刑判決

実行犯の1人である、指定暴力団住吉会系矢野睦会幹部・小日向将人被告に対して、前橋地裁は死刑判決を下した。
弁護側は判決を不服として控訴した。
2006年03月16日/東京高裁/被告側控訴棄却
2009年07月10日/最高裁判所/死刑判決
山田健一郎被告 2004年05月/逮捕

しかしながら、一貫して事件への関与を否定
しかし、前橋地裁の第1審の公判中の2007年2月に事件への関与を認め、以後、被告自身が関与した行為に限って供述をしていた。
2008年01月21日/前橋地裁・久我泰博裁判長/死刑判決

実行犯の1人である、指定暴力団住吉会系矢野睦会幹部・山田健一郎被告に対して、前橋地裁は死刑判決を行った。
弁護側は、亡くなった4人のうちの3人の一般客の殺害はもう1人の実行犯・小日向被告によるものであったとして、限定的な責任を主張していたが、裁判官は、山田被告も重要かつ必要不可欠な役割を果たしたとして、死傷者全員に対する共同正犯としての責任を認めて、死刑判決を下した。
高見沢勤被告
2008年02月04日/前橋地裁/死刑判決

前橋スナック銃撃事件の実行犯の1人である、指定暴力団山口組系組長・高見沢勤被告に対して、前橋地裁は死刑判決を行った。
前橋スナック銃撃事件 / 遺族が住吉会トップらを提訴
2006年11月22日 銃撃事件に巻き込まれた男性客の遺族3人が、指定暴力団住吉会系暴力団組長の起訴中の3人の被告と、住吉会の西口茂男総裁と福田晴瞭会長の計5人を相手取り、1億9760万円の損害賠償を求める訴訟を前橋地裁に起こした。
 
2007年10月18日

前橋市のスナックで2003(平成15)年1月、巻き添えの市民ら4人が死亡した拳銃乱射事件で、遺族やスナックの経営者ら8人が、指定暴力団住吉会の西口茂男総裁ら計5人に総額約1億5000万円の損害賠償を求め前橋地裁に起こしていた訴訟を取り下げたことが18日、分かった。

原告側代理人は「8人がそれぞれ納得する額の被害弁償を受け、訴訟の目的は達成された」としている。 弁償金は事件の指揮役が所属する住吉会系暴力団から払われ、住吉会から直接支出されるわけではないという。 額は公表していない。

9月12日に開かれた第1回口頭弁論で、使用者責任を問われた西口総裁ら幹部2人は請求棄却を求める答弁書を提出した。 事件を指揮したとされる矢野治被告(58)と実行役とされる山田健一郎被告(41)は答弁書を提出しなかった。 もう1人の実行役とされる小日向将人被告(38)は請求を認め、争っていなかった。

別の被害者遺族が起こしている損害賠償請求訴訟では、東京高裁が16日、矢野被告らに計約8800万円の支払いを命じる判決を出した。

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