| ことば |
ブロークン・ウィンドウズ理論
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JA−B001 |
| 区分 |
犯罪 |
誰の理論?;
ブロークン・ウィンドウズ理論は米国ルドガーズ大学の刑事司法学者のジョージ・ケリング教授の理論。ケリング教授は世界中の警察活動を調査・分析してブロークン・ウィンドウズ理論に至った。
理論の内容は?;
犯罪学上の理論で、『犯罪者は、窓が割れたりしているのを放置している場所、落書きがされたりしているのに放置したままの場所、を司直や世間の関心が向かない場所、言い換えれば、犯罪者の居心地の良い場所という安心感を与える場所と感じる。』という理論で、『そのような場所では、(1)最初の段階では落書きや窓割が増加する、(2)次にはひったくりや恐喝などが発生する、(3)更に放置すると、麻薬の売買やレイプ等が発生する、(4)更に放置すると麻薬常習者がたむろしたり強盗事件が多発し、(5)更に放置すると殺人事件が発生する』と、いうものである。つまり、法が及ぶ地域と、法が及ばない地域(無法地帯)の分かれ目を表す言葉が『ブロークン・ウィンドウズ(窓割り)』なのである。
理論の元になった実験;
1969年にスタンフォード大学のフリップ・ジンバルド教授(心理学者)によってカリフォルニア州の住宅街に自動車を放置する方法で行なわれた。
(1)ナンバープレートを外し、ボンネットを空けたままにしたが、最初の1週間は何も無かった。
(2)そこで、フロント・ガラスを壊してみた。すると、すぐにバッテリーが持ち去られ、その後、多くの部品が持ち去られてしまった。
(3)2週間が終わる頃には、落書きが書かれ、ほとんどの窓ガラスが割られ、車は完全に破壊されてしまった。
実験の理論付け;
ゲリング教授は、この実験を以下のように理論付けたのである。そのどのステップにおいても『自分だけではない』と言う気持ちを犯罪者に与えており、そのことが以下のステップを徐々に進めてしまい犯罪が増加してしまうのである。
(1)落書きが放置されていると、小さな行動に対しても罪悪感が薄れやすくなる。
(2)軽犯罪が多発し、治安が悪くなる。
(3)この街は、警察の監視がない場所だと判断され、より凶悪な犯罪者が寄り付く。
(4)犯罪がエスカレートし、凶悪事件が発生する。
そして、整理したのが『ブロークン・ウィンドウズ理論』なのである。
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