*初めての作品とデザイン *旅先で出会ったニードル・ポイント *物づくり写真館

* ニードル・ポイント刺繍 *


■ニードル・ポイント(キャンバス刺繍)について

ニードル・ポイントとは、目の大きなキャンバス地に
タペストリー・ウール(刺繍用毛糸)で刺していく刺繍のことです。
昔は手近にタペストリー・ウールが無かったので
私は光沢のあるDMC5番の刺繍糸と、それに合う目の小さなキャンバス地で刺しています。

「GLORAFILIA」ニードル・ポイントの洋書 この刺繍を始めるきっかけとなったのが、ウィリアム・モリスのデザインした柄をモチーフにしたニードル・ポイントの洋書でした。
今まで知っていた刺繍と違い、重厚感、高級感があり、歴史があることを知りました。
探してみると、いろんなニードル・ポイントの作家が本を出版しており(洋書) 最初に購入したのが「GLORAFILIA The Venice Collection」という 私の好きなイタリアのヴェニスを刺繍のモチーフにしている本です。

carole lazarus & jennifer berman
「GLORAFILIA The Venice Collection」 \4,120


近所の人に作ってもらった刺繍糸用キャビネット そして初めて道具を買い揃え・・・とはいうものの、本で使用しているAppleton's crewel woolは手に入れるのが難しい糸なので DMC5番の刺繍糸で作ることにしました。
片手に本を持ち、糸の色を選ぶのは大変でしたが、後にDMCの色見本をもらい、今では刺繍糸も増えたので、 色選びも昔ほど大変じゃなくなりました。

作ってもらった刺繍糸用キャビネット

ニードル・ポイントはクロス・ステッチよりも目が細かく、 背景など、全てステッチで覆わなければならないので、刺すのに大変時間がかかります。 30cm四方程のサイズなら、刺し終わるのに1ヶ月以上はかかります。(私の場合) 専用の木枠があると楽に刺せますが、当初は、まだ持っていませんでした。

■初めての作品とデザイン

初めて作ったニードル・ポイント 私が初めて刺したのは「GLORAFILIA」の本より、モザイク画をモチーフにした柄です。 出来上がりは、ウール糸を使ったものより小さくなったけど、 刺繍部分を別珍に縫い付け、ロープをあしらい、クッションに仕立てました。

初めてデザインしたニードル・ポイント 次に作ったのが、初めてのオリジナル・デザインで、トラディショナルな柄の ドラゴン、百合の紋章のモチーフを利用しました。
刺繍部分のサイズは18cm角と小さめです。フリー・チャートをアップしたので、是非、作ってみてください。

2番目にデザインしたニードル・ポイント ふたつ目のオリジナル・デザインは鳥とオリーブをモチーフにクラッシックなデザインと色調にしてみました。
デザインしてから刺繍部分の出来上がりまでは、約4ヶ月かかりました。刺繍部分のサイズはH33cm、W26cmです。


実は、この二つの作品以外はオリジナル・デザインを作っていません。
オリジナルを作った95年は、ニードル・ポイントを始めたばかりで、まだ勢いがあったから出来たことでしょう。 オリジナル・チャートは図案を描き、色分けして、後ろから光を当てて方眼紙に写し取って作りました。 今はパソコンという便利な道具が出来たので、またデザインしてみたいな、と思ってます。

■旅先で出会ったニードル・ポイント

96年1月から約半年間、私はニュージー・ランド東南アジアへ旅に出かけました。 詳しいことはいずれ、旅行記の方に載せる予定ですが、丁度ニードル・ポイントにハマっていた時期なので、 滞在先の図書館へ行っては、ニードル・ポイントの本から図案を写し取ったり、 町の手芸店を見つけては、安売りしているタペストリー・ウールを買ったりしました。

図案が印刷されているキャンバス地とウール 図案が印刷されているキャンバス、大きな刺繍用の木枠も購入し、その道具で旅行中に刺繍をしようとしたのですが、 そのキャンバスの図案が、あまりに大雑把なので途中で放棄してしまいました。



図案がプリントされたキャンバス地
N.Z$28.30(約\2,000)


N.Zで買った方眼ノート
ニュージー・ランドでニードル・ポイントのチャートを写すために買った方眼紙は、学校用ノート($1.80)。日本でいうジャポニカ学習帳かな。 ここには、ニードル・ポイントのチャートだけでなく、物づくりのヒントになるようなデザインを旅の間、描きとめていきました。

図書館で写し取ったチャート そのノートに写し取ったチャートのひとつです。
図書館で本を借りて、方眼紙に絵の具で写し取って行く作業は、刺繍するのと同様にかなり時間がかかります。
暇じゃないと出来ないですね。


「Tapisserie」ニードル・ポイントの洋書 本屋で安売りしていた「TAPISSERIE Hayat Palumbo」という洋書です。($84.95が$24.95のプライスダウン)
この本にチャートは載っていないものの、色々なデザインのニードル・ポイントが紹介されていて参考になります。


The Art of Needlepoint
「TAPISSERIE Hayat Palumbo」
N.Z$24.95(約\1,800)

ニードル・ポイントをあしらったアンティーク家具 ニュージーランドのネイピア(ネピアティッシュの語源となった町)のアンティークショップへ行った時、 ニードル・ポイントをあしらった家具を売っていました。
台座に刺繍された椅子(N.Z$2,200 約156,000円)と日本では見かけたことのない暖炉隠し用に使われる? 家具に刺繍されたものです(N.Z$900 約63,900円)。両方とも1858年制作のアンティーク家具だそうです。 写真が無いので右の絵は私の旅の日記帳からの抜粋です。


刺繍の話じゃないですが、クライスト・チャーチの安宿で相部屋になった世界旅行中のオランダ人娘二人組が、 私のためにミサンガを作ってくれました。後日、図書館で借りたクラフトの本に、ミサンガの作り方が載っていたので覚えて、 旅先で出会った人たちに作ってはプレゼントするようになりました。

ニュージーランドの次に行った東南アジアのタイバンコクではデパートの手芸洋品店を物色。 私が愛用しているDMC5番の刺繍糸が一束15バーツ(約60円)で売られていました。 日本で買うと200円もするのでとってもお得!片っ端から使いそうな色を購入したのは言うまでもなく、ちなみにタペストリー・ウールは15.5バーツでした。

つづく

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