関山和夫先生の紹介

この会の創立から現在に至るまでずーっと関わって下さっている関山和夫先生を紹介します。

関山和夫(せきやまかずお)

一九二九年、愛知県に生まれる。大谷大学文学部を卒業された後、県立高校の教諭・東海学園女子短期大学教授を経て、佛教大学教授。文学博士。専攻、国文学(仏教文学、近世芸能)。
2000年に退任し佛教大学名誉教授。京都西山短期大学学長。 
2013年5月9日死去

「説教と話芸」にて一九六四年第一二回日本エッセイストクラブ賞を受賞。一九七七年芸術選奨文部大臣新人賞を受賞。
名古屋の落語鑑賞サークル「含笑長屋」を主宰されている。全国各地に「落語を聞く会」を展開され、文化サークルとしての落語を聴く会に関わっておられる。この「岐阜落語を聴く会」もそのうちの一つ。
「話芸」という言葉の創始者。

毎回の例会に「はなし」と題して落語家さんの演目の間に関山先生のお話を聴かせてもらう場を設定しています。時間にして二十分程度のお話ですが、とても含蓄があり、おもしろくお話されます。この話を楽しみにしている会員の方も多数います。
話の内容は当日の演目にまつわる歴史的背景とか、演者さんの亭号の由来とか、東西の落語比較とか落語に関する内容でとても幅広くためになります。
この会が百回を迎えることができたのも、関山先生の御指導と御援助の賜物です。単なる笑いだけを求めたり、テレビなどマスコミで人気者の落語家さんだけを招くような落語の会でしたら、こんなに続かなかったはずです。興行の落語家やホールでの寄席と違って、一本の背骨がビシッと貫いている落語会と自負しておりますが、その背骨とは「関山先生の存在」だと受けとめております。
それだけに、落語に対する姿勢には厳しいものがあります。会の運営や当日の対応などで、その都度、いろいろと御指導をしていただいております。当日の落語家さんの落語についても高座の横で耳を傾けておられることがありますが、恐ろしさを感じるほど鋭い眼差しの時もあります。ふだんはニコニコとやさしい表情ですから、そのギャップに驚きますが、先生の落語に対する真剣さを示している一例だと思います。
日本の伝統話芸である落語に正面から対峙し、厳しい修業に取り組んで真面目に努力している落語家さんにとってはとても頼りになる存在ではないかと考えています。
これからも、この会の御指導をお願いして先生の紹介とさせていただきます。


著 書


その他

広陵兼純口演/関山和夫解説
節談説教 蓮如上人御一代記

神田伯龍・河竹登志夫・関山和夫 編

世話講談 黙阿弥物の展開

洛中楽話 私の愛蔵品

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