第6回三浦綾子記念こども将棋大会写真集

2012年2月4日・旭川将棋会館

 「日本将棋はすばらしいゲームですよ。 綾子は『小学生の時から将棋を覚えたかった』といつも話していました。みなさん将棋で頭を鍛えてくださいね」。

 開会式で挨拶する三浦光世大会長(中央)。


 旭川、札幌、砂川、芽室、音更、早来、比布などから36人が参加。小学低学年、小学高学年、小学女子の3クラスに分かれて対局した。 

 

 小学低学年の部は8人が参加。居飛車−振り飛車の対抗形が多く、定跡学習の成果をぶつけ合っていた。

 

 23人が集まった小学高学年の部は、全道各地の少年強豪が顔を揃えた。会場は全道小学生大会さながらの熱気を帯びていた。

 

 小学女子の部に参加した5人は、福嶋顕勝さんが主宰する「比布将棋倶楽部ジュニア」で腕を磨いている。真冬にぴったりの相穴グマが多く、見ている者の体をあたためてくれた。今大会には同倶楽部から計15人が参加した。

 

 今大会、特筆すべきことは道南、道東の有望少年3人が遠征してきたことだ。狩野周くん(早来小4年)、土屋光輝くん(芽室西小4年)、本田涼太くん(音更小6年)。それぞれ苫小牧支部、十勝支部の期待の星である。

 3人の将棋を見ていると指導されている方の熱の入れようが伝わってくる。というのも、随所で師匠ゆずりの指し手が見られたからだ。

 写真は大会随一の大熱戦になった▲土屋くんと△狩野くんの将棋。

 手番は狩野くん。華麗な寄せもありそうだが、決め損なうと負けになる。悩ましい局面である。どう指すか注目していると、狩野くんは長考後、△4五飛成と桂を取った。絶対に逆転させないという実戦的好手で、この手が勝着になった。以下▲3二歩成△同飛と進んだ局面は後手の竜が攻防の要所に利いている。小学4年生にして手堅い勝ち方を心得ていることに驚かされた。

 このあと土屋くんは▲8六歩と指し、絶対にあきらめない精神で最後まで戦い抜いた。


 

 大会長の三浦光世・旭川支部顧問(右)は子供たちとの対局も楽しまれた。指導を受けているのは、昨年の女子の部の覇者、村上葉音さん。村上さんは「男の子にまじって勝負したい」という思いから小学低学年の部に参加した。

 

 小学高学年の優勝決定戦、4連勝同士の武沢涼介くん(左)と広森航汰くんの対局。

 戦形は広森くんの横歩取り8五飛。武沢くんは広森くんのさばきを丁寧に封じ、終盤は一気の寄せで勝利した。

 

 小学低学年の部優勝の塚崎友稀くん(中央)、準優勝の大関広人くん(右)、3位の大関悠一くん(左)。

 塚崎くんは圧倒的な強さで2連覇を達成。「最近はあまり将棋を指していない」というが、幼稚園生のときから新井田基信さんに叩き込まれた将棋の基礎は大きな貯金になっている。

 大関くんは兄弟で入賞。兄は居飛車、弟は四間飛車、それぞれ定跡に忠実に指していた。

 

 小学高学年の部優勝の武沢涼介くん(中央)、準優勝の広森航汰くん(右)、3位の山谷帥温くん(左)。

 武沢くんは本大会2度目V(2年前に低学年の部で優勝)。師匠の奥津幸生さんは「勝ち急がない指し方を伝える、をテーマに実戦トレーニングを行っている」と言う。武沢君はまさにそれを地で行く、安定感のある将棋を指していた。

 広森くんは今年度のJT北海道こども将棋大会の優勝者。モットーの「本筋を行く将棋」で貫録を示していた。

 3〜5位は、山谷くん、佐藤樹くん、佐々木蓮くんが勝数、点数で並んだため、じゃんけんで順位を決めた。

 

 小学女子の部優勝の菊地里乃さん(中央)、準優勝の池田彩香さん(右)、3位の遠藤彩夏さん(左)。3人ともチャーミングですね!

 「初めて1位になれたのでうれしい」。菊地さんは、はにかみながら話していた。

 

 恒例?になった「じゃんけん賞品獲得戦」は大盛り上がりだった。

 

 

 全員集合!将棋を通じて全道各地の友だちと仲良くなれた一日でしたね。

                 

                 

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