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ファイルと環境設定

この章では、ファイルの保存の仕方、開き方、作り方について、また、環境設定の設定方法についてお話します。Gimpがサポートするファイル形式とGimpから印刷する方法もカバーします。


 

ファイルメニュー

 

Gimpでは、2通りの方法でファイルメニューを始めることができます。ひとつのやり方は、道具箱(toolbox)のファイルコマンドをクリックすることです。もうひとつのやり方は、画像ウィンドウの上でマウスの右ボタンをクリックして、マウスカーソルをファイルコマンドにもっていきます。2つの場所にあるメニューは、わずかに違っています。道具箱のファイルメニューでは、次のメニュー項目を見つけるでしょう。

· 新規(New)

· 開く(Open)

· GIMPについて(About...)

· 環境設定(Preferences)

· 今日の技(Tip of the day)

· ダイアログ(Dialogs)

· 終了(Quit)

そして、右クリックファイルメニューでは、次のメニュー項目を見つけます。

· 新規(New)

· 開く(Open)

· 保存(Save)

· 別名で保存(Save as)

· 環境設定(Preferences)

· 閉じる(Close)

· 終了(Quit)

· 画像送信(Mail image)

· Onroot

· 印刷(Print)

拡張(Xtns)メニュー(道具箱の)では、次の項目を見つけるでしょう。

· DBブラウザ(DB Browser)

· ガッシュ(Guash)

· 画面取り込み(Screen Shot)

· 水彩選択(Waterselect)

· Script-Fu

· ウェブブラウザ(Web Browser)

ダイアログScript-Fuメニュー以外のこれら3つのメニューにあるすべての項目をお話します。ブラシ、グラデーション、パレット、パターン、のダイアログについての情報は、ブラシ、グラデーション、パレット、パターンにあります。Script-Fuの話は、Script-Fuの種類と機能マイクテリーのScript-Fu黒帯道場でやります。

画像をつくる

 

最初の画像をつくることから始めましょう。道具箱でファイルメニューをクリックしてください。そして、新規を選んでください。これで次のダイアログボックスが現れます

 
 

新規画像のダイアログボックでは、画像サイズをピクセルで決められます。そして、画像をグレイスケールにすべきか、RGBか、あるいは、どのように塗りつぶすのか、透明(アルファが使用可能)かどうかを決めることができます。

ごらんのように、背景、前景、白という3つのべたの背景が利用できます。 は白い背景をつくり、背景は、道具箱にある背景色に基づいて色のついた背景をつくります。(道具箱の背景色/前景色の色見本から色を選択することについて、詳しくは、色選択ダイアログで読めます)前景は、道具箱の前景色を使って背景をつくります。 透明は、透明度、つまりアルファチャンネル(透過GIFをつくるのに便利な機能)があることを知らせるチェッカー盤のような背景になります。

今のところ、デフォルトの値から離れないで進みましょう。了解をただクリックして下さい。これで、仕事をするための作業空間ができます。画像を右クリック|ファイル|閉じるを選んで閉じてください。右クリック|ファイル|終了は、画像とGimpをともに終了させるので注意して下さい。

なぜインデックス画像(小さな、固定された一定の色のセットをもつ画像)をすぐにつくれないのか疑問に思ったかもしれません。やっぱり、つくろうとしているGIFが、あなたのウェブサイトの役にたったら、素晴らしいですよね。この理由は一組の色を選んでいないためです。Gimpはあなたが画像で使う色を予測できません。

インデックス画像で始めるのは、たいてい、とても悪いアイデアです。完成した画像をRGBからインデックスに変換してGIFをつくるべきです(RGB、グレースケール、インデックス参照)。大雑把にいえば、いつもRGBを使い(つまり、あなたの必要なカラーモデルが何であっても)、完成するまでは変換しないほうがいいです。

ガッシュ

 

Gimpの最も役に立つ機能の1つが、ガッシュです。前にUNIXシステムに取り組んだことがあれば、多分xvとそのビジュアルシュナウツァー(Visual Schnauzer)を使ったことがあるでしょう。ビジュアルシュナウツァーは、画像のサムネイルを表示して、サムネイルでざっと見て、グラフィックインタフェースを使って画像を読み込めるようにします。また、あなたが元マッキントッシュとPhotoshopのユーザーで、画像ディレクトリの小さなサムネイルに慣れているなら、ガッシュが好きになるでしょう。ガッシュは、ホームディレクトリにざっと目を通して、小さなサムネイルになった全ての画像を見ることができるようにします。

ガッシュを開始するには、道具箱のメニューから拡張|ガッシュを選びます。最初にガッシュを開始するときは、ガッシュはホームディレクトリを調べます。そして、Gimpが読むことができる画像ファイルを探します。PostScriptファイルを見つけると、ダイアログボックスが現れるでしょう。そこで画像を読み込むか、そのファイルはとばして取り消すか、押すことができます。PostScriptファイルを読み込むのは、遅くなるかもしれないので、これは親切な機能です。それに加えて、PostScriptファイルは非常に大きいことがあるので、gimpswapファイル(Gimpがファイルを開くときにつくる当座のファイル)から大きなスペースを取りあげてしまいます。

助言。必要なときにだけPostScriptファイルを読み込んで下さい。そして、どんな場合でも最初のページだけ読み込んで下さい。

ガッシュがディレクトリを調べるのにしばらく時間がかかるかもしれません(5分かそれ以上)。それは、ディレクトリにある画像の多さ次第です。いったん、スキャンが終わってしまうと、画像を読み込むには、サムネイルの上でダブルクリックするだけで(最初のクリックは、画像を選び、 第2のクリックで開きます)通常のGimpウインドウで画像が開きます。

ガッシュは、一度に、設定された数だけディレクトリまたは画像を表示します。ガッシュのデフォルトの動きを変えるためには、あなたの.gimpディレクトリのgimprcファイルを編集する必要があります。次のエントリを探して(加えて)下さい。

· guash-ncol "5"は、縦の列の数を変えます(有効範囲は、4から10)。

· guash-nrow "3"は、横の列の数を変えます(有効範囲は2から10)。

· guash-keybindings "emacs"は、Emacs流のキーバインディングスを可能にします。

ガッシュのサムネイルをクリックすると、それは選択されて、赤枠で強調されます。もう一度強調された画像をクリックすると、画像はGimpに読み込まれます。たくさん画像を選択するか、または、選択をやめるときには、Shiftキーを押さえて、それらのサムネイルをクリックしてください。

 
 

選択された画像がなければ、マウスの右ボタンを押すと、ルートメニュー(root menu)が出てきます。画像が選択されていると、右クリックでセレクトメニュー(select menu)になります。そうすれば、選択された画像に対していろいろな操作をすることが可能になります。

メニューのすべての項目は、使うのも簡単だし、学ぶのも簡単です。画像が選択されているときに、ルートメニューにしたければ、Shiftを押さえて、マウスの右ボタンを押してください。

ガッシュで、普通のファイル管理に属すること(画像の移動、コピー、削除、ディレクトリの作成)はすべてできます。UNIXのコマンドを使うことさえできて、さらに重要なことは、Script-Fu「コマンド」をルートメニューからもセレクトメニューからも使うことができます。

ジャンプボタン(右上隅の)によって、素早くディレクトリを変えることができます。ジャンプメニューは、すでに訪れたディレクトリへのショートカットも含んでいます。あなたは、ファイルダイアログを出すこともできます。それで素早く簡単に他のディレクトリへ移れます。ガッシュは画像のある各ディレクトリをスキャンするので、ガッシュの内部で移動するとかなり遅くなるかもしれないため、ジャンプメニューを使うことをお勧めします。

ファイルを開く

 

次に、ファイル|開くを使って画像を開きます。これは画像読み込みダイアログボックスをポップアップします。画像読み込みダイアログボックスでは、ファイル名に目を通して、欲しい画像を選択することができます。ファイル形式の決定プルダウンメニューで、開きたいファイルの種類を選ぶか、自動的に(自動のままにしておくことで)Gimpに選択させることができます。

 
 

たいていの場合は、Gimpにファイル形式を理解してもらうのが、良いアイデアです。そして、Gimpが特別のファイルでつらい時間を過ごしているならば、あなたが介入して、ファイル形式をその手で指定してGimpに手を貸すことができます。

GIF、JPEG、TIFFのようなありふれた形式で、いくつか画像を開いてインタフェースになじみましょう。まもなくこの章の中で、Gimpがどんな種類の形式を読み書きすることができるか検討します。

助言。Gimpは自動的にファイル名を展開することができます。ファイルをそれと見分けるのに十分な名前を入れるだけです。それから、あなたがUNIXのシェルでしているように、ファイル名の残りがでてくるようにTabキーを押してください。

画像読み込みダイアログボックスでは、ファイルの削除(ファイル削除)と、ファイル名の変更(ファイル名変更)ができます。これをするためには、ファイルを選んでそれをただクリックして、対応するボタンを押してください。確認ダイアログボックスがでてきます。ディレクトリをつくるためには、ディレクトリ作成ボタンを押してください。名前を付けるためのダイアログボックスが出てきます。

ちょうど新しいディレクトリをつくったところならば(または表示されたディレクトリにあるファイルを変更したら)、ファイルリストを更新するためにカレントディレクトリのシンボル(./)をダブルクリックするのを忘れないでください。新しいディレクトリの中に、新しいプロジェクトのための画像を保存したいことはよくあるので、画像読み込み画像の保存のダイアログボックスのディレクトリを作る能力はとっても便利です。

PostScriptとPDFファイルを開く

画像読み込みダイアログボックスでPostScriptまたはPDFファイルを選んで、了解をクリックすると、Gimpは、ごらんのようなPostScript読み込みダイアログボックスをポップアップします。私達のアドバイスは、自宅やオフィスでそれを印刷するのならば、ここで値を変えないということです。PostScriptファイルで通常使われる紙フォーマットを表示するとき、デフォルト値は優秀です。

 
 

解像度を下げるならば(逆も同じで、解像度をあげるときは反対)、画像・キャンバスの高さも減らさなければなりません。解像度を上げるとき、幅と高さを変えないと、PostScriptファイルの一部分だけが表示される点に注意してください。他方、幅または高さがPostScriptファイルのサイズを上回るならば、ディスプレイは自動的に調節されます。

境界枠を調べる(try BoundingBox)チェックボックスのチェックをはずすと、ページは積み重ねられます。そうしなければ、一緒に表示されるでしょう。ページエントリは、表示するのは、何ページか、どこからどこまでかを指定することができます。例えば、1-99は1ページから99ページまでを指定します、そして、75は75ページを指定します(PostScriptファイルが指定するページ数より少なければ、数は自動的に調節されます)。

白黒(b/w)を選択すると、白黒の画像をカラーのPostScriptファイルからつくります。それぞれ、グレー(gray)またはカラー(color)は、グレイスケールまたはカラーの画像をつくります。自動(Automatic)は、PostScriptファイルが作成されたどんな画像タイプでもそのままつくります。もちろん、たとえあなたがカラーを選んでも、白黒のPostScriptファイルから色のついた画像を得ることはできません。Gimpはいいですが、しかし、そこまでよくはありません!

また、文字とグラフィックスのためにアンチエイリアシングのレベルを指定することができます。ファイルを早く見たいだけなら、なし少しを選択して下さい。そうではなく、そのファイルの仕事を済ませて、印刷に回そうとしているならば、強くを選択して下さい。

画像を保存する

 

Gimpはつくった画像を保存します。素敵じゃありませんか。保存能力があるフリープログラム!これを「保存と印刷は使用不能です。これはデモコピーです。」と言っているデモモード無料のPhotoshopを使うことと較べて下さい。

保存したい画像のあるウインドウで、マウスの右ボタンを押せば、画像の保存ダイアログにアクセスできます。 右クリック|ファイル|別名で保存です。画像の保存ダイアログは、画像の読み込みダイアログとちょうど同じものですが、ファイル形式の決定メニューだけ少し違っています。この文脈では、デフォルトは、拡張子で判別です。

拡張子で判別というのは、保存の結果としてできる画像の形式が、画像ファイルの拡張子によるということを意味します。例えば、画像にhello.gifと名前をつければ、それはGIF形式で自動的に保存されます。もちろん、ファイル形式の決定メニューでTIFFを選び、TIFF形式でhello.gifを保存するやり方を選ぶことができます、しかし、これは間違えやすいので良いアイデアではありません。拡張子なしのファイルを保存したいときは、ファイル形式をメニューから選ばなければなりません。

注意。XCF形式(Gimp固有のファイル形式)で保存するか、GIFアニメーションをつくっているのでない限り、ファイルを保存する前に、画像のレイヤーを統合するのを忘れないでください。

Gimpは、さまざまなファイル形式をサポートしています。正確な数は、どのプラグインをインストールしたかによります。そうです。Gimpでは、ファイル形式のサポートは、ほかの多くの機能と同じようにプラグインで実行されています。プラグインには、例えば、送信印刷、すべてのフィルタがあります。この本では、のちほど一般的にプラグインを検討します。ここでは、基本的なGimp配布に含まれているファイル形式のプラグインに集中します。

サポートするファイル形式

表6.1はGimpが読み書きをサポートするファイル形式の一部を示します。若干のファイル形式は特別のソフトウェアライブラリが必要なので、あなたのGimpは、これらの形式の全てをサポートしていないかもしれない点を注意してください

表6.1ファイル形式

ファイル形式 書きこみ 読み取り ファイル形式 書きこみ 読み取り
BMP OK OK PCX OK OK
bzip OK OK PIX OK OK
CEL OK OK PNG OK OK
FaxG3
OK PNM OK OK
FITS OK OK PSD
OK
FLI/FLC OK
PostScript OK OK
GBR OK OK SGI OK OK
GIcon OK OK SNP
OK
GIF OK OK SunRas OK OK
gzip OK OK TGA OK OK
Header OK
TIFF OK OK
HRZ OK OK URL O OK
JPEG OK OK XCF OK OK
MPEG
OK XWD OK OK
PAT OK OK OKPM OK OK

いろいろなファイル形式をそれぞれ簡単に見ていきましょう。

· XCF Gimp固有のファイル形式です。レイヤーをサポートし、Gimpの特殊な情報をサポートします。別のファイル形式で画像を保存すると、Gimpの特殊な情報は全て失われて、レイヤーを開いたり編集することができなくなります。GIFファイルはレイヤーをサポートすると考えられることに注意して下さい(各レイヤーがGIFアニメーションのフレームになるため)。しかし、一般的には、完全に終わるまで、作品をXCF形式にしておくべきです。XCFとGIF以外のフォーマットで画像を保存すると、アクティブなレイヤーだけが保存されることを心に留めておいてください。例えば、TIFF形式でレイヤーのある画像を保存したければ、保存する前に、レイヤーを統合したかどうかを確かめて下さい。

· BMP グラフィックスを表示するためにMicrosoft Windowsで使われる圧縮されていないビットマップ形式。BMP形式は、それ以上をサポートしていますが、カラー深度は、通常、1、4または8ビットです。

· bzip bzipされた画像を開いて、保存することができます。ファイルの名前は<名前>.<tiffのように良く知られている拡張子>.bzでなければなりません。この形式は、大きな、レイヤーがたくさんあるXCF画像を保存するのに理想的です。bzip圧縮はgzipよりわずかに効率的です。

· CEL KISSプログラムによって使われるファイル形式。

· FaxG3 ファックスに使われる形式。ファックスをUNIXワークステーションに接続しておくならば、非常に役に立ちます。

· FITS (Flexible Image Transport System) 主に天文学において使われます。例えば、NASAが使っています。

· FLI/FLC 多くの動画プログラムによって使われるファイル形式。Gimpは、FLIとFLCの両方のファイル形式を読みます。二つの主な違いは、FLIが320x320ピクセルの解像度で64色をサポートするだけであるのに対して、FLCは64Kx64Kピクセルの解像度で256色をサポートすることです。

· GBR Gimp固有のブラシ形式。新しいブラシをつくるでブラシを作る方法を学びます。

· GIconGimp固有のアイコン形式です。道具箱のアイコンのために使われます。この形式は、グレイスケール画像をサポートするだけです。

· GIF (Graphics Interchange Format) CompuServeが商標登録してUnisysがLZW圧縮の特許権を持っています。GIF画像は、8ビットのインデックスカラーで、透明度(しかし半透明はない)をサポートします。また、プログラムによってはインタレース形式で読み込むことができます。GIF形式も、アニメーションとコメントをサポートします。透明なウェブグラフィックスとGIFアニメーションにGIFを使ってください。

· gzip gzipされた画像を開いて読むためのものです。ファイルの名前は、<名前>.<tiffのように良く知られている拡張子>.gzでなければなりません。この形式は、大きな、レイヤーがたくさんあるXCF画像を保存するのに理想的です。

· Header プログラミング言語Cのヘッダファイル。この形式は、画像をCプログラムに含めたいプログラマのためのものです。

· HRZ この形式は常に256x240ピクセルで、アマチュアのスロースキャンTVの放送で使われました。この形式は、圧縮をサポートしません。生のRGBデータです。

· JPEG (Joint Photographic Experts Group) この形式は、全てのカラー深度で圧縮と作品をサポートします。画像の圧縮は調節可能です。しかし、用心してください。圧縮しすぎると、画質を痛めます。なぜならば、JPEGの圧縮は損失のある圧縮だからです。トゥルーカラーのウェブグラフィックスをつくるために、JPEGを使ってください。または、画像にたくさんのスペースを取りたくないときに使ってください。JPEGは、写真のための良い形式です。

· MPEG(Motion Picture Experts Group) 有名な動画形式。GimpへMPEGムービーを読み込んで、アニメーションプレイヤーのプラグインで楽しむことができます。また、MPEGムービーを開いて、GIFアニメーションとして保存することができます(前もって必ず不要なフレームをすべて取って下さい)。しかし(まだ)、MPEGとしてGimpでつくったアニメーションを保存することはできません。

· PAT Gimp固有のパターン形式。

· PCX Zsoftファイル形式(主にWindowsのペイントブラシのプログラムや他のPCのペイントプログラムで使われる)。

· PIX SGIワークステーション上のAlias/Wavefrontプログラムによって使われる形式。24ビットカラーと8ビットのグレイスケール画像だけをサポートします。

· PNG(Portable Network Graphics) この形式は、GIFの商標と特許紛争に対する解決策として提供されたもので、GIF形式に替わるものと考えられています。インデックスカラー、グレイスケール、トゥルーカラーの画像をサポートし、それから、アルファチャンネルも選択できます。PNGも圧縮を使います、しかし、JPEGとはちがって、画像情報を失いません。

· PNM (Portable aNyMap) PNMは、インデックスカラー、グレイスケール、トゥルーカラーの画像をサポートします。PNM画像は、netpbmまたはpbmplus配布にあるプログラムで、他の多くの形式に変換できます。あとで画像をPBMプログラムに変換したいことがわかっているときに、この形式を使ってください。

· PSD アドビのPhotoshopで使う形式。もしも、元Photoshopユーザーで、PSD形式でたくさん画像を持っていても大丈夫です。(今ではGimpはPSDレイヤーを保存する点に注意。)

· PostScriptとEPS アドビのつくったPostScriptは、主にプリンタやその他の出力装置で使用されるページ記述言語です。それはまた、文書を配布する優れた手段です。このプラグインは、PDF(アクロバット)ファイルも読みます。大部分の印刷会社はPostScriptファイルを取り扱うことができるので、画像の専門的な印刷をしてもらうことになるならば、PostScriptを選んでください。

· SGI SGIグラフィックアプリケーションのオリジナルのファイル形式。

· SNP MicroEyesがそのアニメーションのために使った形式。この形式を読み込んで、できた画像をGIFアニメーションを得るために、GIFとして保存することができます。

· SunRas(Sun rasterfile) この形式は、Sunのいろいろなアプリケーションによって使われます。グレイスケール、インデックスカラー、トゥルーカラーをサポートします。

· TGA Targaファイル形式は、ピクセルにつき8、16、24または32ビットで、圧縮をサポートします。

· TIFF (Tagged Image File Format) 標準として構想されたTIFF ですが、いろいろな種類があります。六つの別のエンコードルーチンが、白黒、グレイスケール、カラーという三つの異なった画像モードの一つをサポートしています。圧縮されていないTIFF画像は、ピクセルにつき1、4、8または24ビットです。LZWアルゴリズムを使用して圧縮されるTIFFイメージは、ピクセルにつき4、8または24ビットです。これは、高品質のファイル形式で、FrameMakerやCorelDRAWのような他のプログラムにインポートしたい画像に絶好です。

· URL(Uniform Resource Locator) このプラグインで(GNU wgetに依存しています)、Gimpに直接インターネットから画像をダウンロードすることができます。オープン・ダイアログに入れなければならない「ファイル名」(すなわちURL)の形式は、ftp://<アドレス>/<ファイル>またはhttp://<アドレス>/<ファイル>です。URLによるファイルの指定の詳細は、Gimpの入手を参照。

· XCF Gimp固有の形式。全てのGimp画像を保存するために、この形式を使ってください(十分なディスク容量があれば)。XCFファイルにbzipまたはgzip圧縮を使うことを考えてください。

· XWD(X Window Dump) Xのスクリーンダンプ・ユーティリティに使われる形式。

· XPM (X PixMap) Xのカラーアイコンに使われるファイル形式。GimpのXPMプラグインは、8、16、24ビットの画像をサポートします。

保存ダイアログ

 

新しくつくられた画像を保存するとき、保存または別名で保存のコマンドを選ぶと、画像の保存ダイアログボックスが開きます。保存オプションで、保存される画像のファイル形式を指定できます。次に、保存される画像に、圧縮や多くの他のオプションを設定します。それでは、いろいろある画像形式の選択肢を見ながら、各ファイル形式のパラメータが保存される画像にどんなインパクトを持つのか検討していきましょう。

 
 

GBR

GBRブラシとして保存ダイアログで、あなたのつくった画像をブラシとして保存することができます。 間隔は、あなたのブラシのデフォルトの間隔を参照させるもので、ブラシダイアログに示されます(ブラシの詳しい情報は、ブラシで提供されます)。

説明は、ブラシに関連したダイアログであなたのブラシの名前を参照するもので、「私のテストブラシ」のように、何か説明をいれておくのは良いアイデアです。

 
 

GIcon

GIconとして保存ダイアログで入れる必要があるのは、アイコンの名前だけです。これがファイル名でない点には注意してください。Gimpが見るための内的なアイコン名ですので、短く説明的にしておいてください。

 
 

GIF

GIFとして保存ダイアログは、多くのオプションを持っています。画像を統合した後は、インタレースGIF画像として保存できます。そうするとアプリケーションによっては(例えばNetscape)、徐々に読み込まれていくことが可能になります。あなたは多分ウェブ上でこれを見たことがあるでしょう。画像は最初はぼんやりしたように見えますが、徐々に鮮明になります。


 
 

GIFコメントの設定もできます。GIFコメントは、「カリンがGimpで作りました」というような好きなコメントをGIFファイルに保管させます。デフォルトのGIFコメント(GIMPで作りました)を変えたいときは、GIFプラグインのソースコードを編集する必要がある点に注意してください。

GIFとして保存をすることができる前に、画像をインデックスカラーに変換する必要があるかもしれないという点に注意してください(右クリック|画像|インデックス)。

画像がレイヤーを含むものならば、GIFアニメーションをつくることができます。アニメーションを一度だけ上映させたければ、無限ループのチェックをはずしてください。そうしないときは、永遠に繰り返します。指定しない場合のフレーム間の時間のフィールドは、アニメーションのフレーム間の時間です。指定しない場合のフレーム処理セクションのチェックボックスは、以下のアクションを制御します。

· 気にしない累積レイヤー(結合)は、同じ効果を持ちます。アニメーションは、GIF画像の最初のレイヤーを表示することによってスタートします。それから「その上に加えて」以降のレイヤーが表示されます。このモードは、例えば、一度に一文字見せたいロゴをつくるときに役立ちます。

· レイヤー毎に1フレーム(置換)は、映画のように、最初のレイヤーは最初のフレームとして、第二のレイヤーは第二のフレームとして使います。このモードは、例えば、自転する地球のような動く対象の画像をつくるときに役立ちます。

GIFイメージが透明ならば、保存するときに透明度は保持されます。透明度は、統合された画像でもレイヤーのある画像でも働きます。GIFは半透明をサポートしない点に注意してください。ピクセルは100パーセントの不透明か100パーセント透明です。

透過GIF画像は、時々間違って表示されます。これは、うまく透明度を取り扱うことができない古い2、3の画像プログラムで起こります。そのときは透明度ではなくて色が見えます(例えば、Photoshop2.5は透明度を扱いません)。最善の策は、GIFを保存する前に、画像のデフォルトの背景色に適当な色を設定しておくことです。

JPEG

JPEGとして保存ダイアログでは、画像の品質スムージングを設定します。画像を最適化するオプションもあります。

JPEGは、人間の脳は、画像の色相の成分の小さな違いをなかなか識別できないという事実につけこんで、損失のある圧縮を使っています(色相については色相参照)。言い換えると、画像の色が少ないほど、品質を低く設定できます。

 
 

0.75の品質設定は一般にフルカラーの画像に最適ですが、ときに見過ごせないほど多くの情報を失うことがあります。出来上がる画質が貧弱すぎたら、最初の画像に戻って、品質を上げて下さい。しかし、0.95の値を決して上回らないようにして下さい。そうしても、ファイルは、品質の注目すべき改善のないまま、より大きくなってしまいます。画質が与えられたアプリケーションにとって重要でなければ、0.50ぐらいまで下げることもできます。画像アーカイブのスナップショットのように、低い品質の画像を必要とするだけならば、0.10または0.20まで下げることができます(ほとんどの場合、xvまたはガッシュのようなものが、この種類の作業にもっと適していますが)。

時々、JPEG画像は、鮮明な縁がギザギザに見えることがあります。このときは、スムージングの値を上げることができます。これで縁がぼけて、ギザギザが目立たなくなるでしょう。しかし、「スムージング」は、「ぼかし」の上品な言い方にすぎないので、スムージングをやりすぎると、画像が非常にぼけてしまって良くありません。

最適化チェックボックスをチェックすると、特別なアルゴリズムを使用して、さらにファイルサイズを減らすように配慮されます。

助言。義理のお母様のTIFF画像を低い品質のJPEGで保存して、オリジナルのTIFF画像を削除したりしてはいけません。そういうことをすると、二度と、高解像度の輝かしいお母様を見ることができなくなります。簡単に言うと、大切な画像はJPEG形式だけで保存しないようにして下さい。でも、お母様はスムージングをちょっとかけたJPEGが好き、というなら何も言いませんが....

PAT

パターンとして保存ダイアログでは、説明のボックスにパターンの名前をつけます。この説明は、パターンダイアログボックスに現れる点に注意してください。言うまでもなく、意味がある名前(例えば岩のテクスチャーのための「岩」)をつけるべきです。

 
 

PNG

PNGオプションダイアログでは、画像の圧縮レベルインターレースにするかどうかを決めることができます。

インターレースチェックボックスは、GIFダイアログのそれのように動作します。インタレース画像は、読み込まれながら徐々に画像を表示させることができます。(アプリケーションがサポートしていれば)。

PNG圧縮は、zlib(多目的データ圧縮ライブラリ)によって処理されます。圧縮レベルスライダーを0まですべらせると、圧縮は起こりません。9まですべらせると、画像は可能な最高のレベルまで圧縮されます。JPEGファイルで使われる圧縮と違って、zlib圧縮は、損失がありません。


 
 

原典情報(TextualInformations)には、画像についての情報、例えば、説明、作者、などを入れることができます。誰かが画像を盗むのを妨げたいならば、これはよいことですが、情報を削除できることを知っていなければなりません。

 
 

PNM

PNMとして保存ダイアログは、ほとんど自明です。はバイナリー形式で保存され、ASCIIは印刷可能な文字列として保存されるようになります。より小さく(実際、8倍小さくなる)、より速く保存できるので、PNMファイルだと、たぶん、ASCII形式よりも生形式でいつも保存したくなるでしょう。

PNMは、UNIXの画像形式です。画像を他の形式から変換し、また他の形式へと変換することはよくあります。PNMは、プログラム内の画像形式としても使われるので、あなたがプログラマであれば、プログラムの中で生を使用するのかASCIIを使用するのか選択しなければなりません。

 
 

PostScriptとEPS

画像をPostScriptとして保存することは、TIFF、GIF、JPEG、その他として保存することとかなり異なります。

画像をPostScriptとして保存するときは、画像サイズを指定しなければなりません。画像の印刷される紙のサイズを指定するように考えてください。合理的な画像サイズを選んでください。言い換えれば、300x400ピクセルの画像を11.30x7.87インチのデフォルトサイズに引っ張ると、見栄えはあまりよくありません。たいてい用紙寸法を変えなければなりません。そうするために、高さのフィールドを変えてください。


 
 

X-オフセットとY-オフセットのフィールドは、想像上の紙の余白とみなすことができます。アスペクト比を保つのチェックボックスをチェックすることは、画像が伸びないように、画像が同じ相対的な形を保つよう画像サイズが自動的に調節されることを意味します。

例えば、300x400ピクセルの画像を保存する、そして、解像度は1インチにつき100ピクセル(300dpiのレーザープリンタに印刷するのに適しています)に決めるとしましょう。画像面積は、3x4インチになるでしょう。両側と上下に0.2インチの余白を加えるならば、総画像サイズは3.4x4.4インチです。それで、を3、高さを4、X-オフセットY-オフセットは0.20、単位はインチ、回転は0に設定しましょう。これが、縦向き印刷モードで保存される画像の結果です。

あなたが90度画像を回転させたければ、幅と高さの値を交換しなければなりません、そして、画像は横向き印刷モードで保存されます。画像を180度回転させるならば、さかさまの縦向き印刷モードを得ます。そして、270度回転するならば、さかさまの横向き印刷モードを得ます。解像度と印刷について、詳しくは、プリプレスとGimpの色で読むことができます。

EPSチェックボックスをクリックすると、単純なPostScript(.ps)ファイルではなくてカプセル化されたPostScript(.eps)ファイルをつくります。EPSは、ページレイアウトまたはイラストプログラムに画像をインポートすることに役立ちます。専門的な印刷会社で印刷するとき、EPSは、一般に要請されるファイル形式でもあります。

ほかのプログラムにEPSファイルをインポートするならば、プレビューをチェックするのは賢いことです。そうしないと、プログラムは、画像がスクリーンで(グレースクエアか非常に低い解像度で表示されます)どのように見えるか表示しないかもしれず、画像は印刷するときにだけは出てくることでしょう。

SunRas

これは、SunRas保存ダイアログです。SunRasファイルを保存するとき、RLE圧縮か、標準形式(圧縮しない)か、どちらが欲しいか尋ねるダイアログボックスがでてきます。RLE圧縮は損失がないので、このオプションを選ぶことは一般的には良いアイデアですが、RLE形式がピクセルにつき4または8ビットだけをサポートする点に注意してください。これは画像に影響を及ぼしませんが、SunRasはインデックス画像を保存できません。

TGA

TGA画像を保存するとき、TGAとして保存のダイアログボックスは、RLE圧縮か非圧縮か(RLE圧縮をチェックしない)尋ねます。SunRasの圧縮のように、ディスク容量を節約するので、一般にRLEは良いアイデアです。

 
 

TIFF

TIFFとして保存ダイアログは、あなたがどんな種類の圧縮を望むかについて尋ねます。TIFF圧縮は損失がないので、使った方がよいでしょう。LZWを、4、8と24ビットの画像で、使ってください。パックビットは、1ビットの画像(白黒)で働くように設計されているだけなので、FaxG3画像のような1ビットの(ビットマップ)画像に適しています。

Fill Orderは、画像の中のビットがどのように扱われるか決定します。最初のオプションは、LSB(Least Significant Bit) to MSB(Most Significant Bit)で、リトルエンディアンのマシン(例えばインテルX86プロセッサ搭載のマシン)のデフォルトのオーダーです。それは、PC fillingとしても知られています。

もうひとつのオプションは、逆のfill orderであるMSB to LSBを選びます。これは、ビッグエンディアンのマシン(例えば、Motorola、SPARCのプロセッサ搭載のマシン)のデフォルトのオーダーです。これは、Mac fillingとしても知られています。

FrameMakerまたはそれに類似したプログラムに画像をインポートしたければ、プログラムが動くマシンのタイプに従い、圧縮なしと設定したFill Orderにしてください。大部分のプログラムはファイルをインポートすることには、かなり柔軟です。しかし、こうするのが安全です。

XPM

アルファ(透明度)を持つ画像を保存するとき、XPMとして保存ダイアログが現れます。アルファ閾値は、どのアルファ値を透明とみなすべきか、どれが不透明とみなされるべきかを決定します。

例えば、0.5の閾値は、128以下の全てのアルファ値が透明なこと、128を超えると全て不透明なことを意味します(128は、最大チャンネル値255の半分です)。ソースコードによれば、16のビットと24ビットのXPM画像は、16ビットのディスプレイでサポートされています。8ビットの画像のためのコードが存在しますがテストされていません。

 
 

その他の画像形式

BMP、CEL、FITS、FLI、HRZ、HTL、Header、PCX、PIX、SGI、XCF、XWD、bzip2、gzip、その他のような、Gimpがサポートしている他の画像形式には、この執筆の時点ではオプションがありません。したがって、それらの形式で保存する方法については、特別の情報の供給はできません。


画像を送信する

 

Gimpは、画像を送信することができます。これは、特に複数の場所で働いているときに、便利な機能です。自宅や職場へ画像を送れます。友人や家族にデジタル・クリスマスカードを送るために使うこともできます。しかし、大きな画像を送信すると、メール管理者があまり幸福でないかもしれないという点は注意してください。気をつけてこの機能を使って下さい。

右クリック|ファイル|画像送信で、メール送信ダイアログボックスがポップアップします。宛先(To)フィールドに、あなたの友人の電子メールアドレス、主題(Subject)に、あなたの電子メールの主題、コメント(Comment)に画像のためのコメント、例えば「新しい私のペット、グニューちゃんの素敵な絵ですよ」とかを入れて下さい。ファイル名はあなたが送りたい画像のファイル名です。それは、ファイル形式を、つまりファイル名.良く知られている拡張子を持たなければなりません。

メールメッセージのカプセル化またはコーディングタイプを選ばなければなりません。Uuencodeか64ビットのMIMEを選ぶことができます。大部分のメールプログラムでサポートされているので、通常はMIMEを使うといいです。


 
 

ルートウインドウで画像を表示する

 

右クリック|ファイル|Onrootは、ルートウインドウで反復的背景パターンとして画像を表示させます。

ルートウインドウは、X Windowシステムのデスクトップの「背景」です。スタートアップで、大部分のXデスクトップは、背景を特定の色か画像に設定しています。背景は、通常はGUIアプリケーションを使用して設定されます。次回、デスクトップを起動するときに、新しい背景が表示されます(多くのデスクトップは再起動せずにこれをすることができます)。

このセットアップは、あらかじめ設定された背景から選択したいだけの最も普通のユーザーにとっては好都合です。しかし、Gimpは画像操作プログラムで、あなたは画像を扱う人ですから、多分、自分の背景をつくりたいことでしょう。Onroot機能が何かと便利なわけです。Onrootで、ルートウィンドウに置こうとしている画像がどのように見えるか簡単に見ることができます。結果に満足でないならば、それを操作し続けることができます。満足するまで、何度もルートウインドウを表示します。そして、完成した画像を表示するためにウインドウマネージャーを使うことができます。

 
 

Onrootはまた、画像をルートウインドウで表示する方法を指定できるダイアログボックスを持っています。5つの異なる設定のオプションがあります。プレビュースクリーンもあるので、簡単に、どのように見えるかわかります。オプションの概要は、次の通りです。

· タイル(Tiled) このオプションは、左上角に画像(本来のサイズ)を置いて、その列が一杯になるまで、左から右にコピーを置きます。それから、第一の画像の下にコピーを置いて、第二の列を一杯にします。スクリーンが全部満たされるまで、これが続きます。画像は縮尺されないので、多分右側で、そして、スクリーンの底で一部が刈り取られるでしょう。

· フルサイズ(Full size) このオプションは、あなたの画像をスクリーンの大きさに伸ばします。画像が非常に大きくない限り、スクリーンに合わせるので本来の比率を失い、ぼやけるでしょう(多分)。

· 最大画像(Max aspect) このオプションは本来の比率であなたの画像を伸ばします。その縦横比が正確にスクリーンにマッチしない限り、たぶん画像は刈り取られた複製に終わります。

· 完全タイル(Integer tiled) このオプションはほとんどタイルと同じものです。違いは画像がウインドウを満たすように伸ばされるため刈り取られた画像がないということです。

· フリーハンド(Free Hand) このオプションでは、ルートウインドウのどこにでも、画像を置くことができます。初めに画像はプレビュースクリーンの中央に置かれます。それから選択する場所へドラッグすることができます。

適切な背景画像をつくったときでも、全てのデスクトップ環境がこれらオプションの全てを取り扱うことができるわけではありません。あなたのデスクトップが提供するオプションを考慮に入れて下さい。


画像を印刷する

 

Gimpから印刷を始める前に、レイヤーのある画像は、アクティブなレイヤーだけが印刷されることを知っていなければなりません。そこで、印刷する前に、まず画像を統合しなければなりません(右クリック|レイヤー|画像の統合)。この本の範囲を越えるので、UNIXの印刷のサブシステム(スプーリング方法など)は検討しません。

Gimpは、どんな種類のプリンタを、内部的にサポートしているでしょうか?それを見るために、画像を開いて、右クリック|ファイル|印刷を選び、印刷ダイアログボックスをポップアップさせて下さい。セットアップボタンの上で、そして、それからドライバ(Driver)プルダウンメニューの上でクリックすると、Gimpが以下のプリンタをサポートすることがわかります。

· PostScriptプリンタ(PostScriptレベル2を含む)

· HP DeskJet 500、500C、520、540C、600C、660C、68xC、69xC、850C、855C、855Cse、855Cxi、870Cse、870Cxi、1200C、1600C

· HP LaserJetII、III、IIIp、IIIsi、4、4L、4P、4V、4Si、5、5FS、5L、5P、5SE、5Si、6L、6P

· EPSON Stylus Color、Color Pro、Color Pro XL、Color 400、Color 500、Color 600、Color 800、Color 1500、Color 1520、Color 3000

その他の印刷設定

Gimpは、最も普及しているプリンタを内部でサポートしているので、多分GhostScriptを使う必要はないでしょう。

GhostScriptは、PostScriptを他の印刷言語(例えばHPプリンタの使うPCL)に変換するためによく使われるプログラムです。PostScriptは、UNIXプログラムにとって最も普及している印刷出力です。そのため、GhostScriptが、プリンタシステムを相互作用させるフィルタとしてセットアップされます。それは、出力をPostScriptからPCLへと直ちに変換してHPプリンタに与えます。


 
 

しかし、GhostScriptをインストールして、プリンタのフィルタとして使っていても、多分、PostScriptプリンタオプションを使用して印刷したくなるでしょう。少なくとも一時的に、インストールしたGhostscriptをもっている人も、生のプリンタドライバをつくり、Gimpに直接印刷させてみることをお勧めします。そこで、このマニュアルの例を綿密に読んで下さい。

セットアップ

印刷できる前に、セットアップダイアログに入らなければなりません。セットアップは、どんな種類のプリンタを使っているかGimpに知らせます。ご想像の通り、これは印刷するときの重要な情報です。

 
 

最初に、ドロップダウンメニューで印刷したいプリンタ(実際にはプリンタの列)を指定してください。そこで、セットアップダイアログボックスにアクセスするために、セットアップボタンをクリックします。

セットアップでは、ドライバプルダウンメニューで、どんな種類のプリンタを使っているかについて指定します。PS(PostScript)、あるいは、PSレベル2のプリンタを持っているならば、プリンタにPPDファイルを提供することができます。

助言。PPDファイルは、プリンタの能力を記述するファイルです。プリンタに固有なPPDファイルを提供することによって、プリンタの特別な機能(解像度、用紙供給元、用紙の種類のような)を使うことができます。

Windows版プリンタドライバについてきたPPDファイルをすこし読んで選択してください。なければ、アドビのFTPサイトからダウンロードすることができます。

GimpにPPDファイルはついていないので、自分で入手しなければなりません。通常、PostScriptプリンタのためのWindowsドライバから入手しますが、時々、PPDファイルをWindowsドライバから取り出すのは難しいことがあります。その場合は、ftp.adobe.com/pub/adobe/printerdrivers/win/all/ppdfilesからPPDファイルを入手することができます。アドビのFTPサイトのファイルは、次のようなファイル形式を持ちます。brand_name_of_printer.exe そのため、ドライバを取り出すためにWindowsまたはエミュレータが必要です(ファイルを実行する)。

PostScriptプリンターがなければ、ただ、ドロップダウンメニューからGimpがサポートしているプリンタの一つを選んでください。

コマンド入力フィールドは、印刷するときに使われる印刷コマンドです。これは、通常、印刷プラグインをコンパイルするときに決定されます。しかし、コマンドが間違っているならば、それをここで訂正することができます。一旦すべて正しく設定されたら、了解を押して下さい。コマンドフィールドがなくても、心配はいりません。Gimpはその必要がないほどよくセットアップされています。

印刷ダイアログ

メインのダイアログボックスは、プリンタがサポートしている機能に従って、変わっているかもしれません。全てのオプションを解説しますが、あなたのプリンタが数項目をサポートするだけでも、驚かないでください。

· 用紙サイズ(Media Size) プリンタで使う紙のサイズ。Gimpは、レターリーガルタブロイドA4A3、その他の用紙サイズをサポートします。

· 用紙の種類(Media Type) 透明光沢、その他のような、あなたが使う紙のタイプを参照します。

· 給紙元(Media Source) 印刷したいと思う紙のあるトレイを指定する方法。御想像の通り、これはプリンタの能力に深く依存しています。

· 印刷の向きメニュー(Orientation menu) 印刷の向きをにするかにするか選びます。また、自動を選んでGimpに決めさせることができます。

· 解像度(Resolution) プリンタが異なる解像度をサポートするために提供されます。このフィールドでは、印刷にどの解像度を使いたいか指定することができます。このオプションは、何かと便利です。例えば、下絵を印刷するときは、多分、高い解像度を使いたくないでしょう。このすこし先で拡大率について話すときに、もっと詳しく解像度を検討します。

· 出力形式(Output type) カラープリンタを持っているならば、カラーモードを使ってください。そうでなければ、白黒を(もちろん、カラープリンタで白黒を使えます)。

· 明るさ(Brightness)は、デフォルトで100に設定されています。それはレーザーと白黒のインクジェットで印刷するのに最適です。しかし、通常、インクジェット方式のカラーで印刷するときは、この値を上げなければならないでしょう。Gimpのプリンタインターフェースの作者は125から150までの設定を推奨しています。しかし、私達には、それは明るすぎるので、Deskjet870Cxiでは110を使っています。肝心の点は、どんな設定があなたのプリンタで最高の結果を与えるか発見するため、少し実験しなければならないということです。

· 拡大率(Scaling) 印刷ダイアログボックスを開くと、拡大率はデフォルト値100に設定されています。それですると、画像はページ全体(両側6mmと上下13mmの余白で)に伸ばされます。小さい画像でこの拡大率を使うと、有効解像度(インチあたりのピクセル)がとても低いので、ギザギザで見苦しく見えるように拡大されます。

Gimpのプリンタインターフェースのいいところは、PPIで拡大率を設定できるということです。PPIは、pixels per inch(1インチあたりのピクセル数)の略語で、印刷される画像の解像度を表現しています。PPIオプションをいつも使用することをお勧めします。そうしないと、印刷の品質をほとんどコントロールできないでしょう。

では、どのようなPPIの値を使うべきでしょうか?それはプリンタに依存しています。参考は、600dpiのレーザープリンタには110ppi、300dpiのレーザープリンタには72ppiです。注意。解像度をプリンタダイアログで設定できるならば、PPIの値を変えることもできるのを憶えていて下さい。

参考は、絶対ではありません。例えば、AMスクリーニングを使うPostScriptプリンタを持っているならば、PPIは、LPI(lines per inch)プリンタの1.6倍から2倍なければいけません。

お気づきのように、この話題は、もっと知る必要があるので、さらに検討しています。プリプレスとGimpの色を読むことを強くお勧めします。そこでは、更に詳細に印刷に関する複雑なテーマを検討しています。

しかし、単純な2、3のガイドラインは示すことができます。300dpiのレーザープリンタは少なくとも60ppiを必要とします、そして、600dpiのレーザープリンタは100ppi(最小限)を必要とします。一般的なルールは、インクジェット方式のプリンタはレーザープリンタより低いppiで済むということで、300dpiのインクジェット方式のプリンタに50ppi、600dpiのインクジェット方式のプリンタに90ppiでやってみて下さい。

もし、印刷の専門用語に混乱したら、私達のガイドラインで進むか、またはプリプレスとGimpの色を読んで下さい。インクジェット方式のプリンタを持っているならば、スキャニング、ウェブと印刷を読むのも良いアイデアかもしれません。

パーセントオプションを使用したいときは、小さい画像は非常に低い解像度で印刷されることを忘れないで下さい(用紙サイズの100%を意味する100%で設定されています)。良い印刷出力を得るためには、画像は相対的に大きくなければならず、解像度を上げるために画像を縮小しなければならないでしょう。これについては、プリプレスとGimpの色をさらに読んで下さい。300x400ピクセルの画像は、およそ30%(あなたがA4紙と300dpiのプリンタを使うと仮定すると)の拡大率できれいに見えます。手順は、PostScript形式で保存をしたときと同じものです。

助言。もしも、ポスターのような大きな画像の下絵をつくっているならば、多分、コンピュータに読み込むときの重い負担を避けるために小さい画像から始めるでしょう。下絵のプリントアウトがすぐ欲しいだけならば、パーセント機能を使用して画像を大きくして下さい。下絵ですから、すぐ見たいだけで品質は重要ではありませんので。

ファイルに印刷のオプションも、プリンタプルダウンメニューにあります。ファイルを選ぶと、通常プリンタへ行くデータは、その代わりにファイルへ保存されます。印刷ボタンを押すと、ファイルダイアログが現れ、出力ファイル名(そして、パス)を指定することができす。ファイルに印刷は、ファイルをPostScriptとして保存することに代わる選択肢として便利です。私達の意見では、PSとして保存よりも、ファイルに印刷(PSモード)のほうがたいてい簡単なので、別名で保存の設定に関わる必要はないでしょう。しかし、たとえファイルに印刷するとしても、正しく解像度を設定することはなお重要です。

近くの印刷所で画像を印刷したいときも、ファイルに印刷は、一つのオプションです。その印刷所のPPDファイルのコピーを得て、あなたのシステムにインストールするだけです。印刷ダイアログが現れたら、「ファイルに印刷」モードで設定して下さい。あなたのプリントハウスが提供するPPDファイルを選んで了解をクリックします。それで画像ハードウェアがサポートするオプションの設定をすることができます。ひとたび、ファイルに画像を「印刷」したならば、あとは印刷のために近くのプリントハウスにPSファイルを届けるだけです。これについてはプリプレスとGimpの色をさらに読んで下さい。


Gimpの環境設定

 

環境設定ダイアログボックス(右クリック|ファイル|環境設定)では、たくさんのGimpに関連したセッティングが見つかるでしょう。4つのタブがあります。ディスプレイインターフェイス環境ディレクトリです。

永続的な変更を保存するためには、保存ボタンをクリックしてください。取消を押すと、加えられた変更は全て捨てられます。了解を押すと、変更はすぐにGimpに影響を及ぼしますが、全ての値が影響を受けるわけではありません(スワップのようなディレクトリの値には、効果がありません)。了解を押して保存を押さないときには、加えた変更は、現在使っているGimpに影響を及ぼすだけで将来のGimpのセッションのためには保存されません。

注意。保存した修正を使用可能にするためには、Gimpを再起動する必要があります。了解ではなく、保存をして、再起動する方をお勧めします。

ディスプレイ

ディスプレイタブでは、デフォルトの新規画像のサイズ(ピクセル)、デフォルトの画像種(RGBグレイスケールか)を設定できます。プレビューサイズも設定できます。コンピュータのスクリーンが小さくて、システムリソース(RAMとプロセッサ速度のような)が今ひとつならば、一般的には、プレビューサイズを小さくしておきたいことでしょう。

格子サイズでは、透明度を表現するために使われている画像構成スクリーンのチェッカー盤の格子のサイズを選べます。透明部分表示形式では、格子のグレイスケールトーンを指定できます。デフォルト値は、どんな仕事にも最適だと思います。

補間

画像を拡大するときGimpは、最初のピクセルに(画像を大きくするには)どんなピクセルを挿入する必要があるか計算しなければなりません。これは、補間(interpolation)と呼ばれます。線形補間は、より速く、システムリソースも切り詰めて使えます。しかし、それは出力画像の細かなレベルでは、三次補間ほど、高いレベルで画像をつくれません。拡大するときに、細かな点でも見た目の良い画像を得るためには、三次補間チェックボックスをチェックしてください。もし、システムが三次補間を走らせるのに足りないときは、三次補間チェックボックスのチェックをはずして下さい。Gimpは、デフォルトで線形補間を使います。


 
 

インタフェース

インタフェースタブでは、アンドゥレベルを設定できます。高い数字(10以上)に設定すると、たくさんディスク容量を必要とするので、システムのディスク容量が小さいときは注意して使ってください。

ズーム時にウインドウをリサイズするとは、キャンバスサイズが常にズームに適応することで、ズームレベルを気にしなくても画像の全体がいつも見えることを意味します。ズームオプションのダイアログボックスで、簡単に使用・不使用を決められるので、このオプションのチェックは外しておくことをアドバイスします。これについては、ズームをお読み下さい。

ツールチップの表示は、親切な機能です。ツールを使ってマウスを動かすとき、Gimpは自動的にツールについての小さい情報(チップ)をポップアップします。全てのツールを学び終えるまで(つまり、ずっと)、ツールチップを使用可能にしておくことをお勧めします。

デフォルトでは、Gimpはカーソルシンボルを変えます。例えば、移動ツールを使用すると、カーソルは移動シンボルになります。しかし、これはシステムリソースを消費するので、リソースがとても小さければ、カーソルの自動更新をしないチェックボックスをチェックして下さい。どんなモードでいるか見ることができないので、これは賢明でないかもしれないことを心に留めておいてください。

また、「蟻の行進」(選択をつくるときに、いつも現れるちらちらする点)の速度を設定することができます。蟻の行進速度入力フィールドの値は、更新の時間の長さ(ミリ秒)ですので、より小さい値はより速く蟻を行進させます。


 
 

環境

環境タブでは、メモリ使用をけちるのチェックボックスがあります。Gimpは、通常、速度の改善とメモリ消費を交換します。メモリ使用をけちるをチェックすると、Gimpはメモリにいっそう厚く配慮しますが、遅くなります。だから、これはメモリが乏しいときにだけ使ってください。

タイルキャッシュサイズ(Tile cache size)は、Gimpが、メモリをディスクとやりとりするときに、タイルメモリの損失を確実に防ぐために消費するメモリの総量です。Gimpは、メモリを取り扱うために、ディスク上で固有のスワップファイルを使います。これが、タイルメモリ(tile memory)です。Gimpが固有のスワップファイルを持つので、実に大きな画像を編集することができます。制約する要素は、唯一、ディスク容量だけです。

ディスク上でプログラムメモリを保持することは、プログラムを遅くすることを誰でも知っています。それで、ディスク上にある画像を編集するためにGimpが使うメモリを欲しくありません。ここで、タイルキャッシュ(tile cache)が役割を果たします。コンピュータのメインメモリの中に置きたいタイルメモリの量を指定することができます。残りは、Gimpのタイルメモリのスワップファイルにとどまります。この値を高く設定すると、Gimpは速くなります。なぜなら、スワップファイルで全ての情報を保持する必要がないからです。128MBのRAMのコンピュータでは32MB、64MBのシステムでは16MB、より小さいシステムでは10MBに設定することをお勧めします。(Gimpはタイルキャッシュサイズを0に設定しても働き続けることに注意)。大きなタイルキャッシュは、大きな画像のときにだけGimpの速さに影響する点を注意してください。2MBの画像に取り組んでいるときに64MBのタイルキャッシュを使っても、Gimpは速くなりません。

8ビットディスプレイを使っているならば、きっと、インストール・カラーマップのオプションを使いたいはずです。8ビットディスプレイで使用可能な256色の大部分が、他のアプリケーション(例えば、ウインドウマネージャ、Netscape、その他)ですでに必要とされているために、Gimpと画像は、残り物の色を使うのを許されるだけでしょう。多分、お気付きのように、そのような条件の下では、Gimpはあまり役立ちません。

カラーマップサイクリングは、選択の境界の「蟻の行進」に影響を及ぼします。このオプションをチェックすると、「蟻」は、なめらかな線と取り替えられます。選択をドラッグするとき、この線は暗く、マウスボタンをはなすときに明るくなります。

 
 

ディレクトリ

ディレクトリのフォルダで操作できる最も重要なディレクトリは、テンポラリとスワップです。テンポラリ(Temp)ディレクトリは、使っているパレットや画像のような一時的なデータの全てをGimpが保存するところです。スワップ(Swap)ディレクトリは、Gimpがタイルベースのメモリシステムのために、そのスワップファイルを保存するところです。


 
 

参考

最適のパフォーマンスのためには、どのようにこれらのディレクトリを設定すべきでしょうか?NFSのサーバーからホームディレクトリにマウントするシステムであるとか、使えるディスク容量が固定された割当てだけであるというならば、多分、スワップディレクトリを/tmpのようなローカルの一時的ディレクトリに置きたいでしょう。そうしないと、スワップファイルが非常に大きくなるかもしれないので(ほとんど常に)、画像を保存するディスクスペースは、ほとんど残らなくなるでしょう。こうするもう一つの理由は、ネットを通して、画像データをスワップファイルとやりとりすると、ネットワークのトラフィックを待たなければならないので、Gimpがひどく遅くなるということです。

テンポラリは、少し異なります。Gimpを出るとき、ここの大部分のファイルは消えてしまいますが、いくつかは残ります(例えば、使っているパレット)。多分、他の人々との共用でない、ワークステーションを再起動しても消去されないテンポラリディレクトリが欲しいでしょう。/usr/tmpまたは/var/tmpで個人のディレクトリを作るのは、良いアイデアです。例えば、ターミナルウインドウで次のコマンドでディレクトリをつくります。

mkdir /usr/tmp/<your_user_name>

このディレクトリをあなたのテンポラリディレクトリと決めてください。

ブラシ、グラデーション、パレット、パターン、プラグインのための他のディレクトリは、そのままにしておくか、あなたの特別の必要にあうように修正して下さい。もし、変更したときは、Gimpに加えた拡張を正しい場所へ移動することを忘れないでください。そうしないと、次にGimpを起動したときに、利用できるプラグインがないかもしれません。


いろいろな機能と拡張

 

今日の技

道具箱で、ファイル|今日の技をクリックします。今日の技は、Gimpの新しいユーザーに便利な機能です。前の技次の技をクリックすることによって助言に目を通すことができます。今日の技を消すときは、次回も技を見せるチェックボックスのチェックをはずしてください。全ての技の入ったファイルはGimpシステムワイドデータディレクトリにあって、gimp_tips.txtと呼ばれています。システム管理者であれば、このファイルを編集して、システム上でGimpユーザーのために新しい技を加えることができます。

DBブラウザ

DBブラウザでは、GimpのPDBコールルーチンを探すことができます。この機能は、主にスクリプトとプラグインを扱う人のものです。スクリプトやプラグインを書いていないとしても、これはGimp内部の情報の良いソースになります。PDBプロシージャの名前とプロシージャに関する説明から、データベースを検索することができます。Script-Fuコンソールから、DBブラウザを呼ぶならば、PDBコマンドをコンソールに適用することもできます。

PDBヘルプ

これは、GimpのPDBへのもう一つのインタフェースです。この拡張で、画像上で特定のPDBコールを走らせることができます。これをするには、情報を求めるダイアログをもたらすRunをただクリックしてください。DB ブラウザのように、この拡張は、主に開発者のためのものです。

Gimptcl Consolio

Gimpの主なスクリプト言語はSchemeです。Schemeは、UNIXで利用できる多くのスクリプト言語の1つです。ConsolioはTclで書かれています。GimpのためにTclスクリプトをつくるときに使うことができます。


スクリプト

TclやPerlになじんでいれば、多分、Schemeをわざわざ学びたくないでしょう。技術的な背景のないユーザーだったら、「なんで聞いたことのないUNIXのスクリプト言語をわざわざ学ぶんだ?」と自問するでしょう。さて、まず最初に、スクリプト言語を学ぶことがGimpを使う絶対的必要条件でないことを言っておきましょう。スクリプト言語を学んでみようかと思わなくても、幸せにGimpを使えます。しかし、何度もくり返し特定の操作をしていることに気づいたとき、自動化したらいいなと思いませんか?

Script-Fuの影付けを例にとりましょう。手動でGimpを使って影を作ることができます。しかし、それをやってくれるスクリプトがあったら、いいと思いませんか?このような状況が、普通のユーザーにとっても、スクリプト言語の学習を価値あるものにします。これを書いている時点では、Gimpはスクリプト言語として、SchemeTclPerlをサポートしています。これらの言語は、それぞれ、いろいろな本にまとめられていますので、好きな言語をよりどりみどりです。コンピュータ言語とスクリプティングがまったく初めてだったら、Schemeを学ぶことをお勧めします。Schemeは、Gimpの本来のスクリプト言語です。Perlもまた、良い候補です。 Perlは来たるべきGimp 1.2の公式の一部分です。

画面取り込み

道具箱で、拡張|画面取り込みをクリックして下さい。画面取り込み(Screen Shot)ユーティリティは、Gimpに直接スクリーンダンプを取り込みます。3つの選択肢があります。装飾付きウインドウ(装飾はウインドウマネージャがウインドウのまわりにつくるフレーム)、装飾なしウインドウ、画面全体、です。

アクティブなウインドウのダンプをとるために、適切なオプションを選んで了解を押してください。マウスポインタが、クロスシンボルに変わります。それをつかみたいウインドウの選択に使ってください。クロスシンボルをウインドウのなかへ動かしていってクリックします。 (訳注)

画面全体のダンプをしたいときは、適切なオプションを選んで了解を押してください。まもなく、スクリーンダンプとともに新しいGimpウインドウが現れます。この本の中の全てのスクリーンショットは、このツールでとりました。

 
 

水彩選択

水彩選択は、パレットまたは色選択ダイアログに対する選択肢です。このツールは、水彩画を描いているときに、色を混ぜるために使う小さな水カップに似ています。

 
 

インタフェースは、シンプルです。上には、あなたが最後に混ぜた10色が見えます。これらの色の1つを押すと、それはアクティブになります。色を混ぜたいときは、マウスの左ボタンと右ボタンを同時に押しながら、ただマウスをカラースケールまで動かしてください。

マウスの左ボタン(より濃い色に混ぜます)は、マウスの右ボタンに優先します。色が濃すぎたら、一時、マウスの左ボタンをはなして、動かしているマウスの右ボタンだけを押してください。色は、まるで水を加えたように薄くなるでしょう。満足したら、両方のマウスボタンをはなしてください。選択された色が道具箱のアクティブな色見本に現れます。水彩選択ウインドウを閉じるために、了解または取消しを押してください。

ウェブブラウザ

ウェブブラウザ拡張|ウェブブラウザ)は、Gimpからウェブサイトを開くことができます。Gimp.org、Plug-inRegistry、Gimpニュースその他のような重要な場所のショートカットが幾つか見つかるでしょう。また、Gimpユーザーズマニュアルのオンライン版を開くことができます。

ショートカットメニューで利用できないサイトを開くために、URLを指定して開くを選んでください。このオプションは、サイトについて尋ねるダイアログボックスをポップアップします。現在のNetscapeセッションでサイトを開きたいか、新規にNetscapeのウィンドウを開きたいか、選択することができます。もちろん、これには、Netscapeがインストールされて、あなたのパスになければいけません。

ショートカットの変更や追加をしたいときは、この拡張の挙動を制御しているスクリプトを編集しなければなりません。スクリプトは、web-browser.scmと呼ばれていて、通常は、/usr/local/share/gimp/scripts/にあります。しかし、もちろん、これはサイト次第です。それを個人のgimpのスクリプトディレクトリにコピーして、(cp/usr/local/share/gimp/scripts/web-browser.scm/your/home/.gimp/scripts)、テキストエディタで編集してください。


** 訳注 **

Gimpで開いている画像のスクリーンショットをとるには、道具箱の ファイルメニューで取り込み|画面取り込みを選び、単一ウィン ドウを取り込むのオプションがチェックされていることを確かめてから、取り込む ボタンをクリックします。そうすると Select Window が出てきますから、その十字マークをスクリーンショットをとりたい画像のウィンドウまでドラッグアンドドロップします。 もしも、画面全体を取り込むのオプションをチェックしていれば、モニター画面全体が取り込まれます。戻る

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