prevcontentnext


Gimpへフォントを入れる方法

この章ではX-WindowでGimpにフォントを利用させる方法についての基本的な情報が見付かります。

 

Gimpでフォントを使う方法

 

Gimpで使用するフォントは全てX-Serverから来ています。Gimpには内部的なフォントレンダリング機構がないので、GimpはフォントのレンダリングにXを必要とします。これはまた、Xのxfontselプログラムと文字ツールのダイアログが少し似ている理由でもあります。

スケーラブルフォント

まず、Gimpではスケーラブルフォント(Type1やSpeedo)を使って下さい。スケーラブルという名前のとおり、これらのフォントは品質を損なうことなく拡大縮小することができます。Xにはビットマップフォントもあります。ビットマップフォントは拡大すると、その形が失われ、非常にギザギザで見にくくなります。

フォントとフォントパスはどこにある

フォントをXがどこに持っているのか見付け出すために、シェルでxset -q <enter>と入力して下さい。出力の最後の行はあなたのフォントパスを示しています。もしあなたがXFree86ユーザーで、デフォルトのXF86コンフィギュレーションを使っているなら、Xが特定のフォントを見つける時にType 1Speedoフォントが確実に最初に現れるように若干編集を行う必要があります。そのためには、まずはじめにFontpathにSpeedoとType 1ディレクトリを配置します。

別の方法として、ビットマップフォントの後に文字列:unscaledを追加する方法があります。この文字列を追加すると、フォントを拡大/縮小する必要があればスケーラブル(例えばType 1フォント)が使われます。XF86Configファイルにおけるフォントパスは次のようなものになると思います(これはXFree 86でだけで動く)。

 
 

このXF86Configファイルの抜粋は、ビットマップフォントよりも前に全てのスケーラブルType 1フォントをセットアップしているため、Xwindowが同じフォントのキザキザのビットマップバージョンの代わりに素敵で滑らかなT1 Helveticaを(利用できるなら)使えるようにしています。

自分が持っているType 1フォントの種類を知るには、ターミナルウィンドウでType 1ディレクトリにディレクトリを移動してfonts.dirファイルを読んで下さい(つまり、cd /usr/X11/lib/X11/fonts/Type1 && more fonts.dir)。利用可能なType 1フォントの全てが表示されます。Script-Fuが失敗する最もよくある理由の一つが、利用できないフォントをScript-Fuで指定していることです。これはスクリプトにバグをもたらし、出力が何も無くなります。

フォントのインストール

 

Type 1フォントのインストールと
type1instプログラム

Type 1フォント(postscriptフォント)だけをカバーします。他の種類のフォントはこの章の範囲を超えています。

type1instと呼ばれるプログラム(James Macnicolによって書かれたもの)をftp://sunsite.unc.edu/pub/Linux/X11/xutils及びそのミラーサイトからダウンロードして下さい。

インストールの準備

これを書いている時点で、ファイルはtype1inst-0.6.tar.gzと呼ばれています。Gimpアーカイブを展開した時のようにプログラムを展開して下さい(Gimpの入手とインストールを見て下さい)。type1instファイルとt1embedをPATHの通ったディレクトリ(例えば、/usr/local/bin)にコピーして下さい。

PATHを確認するには、シェルでecho $PATHを実行します。あなたがシステム管理者でなければ、おそらくシステムディレクトリにインストールすることはできません。この問題に対処するには、ホームディレクトリにbinディレクトリを作り、ここにtype1instプログラムをインストールします。PATHにプログラムを含めるには、シェルとしてBashShKshを動かしているなら以下のようにします。

export PATH=$PATH:$HOME/bin

フォントディレクトリにフォントをコピーする

自分で選んだディレクトリにインストールしたいType 1フォントをコピーして下さい。大量のフォントを持っていてGimpで手軽にフォント管理をしたければ、xfontserverをインストールするか20フォント毎に違うディレクトリにインストールして下さい。

フォント管理

これは私達がFrozenriverでフォントを管理している方法です。 Karinは大量のフォントを必要としているのですが、XとGimpに全部を読み込むことになれば、正しいフォントを探して選ぶのが難しくなってしまいます。私達はこれをフォントの種類ごとに異なるディレクトリを作ることで解決しました。例えば、芸術的なフォントのために一つ、ビジネス専用のために一つのディレクトリを持つ、というように。これでやりたいことによってフォントの読み込みと非読み込みが簡単になります。

type1instの実行

フォントをコピーしたら、フォントをインストールしたディレクトリにcdします。type1instを実行し、それからmkfontdirします。これはこのディレクトリに必要なfont.dirfont.scalefont.aliasファイルをそれぞれ作成します。

Xへフォントを読み込む

xset +fp (フォントディレクトリへのフルパス) を用いることによってXへフォントを読み込んで下さい。これでようやくフォントがインストールされ、Gimpで使うことができるようになりました。Gimpの実行中にフォントをインストールしたのなら、Gimpを再起動する必要があります。

fpの前に+が置かれていることに注意して下さい。間違った場所にブラス記号を置いてしまうと、デフォルトのフォントディレクトリが全て最初にフォント名の問い合わせを受けてしまいます。もしあなたのフォントと同じ名前のフォントがあれば、このフォントはあなたのフォントの代わりに使われてしまいます。

Helveticaフォントが良い例です。Xに付属の標準的なHelveticaフォントは貧弱な品質ですが、AdobeからAcrobat Readerをダウンロードすると非常に素晴らしいHelveticaフォントが入れられます。

それらのフォントをxset fp+でインストールしてもそれらのフォントを絶対に見つけることはないでしょう。なぜなら、Xがフォントディレクトリを探す時に、Xに付属の標準的なHelveticaフォントはあなたのインストールしたものより前に配置されているからです。

手作業でType 1フォントをインストールする

いつもtype1instプログラムが使えるというわけではありません。使えないなら、手作業でfonts.*ファイルをインストールする必要があります。

フォントファイル

一般に、テキストエディタでフォントファイルを読み込み、名前や種類などのためにファイルヘッダーを見る必要があります。ファイルのヘッダーはeexecコマンドで終わっています。ヘッダーの後はバイナリフォントデータであり、ほとんど関係はありません。これはPSフォントファイルだけですることができます。大抵そのようなファイルは.pfbで終わっており、ファイルの第一行に%!PS-AdobeFontとタイプされています。

フォントファイルのフォント欄

はじめに理解しておかなければならないことは、font.scaleファイルのフォント欄をコード化する方法です。これはサンプル行です:

 
 

データの抜き出し

xtermといったターミナルで(vi file.pfbのように)ファイルエディタにpfbを読み込み、データを検索します。何を検索するかについてはこちら:

· 鋳造所(Foundry): フォント鋳造所の登録名で、通常は会社の名前です。PSフォントファイルではこのように書かれています: usage: 24954 31846%% ITC Avant Garde Gothic is a registered trademark of International Typeface。これはフォントが鋳造所としてITCを用いているという意味です。

· 書体(Family): フォントが属するフォントの書体です。通常は全ての異なる特徴(boldthincondensedなど)のフォント書体に大量のフォントファイルがあります。読み込みだけのフォントファイルの中身はフォント書体欄にitc avant garde gothicとして表示されるdef/FamilyName (ITC Avant Garde Gothic)です。

· 太さ(Weight): フォントの太さ(例えば、mediumboldthinなど)です。これは太さの欄にdemiboldを入れた読み込みだけのdef/Weight (Demi)PSファイルの情報です。

· 傾き(Slant): フォントの姿勢です。フォントに傾きの情報がなければ、ローマンとして、つまり垂直な姿勢として表示され、傾き欄はrとなります。(Gothic Demi Obliqueのように)傾き情報があれば、傾きは斜めであり、傾き欄はoとなります。

· セット幅(Set Width): これは水平幅です。ここで、フォント名を検索する必要があります。Condensedが幅の種類の例であす。

· 付加スタイル(Additional Style): これは追加スタイルのためにまれに使われます。PSではほとんど使われません。

· 文字集合(Encoding): フォントがどの言語に対応しているかというものです。PSファイルからのこの例def/Encoding StandardEncodingiso8859-1で終わっています。例えば、文字集合欄のisolatin1です。

· 残りはサンプル行のものと同じです。これが標準的なPSフォントの行です。

以下のセクションは文字集合に便利な表を提供しています。これらはtype1instプログラムのソースから取り出したものです。

基本的に、type1instがあなたの仕事をします。鋳造所の情報が正しくなければ、type1instが作成するフォントファイルやログファイルを探すことができます。ほとんどの場合、間違いを見つけ出すことは極めて簡単です。


 

表 46.1 鋳造所の表

会社

鋳造所

Adobe adobe
Publishers Paradise paradise
Bigelow & Holmes b&h
Bitstream bitstream
International Typeface Corporation itc
IBM ibm
LETRASET letraset
Monotype Corporation monotype
SoftMaker softmaker
URW urw
Jonathan Brecher brecher
Brendel Informatik brendel
A. Carr carr
FontBank fontbank
Hershey hershey
A.S.Meit meit
Andrew s. Meit meit
S.G. Moye moye
D. Rakowski rakowski
David Rakowski rakowski
Reasonable Solutions reasonable
Southern Software southern
Title Wave titlewave
ZSoft zsoft


表 46.2 太さの表

太さ

太さ

book book
demibold demibold
semibold demibold
demi demibold
semi demibold
extrabold extrabold
boldface bold
bold bold
heavyface heavyface
heavy heavy
ultrablack ultrablack
extrablack extrablack
ultra ultra
black black
extralight extralight
light light
thin thin
super super
normal medium
regular regular
roman regular

表 46.3 傾きの表

傾き

傾斜

italic i
roman r
regular r
cursive i
kursiv i
oblique o
obl o
slanted o
upright r
inclined i

表 46.4 セット幅の表


セット幅

extracondensed extracondensed
condensed condensed
cond condensed
sans sans
wide wide
cn condensed
narrow narrow
extracompresse extracompresse
compressed compressed
extraextended extraextended
extended extended
expanded expanded
normal normal

表 46.5 付加スタイルの表

スタイル

スタイル

alt alternate
beginning beginning
display display
dfr dfr
ending ending
ep expert
exp expert
ornaments ornaments
osf oldstylefigures
outline outline
sc smallcaps
shaded shaded
shadowed shadowed
stencil stencil
swash swash
sw swash
one one
two two
three three
four four
a alternate


prevcontentnext


Frozenriver Digital Design
http://www.frozenriver.nu
Voice: +46 (0)31 474356
Fax: +46 (0)31 493833
support@frozenriver.com
Publisher Coriolis
http://www.coriolis.com