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輪郭抽出フィルタ

最先端(the edge)にいますか? Gimp はあなたのエッジを発見する手助けになるよう、いくつかの輪郭抽出フィルタを提供します。

はじめに

輪郭抽出フィルタは異なった色を持つ領域の間に存在する境界を探し出します。つまり、画像の中にあるオブジェクトの輪郭を取り出すことができるということです。

輪郭ラプラスソーベル、のフィルタの場合には背景は黒か透明であり、輪郭は白か原画像と同じ色となります。このフィルタを適用した結果はスグラフィートや芸術における他の掻き落し技術のようです。つまり、それは絵の上に油絵具やクレヨンで厚く上塗りし、ナイフや針のようなもので輪郭をひっかき、ひっかいた跡として元の色が現れる様子と似ています。

しかし、LoGフィルタは白い背景中の黒い輪郭のような厳密な白黒画像を抽出します。

輪郭抽出フィルタは選択領域を簡単につくるために良く利用されます。しかし、このフィルタは芸術的効果のためや、手描きのスケッチをシミュレートするような効果を得るためにも使うことができます。

輪郭

右クリック|フィルタ|輪郭抽出|輪郭フィルタは暗い画像を生成します。この画像は(ほとんどの場合)白い輪郭を持ちます。

縁を探知するを設定できます。この値が大きい場合には、細くシャープな縁を持つコントラストの高い黒い画像になります。この値が小さい場合には、厚く、粗い縁を持ち、暗い領域に多くの色を持つ比較的低いコントラストの画像を得ることができます。

回り込みぼかすのオプションは操作できません。なので、これらに関しては気にしなくて良いでしょう。

ラプラス

右クリック|フィルタ|輪郭抽出|ラプラスは非常に細い(1ピクセルの幅の)色付きの輪郭線をもった黒い画像を生成します。

注意。レイヤーにこのフィルタを適用する場合、ラプラスとソーベルは透明な背景に黒い輪郭線の画像を生成します。

ラプラスは、画像の輪郭を強調したいという場合や、写真をインクで描いたように見せる場合に非常に有用です。この効果を得るためには、まず画像を複製して一番上のレイヤーにラプラスやソーベルを適用します。最良の結果を得るには、このフィルタをかける前に画像に何かぼかしのフィルタ(例えば、ガウシアンぼかしを半径 0.5 から 5.0)をかけるのが良いでしょう。

LoG

右クリック|フィルタ|輪郭抽出|LoGは、とても有用な輪郭抽出トレーシングのフィルタです。ただしこれはCorel TraceやAdobe Streamlineのようなベクター描画プログラムと比較できるほどのものではありません。しかし、もしもGimpのようなビットマップのアプリケーションで同様の効果を得たい場合には、LoGは優れたツールです。

LoGの使い方

LoGフィルタはスキャンされた、あるいはコンピュータでつくった画像を白黒の線画の画像に変換します。ここでは、それぞれの線は閉じた曲線です。これによって、塗りつぶしツールを使ってこの閉じた領域を塗りつぶせば、単純ですが効果的な描画を行うことが可能になります

またこのフィルタをテンプレートとして、あるいは手描きの画像の補助として使うことができます。しかし、多くの場合に、欲しい塗りつぶし領域を定めるために不要な輪郭や閉じた曲線をある程度消すという修正が必要になるでしょう。


パラメータ

このフィルタを上手く使うためには、画像に適用する前にいくつかのパラメータをセットする必要があります。

縁探知のやり方

許可PA(許容可能なエイリアシングエネルギのパーセンテージ)、つまり、エイリアシングの許容可能量は縁の扱われ方を指定するために使われます。

高いPAはより高い縁探知のレベルを可能にします。これはあなたの画像からより高精度の線画を生成します。高いPA値は画像が複雑で、その詳細が重要な場合にはおすすめです。より単純な画像か、あるいはクリーンな出力を得たい場合には、低いPA値を適用して下さい。

LoGのレンダリングタイプ

LoGのレンダリングには3つのタイプがあります。標準LoGロバートLoGソーベルLoGです。

標準LoGは多少加工が甘くなるでしょうが,出力される画像としてはクリーンで単純であることが強みです。標準LoG はオブジェクトの回りをとりかこむ太い境界を生成します。高いPA値を設定すると、この輪郭となっている境界は細くなります。

ロバートソーベルは境界のない細い輪郭、よりリアリズムなペン画をトレースします。それらはグラデーションを用いて画像中の擬似的な輪郭を除去します。見た目はよりクリーンな結果を得ることができますが、一方でしばしば画像の重要な部分を消し去ってしまいます。

ディテールのレベルの調整

このフィルタによる画像情報の欠落を補正するために、PC1PC2の欄に適切な閾値を設定することができます。PC1閾値の欄には下限の閾値を設定します。この欄に入力された値よりも小さな明度は無視されます。PC2閾値の欄には上限を設定します。ここに入力された値を越える明度は無視されます。

指定された閾値の範囲内の明度がトレースされ,生成画像に現れます。もし画像が全体に低いコントラストを持つ場合には、この閾値の範囲を大きくすべきです。明るい画像で輪郭が薄くはっきりしないようなときは、PC1を0にしてPC2を比較的低い値、たとえば50とか60にして下さい。するとフィルタはより明るい部分を無視し、より暗い部分に集中して作用します。もし画像が暗い場合には、閾値をこの逆のように設定して下さい。

もしトレースされた画像のディテールがさらに欲しい場合には、標準偏差低くしなくてはいけません。しかしながら、デフォルトの値(2.0)よりも低い標準偏差でこのフィルタを上手く働かせるためには,高いPA値(3.0や10.0など)が必要となります。標準偏差を上げると、ディテールの少ない、より大きく、ソフトなカーブを得ることができるでしょう。

ソーベル

右クリック|フィルタ|輪郭抽出|ソーベルラプラスと同じ効果を得ることができます。ただし、縁は多少広めで、また多少ぼやけたものになります。

もしこのフィルタを一つの方向にだけ適用し(垂直方向と水平方向の両方にこのフィルタを適用できます)、結果の符号を保存する場合、エンボスに似た効果を得ることができます。

もしこのフィルタを水平方向だけに適用する場合、得られる画像はより高いコントラストと多くの色を持つことになるでしょう。もしあなたがこのフィルタを垂直方向にだけ適用する場合には、多少暗めでコントラストの低い画像を得ることになるでしょう。



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