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ぼかしフィルタ

Gimpは、ぼかし効果を作るための多くの方法を提供しています。この章では、どのフィルタを使って欲しい種類のぼかし効果を作ればよいかについてお話しします。

ぼかしフィルタは、特定の部分をぼかして画像のシャープな部分に注意を集めるためによく使われます。また、固い縁を滑らかにするためや、深さや距離の幻想をつくるためにもよく使われます。

アンチエイリアス


アンチエイリアスは、ギザギザの縁を滑らかにする効果的な小さなフィルタです。アンチエイリアスは縁を見つけて、色またはコントラストの違う領域の境界を滑らかにするでしょう。しかし、他のぼかしフィルタのように画像全体はぼかしません。このフィルタは、後ほどこの章で記述する、右クリック|フィルタ|ぼかし|アンチエイリアス...スクリプトによって使われています。そこで、もしもパラメータの変更をしたいのなら、かわりにアンチエイリアス...スクリプトを使うことをお勧めします。

ぼかし


右クリック|フィルタ|ぼかし|ぼかしは、画像をソフトにしたり、焦点がはずれているように見せます。ぼかしダイアログで幾つかの設定を調節することができます。

ぼかしは、ピクセルのランダムな置き換えを生じさせます。乱数度%は、0%から100%までを調整できます。高い値は、高いレベルのぼかしを描画します。また、フィルタの繰り返しを一回だけから百回の繰り返しまで指定することができます。あまりに高い繰り返しの値は使わないで下さい。画像がすっかりぼけてしまうでしょう。

乱数種に現在の時刻、または、自分で入力フィールドに入力した他の値を設定することができます。他の値では、繰り返しに最初のランダム値と「同じ」値が使われるでしょう。現在の時刻では、繰り返しのそれぞれのステップごとに別の値が使われます。

ガウシアンぼかし


ガウシアンぼかし(IIR)

右クリック|フィルタ|ぼかし|ガウシアンぼかし(IIR)は、ぼかしの半径をベースにした可変的なぼかし方法です。大きな半径は、大きなぼかしの量をつくります(1.0未満の値は無効)。

水平に、垂直に、またはその両方にぼかす選択もすることができます。これらのパラメータは、このフィルタでモーションぼかしを作ることを可能にします。

ガウシアンぼかし(IIR)のぼかしタイプは、スキャン画像やその他の自然な(写真)画像に最適です。

ガウシアンぼかし(RLE)

右クリック|フィルタ|ぼかし|ガウシアンぼかし(RLE)は、ガウシアンぼかし(IIR)と同じように作用し、そのダイアログで同じパラメータを提供します。ガウシアンぼかし(RLE)は、コンピュータ製の画像に使うべきぼかしテクニックです。

モーションぼかし


右クリック|フィルタ|ぼかし|モーションぼかしは、動いているオブジェクトのスナップ写真を模倣します。

線形モーションぼかし

ぼかしの種類の線形のラジオボタンにチェックを入れたら、画像はオブジェクトがあなたの傍らを動いていくかのように見えるでしょう。角度のスライダは動きの方向を設定し、長さのスライダは動きのスピードを制御します(長いほど早いスピード)

半径モーションぼかし

ぼかしの種類の半径のラジオボタンにチェックを入れたら、画像または選択領域は、あなたの前で揺れている回っているように見えるでしょう。

この場合、角度は半径的モーションの量を決めます。高い値の角度は画像を回転させるでしょう。長さは、揺れているか回っているように見えるオブジェクトの早さを決めます。

次の図では、上の歯車は半径モーションぼかしによってぼかされています。その結果、チェーンと下の歯車は止まったままなのに、上の歯車は動いているように見えます。当然、これは現実には不可能ですが、Gimpは、十分に現実らしく幻想を見せています。

拡大モーションぼかし

ぼかしの種類の拡大のラジオボタンにチェックを入れたら、画像の中央にあるオブジェクトは、あなたに向かって、または、遠ざかって動いているように見えるでしょう。ここでは、長さはオブジェクトの移動する外見的なスピードであり、このぼかしモードでは角度はインパクトを持ちません。

拡大モーションぼかしを使い、走る男の周囲をぼかしました(男の選択領域を反転)。彼はまるで光の早さで、私達のもとへ飛んでくるみたいです。

ピクセル化


右クリック|フィルタ|ぼかし|ピクセル化は、画像が本当に大きなピクセルでできているかのように見せます。あなたは新しいピクセルサイズを決めないといけません。言い換えると、ピクセル幅3にすると、一つの大きなピクセルのように見える3x3ピクセルのブロックでできた領域がつくられます。

選択的ガウシアンぼかし


右クリック|フィルタ|ぼかし|選択的ガウシアンぼかしは、スキャン画像のノイズ除去にとても役立ちます。画像の焦点の低いところにぼかしの追加をすることにより作用します。

最大デルタのパラメータは、ぼかされる画像領域のサイズを制御します。高い値(>70)は大きな領域をぼかし、低い値(<40)は画像の小さな部分だけをぼかします。これは、最大デルタの高い値を使うと、細かな表現がぼかされることを意味します。

ぼかし半径のパラメータは選択的な部分に適用されるぼかしの量を制御します。高い値(>7)は高いレベルのぼかしをつくり、低い値(<4)は弱いぼかし効果をつくります。

このフィルタをノイズ除去に使うときは、デフォルト値(5, 50)からスタートすることをお勧めします。デフォルト値が強すぎるとわかったら、最大デルタのパラメータを満足のいくところまで下げて下さい。もし、これでノイズが除去できないときは、ぼかし半径の値を上げます。もし、高いぼかし値が画像の細かな表現を削りそうだったら、最大デルタの値を下げます。

このフィルタの他の使い方は、画像の焦点の合っている部分の強調です。なぜなら、選択的ガウシアンぼかしがノイズを除去するのは、画像のより焦点の合っていない部分を滑らかにすることでもあり、その結果、画像に深みを加え、焦点の合っている部分を強調するからです。この機能は、アマチュア肖像写真をつくるときに理想的です。


タイル化可能ぼかし


タイル化可能ぼかしは、タイル化した背景に使いたい画像のタイルの継ぎ目を滑らかにする優れたツールです。タイル化可能ぼかしはタイル化したときに隣り合わせになるピクセルを比較して、ブレンドしたりぼかしを加えることにより、補正します。

ぼかし水平/垂直(Blur Vertical/Horizontal)と半径(Radius)の機能はガウシアンぼかしフィルタに記述したのと同じです。 RLEIIRのオプションはコンピュータ製画像と写真のためのもので、ちょうどガウシアンぼかし RLEIIRと同じです。

画像全体をぼかすのを避けるために、画像の重要な部分(ぼかしたくない部分)を選択するため右クリック|選択|境界をぼかすを使い、フィルタを適用する前に右クリック|選択|反転を使います。

タイル化可能ぼかしはスクリプトなので、アンドゥでは取り消せないことに注意して下さい。

変量的ぼかし


変量的ぼかし(Variable Blur)は、普通のぼかしにそっくりですが、マスクサイズを調節することによって、ぼかしの量を調整することができます。大きなマスクサイズはぼかしの量を大きくして、小さなマスクサイズはぼかしの量を小さくします。


アンチエイリアス...


このアンチエイリアス...スクリプトは、柔らかな(アンチエイリアスした)縁のコントラストを微調整することができます。アンチエイリアスする縁はつねに2ビクセルの幅をもっていますが、それらのピクセルがどのようなコントラストを持つべきかを好みで設定できます。デフォルト値(0.33333)は、新しい色を最初のピクセルに1/3、二番目のピクセルに2/3、均等に配分して普通のアンチエイリアスの境界をつくります。

どちらも同じような中間色になるため、低い値は二つのピクセル間の低いコントラストになりますが、高い値はピクセル間のコントラストを高めます。このフィルタは、章の冒頭に書いたアンチエイリアスフィルタを使っています。


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