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ブラシ、グラデーション、パレット、パターン

これらの基本的なツールの使い方、自分のブラシ、パレット、パターン、グラデーションをつくる方法。

 

ブラシ

 

ブラシ選択ダイアログは、道具箱(ファイル|ダイアログ|ブラシ)または右クリック|ダイアログ|ブラシからアクセスできます。

ブラシ選択ダイアログは、利用できるブラシを全て表示します。芸術的文字や、ちょっとした飾りや落書きなどの一風変わったブラシに気がついたかもしれません。こういうブラシを自分で作るのは、それほど難しくないのです。ここでは、ブラシをつくる方法をお話します。しかし、まず最初に、ブラシ選択ダイアログから見ていきましょう。

ブラシ選択ダイアログ

ブラシを選ぶときに、ブラシの名前とピクセルサイズが、ダイアログの一番上に表示されています。モードプルダウンメニューでは、ブラシが使うモードの種類を選べます(モードの詳しい情報は、モードの章にあります)。

助言。ブラシの全体が見えないときは、ブラシの上でクリックしてマウスボタンを押しているとブラシが現れます(マウスボタンを放すと消えます)。

不透明度スライダーは、透明度の大きさを設定します。最大値の100では、ブラシは、ベタ塗りの色で描きます。ゼロの不透明度は、完全な透明度(つまり見えないペイント)を与えます。

間隔は、ブラシ跡の間の距離です。間隔をゼロに設定すれば、ブラシ跡はすき間のないブラシの形状のラインを描きます。

 
 

丸ブラシのひとつを間隔150に設定して試してみましょう。ブラシストロークは、現在、点々のラインでできています。大きい間隔にすると、ブラシの形が丸いことがはっきりします。しかし、デフォルトの間隔を使っていれば、見えないでしょう。

では、Guitarパターンのような装飾的なブラシを試します。間隔の値を10以下に変えてください(間隔スライダーをマウスでクリックしてから、キーボードの矢印キーを使って正確な値を設定してください)。そして、どうなるか見てください。たいていは、小さな間隔の値を使いたいでしょう。しかし、特別なブラシで描くとき、間隔が少しばかり役に立つことがあります。


新しいブラシをつくる

1. 新規画像を画像の種類はグレースケール塗りつぶしの種類は白、でつくってみます。

2. 鉛筆ツールで画像の枠の中に X を描きます。

3. 右クリック|画像|色|反転で画像を反転してみましょう。

4. それを20x20に右クリック|画像|拡大縮小で大きさを変えます。

5. 画像をxxx.gbrとして保存するためにファイル|別名で保存を使います。ブラシ形式で保存ダイアログでは、間隔15説明新しいブラシで設定します。

6. あなたの.gimp/brushesディレクトリへxxx.gbrを移動します。

7. ブラシ選択ダイアログを開いて(右クリック|ダイアログ|ブラシ)、再読み込みボタンを押します。もう、これで新しいブラシがブラシ選択ダイアログに新しいブラシ(20x20)として現れます。

助言。きれいなブラシを作るためには、大きく作ってから欲しいサイズに大きさを変更します。

べた塗りの黒(反転前)でブラシをつくると、ブラシは硬い感じに見える点に注意してください。グレーを使うと、より柔らかく見えます。同じ効果は、ぼかしをたくさんかけてブラシを作るときにも生まれます。新しいブラシは、柔らかい縁をもつでしょう。色々な種類のブラシを実験してください。ぼかしや柔らかい縁のあるもの、ないもの、あなたの欲しい効果を達成するまで作ってみてください。 (訳注1)

パターン

 

選択や背景を、べた塗りの色のかわりに、パターンで塗りつぶすことができます。Gimpには、前もって用意したカスタムパターンがたくさんあります。それから、多くのGimpユーザーのホームページでもパターンを見つけることができます。もっとたくさんパターンを見つけることに関心があれば、http://www.gimp.org/patterns.htmlを覗いてみるか、お気に入りの検索エンジンを使ってgimppatternsといった言葉でウェブを探してみてください。

パターン選択ダイアログにアクセスするには、右クリック|ダイアログ|パターンをクリックしてください。パターンの全体が見えないときは、パターンの正方形をクリックしているとパターンの全体が現れます。パターンの上でクリックすると、そのパターンが選ばれます。ダイアログの左上のコーナーでは、選んだパターンの名前を見ることができます。


 
 

選んだパターンを使うには、塗りつぶしのツールオプションを表示するために道具箱の塗りつぶしツールのアイコンをダブルクリックします。塗りつぶしの種類で、パターン塗りを選んでください。これでもう、選んだパターンで塗りつぶすために、選択領域の上をクリックすることができます。また、スタンプツールを使って、パターンで描くこともできます。しかし、その他のツールではパターンを使うことができません。

 
 

新しいパターンを作る

自分でパターンを作るのは、次のようにします。

1. 新規のRGB画像を開いて、適当なサイズを自分のパターンタイルのために設定します。

高解像度の大きな画像をパターン塗りするための大きめのバージョン(256x256とか)と、小さい画像(ウェブに使うGIFのような)を塗るための小さめのバージョン(例えば64x64)と、2つのバージョンを作りたいかもしれません。

2. 何か面白いものを描いて、または、スキャンした写真の一部を画像にペーストして、パターン・タイルを作ります。

3. タイルは、どちらかというと滑らかさに欠けた垂直な格子として複製されるので、単純な繰り返しの形の壁紙効果が欲しいならば、パターンを修正するために右クリック|画像|変換|オフセットのコマンドを使うのは良いアイデアです。

それには、次のようにします。

·まず最初に、右クリック|フィルタ|マップ|小さくして並べるを開いて、現在のパターンがどのように見えるのかチェックします。このフィルタは、パターンを作るときに、パターンがどう見えるか試写会をして、修正の機会をつくってくれるのでとても役立ちます。(このフィルタについて詳しくは小さくして並べるを参照)


 
 

· レイヤー、チャンネル&パスのダイアログを開いて、パターンのレイヤーを複製します。

· オフセットのダイアログボックスを開いて上のレイヤーをx/2、下のレイヤーをy/2にオフセットします。(オリジナル画像を、オフセットを(x/2)と(y/2)に、にするのとこれは同じものではありません!)

上のレイヤーを乗算モードに設定して(背景色が白以外なら、パターン要素は色のついた背景レイヤーの上の透明なレイヤーで作成されなければなりません)、画像を統合し、もう一度、小さくして並べるのプレビューでパターンを見てください。

 
 

4. 複雑なパターンをつくるか、写真(例えば、樹木の木目)を使うなら、タイルの間に見える継ぎ目をなくすためにオフセットオプションも使う必要があるでしょう。これは、オフセットで更に詳しく説明します。右クリック|フィルタ|マップ|継ぎ目なしタイルのフィルタも役に立つ道具ですが、その成果は時々少しぼやけ気味になります。(このフィルタの詳細については継ぎ目なしタイル参照)。

既存のパターンを変えることもできます。システムのパターンは、usr/local/share/gimp/patterns(もちろん、サイトの設定次第ではこの場所は変化しますが)にあります。

5. タイルに満足したら、パターンのタイルサイズに合うように画像をサイズ変更します。.gimp/patternsディレクトリに画像をPATファイルとして保存するために、ファイル|別名で保存を使ってください。

6. パターン選択ダイアログを見るために右クリック|ダイアログ/パターンをクリックしてください。再読み込みボタンを押してください。そうすると、あなたの新しくつくったパターンを使えます。

パレット

 

色パレットダイアログを表示するために右クリック|ダイアログ|パレットファイル|ダイアログ|パレットを使ってください。

パレットオプション

新規パレットを作るために、操作プルダウンメニューから新規パレットを選択します。(訳注2)新規パレットに名前を付けます。同じプルダウンメニューからは、パレットの再読み込み削除ができます。新規パレットを作るときには、常に空の(黒い)パレットから出発します。

 
 

新規パレットに色を加えるためには、画像から色を選ぶためにスポイトツールを使います。または、色選択ダイアログにある色を特定します(道具箱の色見本の前景色をダブルクリックして色選択ダイアログを開きます)。選ばれた色は常に道具箱の前景色として見ることができます。この色をパレットに加えるために新規を押します。

パレットにある色を選んで編集ボタンを押すことによって、パレットの色を編集してください。色選択ダイアログが開きます(色選択ダイアログ参照)。色の削除は、色を選んで削除ボタンを押せばできます。

システムパレット(個人のパレット以外のパレット)を編集すると、それはすぐにあなたの個人的なパレットディレクトリへ移動します。システムパレットを削除することはできません。Gimpは、あなたがこのセッションでは、システムパレットを使いたくなかったと認識するだけでしょう。しかし、個人のパレットを削除すると、完全に削除します。


パレットディレクトリに多数のパレットを追加すると、プルダウンメニューにすべて表示されるまで少し時間がかかることに注意して下さい。


インデックス画像からパレットをつくる

インデックス画像からパレットをつくることができます。画像に含まれる特定の色を使いたいだけならば、これはとても便利です。それは次のようにします。 (訳注3)

1. 右クリック|画像|インデックスで画像をインデックスモードへ転換します。

2. インデックスダイアログでは、パレットに何色含めるべきか選択して了解をクリックします。

3. 右クリック|画像|パレット保存でパレットを保存します。

4. パレットに名前をつけて了解を押します。

あなたのパレットはもう存在していますが、Gimpは全てのパレットを読直す必要があります。色パレットダイアログを表示するために、右クリック/ダイアログ/パレットを使ってください。操作プルダウン・メニューでパレット再読込みをクリックしてください。これで、新しいパレットは色パレットダイアログで利用できるリストの中の選択肢になります。

ヒント

助言。例えば、アイコンを作るときのように、固定された色数で画像をつくりたいときにパレットを使って下さい。

あなたのスクリーン深度が8ビット(256色)だけならば、つくられたアイコンが256色全てを使っているかどうか心配する必要があります。アイコンマネージャーが色数を減らすならば、アイコンはひどい見え方になっているかもしれません。アイコンのために限られた数の基本色のパレットをつくる必要があり、それらの色を使ってアイコンをつくります。

パレットのファイル形式は、Xウィンドウシステムによって使用されるrgb.txtファイルの形式によく似ています。各色は、色のRGB数値の数列と色の名前を持ちます。これは、普通のテキストエディタでパレットファイルを編集できることを意味します。


グラデーションエディタ

 

グラデーションといえば、ブレンドツールを思い浮かべるかもしれません。ブレンドツールでは、選択領域や画像を、ある色から他の色へのスムーズな変化で「溢れさせる」ことができます。

Gimpには、もっと複雑なブレンドをすることができるグラデーションエディタというツールがあります。グラデーションエディタには付属のカスタムグラデーションがついていますが、グラデーションエディタで、自分のグラデーションを作ったりカスタムグラデーションを編集することができます。グラデーションエディタは、非常に高度なグラデーションを作ることができる柔軟なツールです。

グラデーションエディタからグラデーションを適用するためには、道具箱にあるブレンドツールのアイコンをダブルクリックして、ブレンドツールのオプションダイアログのブレンドプルダウンメニューからカスタムグラデーションを選びます。

グラデーションエディタのカスタムグラデーションはとても便利に使うことができます。高度な塗りつぶしやパターンを作るために、また、眼球、穴、パイプといったオブジェクトを作るためにも、これを使えます。グラデーションエディタのもっとも上手な使い方の助言をブレンドツールについて読んで下さい。 ブレンドツールまたはグラデーションに書いておきました。

 
 

グラデーションエディタダイアログ

グラデーションエディタを開くために、ファイル|ダイアログ|グラデーションエディタまたは、右クリック|ダイアログ|グラデーションエディタをクリックして下さい。(訳注4)ユーザーインターフェースを、図12.8に示します。グラデーションの下に、利用できるグラデーションの全リストがあります。そしてプレヴィユーウインドウでは現在選択されているグラデーションを見ることができます。

右側にあるボタンでは、グラデーションの作成複製削除名前の変更保存再読み込みができます。グラデーションのプレヴィユーウインドウでマウスの右ボタンをクリックして、クリックしたまま下に動かしていって下さい。そのグラデーションのための編集ツールのメニューが現れるでしょう。メインダイアログにあるズームボタンでグラデーションをズームすることもできます。

POV-Ray形式で保存ボタンでは、グラデーションをPOV-Ray形式で保存することができます。POV-Rayは、ポピュラーなレイトレーシングのソフトウェアプログラムです。

もし、.gimp/gradientsからグラデーションをダウンロードして使うときには、それが見えて使えるようにするために、再読込ボタンを押す必要があります。

編集されたシステムグラデーションは、あなた個人のグラデーションディレクトリに保存されるでしょう。編集したコピーではなく、オリジナルのシステムグラデーションを使いたくなったら、個人のディレクトリーから編集したコピーを削除するか移動するだけでいいわけです。

システムグラデーションの削除は、このセッションではあなたがそれを使いたくないという意味になるだけです。しかし、個人のパレットの場合と同じように、個人のグラデーションを削除すると、それは永久に消えてしまいます。

 
 

グラデーションエディタでできることは ?

グラデーション複製から始めて、それをいじり倒してみましょう。グラデーションを選んで、グラデーション複製ボタンをクリックします。グラデーション複製ダイアログがポップアップして、複写したグラデーションの名前を入力してくれと言ってきます。コピーしたグラデーションに名前を付けて了解を押して下さい。システムグラデーションを編集すると、システムブラシやパレットを編集したときのように、あなたの個人のグラデーションディレクトリに、コピーされるでしょう。

注意。グラデーションエディタには、アンドゥのオプションがありません。

グラデーションプレヴィユーウインドウ

グラデーションプレヴィユーウインドウの一番下にある三角形は、色選択のマーキングです。二種類のマークがあります。黒い終端点と白い中間点です。二つの黒の終端点の間の領域は、セグメントと呼ばれます。図12.8に示したグラデーションでは、セグメントの上をクリックすることによってセグメントを選択しています。選択されたセグメントは、濃いグレーに変わります。

終端点と中間点の調節

· 濃いグレーの領域をクリックしてドラッグすることによって選択全体を移動できます。しかし、左か右にある次の中間点まで動かせるだけです。

· もし、白い中間点を移動すると(それをクリックしてドラッグします)、二つの終端色のバランスとしての色の移行が変化するのがわかるでしょう。

黒い終端点をドラッグすると(一番左端または一番右端の終端点以外の終端点です。この二つは動かせません。)、終端点と中間点の間の領域が、広げられあるいは狭められて、伸縮するでしょう。伸縮の限界は、左または右の中間点です。

終端点をクリックして、Shiftキーを押してドラッグすると、ドラッグ方向にある選択全体を圧縮または拡大するでしょう。この変形は隣の中間点も含みます。それは隣の終端点まで移動します。

· Shiftキーを押して、ほかのセグメントをクリックすることによって選択を拡張したり付け加えたりすることができます。

説明された操作のどれでも拡張した選択(一つ以上のセグメント)で扱うことができます。

ポップアップメニュー

すでにふれたように、グラデーションプレヴィユーウインドウで、マウスの右ボタンを押していると、選択したセグメントの色を編集するためのメニューが現れます。

終端点の色を編集する

ポップアップメニューから左終端色または右終端色を選んで、終端点の色を編集することができます。色選択ダイアログが出て来て新しい色を選べます。

 
 

から読み込みから保存のメニューオプションでは、RGBAチャンネルから終端点に色を読み込むこと、または現在の終端色をプリセットのRGBAチャンネルの色見本に保存することができます。保存すれば後でその色を読み込むことができます。

から読み込みコマンドでは、幾つかの基本色と透明な背景を読み込むことができます。から保存のオプションは、グラデーションのほかの部分で特定の終端色を使いたいときに役に立ちます。


 
 

混色関数

セグメントに対する混色関数のサブメニューでは、選択したグラデーションの見え方をコントロールする関数が幾つかあります。

· 線形 これはデフォルトの関数で、一つの終端点から他の終端点へ一定の変化率で色を変化させます。

· 曲線 中間部分の色とは異なった「比率」で終端部分の色を変化させます。真ん中よりも端で色が大きく変化している半円形を思い浮かべて下さい。

· 波状 曲線と反対のもので変化率は中間で速く終端で遅くなります。

· 球面(増加) 色の変化率を左側で速く右側で遅くします。

· 球面(減少) 球面(増加)の反対で、変化率は、左側で遅く右側で速くなります。

着色

セグメントに対する色モデルのサブメニューでは、選択またはセグメントのために色モデルを選ぶことができます。単純RGBと二種類のHSVから選べます。異なった色モデルについての詳しい情報は、カラーモデルをご覧下さい。

セグメント

セグメントコマンドは、選択されたセグメントに働きます。二つ以上のセグメントを選択していれば、それらは一つの単位としては扱われません。それぞれのセグメントは別々に扱われるでしょう。

· セグメント群を中間点で分割 中間点に終端点を置き、新しい中間点を持つ二つの新しいセグメントに分割します。

· セグメント群を均等に分割 選択中のセグメントをいくつずつに分割したいか指定します。

· 選択領域を削除 選択されている領域全体を削除します。マウスの右ボタンを押すときにカーソルをのせたセグメントだけではありません。

· 選択領域の中間点を中央に移動 選択されたセグメントにあるすべての中間点を中央に再移動します。

· 選択領域の制御点を再分配 セグメントの制御点を均等に分配します。幾つかのセグメントを選択していて、その選択にスムーズなグラデーションをかけたいときに便利です。

選択領域に対する操作

選択領域に対する操作サブメニューでは、セグメントの左右反転セグメントの複製ができます。また、終端の色を混ぜることや終端の不透明度を混ぜることができます。

· 選択領域を左右反転 セグメントまたは選択領域を反転する、つまり逆向きにすることができます。これは二つのセグメントの順番を変えたいときに使うことができます。まず二つのセグメントを選択して一緒に反転します。一つのセグメントの選択をはずし、他方を反転します。最初のセグメントを選択して反転します。これでセグメントの順番を変えることができました。これは、三つ以上のセグメントでもすることができて、グラデーションの構造を変化させる自由を与えてくれます。

· セグメントの複製 選択中のセグメント群を好きな回数だけ複製できる小さなダイアログを提供します。複製はオリジナルのセグメントの場所に詰め込まれます。

· 終端の色を混ぜる 二つ以上のセグメントを選択しているときにだけ働きます。それは選択の終端色をブレンドして、選択の左制御点から右制御点にかけて、なだらかに混色するでしょう。このようにして、選択の内部の終端点の色を変化させます。

· 終端の不透明度を混ぜる 色のブレンドと同じような仕方で働きます。このコマンドは、左終端点の不透明度(透明度)から、複数セグメントの選択の右終端点の不透明度にかけて、柔らかな移行を作るでしょう。



** 訳注1 **

本文で説明されているような画像を.gbrで保存して使うブラシのほかに、Gimpでは、イメージホースブラシを使うことができます。こちらはマルチレイヤー画像を.gihで保存して使います。ブラシダイアログのブラシ画像の右下隅に小さな赤い三角形がついているブラシがイメージホースブラシです。適当な間隔を設定して使ってみましょう。たぶん、色々なブラシイメージを自分で作りたくなるはずです。

.gbrのブラシも.gihのブラシも、グレースケール形式とRGB(A)形式でつくることができます。

グレースケール形式でつくったブラシは、前景色を使って塗ることができるので色選択ダイアログやパレットを使って自由に色を選ぶことができます(消しゴムツールでは背景色か透明が使えます)。これはブラシらしいブラシです。このブラシをつくる場合には、グレースケールモードでの白がブラシとして使うときの透明を、黒が色を、グレーが半透明(鉛筆ツールではべたの色とみなされるけれども)を意味します。(.gbrで保存するときにアルファを使っていると保存に失敗します。そのときは画像の統合をします。)

RGB(A)形式でつくるブラシは、透明をそのまま使えますが、色を色選択ダイアログで変えられません。カラーではなく白、黒、グレーを使ってつくったときもその白、黒、グレーがそのまま使われます。これはブラシにした画像をそのまま使って描画するものです。このブラシをつくる場合には、新規のRGB透明画像をつくり、そこにブラシにしたい画像をつくります。(.gbrで保存するときにアルファチャンネルがないと保存に失敗します。透明度のない背景画像から始めたときはアルファチャンネルを追加します。)

イメージホースブラシの作り方も簡単です。それは次のようにします。

1. 変化させたいブラシイメージを持つ複数のレイヤーをつくります。

2. 右クリック|ファイル|別名で保存を選び、画像の保存ダイアログでGIH形式で保存します(保存オプションが拡張子で判別になっていれば、ブラシの名前に.gihを加えて了解を押します)。

3. ブラシパイプ形式で保存のダイアログがポップアップするので各フィールドに情報を入力して了解を押します。説明は、ブラシ選択ダイアログに現われる名前になります。セルサイズは、ブラシにする画像のサイズです。正確に入力する必要があるので不明なら右クリック|表示|情報ウィンドウで確かめます。セル数は、つくったレイヤーの数です。このダイアログでレイヤー数の増減はできません。実際のレイヤー数を入力します。表示方法は、各ブラシセルの現われ方を制御するパラメータです、例えば、選択をincrementalにするとレイヤーの重なりの順番で、randomではでたらめな順番で、塗っていきます。

4. 保存した.gihファイルをブラシのディレクトリに移動します。

5. ブラシ選択ダイアログで再読み込みボタンを押します。 戻る

** 訳注2 **

新規パレットをつくるには、まず、色パレットダイアログの下にある編集ボタンを押して色パレット編集ダイアログを呼び出します。次に、色パレット編集ダイアログの右側に並んでいるパレット操作の中から新規ボタンを選びます。新規パレットの名前を入力するための小さなダイアログが出てきたら、名前を付けて了解を押します。これで新しい空のパレットができます。左側にある編集フレームは色パレットのパレットスペースと同じ操作でパレットに欲しい色のセルを入れることができます。
パレット操作の削除ボタンは、選択されているパレットを削除します。
パレット操作のインポートボタンは、インポートパレットダイアログを呼び出します。このダイアログの源のプルダウンメニューからグラデーション、画像、インデックスパレットを選択して新規パレットを作ることができます。
パレット操作の結合ボタンは、選択したパレットを結合して新規パレットをつくります。Ctrlキーを押しながらパレットをクリックすることによって結合したいパレットを選択します。結合ボタンを押し、パレット結合ダイアログで名前を付けて了解を押します。 戻る

** 訳注3 **

現在、開いているインデックス画像のインデックスカラーを使いたいだけなら、右クリック|ダイアログ|インデックスパレットを使うことができます。インデックスパレットは、インデックス画像で使われている色のパレットです。インデックスパレットはインデックス画像と不可分ですが、そのインデックス画像とは別に、同じ色を持つ色パレットをつくっておくこともできます。それには、色パレット編集ダイアログのパレット操作のインポートボタンを使います。まず、インデックス画像を開き、色パレットダイアログを呼び出して編集ボタンを押します。次に、色パレット編集ダイアログのパレット操作のインポートボタンをクリックします。源のプルダウンメニューからインデックスパレットを選びます。もしも複数の画像を開いていれば、プレビューの下のプルダウンリストから選択することができます。そして、インポートを押して下さい。 戻る

** 訳注4 **

Gimp1.2では、グラデーションエディタを開くために、まず、グラデーション選択ダイアログを呼び出します。(ファイル|ダイアログ|グラデーションまたは、右クリック|ダイアログ|グラデーション)そしてグラデーション選択ダイアログの一番下にある編集ボタンを押します。 戻る

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