特報!

日本シャーロック・ホームズクラブ(JSHC)

全国大会白浜大会潜入記

2004年9月11日和歌山県は白浜温泉、ホテル「古賀の井」にてかのあやしげなる集まりは開かれたのであった。

 前の週には台風16.18号の接近、おまけに度重なった地震と不安材料がいっぱいだったのだが、少し前までの天気予報が雨、というのが信じられないほどのお天気。

 なお、手前に駐車している車の左から三番目の青い車は後ほど登場する221BBの車である。

 由緒有る温泉ホテルの大会議室「桜」に集まった全国のホームズ中毒症患者、失礼!シャーロッキアン達。

 この大会には地元の新聞社から取材の方も来ていた。こういうものずきな集まりは珍しいのかも(^^:)

 会場にはオークションに出品される物品や本の展示がされ、またとおのはるみさんの同人誌などの販売も行われていた。
GAめは怪奇大好きな方でもあるとおのさんの「怪奇!あなたの知らないシャーロック・ホームズ」を入手。

 ホームズ好きにはたまらない出品物に思わずよだれ、なのであった。

 いよいよ、JSHC全国大会の開会。東山あかね先生の事務局報告から。

 一部物品の輸送の都合でプログラムに変更が生じたらしい。わたしめがお手伝いするホームズクイズは翌日になった。

 今大会のテーマである、ホームズの同時代人で和歌山県の偉人南方熊楠シンポジウム。

 講演「南方熊楠の生涯」田辺市文化財審議会委員長中瀬喜陽氏

 南方熊楠についてはあまり知らなかったのだが、世界をまたにかけたすごい人だったということで驚く。色んな伝説に彩られている奇矯な人物でもある、ということはホームズと同じか。

 休憩時間にホテルの前で行われた記念撮影に林さんが乗ってこられたナンバー「221」の車も参加。リヤウィンドウにシャーロック・ホームズのロゴ、サイドにはホームズの横顔と徹底している。となりではしゃいでいらっしゃるのは関西支部の平賀会長。

 このあと、松浦宏江さんの「音楽の時間」で、美しいうたを聞かせていただいた。そして白熱のオークション。みなさんおおいに盛り上がっていた。

 夜、大広間にて行われた全国会員交歓会、つまりは宴会ですな。その前にちゃんと入浴時間が設けられていたのが白浜大会らしいとこだ。
 立派な大浴場で温泉は素晴らしかったが、カメラを持ち込むことはさすができなかった(^^:)。

 特産の鯛ずくしのごちそうをいただいて皆さんなごやかな宴会。恒例の初参加者紹介と永年参加者の表彰も行われた。

 宴会のあとももちろん、温泉。部屋にて二次会が行われていたところもあり、ホームズずくしの一日は終わった。わたしめは光栄にも東山先生や松浦さん、渡辺さん、広島支部の方々と同室させていただいた。

 次の日(9月12日)の輝かしい夜明け。「夜明けのシャーロッキアン」の行く所はまた温泉であった。

大会二日目の講演。昭和女子短大教授中西裕氏の「南方熊楠とホームズ」

 「ホームズと熊楠とは関係あるかというと全然ない。」という発言に会場が沸いた。しかし、同時代に同じロンドンにいた事は確か。もしかして熊楠が足繁く通った大英博物館やガス灯輝く街角でホームズとすれ違っていたのでは、と想像するのは楽しい。

 そのあと、いよいよ「ホームズクイズ」会場の皆さんに問題用紙を配ってテスト方式で行われた。

 会場には賞品である故南谷樹一郎氏の蔵書などが並び、皆さん真剣に取り組む。ホストである関西支部の会長で大学教授である平賀先生がカンニング防止の為(??)会場を見回られているのがほほえましかった。
 用紙を回収、採点後、成績発表。最高点はなんと95点の遠藤さん。わたくしめが問題の解説を答えあわせをさせていただいた。

 ホームズクイズの問題は別に掲載するので、ホームズが好きな方はぜひ、挑戦していただきたい。

 オークション二日目も白熱のうちに終了。楽しかった大会もいよいよ閉会である。

 実行委員長、渡辺利枝子さんの閉会の挨拶のあと、オプショナルツァーについての説明があった。

 昼食のあと、南方熊楠を訪ねるオプショナルツァーにバスにて出発。

 この日も快晴で暑い。白浜の海は青く輝いて素晴らしい景色を楽しめた。これはこの間まで海水浴客で賑わったであろう、臨海浦。ダイビングスクールの方々が練習をしていた。

 白浜水族館の隣にある、南方熊楠記念館に到着。

 門からは急な坂道が延々と続いて山の上へ。日頃運動不足の身にはちょいきつい登りであった。

 記念館の内部(実は撮影禁止だったらしい(^^:))

 ここで熊楠についての講演で語られていた熊楠の研究対象「粘菌」がどういうものであるかわたしめは始めて知った。
 展示室に置かれたサンプルは一見、ごみみたいだが、レンズを通して見ると、きのこのような、なかなかかわいい形をしている。博物学者熊楠が夢中になったのもわかるかも。

 記念館屋上からの白浜の遠望。美しい海の景色を堪能した。

 このあと、名勝円月島などを見ながら、次の見学地へ。

 次に向かったのは南方熊楠の家。紀伊田辺市の市街地の中にある、もと武家屋敷。ここで熊楠はいろんな研究にいそしんでいたという。
 ここで、前日南方熊楠について講演していただいた中瀬先生が色々と解説してくださった。

 熊楠がいろんな植物を植えて研究していたという庭。また別棟の書斎や資料や本でいっぱいの蔵も見学した。

 熊楠が粘菌の新種を発見したという柿の木も見せていただいた。

 最後に熊楠の墓のある高山寺へ。高山寺の塔の前をゆくシャーロッキアンたち。
 お墓を撮るというのはあまり趣味がよくないかもしれないが、こちらが南方熊楠が眠る墓地。

 ここ高山寺でオプショナルツァーも終わり、紀伊田辺駅で解散、となった。

 わたしめもJRくろしお号にて帰る事に。JSHC全国大会白浜大会の潜入記も終了である。