百合を主体とした妄想雑記(2012/06/16-2012/06/30)

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単行本作家さんは公人なので呼び捨て、という小説批評ルールに準じて敬称省略します
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2012年06月16日の百合妄想雑記

今北産業vs名付けえぬもの

_ 例えば百合に限らず、萌え系なエモーション、つまりは恋愛小説系の最終的な目的というのは深く考えずに泣けたり胸きゅんになったりできる事だ、という話がありまして。
実用的なポルノグラフィが直接に欲情をそそるのとメカニズムは同じ。脊髄反射みたいなもんです。という訳です。
で、これは確かにそうだよなぁ、なんて思う訳です。
多分百合作品のエッセンスは上手い人ならちゃんと3行で纏められて、百合ヲタならば定形による感動を想起するんで、八割方同等の感動が得られる気がします。
百合作品に限らず、優れたエンターティメントというのは確かにそういうもので、ツボがメモ用紙1枚に纏められる、というのは事実としてありますので、それが一概に悪い訳ではありません。というか、商業作品として成立する為にはやはりどうしてもそういう特性が無いとマズいでしょう。
よーするに口コミ(含むソーシャル)で人に良さを伝えるのに、延々とあるいは全部読め、と言わなければならない作品って商業的なヒットは難しいですよね。
さて、じゃぁ百合の魅力が三行で伝わるか。三行で伝えるためには背後に膨大な事例のストックが送手と受手にないと難しい。大体♀同士が頭ごっつんして、あっ、とお互いの顔を見た瞬間・・・・、と言った場合、百合ヲタならばその後の展開等がある程度見えると思いますが、これ第三者に伝わるか。
そういう意味では百合経済圏が拡大する為には百合の定石がある程度定着しないと厳しいんじゃないか。つまりはライトなユーザーでかまわないが、百合の定石を知っている人間が広まらないと「これが百合的に面白い」と言っても伝わらないのではないか。
・・・・・まぁあたりまえの話ですが。

2012年06月17日の百合妄想雑記

10年前の作品はいらないが、20年前なら欲しい・・・かも

_ ヲタ生活を30年以上続けているとですね、20年以上経つと作品が熟成して趣深くなりますね。
これは一般論なんですけど、多分10年前の作品だとヲタ作品は致命的に古い、という印象しか出てこない。ヲタ作品はなんだかんだいって、時代精神によりそうものなので、時代精神が中途半端にずれてしまう10年だと「何言ってんだ、こいつら?」という感じになる。
しかし20年経てば「時代精神」自体が完全に途絶してしまうのでノスタルジー込みで非常に楽しく見られる様になる。
だから多分今「エースを狙え」の百合同人誌、「ひろみをねらえ」が出てくるのって凄く理に適っている気がします。

今だと福原ヒロ子とかどうかな(真顔)

駄作を馬鹿にするなかれ

_ えーと一部でラノベは「くだらない」等と責められておりますが、しかし今一番活気のある文芸ジャンルには違いないでしょう。
で、活気のある原因としては「あれくらいなら俺にも出来る」と錯覚させてくれる所ですよね。あんまり深く無い内容、典型的なストーリー、あからさまな登場人物達のエモーション。
でもですね、ある意味「駄作」でも売れるからこそ活気がある訳で、内容が「コーキュー」だったら売れ行きも「コーキュー」になる訳ではありません。
不特定多数に売れるためには不特定多数に共感できる内容、つまり凡庸な内容にならざるを得ないし、読み進める為には、読者の「ツボ」をえぐいくらいに突かないと次のページを読んでもらえない。
だから大衆的なヒット作品というものは、モノの分かった読者なら「・・・・・なにこれ」と思うものですが、しかしモノの分かった読者自体が少数派なんですね。(そして彼らは延々と内部抗争をくりひろげて決して結論に至らない)
つまり何を言いたいかというと「ラノベは駄作でも売れる、からこそ活気があって、その100本の中には傑作が1本位はあるのです」という事ではないかと。

2012年06月18日の百合妄想雑記

文芸作品に才能はいらない?!

_ 「小田嶋隆のコラム道」(小田嶋隆)という本(*)に「文芸にはビギナーズラックは存在しない」というやや楽観的な一文があります。要するに、文章というものは喋ったり考えたりしていれば、つまりは生きていれば誰にでも書けるものだから。普遍的なものであるが故に処女作が最高だ!というような事は起こりえない、と。
だから書くしかない。ある文芸作品が素晴らしい作品になる為には「技巧」「アイデア」「モチベーション」が必要だと。で、「技巧」は衰えないし、無くなる事はない。「アイデア」は実は10あるアイデアを持っていても使えるのはそのうち二つか三つ、しかし、書いている内に10位どどーんと出てくるもの。最終的には「モチベーション」しか手持ちの武器は無いんだが、これは書く事によってのみ「モチベーション」が上がるので、書く前に持つモノではない。
だから四の五の言わずに書くしかないんだと。そしてそれを続けるしかないんだと。

という訳でとにかく皆さん百合を書いてみませんか。
なーに、少なくとも自分だけは楽しく読めますよ!3年間毎月(?)書いている私が保証します。わははは。

余談ですが、この本、文芸を志す人にとっては「書きあぐねている人のための小説入門」(保坂 和志)と双璧をなす素晴らしい本だと思います。これほど「書く」事を勇気づけてくれる本は無いよ!

2012年06月19日の百合妄想雑記

文芸作品を作る上での「技巧」

_ 「小田嶋隆のコラム道」(小田嶋隆)という本に「文芸上の技巧は決して衰えない」という一節があります。
で、小田嶋隆の経験ではやはりラジオのヘッドラインを作る(ニュースから140字位の要諦をまとめる)作業が大きかったと言います。半年経つと見違えるように仲間が上手くなっていくそうです。
で、その「技巧」は非常に重要なものだった、と。
同じように文芸を磨きたい場合、百合作品の短評をレビューをひたすら書く、というのはどうでしょうか。
個人的にも数書けば少なくとも書くスピードと語彙は増えるので、やって損は無いですよ。皆さん、文芸の技巧を上げるためにキャッチーな内容紹介を短い文章で作ってみないか。

2012年06月20日の百合妄想雑記

「かのじょのメイド」を読んだ

_ 「かのじょのメイド」(かねだなつみ)を読んだ。
話はというと、お嬢様学校に運良く学力で外部入学(つまり高校入試)で入学した主人公。定期代は出せない(10万近いのだ!)と言われ、良いバイトは無いかと思案していると、それなら私の世話を焼いてください!と学校No1セレブで天然お嬢様に提案され・・・・というストーリーライン。
看板には偽りありで、メイドは二人でバイトした喫茶店の制服、という所しか出ていませ。あとは親友兼付き人、みたいな立ち位置ですが、直ぐに恋仲になりましてただの恋人なんだよ!メイドじゃないんだよ!俺はいっこうにかまわないけど!
で、結局2/3位は基本的にいちゃらいちゃらとする二人の話が展開されるだけ。ヒドイ。いいぞ、もっとやれ。

で、作品自体は文句のつけようのないスクウェアな百合作品です。美麗でトラッドな絵面とストライクゾーンど真ん中の百合なストーリーライン。教科書のような百合マンガ。
ただ、読んでいて楽しい事は楽しいのですが、非常に複雑な気持ちに。
おそらくこの作品が1年前・・・・は無理か、5年前に出ていれば、相当猛烈に話題になっていたと思います。
が。
作者の方には申し訳ない言い方になりますが、なにしろこの水準の作品は普通に出るようになっている。毎月、は言い過ぎにしても、3か月に1本くらいは同水準の百合作品が必ず出ている。
だもんで、読んでいて「なんかこう・・・・・突き抜けるものが無いな−」とか思ってしまう訳ですよ!
例えば割と初期に天然お嬢様の学友はお嬢様にあれこれ世話を焼いていて、それが嬉しいお嬢様は主人公にコサージュの作り方を習う。しかし学友さん達はお嬢様の財力が目当てで取り入ろうとしていたので主人公が目障り。で、こんなビンボったらしい花なんか作りやがって、と陰口をたたくと。で、お嬢様が皆様に私の感謝の気持ちですから、と渡すとみんなシューンとするんですよ。
でもさぁ、このエピソード、それだけなんだよ!
正直俺としては、ここで主人公がクラスに溶け込んで、タカビーな学友さんが「あなた、なかなかやるじゃない」と仲良くなったり、それでお嬢様が嫉妬したりするエピソード、絶対あるだろ!とか思う訳です。
だってそうするとラストのエピソードに上手いこと繋がるじゃん!とか考える訳です。
クラスメイトと主人公カップルのほほえましいすれ違いとか、そういうの、ここで丁寧に展開すればいくらでも出来るじゃん、とか思う訳ですよ。
でもそういうのは一切無いんだよ!ひたすら二人がいちゃらいちゃらしているだけなんだよ!楽しいからいいですけど。へへへ。
・・・・・・けどさぁ。
級友とのやりとりとかやると、このページ数では絶対に足りない、というのも事実。
多分これくらいのページ数だと主人公とお嬢様の二人の愛を最低限描く位しか出来ないのかもしれませんねぇ。
・・・・・・・・しかしさぁ、百合姉妹の頃って短編が16P位だったけど、それでも「濃いよぉ」と思っていましたが、今や140Pでも「これでは足りない」などと思うようになった訳です。人間贅沢になればどこまでもなれるのですねぇ・・・・。

2012年06月21日の百合妄想雑記

福原ヒロ子の事など

_ 福原ヒロ子という漫画家さんがいらっしゃいます。今現在はハーレクイーンのマンガ等を描いていますが、1970年にはセブンティーン誌でコテコテの少女漫画をお描きになっておりました。
でさぁ、この人、ストーリーに必ず主人公に惚れる♀を出してくるんですよ。「裸足のメイ」とか「従姉妹ヴァレリア」とか。里中 満智子の「アリエスの乙女たち」方式ですけれども!
流石に時代精神の問題がありまして、百合っぷるさんたちが想いを遂げたりはしないのですけれども・・・・・。やっぱり♂が好き!とかになったりとか。ただ1970年代に必ず百合っぷるを入れ込んでくるのが「福原さん、こういうのがお好きですね」という読者の印象になりますね。
ウィキペディアみたらご本人の記述はないが「裸足のメイ」「従姉妹ヴァレリア」だけは記述があってワロタ。百合ヲタさんの仕業ですね!
ただ、福原さんご自身は多分百合には共感はあれども、むしろヒロインの処女性を保持しつつ、しかし魅力的な女性だ、と記述しないといけない、という技術的な要請から百合が要素として組み込まれているだけだと私は理解していますが、しかしこういうのを冷静に振り返れる時代になってきてませんか。
つまり。
1.非恋であろうととにかく♀同士恋愛が出るだけで嬉しい(百合ヲタ極初期)
2.いや、百合っぷるが幸せでないといけない!と覚醒(百合ヲタ初期)
3.百合っぷるが幸せな作品しか見なくなる 。生活も百合中心に。(百合ヲタ中期)
4.気がつくと悲劇を読んでないよ!悲劇もありじゃね?というか百合は勝利したから俺が頑張らなくてもよくね?(百合ヲタ後期)
5.最初に戻る。
というループを10年周期くらいで百合ヲタは繰り返すと思うのですよね。
なんでぼちぼち悲劇に対して興味が湧いてくるお年頃じゃないですか?皆さん!

余談ですがン10年念頭になく、ふと手に取った雑誌で「ああ、俺、あれ好きだったんだよなー、今どうなってんだろうか」とネットで検索しだすともうドハマリしますよ!自分はプログレ者なので20年ぶりにイエスを聞いて倒れるかと思いましたもん。
百合ヲタさんもここらで10年百合断ちしてから読み直すともう卒倒すると思いますよ!
・・・・・・・・そんな事をする必然性は全く理解出来ませんが・・・・・・・・

2012年06月22日の百合妄想雑記

「ニーナとうさぎと魔法の戦車(5)」を読んだ

_ 出版社はアニメ化を狙っているであろう「ニーナとうさぎと魔法の戦車(6)」(兎月竜之介)を読んだ。
5巻で吹っ切れたのか、今回も後書きでの百合ヲタカミングアウト発言が炸裂してます!

屋上で幽霊と話しています。(中略)幽霊の方は百合エンジンを刺激されて今すぐに学園ものを書きたい気持ちで一杯になりました。

だめだこいつなんとかしないと!いいぞ、もっとやれ!
で、話はと言いますと。
スーパーダッシュ文庫のページから引用しますと

ニーナの憧れの歌手・リディアがアンフレックでコンサートをすることに。 幼い頃に野良戦車によって全てを奪われた彼女の、平和を訴える歌声は世界中から賞賛されていた。
そんなリディアのコンサートへの出演依頼が、ラビッツの元に舞いむ。
手の届かない憧れの存在に会えると聞き、喜びを隠しきれないニーナだったが『白い歌姫』とも呼ばれる世紀の歌い手は、実はとんだわがまま娘で、ステージに立つことになったラビッツは、とんでもない衣装を着せられたり、慣れない歌に苦労したりと大騒ぎ!
しかし、コンサートの影では、国家規模の陰謀が密かに進行していたのだ・・・・・・
アンフレックの町を、国家を揺るがす秘密の魔法システム、アンフレックシステムを守れるのか?ラビッツ!

で、今回はリディアと彼女のマネージャのスプライカ(♂)との愛情と反感を縦糸に、アンフレックの町の秘密兵器、未来予測を可能にするアンフレックシステムを狙うシヴァレル連邦の陰謀にどう立ち向かうのか、という感じです。
余談ですがシヴァレル連邦の「しばれる」って東北の凍るという意味の方言ですよね、やっぱ。
一応言っておきますと、今回も百合っぺーシーンはほとんど無く、このシリーズの贔屓の百合ヲタとしては「エルザはクーの嫁」とか「アリス・・・・・恐ろしい子!」みたいに妄想込みで2828出来ますが、そのものズバリのシーンは全く無い、と言っていいでしょう。
ただ、話そのものは熱い。
その熱さが今回は空回っている気がしないでもないですが。話がシリアスであるが故に「・・・・・・この解決法ちょろ過ぎじゃねぇの・・・・・」と微妙にスカされた気分になるのは毎回なんですが、今回は「ラビッツいらなくね?」という解法なんで。2巻を読んだ読後感と言いましょうか。まぁリディア(♀)とスプライカ(♂)がラブラブでした、という話ですしねぇ。
・・・・・とか思いますが、多分これアニメになると俄然映えるエピソードだと思うんですよね。アニメだとクライマックスの「歌」が滅茶滅茶染みる筈です。
この話、多分大枠自体は多分アニメ化という見地から要請されている気がしないでもないです。

2012年06月23日の百合妄想雑記

ヤングアニマル連載の「ゆりキャン」を読んだ

_ 6月28日に第三巻の発売を控えて波に乗っている「ゆりキャン」。読者諸氏は三巻だけは万難を排してお読みになるとよろしい。もうゆりかの対女衒戦が余りにも酷く(褒めてます)百合ヲタならば必読と言っていいでしょう。
・・・・・・いや、百合的に甘酸っぱい気持にはビタ一文もなりませんが!
おおっと、ヤングアニマル連載の方の話でした。
ええと、玉の輿に乗るにはまず出会いから、という事で教育実習に女子校へと乗り込むゆりか。新人教師(♀)が自殺しようとする所をコマして助け出した後、学内を案内されるとですね。
なんとゆりかの銅像が学内に!荒ぶるスケコマシとして崇拝の対象になっているのでした。過去の武勇伝が伝わって後生で救世主として崇められているのです。・・・・なんだそれ。
そして、学内のいじめの中心にはその荒ぶるスケコマシ「ゆりか」が憑いているという女子高生だというのです。学内全てが彼女の一挙一動を息を飲んで見守っているというのです。
いやー、一気にスケールが上がってきました!
読者側としては対女衒戦でゆりかのレベルが上がり過ぎていて、たかが女子高生、赤子の手を捻るよーなもんだろ、とか思う訳です。
が、全校女子生徒を総なめにした「ゆりか」が憑依した、という生徒が「敵」ならば「ゆりか」の相手にとって不足はない、とか思ってしまいますね。
私思いますに、「ゆりキャン」ってスケコマシといいつつも、要するに「バトル」ものなのであって、空手とか剣道の代わりに「スケコマシ道」が出ているだけでしょう。
だから万が一アニメ化されたら「必ずコマしてみせる」のシーンはバンクで凄くかっこいい絵になるはず。ロボットの合体シーンみたいなもんですよ!

2012年06月24日の百合妄想雑記

モーニングツー掲載の「彼女とカメラと彼女の季節」を読んだ

_ モーニングツー今月号の「彼女とカメラと彼女の季節」を読んだ。
えー、今回は完全にユキに呆れられた、と思い距離を取るあかり。当然意気上がろうはずもなく、消沈の日々。
凛太郎は気になりユキに「俺じゃ出来ないこともあるだろうから、フォローしてよ」と言うもユキも「私だって避けられているんだよ」と思う。あかりとの距離が離れて寂しく思うユキ。
心配になり、あかりの家を訪れて市民プール行かないか、と誘う凛太郎。弟がめっちゃ警戒しているが、プールの言葉で懐いてしまったり。ちなみに弟が凄くあかりに懐いているのがやっぱ女性作家さんならではですね。
で、なんだかんだで、地味に凛太郎とあかりの家族が親密になった、という話。
・・・・このまま絶望のあまり凛太郎とつきあうのか、というサスペンスでヒキという感じですが。
毎回言ってますが、このサスペンス、読者が百合ヲタでないと効果が出ないサスペンスなので、百合的に悪印象となるラストで着地はしないと思っています。へへへ。

余談ですが、地元本屋では何故か今ごろ「彼女とカメラと彼女の季節」が女性向け平台にペーパー付きで登場してます。けっ、おせーんだよ(笑い)
で、このペーパー見ると女性編集者が「月子に百合マンガ書いてみませんか」と進言したとかで、ちょっと吃驚。そうか百合好きがモーニング編集部にいるのか・・・・。
後、この地元本屋心底凄ぇ、と思うのが「百合男子」1、2巻を女性向けの平台に展開している所。おいおいおいおい、前回平台で展開した時も全然売れてない、と言ってたやないか!(店員の会話を耳にしたのです)
果敢に挑戦するその姿勢、イエスだね!(白い歯を出してサムズアップ)

2012年06月25日の百合妄想雑記

PCゲームを巡るあれこれ

_ 今年はPCゲームで「屋上の百合霊さん」「白衣性恋愛症候群」がババソと出て、百合ヲタとしては「なんだー、普通に百合ゲー売れるじゃん、このまま次も出しましょうよ」等と思う訳ですが、しかし中々そうも言えないらしい。
結構前の話ですが「創美研究所」というエロゲメーカーが「あそこは話はいい話系なのになんでオープニングだけ毛色が違うんだ」と言われて「実はそういう系統じゃないと問屋が引取らないから」という話がありまして。
つまり問屋はいちいち話の内容を精査出来ない。大体マスターアップ後に直ぐ店頭に並ぶ訳ですから、内容を見て、これならイケる、2万部刷りましょう!等という商売では全くない筈。つまりは売りやすい惹句がある作品をとにかくヴァリエーション多く出し、下手な鉄砲数打ちゃ当たる方式で利益を上げるしかない、という商売の筈。
だからライアーや工画堂が百合ゲーを出せるのは結局の所ブランドへの信頼が、流通側が持っていた、という事は間違いないと思います。
大体ライアーだって50作位出して、百合系は二本だけだし。
で、じゃぁ我々が出来る事としては、やっぱり予約しか無いでしょう。それも評判が良いからって慌てて注文、じゃなくて、なるべく早く刷るロット数を決定する前に予約しないと。
という訳で見込みのありそうなタイトルはやっぱり店やアマゾンで予約しませんか。特に流通側の初期投資額が大きいゲームの様なものは予約してあげないと。
追加発注ですら相当リスキーらしいですよ、という話でした。

2012年06月26日の百合妄想雑記

クッキー今月号の「あいがある」と「愛しの可愛い子ちゃん」を読んだ

_ サトーユキエが既婚者(子持ち)という事実を知って何故かショックな今日この頃ですが、クッキー今月号の「あいがある」(なかはら・ももた)といよいよ連載開始の「愛しの可愛い子ちゃん」(サトーユキエ)を読んだ。
今回の「あいがある―I girl―」は凄いよ。だって同級生同士(♀同士)でちゅーしているシーンを見て「弟に食われるよりは」と「♀同士恋愛推奨」と二人に「応援しているから」と言うとっからスタート。で、片方は「先生はあんなに私のことを見てくれたのに」と思い、片方は「なんだ♂でも結構いい奴じゃん」と思っているという・・・・。
決して百合作品という訳ではなく、登場人物は皆♂♀恋愛を信じているが故に♀同士恋愛になっているというなんだか訳分からない所に来てますよ!

さて、一方私がドハマリしてる「愛しの可愛い子ちゃん」7/13に待望の単行本がっ!クッキーの表紙にもなりましたし、サトーユキエ始まったな、という感が!
で、今回は「臨時職員として、潮の高校で古典を教えることになった"前田撫子"だが・・・・」という話でサエない自分をかって一度だけ見つめてくれた憧れの王子さま、潮の姉の事をふりかえり・・・という話。
で、今回は意外な事に、♂♀恋愛に着地せず、百合妄想の余地が十二分にあります。
この「愛しの可愛い子ちゃん」♂♀恋愛ものにもかかわらず、♀同士の仄かな思いに対して肯定的な不思議な読後感の作品です。
ほら、♂♀モノの流れって♀同士の思いを最終的に否定したりするじゃない。でも、この話♀同士にエモーションを感じる登場人物(脇役)に対して、その思いはちゃんとあるんだよ、間違ってないよ、というメッセージが流れているのですよ。♂♀に帰着するストーリーなのに。
という訳で百合ヲタとそうでない人に素直にお勧めしたいです。まぁ百合的な感動はありませんけど。
あ、第2話は私は百合的感動がありましたが、これは作者の意図とはちょっと違うと思いますので、そこんとこヨロシク<誰に

礼儀正しさ重要

_ Apache HTTP Server のドキュメンテーションプロジェクトの方の述懐、「礼儀正しさ重要」
凄くいい話ですし、私たち百合ヲタが非百合ヲタに向けて発信する場合の心構えにも同じ事が言えると思いますので、この中の言葉を百合ヲタ向けに改変して引用してみますね。

謙虚
そんな質問をする人たちも人間だということだ。彼らは単なる白い背景上に黒字で書かれた等幅フォントの文章のかたまりではなかった。彼らは一人一人違う人間だった。子供がいた。趣味があった。彼らはあらゆる種類のことについて僕よりもずっと多くを知っていた。僕は優れた人たちと出会ったが、彼らにとって百合は何か人生で現れたワクワクする何かなのだ。彼らは他の百合初心者たちと作品について語りたかった。他の人が百合に目覚めるのを助けたかったのだ。百合に夢中で、もっと学びたかったのだ。端的に言って、彼らは今の僕よりも賢かったのに、僕の傲慢さだけが彼らとの間に横たわり、さらなる成功を妨げたのだ。

まぁ言っている事は凄く単純で「お前はバカか」等と言われたら普通の人は「私が悪かった」とは考えずに「もうこねーよ」としか思えないものですよ、という事ですね。
よしんば「私が悪かった」とは思っても怒られると人間萎縮するのでそういう方面には手を出さなくなる。
結果、百合ヲタではなくなる訳ですね。
という事で人を説得したいなら、自分のエモーションが強烈であればあるほど、なおさら礼儀正しさ重要、と言えるのではないでしょうか。

2012年06月27日の百合妄想雑記

「白衣性恋愛症候群」で大ピンチ

_ 発売日を明日に控えた「白衣性恋愛症候群」ですが、ぎりぎりまで財務省の認可が降りるかどうか微妙過ぎる状況で、今日ようやくふんぎりをつけてめぼしい所を見たら。
どう考えても「白衣性恋愛症候群」なんて店頭で売っている所なんてなさそう。
少なくとも通勤途中では。
ぎえぇぇぇ。
大体さー、住んでいる所が微妙に田舎なので、この手のPCソフトを売っている所に出るまでに平日だと確実に店が閉まってしまいます。
・・・・うううう。不本意だけどamazonにすっかー。
となるとこれは明後日か、下手すると来週月曜日になってしまうかもしれませんが、まぁどうせ一日で全部見られる訳じゃないでしょうし、丁度いいのかな。
・・・・・・と自分を慰めるしかないんだよ、わかってくれよ!

2012年06月28日の百合妄想雑記

なんだかなー、と思ったら俺でした

_ バンドの動員について真剣に考えるバンギャルTLまとめというのを読んだ。
どうしたらいいの!?動員なら増やしたよこれ以上友達いないよ連れて行く人いないよ!?お金なら使ったよライブはじまる前に物販いって全部1個づつくださいを毎回やったよわたしの稼ぎじゃこれ以上はムリだよ!?あとは!?!?あとなにが出来るの!?!?NOIZのためにあとなにが出来るの!?!?
とか
CD買ってライブ行って物販買って知り合いに勧めて…バンギャに出来ることなんて本当にちょっとしかないんだなぁって。こんなに良いライブしてるのに、なんでなんだろうなぁって。
とかの発言を見ると「うわぁ・・・・・・」とか思いましたが、よくよく考えると俺、百合については同じ事常に言ってますね・・・・・。
中のまとめでも言われている様に、
いくら昔から追っかけててもさ、自分自身がバンドなんだって勘違いしたらあかんよね。私も、たくさんたくさん応援しにいってるってバンドはあるけど支えてあげてるって思ったことは微塵もない。支えになれたらなとはいつも思ってるけど、ね。インディーズであるほど錯覚起こしやすいんかな。
という事です。ぐははは。
という訳で凄く色々複雑な思いになったTLまとめでした。
ちなみに一番凹んだのは
こんなにかっこいいライブを、400人しか、見てないん。
という発言。ばっきゃろー!!フリージャズの場合ではこの1/10で大入りです。いや、大物はともかくとして。

2012年06月29日の百合妄想雑記

「ゆりキャン(3)」を読んだ

_ 「白衣性恋愛症候群」事務所に届ける様にしておいて(かーちゃんが恐いから)プロテクトはー、とか眺めていたら同僚に見つかって「オワタ・・・・・俺オワタ・・・・」という気分で一杯のgarbagememoですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
さて、全俺が待望の「ゆりキャン」(瀬口たかひろ)を読んだ。
今回は凄いですよー!!実際、この作品が嫌いな百合ヲタの方々もこの巻だけは読んだ方が良いですよ!はらわたがねじ切れる位に笑えます!
さて、話はというと、ゆりかのいる大学で、♀をコマしては♀に♀を紹介する「紫苑倶楽部」という組織の存在がささやかれ、略そうとしても略しきれない過程をへて、ゆりかが単身潜入して調査する事に。
倶楽部の経営を一緒にさせてやるにはあなたの実力を知らないと、難敵とされる三人のタチの悪い客をコマしてこい、と言われ、ほいほいと出ていくゆりか。
でねぇ、最初の客はまぁ大した事ないんですよ、ただの極道の妻だから。
極道といえどもゆりかの手にかかれば、と思いますわな。そのとおりだけド。
で、次の客が凄い。ヴォーグにも出たことにあるスーパーモデル。
「私より美しい♀じゃないと抱かれる気がしない」とチェンジを言い渡されようとしたその時。
ゆりかのとんでもない「ハッタリ」が炸裂します!
もう腹をかかえて笑った。
そして同行している理事長もその「ハッタリ」を信じてしまいます。
読者たる我々も「こいつなら本気でやるんじゃないの?」等と思わず信じそうに。
で、撃破した後の第三の客がまた・・・・・・。
もうこのあたりで笑いまくっていると、今度は茜(小悪党的スケコマシ)が「紫苑倶楽部」に潜入する手口でまた死にそうに笑えます。
そして、最後の大ボスセシリアに対峙するゆりか。
「約束したでしょ、手を組むって。でも取り分は私が10。この紫苑倶楽部は丸ごといただくわ」
「今まで抱いてきた女の顔を思い浮かべなさい、今度はあなたが抱かれる番よ」
等、台詞はかっこいいがやってる事はただのスケコマシだーーっ!!
さて、エピローグの佐織とのほほえましい(?)会話に大いに笑わされて、次のブリッジへと。

・・・・とにかくですね、百合ヲタとして生まれたからにはとにかく読んだ方がいいですよ。百合的に感動したりは全くできませんが、しかしこれを楽しめるのは百合ヲタだけ。自分が百合ヲタに生まれた奇跡にホントに感謝したくなりますって。わははは。

2012年06月30日の百合妄想雑記

来月から始まる「ココロコネクト」、これだけは言わせてくれ!

_ えーと、来月、というか7月7日あたりから始まるアニメ「ココロコネクト」
これですね、五人の高校生(♂二人♀三人)が「ふうせんかずら」と自らを呼ぶ超自然の存在から心をシャッフルされたり、体が幼くなったり、テレパシーで感情が伝わったりしながらお互いの絆が揺らいだり強くなったり恋したり、という話なのですが。
脇役の「藤島(♀)」という委員長がですね、メンバーの「永瀬(♀)」に惚れていて、主人公の太一と恋のライバルになっているのですね。
勿論「ココロコネクト」は♂♀恋愛モノであるので、藤島の想いが成就する、とかそういう展開はありません。大体藤島が太一の背中を押したりするしね。
でもさ、多分ココロコネクト見て藤島(なにしろ男気あふれる素敵女子なんですよ!)にノックアウト食らう人間も少数ながらいる筈で、そういう人が「♀同士できゃっきゃうふふするのって同じようなのないの?」とか思う可能性は結構ある訳ですよ。
つまり百合ヲタリクルートの大チャンスですっ!
なので「ココロコネクト」を百合ヲタが百合目的で見る必要はビタ一文もありませんが、百合ヲタさんは「ココロコネクト」の藤島について言及をしといた方がいいじゃないかと思ったりします。
百合ヲタへの導線を作っておくべきじゃないでしょうか。
・・・・・等と言っている俺はどこの社会主義者か。わははは。