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好奇心は猫を殺すか

「辞書を引こう」

夜の住宅街を舞台に巨大組織Cheggaの謎を暴くアドベンチャーゲーム。
製作側も「大人のアドベンチャーゲーム」と銘打つほど難しいらしい。
タイトルは「好奇心は猫をも殺す」という言葉から由来。

映像

E

ジャンル

アドベンチャー

音楽

D

プレイタイム

8時間

シナリオ

C

クリア

熱中度

E

難易度

理不尽

オリジナリティ

D

総合(おススメ度)

E

コメント

とてもオススメできないがっかりゲー

 

購入理由

アドベンチャーで「MYST」にハマった時にネットで見つけたこのゲーム。
このゲームもアドベンチャーで、そもそもタイトルが怖くて気になってました。
マイナーなタイトル(販売元もアスキーサムシンググッドであり、PCソフトウェア開発社っぽい)で中古品も少ない中、
どうにか1000円のものを見つけました。
願わくば、もうちょっと安いのがほしかったのですが、見つけたのはこれ一品だけですし、
他の人に買われても後悔しそうなので購入を決意しました。
難しいとの評判だったのでちょっと心配ですが、割と期待してます。

 

犬の世界

世界観を一言で表せば、奇妙。
このゲームに出てくる人物は、人ではなく全て犬です。
犬が主人公で、犬が警察で、犬がバーを営業してます。
街はとても人工的なのに、なぜか犬だらけ。
設定だけなら面白そうですが、3Dグラフィックにすると実に憎たらしいキモい犬ばかりです。
犬ならもっとカワイイかカッコ良くすればいいのにデザイナーはなにやってんだ。
ちなみにタイトルとは反して「猫」は登場しませんが「C.A.T.S」という組織は登場します。
「C.A.T.S」はいわゆる反体制組織で主人公が従事してます。
そして、主人公は政府を操る「Chegga」から情報を盗むことが目的です。
スパイっぽい内容ですが、敵が持つフロッピーディスクを売ることが具体的な内容です。
転売じゃん。

 

オープニングがひどい

スターウォーズみたいな、というか長すぎるテロップ説明のオープニング。
しかも無音。目が疲れるだけ。
ここで主人公が置かれてる状況がだいたい分かります。逃亡中のようです。
テロップが全て流れると「ハッ、ヘァッ!」とか言って(吠えて?)犬が何故か宙ぶらりん。
そしてよじ登って、街を走って隠れ家について、さあスタート。
・・・うーん、意味が分からない。
でも、基本的にこのゲームは意味が分からない部分のほうが多いです。
気にせず気にせず。

 

内容とか難易度

画面をクリックして物語を進めるタイプのアドベンチャーです。
アイテムとかも所有できて、鍵ならドアに向かって使うとか。
まあ、本当によくあるゲームです。

それはそうと、このゲームで腹の立ったポイントを挙げましょう。

①グラフィックが粗い
何が置いてあるのかがいまいちハッキリしてません。
PSの性能上、厳しいのかもしれませんが、6と0、3と8との区別が付かないのはとても辛いです。
テキストで書けよ・・・

②ロードが多い
セーブするのに1分かかります。
なんで?意味わかんないし!
あと水が流れるときは動画をループ再生させるために二秒毎にロードされます。
これはひどい。かなり失速します。

③鬼畜難易度
はっきり言って無理、分からないというより理不尽。
ノーヒントでどうやって音楽に合わせてボタンを押せと分かる?
ノーヒントでどうやって728と分かる?
しかも終盤は長いだけのダンジョンが待ってますし、イライラ度MAX。
ヒントがゼロであるのが最悪です。

しかもパッケージ裏には
不快指数の限界、頭脳とカンと嗅覚と忍耐力で、荒廃した街角をかぎまわり、
難解きわまりないこのむかつくゲームに幕をおろそう。

とかプレイヤーを挑発しているところがまた腹が立ちます。
本当にテストプレイしました?

 

有志たち

結局、中盤(新聞社の地下あたり)で攻略サイトを見ました。
みんなの星へようこそ

ありがとうございます。
中盤からはだらだらしてきて、ずっと攻略を見ながらプレイしてましたが、エレベーターでつみました。
だから次はこのニコニコ動画で攻略しました。
【好奇心は猫を殺すか】実況プレイリスト

ありがとうございます。
こちらは実況プレイなので、ほぼその通りに操作すれば謎が解けます。
・・・もはや謎なんか解いてませんが。
このダブル攻略の力が実り、見事クリアできました。
クリアしたらモヤモヤが晴れるかもとか思ってましたが、そうでもありません。
終わりが地下鉄乗ってThe endって謎残りまくりだし。
「担当者の顔だせやゴルァ!」とか思うと、スタッフたちの馴れ合い写真とか、製作現場とか、
いかにも同人スタッフが集まって作ったようなエンディングで「何これ?」と首を傾げてしまいました。
本編はほったらかしで打ち上げですか?
本当に酷いと思いました。

 

好奇心はプレイヤーをも殺す

一応クリアはしましたが、不快になっただけでした。
不快になるゲームも珍しいですが、このゲームに期待をしてたので反動がもの凄いです。
究極にがっかりゲーです。
アドベンチャーでも理不尽なものは面白くないのはよく分かりました。
マゾゲーとも違います、理不尽すぎて自力のクリアはできません。
操作性もよくないし、音楽も繰り返しだし、欠点が目立ちます。
本当にオススメしません。
「好奇心は猫を殺すか」の問いに対し、導き出した私の答えは「好奇心はプレイヤーをも殺す」です。

 

辞書を引こう

そもそもタイトルの由来である「好奇心は猫をも殺す」とはどんな意味でしょう。
Yahoo!知恵袋によりますと、アメリカのことわざを和訳したもので、意味は
「何でもかんでも首を突っ込むな、痛い目にあうぞ」ということです。
まさに私そのものだったんですね。


(10/05/10)