■ 名張の言葉

   古来から 大和・大阪から 伊勢へ向かう交通の要所であっただけに、基本的に大阪・京都・
奈良の言葉がいりまじった「関西弁」。下には 特記すべき言葉を並べてみました。 

あ い 時 間の間。 頃合の略だと 思われる。「仕事のアイをみて行ってくる」 
 




 


 「あも」

  
あ おの げ
仰 向け。(−になる=仰向けになる) 
あかめ
あ かんべ え。 (−する= あかんべえをする
あ くさい
飽 き飽きする。 (−する=手に負えず持て余すこと。あきれかえること)
アホほど
非常に沢山。 「柿を アホほどもらった」
あ まい
お 菓子。甘い物 の略だと思われる。 
あ も
餅。(お し あも=押し餅)
あ れこわい 驚 いたと きの感嘆詞。 「あれこわい。おおきに(あら まぁ! ありがとう)」のように続く言葉の意を強調する意味で使われる場合もある。 
あ れっ
こわい
強 い驚き の感嘆詞。「あれっ」から「こわい!」の言葉まで  タメがあるほど、より強い驚きとなる。
あ わいさ 
物 と物の隙間。「机と壁の  あわいさに ペンが落ちてた」
うっ ちゃ ける
ひっ くり 返す。「慌てて、バケツ ウッチャケテしも て・・・
う てかえ る
ひっ くり 返る。「慌てて、階段から ウテカエッテしも て・・
お おたい ず お およ そ、適 当に  「ヒモを オオタイズに切ったら、短かった」  
お おたい すっぽ
適 当に物事をしたさま。「オオタイスッポ切ったら、短かった」
お さうる
さ ぼる。     長い間話などをしていて 仕事をサボること
お たびら 
胡 座(あ ぐら)。  (−を組む=あぐら組んで座る)

                                                                                         
か いはつ 少 し足らない状態。「残りの お米 今日の晩には カイハツやわ」 

「けっきょ」




「こうじゅうた」
 
か んかん
夢 中。 「針仕事に カンカンになってる」 
き ずつない
心 配で頭が痛い。「今年の夏は冷夏で 作柄のことで きずつない」 
ぐ いち
ち ぐはぐ、さかさま。 「靴下を 左と右 グイチに履いた」
く ちなわ
ヘ ビ
けっ きょ 名 張市の鍛冶町の蛭子 神社の祭「エベッサン」で売られる縁 起物「吉兆飾り」。「吉兆」の訛りと思われる。「けっきょ」とも言われる。
けっ と  い つも。 「あの人は けっと あんなこと言うてんねわ」
げ な
○○ なん だそうな。「平井堅は桔梗に住んでたことある んやゲナ」 
こ うじゅうた
こ うじ蓋。 餅 などを 並べる時に使う 長四角の入れ物。 
こ ぐちか ら 
片 端か ら。  「ネギを コグチカラ抜いてしまっ
こ すい
ず るい。    「一人だけ 餅ひらいに行って こすいわ」  
こ ろっと すっ か り。「コロッと忘れてた」 「有るだけコロッと食べてしもた」 


さ して お せっかい。   (さしてやき= 世話やき) 
 

「しゅずくまる」

    

さ くまい
段 取り。         「弁当の手配も サクマイよく済んで いる」     
さ つい
す ばしっこい   「一人だけぬけがけて アイツは サッツイなぁ」 
しこって
一 生懸命 に。   「シコッテ 勉強せなあかん」
し なごい
食 べ物が噛み切れない。「この筍 シナゴイなぁ」
しゅ ずく まる う ずくまる。「腹痛で その場に ショズ クマっ てしもた」 
す んぶりかく 水 に潜る。
せ や そ うだ。「セヤ! 電話しないと・・・」
せ やて (同 意 の)そうだ 。 「 セヤテ 電話すんの ころっと忘れてしもてて
せ んど
充 分。 「センド 遊んだ」 (せんどになる=充分になって飽きて嫌になる)
ぞ うく 
神 社では20年に一度 建て替えあるいは大規模な修繕 を行い新しい神殿に神様に遷ってもらう儀式を行う。 「ゾウクの祝いに呼ばれた」


だぁ こ く ださい。「寄って だぁこ 観てだぁこ」 

 「つっきょ」

 
ちょ かつく
落 ち着きが無く動き回る。      
ちょ ける
ふ ざける。 「この子は ちょけてばっかりで 困るわ」 
つむ
(車 や人 が)混雑する   「今日は 道が ツんでて 遅れ てしもた」
つっ きょ 月 夜  言葉自体は いたって普通の関西弁だが、屋外灯の 整備が遅れている農村では、夜の明るさが重要であるため、名張(特に農村部)では他所に比べ使用頻度が多いと思われる。 
て んご  冗 談、たわむれ。 全国的に見ると三重県が京都府と接してることを知らない人も多いが、こういう京言葉も脈々と名張で受け継がれている。
と うがたつ 成 育しす ぎる。「この筍、とうがたってしもてるなぁ」  
                   「うちの娘、とうがたってしもて、嫁の貰い手あるやろか?」

ど んならん ど うしよ うもない。   「あの子は どんならん子でなぁ」


な がさき 葛 粉を固めた伊賀名物の干菓子。 


「ながさき」
 
な が たん
菜 切り包丁。             
な んば
と うもろこし  「えべっさんに なんば こおて(買って) 食べた」 
なんぼなっと
い くらで も。    「そこにある 柿、なんぼなっと持って帰っ てだぁこ」
な んりゃい
ぞ んざい、いいかげん。 「な んちゅう  なんりゃいな 仕事してるんや」
に すい 不 細工。  「あの人けっと ニスイ格好してる」 「あの人、ニッスイニッスイど 」 
ね ぐさる  煮 たものが腐ること。「この カボ(かぼちゃ)  酸いなぁ ネグッサテしもてるで」
ねっ から な かな か。  「昼時に何処へ 行ったのか。ねっから帰っ てきやへんぁ」  
ね ね 赤 ん坊。  「この子は いつまでたっても ネネやさかいに」


は しり 台 所で調理をするところ。 
「ひやわい」

 
はっ しゅくしょ い ろいろ さまざま。 「意見がハッシュクショで まとまらん」    
はっ ちょみとこ
あ れもこれも。  「ハッ チョミトコに 顔出しすぎる んは あかん」 
ひしる
興 奮して 高い声で言い散らす さ ま 「晩にヤヤコ(赤ん坊)がヒ シッテヒシッテ困った」       
ひ ね
日 がたちすぎたこと。 「この白 菜 ヒネ やなぁ」
ひ やわい 家 と家の間の路地。 ひあわいの 転化。
ま くれる 人 が転倒 する。「石にけつまずい てマクレた」は、 決して スカートが捲れたの意ではない。「道路が詰む場合」もそうだが、元来「物」に対して使用する言葉を 人に対して使用するケースも少なくはない。    
も んどりうつ 七 転八 倒 「イノシシが 罠 にかかって モンドリウッ てた
よ さり 夜。  「こ んな   ヨサリまで 仕事 ご くろうさん」 
ろっ く 平坦。 「餅は 重ねないで ロックに置いてや」  
わがんと
自ら。 「エ プロンのヒモを ワガントふんずけてしまった」
わ けわけ 分配する「別け別けする」と言う意。決して 幼児語では なく、オト ナも用いる 
わ んならす 壊 す 「いじり倒して ワンナラシテしもた」  

地図に は無い地名  

横町 よ こまち 中町と上本町の商店街のあたり
上横町 か みよこ まち
上本町の商店街 のあたり
下 横町
し もよこ まち
中町の商店街の あたり
新 地
し んち
松 崎町の商店街のあたり
横 新地
よ こじん ち
松 崎町ギャラリー楽から寿栄神社へ向かう道
八町 はっ ちょ う
上八町と東町の 商店街のあたり
下 八町
し もはっ ちょう
東町の 商店街のあたり
北 出
き たで
朝 日町の あたり 
南 出 み なみで
南 町のあ たり
城 下 じょ うげ
中 町に流 れる水路(城下川) 沿いのあたり
ち の坂 ち のさか
夏 見の福 典寺横の阪
的 場 ま とば
夏 見運動 公園のあたり
お 春日さん
お かすが さん
平 尾・宇流冨志禰(うるふしね)神社
え べっさん  
え べっさ ん
鍛 冶町・蛭子(ゑびす)神社
し しゃかさん
し しゃか さん
丸 の内・寿栄(すさか)神社
あ たごさん
あ たごさ ん
新 町・愛宕(あたご)神社
元 の市役所のとこ
現 在の   総合福祉センターの所
元 の警察のとこ 

現 在の   名張産業振興センターの所