駿台 入学者偏差値調査

入学者偏差値の出し方
駿台模試を受けた生徒の合格先・入学先を追跡調査し、判明分について9月の模試成績を元に算出
通常の偏差値は入試教科や配点を加味して算出されるが、入学者の学力を知るのが目的のため 文系学部は英国社、理系は英数理の3科目ずつを均等に単純計算

ポイント
・旧帝大はじめ上位国立は合格者偏差値と入学者の偏差値がほとんど変わらない。
→合格者のほとんどが入学するため
・私立は合格者偏差値と入学者の偏差値の差が大きい。
→合格者の多くが入学を辞退するため
・文系学部は「英国社」の単純平均とあるが英国社は基本的に私立の土俵である
国立大の文系、特に上位大は法学部でも経済学部でも2次試験は「英・国・数」であり社会はセンター試験のみで必要
→にもかからわらず旧帝大クラスは阪大法64.9 北大法64.3 東北法63.0 神戸経営62.6と私立の土俵でもかならい高い値を出している
→もし「英国社」ではなく「英国数」で偏差値を出していたら値はもっと高くなっていていることが考えられる

一方、早慶をみると慶應法65.1 早大政経65.0 早大法64.3と「英国社(慶應は国のかわりに小論)」型の学部は高偏差値なのに対し、
入試が「英・数・小論」が主の学部は慶應経済56.1 慶應環境55.2 早大人科54.9や「英国数」の上智経済はで56.1と同じ大学でもかなりの差がついている。
→もし文系の偏差値の算出方法を「英国社」ではなく「英国数」で算出していたら前者と後者の値は逆点していたであろう。
社会が入試科目にない一部の私立大学学部(慶應経済A・上智経済)にとっては不利な出し方といえる。
→しかし、入試科目にない科目が含まれると途端に偏差値が下がるというのは、私立は入試科目以外は勉強していない学生が多いことの裏返しでもある。

合格者と入学者の偏差値の差が激しい大学は辞退者が多く「滑り止め」としての役割が強い
例      合格者  入学者    差 
  法政経営 54.1 48.0 −6.1
  立命政策 58.7 50.8 −8.1

国公立で合格者偏差値より入学者偏差値が若干高くなっている学部が若干あるが、 合格者平均より低い偏差値で合格した受験生が入学辞退したために出た誤差と思われる。