丹沢・矢駄尾根の鹿柵
     2016年11月28日
 11月24日、南関東の平野部でも積雪を記録した。東京で11月の積雪は観測史上初という。 当然丹沢の山並みは白くなり、雪の丹沢を歩きたい思いが強くなり、2日後に北丹沢の矢駄尾根から檜洞丸を歩いた。

 矢駄尾根はトレースがなかった。植林帯を抜けると雰囲気のよいブナ帯を歩くようになる。 広々としたブナの尾根は雪に覆われて気持ちよい尾根になっていた。 しかし残念なことになっていた。 尾根に鹿柵ができていて、どうしても鹿柵に挟まれて歩かなければいけないようになっていた。

 植生保護を考えると鹿柵は必要なのは解っている。 解っていても、この鹿柵にはがっかりした。 以前大雪の後にここをスキーで滑ったことがあった。 もうスキーには適さないだろう。

 矢駄尾根が主稜線に出る直前に「夫婦ぶな」という枝振りのよいブナの大木がある。 ここはいつも撮影に時間をとる絶好のポイントだ。 しかし「夫婦ぶな」は新しい鹿柵に囲まれていた。上の写真がその状況だ。 山行までに今年2月4日の写真も紹介する。

 会山行は必要か
     2016年10月25日
 浮雲は会山行は実施せず、山行はすべて個人山行という方針で運営されている。 会員が増えるとどうしても山の好みや環境やレベルから疎遠となる会員が生じてしまう。 集会では顔を合せてはいるが、山を一緒に行くという必要性を感じるようになった。

 こんな状況から懇親を主目的として小川山・廻り目平でのキャンプを企画してみた。 クライミングを目的としないので何人参加するのかが読めなかったが6人の参加があり形になった。 全員で同じルートでクライミングを楽しみ、クライミングは少しにとどめ、テントサイトでの時間を多くした。 キャンプサイトは激混だったが、林の中は静かで、紅葉もきれいだった。 明るいうちから夜遅くまで焚き火を囲んでの語らいの時間は楽しかった。

 ここで自然と浮雲に会山行は必要かという議論になった。 必要という意見が多かったが、具体的に実施となると問題も多いことも解った。 会山行については総論賛成各論反対ということになってしまうことを私は経験してきた。 結局はウヤムヤとなって終わってしまったが、今後も議論を続けたい。

 浮雲満5年
     2016年4月1日
 浮雲がスタートしてから5年がたちました。 問題がない訳ではないが、順調に歩めた5年だったと思っています。 会員もわずかながら増え、山行は意欲的な内容とは言いがたいが、 山行数からはそれなりに活動していると自負しています。

 最近1年間(2015年4月〜2016年3月)のジャンル別回数は下記のとおりです。 ここ数年の年間山行数は130回ほどだったが、この1年は158回とやや増えた1年でした。 ジャンルとしては尾根と岩が増えました。 これは新規入会者に対して訓練的な山行が多かったのが理由の一つとなっています。

雪山 34回(22%)
アイス 7回(4%)
スキー 6回(4%)
尾根 27回(17%)
岩 44回(28%)
沢 40回(25%)
合計 158回

 スタートしてからの5年間では以下のような結果です。 浮雲は特別なジャンルに偏らないオールラウンドの山を季節を問わずに楽しむ会でありたいと思っています。
雪山 123回(19%)
アイス 44回(7%)
スキー 25回(4%)
尾根 100回(16%)
岩 153回(24%)
沢 191回(30%)
合計 636回

 浮雲山行500回
     2015年6月8日
 先日、浮雲の山行回数が500回となった。浮雲発足から4年2ヶ月での達成だった。 記念すべき500回目の山行はモミソ懸垂岩での岩トレという、記念の山行としてはちょっとという山行だった。 ホームページの管理者以外は500回目ということに気づいていなかった。

 浮雲は5人でスタートし、1年目は会員募集もせずに創立会員だけで活動していた。 最初の1年目の山行回数は85回だった。 2年目は会員が1人増えただけだったが山行回数は123回となった。 以後少しづつだが会員数が増えていったが、年間山行回数は横ばいだ。 10人程度の会なので、同じ日に何パーティーもの山行が出るのは考えられず、 今後も同じような状況が続くと思う。

 浮雲はまだ遭難を経験していない。 しかし救助を求めるような事故には至っていないが、一歩間違えば遭難につながるようなヒヤリハットはあった。 山を続けていれば事故は避けられないかもしれない。 次の500回の山行を重ねて、1000回目を無事故で迎えたいと強く願っている。 無事故での10周年を目標にしたい。

 キャンプで親睦
     2015年5月24日
 浮雲は会山行もなければ、会で主催するイベントはしたことがありませんでした。 山の仲間浮雲としてスタートしてから5年目ではじめて野外でのイベント開催です。 たまたま会員が人生の節目を迎えたことを理由にキャンプをすることにしました。 会員だけでなく、付き合いのある他山岳会のかたや、入会希望者のかたにも参加してもらいました。

 場所は焚き火のできる河原で駐車場から近いという条件で選びました。 まだ河原遊びの季節には早いということもあって、広々とした雰囲気のよい河原を独占させてもらいました。 豪華な焚き火料理を楽しみ、夜遅くまで焚き火を囲んでの話がはずみました。

 飲みすぎで朝遅いのかと思いきや、明るくなるとすぐに焚き火がついていました。 そして、てきぱきと撤収して沢へ。 沢も爽やかな天候に恵まれて「よき山」になりました。

 浮雲満4年
     2015年3月29日
 山の仲間 浮雲は発足から4年が経ちました。 4年目の1年を山行内容等から振り返って見てみました。

 まず会員ですが、2014年度は11名でスタートしました。 その後2名が退会し、新たに1名が加わり、現在10名です。 しかし2名が遠隔地に転居したために、現在は実質8名で活動しています。 浮雲は出入りの少ない山岳会を目指していますが、理想の実現は現実には難しいようです。 大きな組織は望んでいませんが、もう少し会員数を増やしたいと思っています。 浮雲の山に魅力を感じる方は是非とも問い合わせてください。

 2014年4月から2015年3月までの1年間の総山行回数は134回でした。 昨年が136回ですので、ほぼ同じような回数となりました。 <ジャンル別回数は下記のとおりです。

雪山 28回(21%)
アイス 12回(9%)
スキー 6回(4%)
尾根 16回(12%)
岩 31回(23%)
沢 41回(31%)

 雪山、アイスクライミング、スキーといった雪や氷の活動が34%、 無積雪期の尾根および岩といった雪のない山が35%、 沢が31%と、例年と同じような傾向となっています。 4年間活動して毎年同じような傾向からして、浮雲のイメージがはっきりしてきました。 ただ会員は多少の出入りはあるものの、同じようなメンバーでの活動なので当り前の結果かもしれません。

 いよいよ冬
     2014年12月1日
 10月11月と浮雲の山は停滞気味だった。 社会人の山岳会なので仕事や家庭の事情で山へ行けないことも多い。 そして少人数なので数人の事情がすぐに会全体の問題へとなってしまう。 しかし冬を前にして山へ向かう気持ちが会員の中に強くなっていくことが感じられるようになった。
 私たちとは冬を前にした季節に必ず行う年中行事がある。 モミソ沢でのアイゼントレーニングである。 モミソ沢はほとんど水のない沢である。 ここをアイゼンで歩く登山は岸壁登攀だけではない冬山でのいろいろなアイゼンワークが学べる。 モミソ沢はすぐに終わってしまう小さな沢だが、トレーニングということを抜きにしても遡行は楽しい。
 11月の最後の日曜日にモミソ懸垂岩で入会希望者とのお試し山行があった。 この日多くのパーティーがモミソ沢へと入渓して行った。 皆アイゼンを付けている。入渓の目的は各パーティーで様々だとおもう。 このような姿を見ると、いよいよ冬山だなぁと感じる。

 夏は終わった
     2014年9月17日
 浮雲は山行の3分の1が沢と、比較的沢の山行が多い。 今年の夏は短かったが、猛暑が続いた時もあった。 そして7月には1ヶ月で沢山行が11回と過去最高を記録した。 全般的に今年の夏は天気に恵まれず、泊まりを伴うような山行は中止になることが多かった。 それでも雨の合間を狙っての日帰り山行は比較的多く実施できた。
 こんな夏も8月の末になると急に涼しくなり、やっと縦走や岩に行こうという気持ちになった。 そして久々に一ノ倉沢でのクライミングの計画があがった。 メンバーの一人はは1年近くクライミングをしていないこともあって三つ峠に行った。 混雑を避けて平日にしたので広い岩場を占有することができ、よい準備山行になった。
 季節もよく不快な虫もまったくいないし、落石を起こすクライマーもいない快適な岩場だったが、 またしてもカラスの被害にあってしまった。 どうやら人の少なさが裏目に出てしまったようだ。 それにしてもカラスはすごい。 ザックのファスナーは開けるし、雨蓋があるザックからモノを取り出すこともできる。 今回はたまたま昼食後の被害だったために、最低限の被害で済んだ。
 せっかくメンバーがそろって準備山行も行って盛り上がっていたが、 事情があって一ノ倉は延期となってしまった。
(注)山の仲間浮雲は上部団体に加盟していないので、谷川岳の条例規制区域での山行は 事前の許可が必要なので面倒です。

 モミソ懸垂岩でレスキュー訓練
     2014年7月5日
 山の仲間・浮雲は5人でスタートしたが、現在の会員は12名と増えた。 山の経験も知識を身につけた環境もそれぞれなので浮雲の問題点も話題になるようになった。 その一つがロープワークの整合性だ。 今回は自然発生的にレスキュー訓練が行われた。 当初はほとんどの会員が参加だったが、最終的には6人となってしまった。
 雨の予報だったが、雨の中でもてきなければならないとの意見に雨天決行で当日を迎えた。 天気は一時的に霧雨がある程度で雨具なしで訓練できた。 岩はびしょ濡れで参加者の半分は沢靴だった。
 訓練内容は自己脱出に始まり、負傷者の引き上げ(2分の1、3分の1、5分の1、プーリーの利用)、 上からのロワーダウン(連結したロープを想定、コブの通過あり)、 負傷者を背負っての懸垂、介助懸垂、ロープを編んだタンカでの搬送、ザックでの搬送等と盛りたくさんだった。 最後に沢沿いという立地を活かして、渡渉でのロープ操作(末端交換三角法)を行った。

 丹沢・大滝沢地獄棚の巻道
     2014年6月4日
 丹沢大滝沢支流の地獄棚沢は下部に面白い連瀑帯があるのですが、 入口に地獄棚という難関があるので入渓しにくくなっています。 私は左岸の急な藪にルートを取っていましたが、ロープを出したりで面倒でした。 ガイドブックはこのルートを紹介しています。 しかし右岸を巻いて地獄棚の上に出ている記録もあるので、実際に歩いて実用性を検証してみました。 これは右岸にある経路を利用するもので、この経路は「丹沢の谷110ルート」の遡行図にも記載されています。 全部これを使うと面白い箇所が終わってしまうと書かれています。
 地獄棚手前にS字になったスラブ帯がありますが、このスラブの手前右岸に浅い沢が入っています。 この沢の左岸に経路の入り口があります。 ジグが切られていて歩き易いです。狭い尾根に出るとロープが張られていて、右を覗くと地獄棚の落ち口が見ます。 3本目のロープを越えると右手に明瞭な踏み跡があります。 この先に小さなコルがあり、右手から小沢が入っています。ここまで取り付きから標高差100mです。 小沢の右岸の尾根に獣道風の踏み跡があり、これを下ると先ほどの踏み跡に合流します。 急ですが、木が適度にあるのでロープは不要です。 取付きから20分ほどで地獄棚沢の本流に降り立ちました。 F1(地獄棚)とF2(樋状の滝)の間にある4mのナメ状の滝のすぐ下でした。 写真の矢印で本流と合流です。
 今回の左岸ルートは大高巻ですが、ロープを使わないので左岸ルートより短時間で巻けます。 左岸をロープを出して登るのは達成感があるかもしれませんが、木登りに終始するので楽しいものではありません。 腕力のない人には難所になっています。 このようなことを考えると、今回歩いた左岸ルートはお勧めのような気がしました。 ただ今回は、この上に続く滝のヌメリが強く恐いです。

 沢はじめは丹沢・弥七沢左俣
     2014年5月18日
 沢シーズンを丹沢・弥七沢左俣でスタートした。 ここ数年はもっと早い時期に沢に入っていたが、今年は大雪の影響で遅くまで雪渓が残っていることもあって遅くなった。 弥七沢左俣はアプローチ至便で、水が少なくので水温が低い時期でも入りやすく、滝の登攀も面白く、 登り切った稜線は登山道がないので静かさが味わえ、等々とすっすり私の好みの沢になってしまった。
 昨年は4月に入ったが、山仕事の人たちが入ったらしく、滝という滝にはトラロープが多数設置され、 なかにはアルミの梯子縄梯子がかかっていた滝もあった。 少々興ざめだったが、あるものはちゃっかり利用させてもらった。
 今年はロープが残っているのかと興味津々だったが、ある程度は残っていたが、さすがに写真の縄梯子はなくなっていた。 今年はいつもより沢のヌメリがひどかった。左俣は白い岩が苔で緑が濃かった。 そんなこともあって、残っていたトラロープは積極気に利用させてもらった。

 浮雲の3年目(浮雲の山行数を解析)
     2014年4月1日

山の仲間 浮雲は発足から3年が経ちました。 3年目の1年を山行内容から見てみました。
2013年4月から2014年3月までの総山行回数は136回で、月平均11回でした。 昨年は123回で総数は同じようですが、会員が春に2名、秋に2名入会し、 会員数が6人から10人に増えたことを考慮すると総山行回数は増えたとは言えないかもしれません。

ジャンル別回数は下記のとおりです。
雪山 31回(23%)
アイス 8回(6%)
スキー 7回(5%)
尾根 28回(21%)
岩 27回(20%)
沢 35回(26%)

2013年度の特徴として雪山や尾根歩きと言う歩く山が32%から59%と大幅に増えたことです。 岩と沢は59%から46%にとやや減少、雪・アイス・スキーと言う冬の活動は29%から34%にとやや増加しました。 この増減はメンバー構成の変化も理由になっているかもしれませんが、 私たちの志向が変わったとは考えていません。 今後も浮雲らしい山を続けて行けたらと思っています。

 大雪から1ヶ月
     2014年3月14日
 2月14日の大雪から1ヶ月たった。 丹沢でも雪の多かった北面などでは未だに雪に覆われた林道もあり、 登山のアプローチが困難になっている。 いつもより少し余分に歩けばいいのかもしれないが、 車を停めるスペースが確保できるのかという心配もあってか登山者は少ないようだ。

 林道の完全開通を待たずに丹沢北面の神ノ川に行ってみた。 このあたりがどのようになっているのか大いに興味があった。 除雪は終点のゲートの歩いて30分ほど手前の長者舎までされていた。 ゲートには登山者のものと思われる車が雪に半分埋まって放置されていた。 除雪をしないと道路の雪がなくなるにはしばらく時間がかかるように思った。

 暖かい日だったが、昼近くになっても雪は締まっていて、 踏み抜きもなく快適だった。 しかしトレースは非常に少なく、いつもより静かな山が楽しめるのもよい。

 関東地方に大雪
     2014年2月23日

 2月8日に東京で27cmの大雪となった。もうしばらくこんな雪は見られないのかと思っていたら、 1週間後の14日にまた東京で27cmの積雪を記録した。 2度目の雪は多くの地で記録的な積雪を記録した。 丹沢山頂でも積雪が2mとなり、今年は当分丹沢で雪山が楽しめると思った。

 しかし、東丹沢や北丹沢では除雪が遅れているらしく山に入るのは難しいようだった。 高速道路も交通止めが続き、3日目に西丹沢に入れそうだったので檜洞丸を目指した。 今回の降雪は湿った雪だったようで、粉雪を味わえなかったのが残念だった。 1回目の登山は山頂まで達することができなかった。 そのため再度トライして山頂を踏むことができた。 山頂は人工物が雪で埋まり少し雰囲気を変えていた。 青ヶ岳山荘がどうなっているのか心配した会員もいたので、山荘を見てきた。 雪に埋もれているものの健在だった。

 年末年始の山
     2014年1月8日

 今年の正月はカレンダーでは大型連休となっていましたが、 浮雲ではメンバーの山に行ける日がなかなか一致せずに、ちょっぴり低調感のある年末年始となりました。 私は年末の中央アルプス・南駒ヶ岳と正月明けの南アルプス・甲斐駒ヶ岳(黒戸尾根)の山行に参加しました。 二者は性格も求めるものも違った山でしたが、南駒ヶ岳は深い雪に負けての敗退。 後者は天気とトレースに助けられて登頂できました。 しかし山は成功や敗退といった外面的な要素だけでよかった山が決まる訳ではありません。 敗退であっても得るものがあり、楽しさもあることに気付きます。 と言っても登頂という結果の大事さは語るまでもありません。

 利尻岳では浮雲の会員が入山時に、ある山岳会の遭難のニュースがありました。 このパーティーはその後安全が確認され単なる下山遅れだったようでした。 浮雲のパーティーも予備日は十分用意したにもかかわらず、予備日を全部使っての下山となったようです。 山はどんな準備しても絶対安全ということはありません。 謙虚な姿勢で安全登山を続けたいと思った年末年始でした。

 八ケ岳でアイスクライミング
     2013年12月18日

 いつもは12月に入るとアイスクライミングがしたくて、初旬にはしていました。 ここ2年はよい条件になるのが遅かったように記憶していますが、 今年は八ケ岳では11月下旬からアイスクライミングの記録を見るようになりました。 そして中旬になって八ケ岳でへアイスクライミングに出かけました。 峰ノ松目沢と広河原沢左俣でした。 氷結状態はまずまずでしたが、雪が少ないので傾斜の緩い滝も露出していたので楽しめました。

 私たちは難しいルートは登れません。 立った滝よりも緩い滝をいくつも越えて行くようなルートを好んでいます。 そして近場のルートがよい条件になるのを心待ちしています。 昨年は肝心な時に雨が降ったりで、よくないシーズンでした。 今年は寒い冬との予想なので期待が膨らみます。

 丹沢でも雪
     2013年11月13日

 12日は寒気が入り、各地で11月とは思えぬ大雪に見まわれた。 神奈川県は晴れとの予報に、晴れを期待して丹沢を歩いた。 紅葉を見るのが目的だったが、麓では美しい紅葉が見られたものの、稜線の木々はすでに葉を落としていた。 そして稜線では紅葉の代わりに思ってもいなかった雪に出会ってしまった。 今冬最初の雪との出会いが丹沢になるとは意外であった。

 毎年、丹沢でラッセルができるような本格的な雪山を期待して大雪を願っているのだが、 なかなか思ったような状況にはならない。 雪がなければなければで、丹沢でのアイスクライミングを期待するのだが、 これは大雪以上になかなかよい条件にならない。 さて今冬の丹沢はどうなるのだろうか。

 冬山近し
     2013年10月19日

 北八ケ岳の西天狗岳を源とする河原木場沢を遡行しました。 下流に醤油樽の滝(写真)があることで知られるナメ主体の沢です。 晩秋という高い山では遅い季節でしたが、水に浸かるような沢でないので出かけました。 今年一番の冷え込みという事情もあって、水は予想以上に冷たく、沢の季節の終わりを実感しました。

 天気は高曇りながら周囲の山々がよく見えた日で、北アルプスの山並みが真っ白でした。 山行の直前では上信越の山での初冠雪のニュースがありました。 富士山はどうしたのかと思っていると、山から下りると初冠雪のニュースがありました。 他の山での雪は平年並みが多かったようですが、富士山は1ヶ月以上も遅い初冠雪だったようです。 浮雲でも、そろそろ冬山の話題が多くなってきました。
(写真をクリックすると少し大きなサイズになります。)

 他山岳会との交流
     2013年10月8日

 四国石鎚山の沢を登りましたが、この山行では地元の山岳会に大変お世話になりました。 愛媛県の労山系の「山の子」という山岳会です。 この山岳会は創立して7年、現在会員数7名と、新しい山岳会で小人数ということで浮雲と共通点があります。 目指す山はバリエーション主体で、個人山行中心で幽霊会員がいないという点でも共通点があります。 歴史は新しい会ですが、愛媛県の沢の記録集をすでに発刊しています。

 もともとは「浮雲」の会員と「山の子」の会員が小川山で会ったことから交流が始まりました。 今回の石鎚山の沢山行の前後には「山の子」や友好山岳会の有志が集まる席を設けていただきました。 この席では山岳会のあるべき姿などを議論することもでき非常に有意義でした。 今後もこのような付き合いをしたいと思っています。 また他の志向を同じくする会とも機会があればお付き合いをお願いしたいとも思っています。

 八ケ岳 阿弥陀南稜・P3直登ルート
     2013年9月30日

 八ケ岳は神奈川県から行きやすい山である。 夏はともかく冬には短時間で本格的なアルパイン・ルートが楽しめる貴重な山域である。 その中で阿弥陀南稜はこれからバリエーションの世界に入ろうとする人たちの最初の目標になるルートの一つである。 このルートに冬ではなく夏に歩いてみた。 阿弥陀南稜はP3を越える箇所が核心部である。 左に回りこんでルンゼを登るのが一般的だが、今回はリッジ通しに登ってみた。(写真参照)

 登攀はクライミング・シューズで行った。 まず急な幅広いリッジを正面の大岩の隙間を目指した。 隙間を通過する箇所は体が少しのけぞるような角度だったが、これを越えると傾斜が落ちた。 中間支点は八ケ岳特有の壁に埋まった礫にスリングを巻いて取った。 1ピッチ登ると歩けるような尾根になり、3ピッチ目はちょっとした壁があったので右から巻くとP3のピークだった。 短いが、リッジ通しなので開放感あふれる快適なルートだった。

 これを冬に登るとなるとルンゼルートよりかなり厳しい感じがした。 支点がないし、あの岩の突起に氷りでも付いたらお手上げだ。 夏に阿弥陀南稜を登る機会があったら、ぜひP3直登ルートを考慮する価値があると思った。
(写真をクリックすると大きなサイズになります。)

 まだまだ夏(お試し山行)
     2013年9月3日

 山の仲間・浮雲は末永く一緒に山を楽しめるような人の新規加入を望んでいます。 急に希望者が増えても対応困難となるので困るのですが、可能な限り心のこもった対応を心がけています。 先日入会を検討したいというメールがあり、何回かのメール交換をし、顔会わせをすることにしました。 沢は未経験のようでしたが、残暑厳しい日が続いているので涼しい沢にちょつと触れることにしました。 通常のお試し山行は浮雲の何人かと希望者とで行います。 しかし今回は親睦を全面に出し、希望者の友人や浮雲会員の友人も誘っての山行にしました。 浮雲の山行では珍しい6人ものパーティーとなりました。

 行き先は西丹沢・大滝沢の滝巡りです。 計画では大滝沢大滝、沖箱根沢F1、地獄棚、雨棚、鬼石沢のF2を巡ることにしました。 このうち雨棚は沢登りの要素がありますが、他は沢靴なしでも大丈夫です。 時間が十分にあったので、地獄棚を見上げながらソーメンを食べました。

 この日も東京では35度を越えたそうです。 しかしこのコースは終始沢沿いなので夏の丹沢とは思えない涼しさでした。 地獄棚へは沢に沿って踏み跡がありますが、今回は終始水線を徹底的に歩きました。 地獄棚からは登山道ではない鬼石沢左岸の急な尾根を一軒屋避難小屋へと登りました。 登山道以外を歩いたことのない参加者はこんなことが興味深かったようでした。 入会するしないかよりも、沢が好きになってもらえたらと思いました。

 阿寺の岩場
     2013年8月3日

 雑誌「ロック&スノー」の記事で阿寺の岩場の存在を知った会員から誘われていたが実行が延び延びになっていた。 やっと実現したのは夏の真っ盛りの時期。暑さが心配されたが、運良く夏としては涼しい日に恵まれた。 平日ということもあって、二人だけで岩場を自由に使うことができたこともあり、 阿寺の岩場に対してよい印象を持つことができた。

 この岩場は飯能市東吾野の虎秀地区という、日和田山より少し秩父よりの場所にある。 299号線沿いの観光案内に寄ったところ、「虎秀ものがたり絵図」というパンフレットを手に入れることができた。 阿寺の岩場までの詳細な地図があり、また岩場の下記のような簡単な紹介記事が載っていた。

 この岩場は地主の大澤様のご厚意により、虎秀やまめクラブ、埼玉県山岳連盟が借用して 地元の山好きの大野文雄さんが中心となって、平成23年から約2年を労して開拓整備した岩場です。 高さ20〜30m、幅50m、傾斜80度で、沢沿いのアプローチも駐車場から5分程度で 環境の良い初中級向き(5.8〜5.11)のフリーにもアルパインにも良い岩場です。

 岩場へのアクセスは解かり易い。 一本道を進むと、岩場を示す小さな看板がある。 この先に4台ほどの駐車場があり、ここから古い林道を歩く。 すぐに岩場が見え、あっけないアプローチである。 基部には心地よい丸太の椅子とテーブルがあり、ここから岩場の全容が見渡せる。

 まず岩場中央にある開拓者の名を冠した「大野カンテ」を登り、順に岩場を右に支点をかけかえながら 5.9程度のルートをトップロープ・クライミングを主として登った。 下から見るとホールド豊富に見えるが、取り付いてみると逆層に苦戦させられた。 今回は偵察がてらということで、疲労が残らないうちに切り上げた。 まだ一部不安定さを感じる岩場であるが、知っておいてよい岩場である。

 完全に沢の季節になった
     2013年7月13日

今年は7月6日に関東地方の梅雨が開けた。 いつもが20日前後なので、2週間も早い梅雨明けだった。 そして東京では連日の35度越えで、今年は記録的な暑い夏になりそうだ。

あまりにもの猛暑に山に行くのも億劫な日々だが、思い切って丹沢の玄倉川に行った。 山に入ればやはり涼しく、林道から玄倉川の河原に降り立つと一段と涼しい。 そして谷間を抜ける風が心地よい。 玄倉川は水が少なく、淵もだいぶ小さくなっていた。 それでも泳げる箇所はいくつかあって楽しめた。 最初の泳ぎではちょっと躊躇したが、水の中に入って驚いた。 まったく冷たさを感じない。

夏になって小さな沢に何回も行った。 水に浸かることも何回かあったが、水はまだ冷たく感じた。 それが今回である。 完全に沢の季節になったと感じた。

 焚火パン
     2013年5月25日

浮雲のメンバーが6月から遠隔地での勤務をすることになった。 その間も機会があれば浮雲との山行もすると思うが、まずはしばらくは浮雲とは少し距離をおいた状態になる。 山をともにすることは難しいが、かの地でもがんばって勤務して欲しい。 そして壮行会として丹沢の河原でキャンプをした。

キャンプは参加者が勝手に食事を用意してくるスタイルとした。 たまたま参加者が焚火パンの準備をしてきた。 焚火パンはたいていの人が一度は経験したいと思っているが、なかなか機会がないと思う。 夕方にサイトに着くと、さっそく焚火を始めた。サイトは広々とした河原で乾いた流木が豊富だった。 そしてすぐに焚火パンを焼き始めた。 日中は暑いほどの日だったが、夕方の山中はさすがに気温も下がる。 焚火の暖かさが気持ちよかった。
(写真をクリックすると大きなサイズになります。)

 雪山シーズンの終わり
     2013年5月16日

 浮雲のメンバーは山に雪があるうちは雪を求めたいと思っています。 GWの混雑を避けたいとの思惑もあり、5月中旬に最後の雪山として剣岳を計画しました。 しかしこの計画は山で雨に会うことが確実なために中止しました。 代わりに生まれた計画が白砂山でした。

 雪は少ないとは思っていましたが、行ってみると雪溶けは予想をはるかに上回っていました。 ほとんどが夏道を歩く山で、時々雪を踏むといった状態でした。 わずかに残った雪のためにところどころでルートを失いましたが、 初夏のような天候に恵まれて5月のらしい山が楽しめました。 この山行を終えて雪山のシーズンが終わったことを実感しました。 いよいよ本格的な沢のシーズン到来です。

 浮雲の2年目(浮雲の山行数を解析)
     2013年4月1日

山の仲間 浮雲は発足から2年が経ちました。 2年目の1年を山行内容から見てみました。
2012年4月から2013年3月までの総山行回数は123回で、月平均10回です。 1年目の昨年度は83回(月平均7回)でしたから、大幅に増加しました。 6名という小さなグループでの数字ですので、内容はともかく活発に活動できたと自負しています。

ジャンル別回数は下記のとおりです。
雪山 20回(18%)
アイス 10回(9%)
スキー 3回(2%)
尾根 17回(14%)
岩 32回(26%)
沢 41回(33%)

以上をまとめると
無積雪期を代表する沢 41回(33%)
雪山・アイス・スキーの積雪期の活動 33回(29%)
尾根歩きと岩 49回(40%)
上記3つがほぼ3分の1となっていて、バランスのとれた活動となっています。 季節を問わずにオールラウンドに活動するという浮雲の趣旨が具現できています。
ジャンル別で一番多いのは昨年も今年も圧倒的に沢です。 外部の一部からは「浮雲は沢中心の山岳会」と見られていますが、私たちはたまたまと思っています。 丹沢という沢のルートに恵まれ、しかも沢のシーズンが長いゲレンデを近くに持っているためでしょうか。

 写真コンテストで浮雲メンバーが受賞
     2013年3月15日

OLYMPUSタフ自慢写真コンテスト「3rd Round Tough×山・空」において 浮雲のメンバー2名が受賞しました。 うちひとりが優秀賞、もうひとりが入賞でした。 コンテストは1枚の写真についての審査ではなく、何枚かで応募する形式で、 タフさが表現できているかで評価される形式でした。

優秀賞に選ばれた9枚の写真の一部です。


入賞に選ばれた9枚の写真の一部です。


今回の受賞を励みにして、今後もよい山行写真を撮って浮雲のホームページで紹介したいと思います。

 浮雲・体験山行その2
     2013年3月9日

 山の仲間・浮雲は仲間の数を増やしたいと思っているが、なかなか思ったように希望者は増えていない。 しかし一気に入会希望者が現われても対応できないので地道に自分たちの活動をするまでと居直っている。 ところが今年になって入会を前向きに考えたいと言うものが2名現われた。 一人はこの日記でも書いたように、体験山行を通じてメンバーとの顔合わせとなった。

 もう一人とも2回の体験山行をしてもらった。 彼の場合はロープを扱った経験が皆無で山の装備をあまり持っていなかった。 1回は丹沢の下棚沢左岸尾根から畦ヶ丸への登山だった。 ただピークに立つだけでは芸がないので途中に下棚沢のF3連瀑帯を訪ねるバリエーションを入れた。 この山行では時間を作って簡単なロープ操作を練習した。

 2回目は畦ヶ丸へ行ったのとは別のメンバーとで広沢寺・弁天岩に行った。 この山行では登る練習ではなく、ロープワークの基礎を身に付けてもらうのを目的とした。 装備はメンバー各自が使っていない物を貸し与えての練習だった。 これらの山行を通じて、あらたな世界を覗きたいと言う気持ちが芽生えることを希望している。

 浮雲・体験山行
     2013年2月17日

 山の仲間・浮雲も設立から2年経ち、もう少し仲間の数を増やしたいと思っていた。 久々に入会希望者が現われたが、浮雲は集会を実施していないので、山行での初顔合わせとなった。 早戸川側から蛭ヶ岳に登る計画とした。

 東京からの参加者もいたために、待ち合わせ場所は宮が瀬湖畔の鳥居原ふれあいの館駐車場とした。 ここからは登ろうとする蛭ヶ岳が展望できる。 蛭ヶ岳の左側には鬼ヶ岩の頭北東尾根も見え、数日前の降雪もあって、白馬の雪形が見えた。

 山の仲間・浮雲は現在新規メンバーを募集しています。 浮雲の山や登り方に興味を持ったら、気楽に声をかけてください。 経験の有無は問いません。技術のないかたにも責任を持って対応します。

 丹沢・円山木沢氷結状態調査(2)
     2013年2月5日

 まだ立春が過ぎたばかりで本格的な春はまだなのに、ここ数日は暖かい日が多い。 12月、1月と寒かったことが、暖かさを感じる理由なのかもしれない。 今年は寒い冬だったが、近場のアイスに限れば完全にはずれの年だった。 2月に入って南関東では20度を越えた日があった。 立春前の20度越えは40数年振りとのことだった。 もう円山木沢の氷は完全に終わったと想像できるが、2月5日にどうなったを確認に行った。

 林道は三日月橋から先は凍結していた。車で本間橋まで強引に入ったが、 四輪駆動・スタッドレスでもギリギリの状態だった。 林道は凍結していたが、沢には氷はまったく見当たらなかった。 所々に残る雪もザラメ化していて、山は完全に春の雰囲気だった。

 丹沢・円山木沢氷結状態調査
     2013年1月9日

 丹沢・円山木沢の氷結状態調査に行って来ました。 昨年の1月6日に行ったので、今年も同じような日にしました。 今年は寒い冬となっているので、氷の発達がよいのではとの期待がありました。

 山に入ると早戸川の水量の多いことに気付きました。 今回は本流の渡渉のために長靴を用意しましたが、この作戦が的中しました。 出合は写真のような状態で期待が膨らみましたが、下の大滝を見てがっかりしました。 昨年よりも貧弱です。

 左岸の経路を使って上の大滝まで行きました。 ここも昨年より貧弱です。 その差は下の大滝よりも顕著でした。 12月30日の暖かい雨で氷は振り出しに戻ってしまったのではと想像しました。 氷は一度の雨で落ちてしまうのを他で経験しています。 氷結状態はイマイチでしたが、暖かい日で気持ちよい半日ハイキングとなりました。 また時期を見て出かけるつもりです。

 2013年最初の山行
     2013年1月3日

 2013年最初山行は三つ峠・金ヶ窪沢でのアイスクライミングを予定していました。 昨年は1月8日に行ったのですが、氷はよく発達していて快適なアイスクライミングができました。 今冬は寒い年と言われ、事実12月は厳冬期なみの寒い日が多かったようでした。 当然、金ヶ窪沢もよく氷っていると考えていました。 ところが12月30日にまとまった暖かい雨の日があり、 残念ながら写真のような状態になってしまい、アイスクライミングに行くことをを断念しました。

 せっかく山に行くつもりになっていたので、代案を模索しました。 代案は沢登りでした。 丹沢の大山川を沢スタイルで登るという計画です。 大山川は最初の滝を越えてしまうと完全に水が涸れ、快適な岩登りが楽しめました。 正月の大山は多くの参拝客がいて、正月らしい光景も楽しむことができました。

 開放小屋に泊まっての冬山
     2012年12月24日

『開放小屋に泊まって冬山に登る』というテーマの記事が雑誌「山と渓谷」と「岳人」に掲載されました。 これに触発された訳ではないが、12月に2度開放小屋に泊まる山行を実施しました。 八ケ岳東面の「出合小屋」と南アルプス南部の「横窪小屋」です。 どちらの山行も小屋を私たちだけで占有させてもらい、快適な冬山が楽しめました。 特に南アルプス南部の茶臼岳の静岡県側にはコース上に三つの開放小屋があります。 今回のような悪天候が予想されたにもかかわらず山行を実施したのは開放小屋があるという安心感からでした。

横窪小屋では夜中に小屋の中を歩き回る音に目を覚ましました。 ライトを照らすと『テン』でした。 行き場を失ったテンと人間たちとのにらみ合いがしばらく続きました。 黄色の冬毛はふさふさとしていて、白色の顔には目が異常に光っていました。

このような小屋に泊まる場合は、食料を小動物に食べられないような注意が必要です。 ネズミが住み着いている小屋もあります。 横窪小屋では食料は壁に吊るしておきました。 しかし冬とは思えぬ暖かさだったために、食料係が雪に埋めておいた生肉が動物のえさになってしまいました。

 V字スレッド
     2012年12月11日

今冬は例年になく冬の訪れが早かったようです。 11月下旬からラッセルもやらされました。 八ケ岳では11月下旬からアイスクライミングができるようになったという知らせに、 今冬最初のアイスクライミングとして八ケ岳のジョウゴ沢に行ってきました。 あいにくこの時期としては強い寒波到来で、風雪のためにF2までしか行けませんでした。

今回は冬山に体を慣らすという目的の他に、 個人的にはV字スレッドにメインロープやスリングを通す工夫をいろいろと試そうと考えていました。 ジョウゴ沢はあまりの寒さに早目に引き上げ、 堰堤広場の氷でV字スレッドを作成しました。

V字スレッドに通すスリング類としてはループにした5mmと6mmのロープ。ループにしない6mmのロープ。 細身のテープスリングを試しました。 道具としてはスレッドフックだけでなく、自作の道具をいろいろと試して実用度をチェックしました。

私はいままでV字スレッドを使った懸垂ではロープスリングを捨て綱にしていました。 ところがダブルロープを直接V字スレッドに通せると聞き、今回試してみました。 これがスムーズにできれば懸垂で残置をしないですみます。 穴はスクリューであけた大きさではスレッドフックでロープを引っ掛けて通すのは難しいようです。 そこでガイドとして先に針金を通し、その針金にダブルロープを掛けて引き上げるとスムーズにできました。 たぶん他にもっとよい方法があるように思えました。

 丹沢の変化
     2012年10月30日

少し前までは丹沢の山歩きでは必ずといってもよいくらい鹿に会った。 ところが最近は鹿の姿を見ることが少なくなった。 登山者の見えないところで鹿の駆除が確実に進んでいるようだ。

鹿の食害によって林の中の下生えが消滅し、土がむき出しになっている哀れな姿に心痛んでいた。 藪がなくなって登山はたしかに楽になった。 しかし藪がない山はやはり異常である。

ところが最近なんだか下生えが復活してきたような気がする。 はっきりとしたデータからではなく、山を歩いてそのように感じるだけだ。 他の人はどのように感じているのだろうか。

そして木道がどんどん増えている。 植生保護からやむを得ぬことと思うが、何となく山が公園化してしまっているように思う。 木道は確かに快適だが、やはり登山では地面を歩きたい。 それも地肌むき出しの地面ではなく、豊かな植生に覆われた地面を。

 山ガール夏山フォトコンテスト
     2012年9月29日

オリンパス主催の「山ガール夏山思い出フォトコンテスト」に浮雲メンバーの2作品が入選しました。
受賞作品は下記の写真です。



 岳人8月号の記事についての注意とお詫び
     2012年9月4日

岳人8月号に当会が行ったヘイズル沢の記録が掲載されておりますが、掲載した溯行図において一部誤りがございました。 二俣の標高ですが、正しくは、1280m→1180m、1300m→1200mとなります。 岳人掲載の溯行図を見られて溯行された方で、 現在地確認に無用の混乱を与えてしまった方がおられましたら、ここに深くお詫び申し上げます。 また、今後、ヘイズル沢への入渓を予定される方で、この溯行図等を参考にされる場合は、 呉々もご留意いただきますようお願いいたします。

このような誤った情報発信は、本来あってはならないことです。 今後このようなことが起きない万全の注意を払うよう心掛けます。 山の仲間浮雲としましては、私たちの活動の紹介、 同好の人たちの計画立案や行動の際の一助になるよう引き続き情報発信に務めて参りたいと思っております。 今後ともよろしくお願い申し上げます。

 小川谷廊下の変化
     2012年7月20日

丹沢の小川谷廊下は滝の登攀だけではなく水と戯れたりする楽しさが手軽に味わえ、渓谷美と合わせて遡行価値の高い沢です。 私たちは夏にここを訪れるのを恒例としています。 今年も7月19日に遡行してきました。 今回は数日前の時間降雨が100ミリを越えるという記録的な豪雨の後のために水量豊富な小川谷廊下が楽しめました。

小川谷廊下の中ほどに特徴的なのっぺりした大岩があり、小川谷廊下の名物となっています。 大岩の右側がシャワーを浴びないと登れない滝となっているので、大岩をフィクスロープに頼って越えていました。 (下左の写真参照、2011年7月7日撮影)

ところが丹沢では昨年7月20日の台風6号による500ミリを越える豪雨があり、各地の渓谷の様相を一変させてしまいました。 小川谷では大岩の右側の滝が消滅し、大岩を登らなくても通過できるようになりました。 (下中の写真参照、2011年8月11日撮影)

しかし今回遡行してまた驚きました。 大岩の右側の滝が復活し、背後のミニゴルジュも大量の土砂で埋まっていました。 (下右の写真参照、2012年7月19日撮影)
廊下部分の釜や淵は全般的に土砂で埋まって浅くなっているように感じました。 昨年の豪雨できれいに洗い流されてしまった苔も、ほんの少しだけ復活しています。

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 雑誌「岳人8月号」
     2012年7月17日

雑誌「岳人」8月号に浮雲の記録が掲載されたました。 「岳人」は今年から『登れ!いい山』という季節ごとの山行記録の記事が特集の前に紹介されるという構成になっています。 8月号のいい山は北飛騨・天生湿原、北海道・大雪山、奥只見・恋の岐川、 そして浮雲の奥利根・楢俣川ヘイズル沢左俣右沢です。
浮雲は今後とも外部への情報発信に積極的に取り組むつもりです。

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 浮雲の山行数を解析
     2012年7月1日
2011年4月から2012年3月間の浮雲の山行数を解析してみました。

総山行回数は83回で月平均7回です。

ジャンル別回数は下記のとおりです。
雪山 10回(12%)
アイス 7回(8%)
スキー 3回(4%)
尾根 10回(12%)
岩 19回(23%)
沢 34回(41%)

以上をまとめると
歩く・滑る系 23回(28%)
攀じる系   60回(72%)
以上のような結果となりました。1年後は別の結果になっているかもしれません。



 雑誌岳人・新岳人写真倶楽部へ投稿
     2012年6月20日

以前、一ノ倉沢を登った時でした。 ヒョングリの滝の懸垂ポイントで順番待ちをしている時、私たちの後に並んだある山岳会の人ととりとめのない会話をしました。 その中で、山岳会の名前を知ってもらう一つの方策として、 山岳雑誌『岳人』の読者投稿ページである新岳人写真倶楽部への投稿をすすめられました。
その時以来、何回か投稿写真を掲載していただきました。 今月15日発売の7月号にも「山の仲間 浮雲」の名で投稿写真が掲載されました。 写真は平凡なもので他人様に見せるようなものではありませんが、個人的な思い出にはなると思っています。


 東丹沢ヤマビル生態調査
     2012年6月4日

浮雲では地元の山丹沢を季節を問わずに広く歩きたいと思っています。 しかし東丹沢はヤマビルの生息密度が高く、どうしても季節限定になってしまいます。 今年の春は夏には入りたくない東丹沢の沢に意識して入りました。
4月には早戸川瀬戸ノ沢、鳥屋待沢、四町四反ノ沢、5月になって蛭ヶ岳、キュウハ沢とヤマビル生息地への山行が実施されました。 4月にはほとんど見かけなかったヤマビルは5月になると目にするようになり、 それも後半になるに従って活動が活発になるのを身を持って確認しました。 たまにメンバーの一人か二人が吸血にあう程度でしたが、 もう浮雲では晩秋まで東丹沢に入る人はいないでしょう。 5月末をもって、浮雲による東丹沢ヤマビル生態調査は終了しました。

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 白馬岳の雪形「代かき馬(シロカキウマ)」
     2012年5月14日

北アルプスには白馬岳、五竜岳、爺ヶ岳に代表されるような雪形がたんさんあるようです。 後立山は麓から主稜線の全貌がよく見えるので雪形が古くから生活と密着していたのでしょう。 雪形を探しながらの山岳展望は山の楽しみの一つです。
昨日は小日向山に登りました。 小日向山は標高は2000mに届かないものの、北アルプスの展望台として価値の高い山です。 なお小日向山は「おびなたやま」と読むようです。 GW後半の杓子岳と2週続けて猿倉からの登山となりました。 先週と違って素晴らしい晴天に恵まれて山岳展望を欲しいままに楽しみました。 猿倉の登山者用臨時駐車場からも、小日向山山頂からも代馬の雪形がよく見えました。 今年はちいつもと比べると形がまだちょっぴりはっきりしていない感じを受けました。

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 丹沢の水温調査
     2012年4月19日

いつもは山に雪があれば、できるだけ雪を追い続ける山を目指してきました。 今後もこの姿勢は持ち続けたいのですが、今年はメンバーの中に雪の季節から沢へ行きたいという声が聞こえてきました。
シーズン初めの沢はいろいろな心配事もあります。 その一つが水温です。3月24日の流れノ沢に最初の水温調査と称して出かけました。 やはり水は冷たいとの結果でした。 少しあいて、4月中旬に瀬戸ノ沢、弥七沢左俣と調査しました。 結論としてはもう十分丹沢の沢を楽しめる季節と解りましたが、 水温は標高や山の向き等で相当違うという、あたりまえのこと認識させられました。 浮雲による丹沢の水温調査は終了し、これからは不安なく沢に入ります。

 富士山の雪崩
     2012年3月21日

富士山の雪崩と言えばスラッシュ雪崩を思い起こします。 過去に地形を変えるような大規模なものもあり、また大山岳遭難を起こす原因として知られています。 富士山をよく知る新田次郎も作品の中に取り入れたりしています。 私もスラッシュ雪崩による被害を間近に見たことがあります。
昨日、宝永山の第2火口に登りました。 火口はいつになくしっかりと雪が付いていました。 火口縁は雪稜となっていて、雪庇状の箇所が一部ブロック雪崩となって火口壁に落ちていました。 雪稜のすぐ下にははっきりと破断面を見えている表層雪崩跡も見られました。 また第2火口の広い沢状となった斜面には点発生と思われる表層雪崩跡のデブリが広がっていました。

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 広沢寺・弁天岩での顔合わせ
     2012年3月7日

浮雲は昨年3月に活動をスタートしましたが、新メンバーは積極的に増やさない方針でした。 しかし基礎も固まり、先細りを防ぐために今年から新メンバーを募集するという方針に変えました。
HPを見て浮雲の活動に興味を持った人が現われ、広沢寺で顔合わせとなりました。
広沢寺は2日前のこの季節としてはまとまった降雨のためにほとんどのルートが濡れていました。 ハイキングへの転進も考えましたが、乾いたラインもあったのでなんとかクライミングができました。

ニュースですが、岩場の近くに新たにトイレが設置されました。 広沢寺の岩場を守る会の熱意が厚木市を動かしたと聞きました。

 丹沢・白馬尾根の雪形
     2012年3月1日

2月29日に神奈川県で雪が降り、今年2回目積雪がありました。
新雪の丹沢にでかけたついでに宮ヶ瀬湖畔の鳥居原ふれあいの館に寄り、白馬尾根の雪形をチェックしました。
真っ白となった白馬を期待したのですが、ちょつとまだら馬でした。

 丹沢・円山木沢その後
     2012年2月11日

1月17日の報告の後、丹沢では寒い日が続き、アイスクライミングの報告も伝え聞きました。
しかし2月6日7日と暖かいまとまった雨があり、滝の氷は溶け落ちて惨めな姿となってしまいました。
下の写真は2月11日の円山木沢・上の大滝です。今年は残念ながらチャンスを逃しました。

 丹沢・円山木沢の氷結状態
     2012年1月17日

昨年は丹沢でもアイスクライミングが楽しめました。 今年も丹沢でのアイスクライミングが楽しめたらと、円山木沢の氷結状態を偵察に行きました。
下の大滝はまだ氷が薄い状態でした。

上の大滝は氷の発達状態はまずまずですが、上部に少しつながっていない箇所がありました。

 雑誌「岳人」と浮雲
     2012年1月15日

雑誌「岳人」からアンケートや山の紹介等の依頼が時々ある。 浮雲の存在を知ってもらうために可能なかぎり協力している。 浮雲の立ち上げから今までに下記の号に書かせていただいた。

2011年7月号
[第2特集]食べるを楽しむ夏めし
◆知って得するアイデア

2011年8月号
[第1特集]盛夏 水辺の道へ
◆魅力の11コース

2012年2月号
[第2特集]知って得する雪山の裏技
◆テント生活&便利な道具いろいろ