神奈川県の「山の仲間 浮雲」の記録です


山行記録

杓子岳双子尾根

2016年5月1日〜2日



"気持ちの良い雪稜歩きでやがて杓子尾根とのJP”



 前泊した梓川SAを5時半頃出て猿倉へ向かうと雨が降り出し、駐車場に着くころには結構な強さ。 車中で待機して二度寝してもなかなか止まず、仕方なく小雨のなか準備しているとすぐに上がり、 9時頃に行動開始。 最初は雪無し。尾根が台地状になるころから雪の上を歩けるようになり、目指す双子尾根も見えてくる。 大きな斜面をトラバースして急傾斜を登ると双子尾根末端と小日向山との鞍部。 ここまでは前後にたくさん人がいたけれど、ほぼ皆スキーヤーかボーダー。

 風が強く天気は曇り。尾根の上を見ると真っ白。 もうこのコルでテント張ろうかな、という思いもよぎりつつ 翌日の好天予報を信じて雰囲気の良さそうな樺平を目指す。 スタートということで何となく、名前の由来だという双子岩にタッチして、いよいよ尾根へあがる。 徐々に尾根が痩せて急になってくると避けようもなく藪へ突入。辛い。辛い。 やがて眼下に目印の大きな樺の木が見えて樺平到着。我々の他はソロのスキーヤーの一張り。 前日JPを目指したけれどあまりの強風の為、停滞したという。 樺の下の窪地に立派な風除けの雪が積んであったので利用して幕営。 白馬の山々に囲まれて確かにとても雰囲気が良い。晴れて欲しいが結局天気は変わらず夜中も強風。

 翌朝。明るくなる頃には風は止み、6時半頃雲も晴れ始めたので出発。 キャンプ地のすぐ上に見える岩場は右から自然に巻いて稜線へ。 数日中、積雪があったようでルートにトレースは無く嬉しい。 天気もどんどん良くなり晴れて暑い。1時間程でもう一つの岩場が出てきた。 右から巻けそうだけど先の方の雪が割れてるので結構長くトラバースしてから急な雪面を登らないといけない。 雪がグズグズで大変そうなので岩を登ることにして上がってみるとものすごく脆くて悪い。 恐々上まで行き、結局同行者には岩場の先までトラバースしてもらい、雪面の登りで上からロープを出した。 ここからは気持ちの良い雪稜歩きでやがて杓子尾根とのJP。


 だんだん傾斜が急になり頂上間近は岩混じりで緊張する。 山頂から殆ど水平に伸びた雪庇を左手に見て最後は短いながら急な雪壁。 下より雪の状態は良く、問題無く登れて9時半に頂上着。黒部側からの風が強い。 これであんなすごい雪庇が出来るのか、、下から見てなかったら際どい所まで行ってしまいそう。

 下山は怖いのでしばらく対面で。傾斜が緩んでも湿っぽい雪がすぐにダンゴになって歩きにくい。 登りの岩場を避けたくてJPの下からは長走沢を下る。大きく雪崩ることはないだろうと判断。 樺平でテントを撤収して再び、藪が嫌なので長走沢を下って適当な所で登りで歩いた台地状の尾根へ。 あとは同じ道を戻って13時半ころ駐車場に帰着。白馬三山の見える温泉から歩いたルートを眺められて満足。

 GWということでもっと人がいるかと思っていましたが下山時に杓子尾根からの1人に会っただけで好天の下、 トレースもほぼ消えたルートを歩けて幸運でした。(登山には少し遅いからか、駐車場もスキーヤーばかりでした。) 危険箇所や雪崩への判断など、本当に正しかっただろうかと思い返す部分は色々有り、 自分にとっては重要な経験になりました。
(記事:Is)

5月1日
天気 くもり
猿倉駐車場9:00〜11:30小日向のコル〜12:50樺平

5月2日
天気 はれ
6:30樺平BC〜8:50ジャンクションピーク〜9:30杓子岳山頂〜10:10ジャンクションピーク〜 11:15樺平BC12:10〜13:30猿倉駐車場

メンバー:Is、他1