神奈川県の「山の仲間 浮雲」の記録です


山行記録

小川山・烏帽子岩左稜線

2016年7月3日



"最終ピッチのチムニー”



 Hさんに誘われてから自分にとって当面の目標としていた今回のルート。 何度かの岩トレと山行で2人でロープを繋ぐ経験を積み、いよいよ、梅雨あけを待たずに計画実行。

 前泊の道の駅で3時起床。キャンプ場で車を停めて5時前には歩き出した。 アプローチも問題無く、30分もかからずに取り付きに到着。

(1P -4P/Isからツルベ)
樹林の中でちょっと暗い雰囲気の出だし、すぐにテラス状になる。 終了点が分からずさらに上へ、クラックのある壁を少し上がると松の木が有り、そこからルートが分からずここで切る。 続く2、3Pは短く切って4P、階段状?フェースを上がると大きなピナクルのある稜線に出る。 雲は多めだけど廻り目平周辺の見晴らしが良く気持ちが良い。

(5P-6P)
しばらくコンテで岩稜歩き?ブッシュ

(7P-9P)
基本的には尾根沿い。

9P/Is
リッジ横のバンドで切るべき所をリッジ沿いそのまま上まで登ってしまい 先はクライムダウンしなければ進めないけれどかなり不安定。 ここはセカンドで来たHさんにスリングでアブミを掛けてもらい無事に戻る。


(10P-12P)
ルート図で怖いトラバースとある所。一段下の足場を使うと安定する。 続いて露出感のあるリッジ沿いのピッチは風が強くロープが煽られる。 クラックの13P手前の広いテラスで上着を着て休憩。8時半。風が強いものの日差しは有り天気は大丈夫そう。

(13P/H)
はっきりしたクラック。中間地点にカムが1本残置されている、、けど壊れてるのか外れなかった。 ここはHさんが余裕でリード。続いてIs、慣れないジャミングでつま先が痛い、けど楽しい。 クラックはすぐに終わって歩いて懸垂下降点へ。

(14P)
懸垂下降

(15P/Is)
チムニー状の岩の隙間を抜けて次の下降点へ。

(16P-17P)
懸垂下降-最後のチムニー下へ。

(18P/H)
最終ピッチは上に向かってだんだん狭くなるチムニー。 リードのHさんを見てよく観察し挑戦。 中間でザックを下ろしてスリングでぶら下げ、バックアンドフットでジリジリ上がる。とってもしんどい。 最後はオフウィドウズ。無理。。手前で向きを変えたいけれど中々身動きが取れず苦戦。 まさに岩に挟まってる自分。。残置されたカムを思い出す。 ヒーヒー言いながら時間をかけてなんとか左のフェースに逃がれて終了点へ。最後の最後にこれはかなりの満足感。

 下山はすぐ先のコルから、トポ通りに、テープを追って行くとほぼ迷わずに40分ほどで、 昼前には車まで戻ってこられた。

 今はフリークライミングのイメージが強い小川山の岩場で、烏帽子岩左稜線はちょっと異質なアルパインルートだ。 18ピッチと聞くと、まず長さに驚くが、歩きや懸垂下降も含み、 クライミングもクラック、フェース、チムニーと変化があって飽きることが無いし、 稜線をずっと進んで行く縦走的な楽しさがある。 残置も少ないので支点の取り方やルートファインディングなど自分にとっての課題も見えて、 とても充実した山行となった。
(記事:Is)

天気:曇りのち晴れ
廻り目平キャンプ場04:45〜05:10取り付き〜08:30クラック下〜10:30終了点〜11:25キャンプ場

メンバー:H、Is