神奈川県の「山の仲間 浮雲」の記録です


山行記録

剱岳・八ツ峰(一・二峰間ルンゼ〜本峰)

2016年7月23日〜25日



"これから登る八ツ峰、本峰が全貌をあらわす。かっこいい、そして美しい。”



 昨夏、明神岳X峰台地にて休憩中、「Gさん、来年は剱に行きませんか?」とお誘いして早一年。 今年五月頃に目標を「八ツ峰主稜・チンネ左稜線」と設定して、互いにトレーニングを行った。 予定日は梅雨明けしているであろう7月末にしたが、前日まで天気に振り回された。 幸いにも出発数時間前に北陸地方の梅雨明けが宣言された。(晴れ男を確信。)

7月23日
 扇沢駅員によるいつもの面白いお弁当売りトークを聞き始発に乗って室堂。 快晴、立山が美しい。前回、室堂を訪れた時はUさんとの残雪期、丸山中央山稜。 この山もいい山だったなぁ、と振り返りながら歩いた。雷鳥坂にさしかかるとペースが落ちた。 最近、重荷を背負って縦走していないな、と反省。

 剱沢は右岸をしばらく行き、途中から雪渓にのって長次郎谷出合。 事前の情報によると雪渓は例年のお盆過ぎの状態との事で、時間もまだあるし荷物をデポして、 明日の一・二峰間ルンゼ(八ツ峰主稜)取付きを偵察しに行く事とした。 ルンゼ出合の雪渓は崩壊して雪渓つたいには行けない。シュルンドも大きく深い。 かろうじて繋がっている雪渓(薄くいつ崩れるか分からない、 足を滑らせたら深いシュルンドへIN!)で右岸のガレ場にのる。 テントも張れそうな岩小屋を確認して真砂沢へと向かった。

7月24日
 03:00真砂沢テント場を出発。私はなぜか八ツ峰主稜の入口にも関わらず、 本日の核心部を昨日トレースした取付き右岸ガレ場にのる雪渓に設定していた。 翌日分の水、重荷で慎重に雪渓を越えて右岸ガレ場にのった時は八ツ峰主稜の9割を終えた気分だった。 ルンゼを忠実に詰めてコル。一・二のコルへ出たはずだが、はっきりしないので一峰には登らず先へ進んだ。 これから登る八ツ峰、本峰が全貌をあらわす。かっこいい、そして美しい。

 五・六のコルへの懸垂は慎重にロープの流れを考え、懸垂支点を探しながらピッチをきってコルへ降りた。 位置確認がはっきりできたのは五・六のコルのみ。 六峰も大きく下降するまでどこがピークか分からなかった。 そして八峰を登っているつもりが、実はそこが八ツ峰の頭であった。 八ツ峰のルート取りは常にリッジ上でもなく前穂高岳北尾根の様に顕著な岩峰でないと感じた。 途中、三ノ窓側への懸垂はシュルンドの中へ降りたりとルーファイ力も必要だろう。 我々は登りでロープは出さなかったが、メンバーの力量、荷量によっては六峰から先はロープを出しても良いと思う。 11:15八ツ峰の頭、Gさんと握手。


 念願の八ツ峰、天気にも恵まれ楽しい縦走となりました。次は雪のついた八ツ峰に挑戦してみたい。
(記事:H)

7/23
室堂08:50〜10:40剱御前小舎〜1220長次郎谷出合〜13:20一・二峰間ルンゼ取付き(偵察)〜14:30真砂沢TS

7/24
TS03:00〜04:20一・二峰間ルンゼ取付き〜06:00一・二コル〜09:00五・六コル〜10:50八峰〜 11:15八ツ峰の頭