神奈川県の「山の仲間 浮雲」の記録です


山行記録

丹沢・鳥屋待沢左俣

2012年4月29日



”まだシャワーを浴びたくなる季節ではないが、水は4月とはおもえないほど温んでいた”


 5月の時期の沢登りはまだ寒いのが当たり前だと思っていましたが、天気予報は晴れで気温は20℃以上! 春を通り越して早くも夏日となった天候での沢登りを楽しんできました。

 真夏になってからはヒルの出没が多くて行くことを躊躇してしまう山域にある沢、鳥屋待沢の遡行をしました。 この時期、予想外の気温上昇にヒルの出没があるだろうと思いながら鳥屋待沢の出合いへ到着し、 沢支度を済ませて歩き始めてみると、ヒルの気配は感じられませんでした。 ヒルを気にせず歩き始めて堰堤を越えた所から入渓をしました。


 鳥屋待沢は大山三峰に突き上げる沢で、 途中で沢が二俣に分かれます。 最初は河原歩きから段々と大きな岩が現れ、緩やかに流れる沢歩きという感じです。 適度な小滝と釜を持った場所も度々現れ、単調な沢歩きに刺激を与えてくれます。 私はまだ沢慣れしていない為、見た目で何処が滑るのか?と躊躇しながら歩いていました。 それでも沢を歩くのは楽しく、小滝が現れると登りたい気持ちになりました。 次第に暑くもなってきてシャワーしてもいいくらいの気分です。水の冷たさを全く感じず気持ち良いくらいでした。 12m大滝を越えるとその後は小滝とゴルジュの連続でした。 豊かな水量で流れる鳥屋待沢は5m程の滝も直登でき、ゴルジュも楽しませてくれました。

 途中、休憩をした際にヒルチェックをしてみると、 なんと小さなヒルが靴の中に入り込もうとしているのを発見し、すかさず退治しました。 何処で付いたかわかりませんが、恐らく滝の高巻き等で付いたのだろうと思います。 その後も休憩の際にチェックしてみるとスパッツの中に侵入してるのを発見しましたが、 結果的には最後まで吸血されずに済みました。

 沢が二俣に分かれる所で左に進路を取ります。 左俣には「マク岩」なる巨大な岩壁の存在があるのを密かに楽しみにしていました。 その名前の通り、巨大な幕を引いたような1枚岩の岩壁が突如現れます。 知らない人には人工で作ったコンクリート壁に思ってしまいそうな程の岩壁が続いています。 自然の作り出した造形物に感動し、もっとゆっくり眺めていたかった程でした。

 マク岩を過ぎると10m程の滝が現れその後もミニゴルジュが続きました。 5m程のハングした滝が現れたので巻きましたが、沢へ戻るのに良い場所が無かったようでそのまま尾根に上がりました。 登山道に向かって急峻な尾根を登り、詰め上げた場所は三峰山の山頂でした。 山頂に詰め上げたのはなんだか気分が良かったです。

 下山は宝尾根で車の場所まで戻る予定でした。 標高600m付近で尾根が大小屋沢の方へ分かれる箇所があり、ルートを間違えやすい場所でした。 案の定そのまま大小屋沢の方の尾根へまっすぐ向かってしまいました。 戻るにも結構下ってしまったので、そのまま林道へ向かって尾根づたいに無事に下山をしました。 最後のRFが目的の尾根で下山が出来なかったのは残念ではありましたが、良い天候に恵まれた沢を楽しめました。
(I記)


4月29日 天気:はれ
宝尾根末端8:30〜11:20二股〜11:30幕岩〜13:45三峰山頂〜宝尾根〜マス釣り場〜15:45車

メンバー:U、I、F、S(山の仲間 浮雲)