餃子物語 第7話 王将の話
気軽に餃子を食べられる店…と言われて真っ先に思い浮かぶのが「餃子の王将」という人は多いだろうが、確かに「王将」は餃子を中華の定番メニューに押し上げた店の一つといっても過言ではない。 近畿を中心として中華料理店をチェーン展開している「王将」だが、京阪神在住で一回も王将で食事をしたことがない人間はかなりのボンボンかお嬢様といえよう。近畿では某す●い●ーく系中華レストラン「●ーミ●ン」よりも信頼されるブランドイメージがあったりも。 この「王将」。近畿では有名な話であるが、「京都王将」と「大阪王将」の2派に別れているのをご存じだろうか?元は「王将」と言う1つのチェーンだったのが、昭和44年頃兄弟喧嘩のような形で「大阪王将」が分派として飛び出したそうである。 その当時は大阪王将とは呼ばず、ただ、お城のマークに王将と名乗っていたのだが、「会社組織が別なのに王将と名乗るのはおかしい」と京都側から苦情が出たのに対して「のれん分けの時、王将という名前で良いと言ったではないか」と大阪が反論し、裁判の結果お城マークに大阪王将と書いて統一することで決着したということだ。(シュークリームのヒロタも同じなのだが...近畿以外の方すみません)「大阪王将」には小規模店舗が多く、「京都王将」には小規模店だけでなく大規模な店舗もあったり全国的に店舗展開していたり、という違いはあるにせよ、品が安くてたくさん食べられるかわりに店の外装・内装にはあまりこだわらないという面では双方共通している。 京都で王将と言うと、「餃子一日100万個、豚肉一日2000トン 〜 食は万里を超える」のCMのフレーズで有名なのだが、「大阪王将」は「(京都)王将」に対して、妙な敵対心を抱いているようで、「王将」のことを「京都王将」等と呼んでいるが、知名度としては全国展開している点でも「京都王将」の方が優位にある。 十年ほど前までは「京都」「大阪」の見分けは付けにくかったのだが、最近は結構わかりやすくなっている。京都王将:白地に赤と黄色のストライプ。「餃子の王将」と書かれている。大阪王将:地色は決まっていない?大阪城のマークが入っており、「大阪王将」と書かれている。 以前は京都は中華全般、大阪は餃子専門(メニューには餃子とビールしかない)といった感じで区別できたが、今では大阪王将もほとんどの店で中華をやっていて、又その店独自のメニューで営業しているので店によって個性が異なり、味も少し違うらしい。
値段としては、京都王将が餃子1人前180円に対して大阪王将は200円である。 もちろん味の好みは個人によって異なるので、どちらが美味しいかは食べた人に判断してもらうことになるのだが。 例えば彩華の友人は京都王将の餃子を「パサパサして美味しくない」と言っていたし、別の友人は大阪王将を「堅い」と言っていた。 大阪王将と京都王将の見分けは容易いが、フランチャイズと直営の違いを看板のフォントで判別できるようになることがフリークへの第一歩である。
(この項終り)
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