いろいろ

 







資料コーナー

 物好きな方は、連絡ください。
  


名 称 概 要 そ の 他
安全衛生訓練 (一般編) パワーポイントで作成しました。たいしたことはありません。安全訓練に使います。
自社にあうように修正して使用するといいかもしれません。
1.90MB


物好きな方は、メールください。
宅ファイル便で送ります
安全衛生訓練 .(クレーン作業編)  
同       上

1.12MB
物好きな方は、メールください。
宅ファイル便で送ります。
安全衛生訓練 クレーン転倒事故事例 パワーポイントで作成しました。自社で実際に発生したクレーン転倒事例を公開し、検証しています。監督署や発注者からは、厳しく指導されました。
3.94MB
物好きな方は、メールください。
宅ファイル便で送ります。
安全衛生訓練 土工事編 パワーポイントで作成しました。掘削積み込み運搬作業の安全訓練で使用しました。たいしたものではありません。1.35MB 物好きな方は、メールください。
宅フィァイル便で送ります。  
その他 拙作でよければ、試験で書いた論文をお送りします。希望者は、メールください。     


資格試験、受験体験記

 

労働安全コンサルタント  コンクリート技士  宅地建物取引主任者  コンクリート診断士  技術士建設部門  技術士総合技術監理部門) )

 私は、資格マニアではありません。業務上必要に感じたことや、専門知識を習得したいがために受験したものばかりです。資格を持っていればいいというのではありません。資格を持っていようと持っていまいと、結局は本人の実力です。資格を持っているからといって、優秀だということではありません。逆に、資格を持っていなくても素晴らしい方はいくらでもいます。つまるところは実力でしかありません。
 資格は狭義の技術ミームだと思います。桃論p.175(桃知利男著)によると、『例えばふぐの調理師免許のようなものです。これは、相手の「能力」に対する期待と信頼を担保します。ふぐ屋を開業するには調理師免許は最低限の適応課題であり、これも「技術のミーム」に違いはありません。・・・中略・・・・・しかし、店開きしたふぐ屋が繁盛するかどうかの要因は、このような「狭義の技術ミーム」とは別のところにあります。調理師免許を持っていることと商売が繁盛することはイコールで結ばれることは絶対にないはずです』・・・と書かれています。資格取得は目的ではなく、資格を取得したしたあとの資質向上努力が本来的なものであるはずです。        

    @労働安全コンサルタント(1996年、1回で合格)

 これは、筆記試験と、筆記試験に合格した者が受ける口述試験があります。私の場合は、筆記試験は福岡市、口述試験は大阪で受験しました。 筆記試験に合格できれば、かなり高い確率で口述試験には合格できます。私は、筆記試験終了後、回答をチェックしたら、正答の自信が7割程度あり、合格したという実感をもちました。
 しかし、この資格は、持っている人があまり居ません。私が推測するには、試験が難しいというより、この資格試験の存在が、あまり世に喧伝されてないから、だと思います。そう難解な試験ではありませんでした。
 要は、土木技術者は、施工のプロであると同時に安全のプロを目指すことが必要ではないかと思います。


あまり、有名でない国家資格なので、少し詳しく説明したいと思います。
労働安全コンサルタントとは
  労働安全衛生法第81条から86条に基づく国家資格で、労働安全コンサルタントという名称を用いて他の求めに応じ報酬を得て、業として労働者の安全の水準を図るため、事業場の安全診断と指導を行うための資格です。 

受験資格
 @理工系大学卒業後安全に関する実務経験5年以上
 A理工系等の学科卒業後実務経験10年以上
 B1級土木施工管理技士
 C1級建築士
 D技術士試験合格者
 BからDの資格取得者は筆記試験の一部免除や実務経験も不要になり有利です。

申し込みから試験まで
 @毎年7月から8月にかけて受付がはじまります。自分は、Bで「土木」分野の受験でした。免除は、試験が他の受験者より早く終わります。
  私の場合、願書は労働基準監督署に行ってもらってきました。
 A試験
  筆記試験  
  毎年10月中ごろ、北海道安全衛生技術センター、東北安全衛生技術センター、中部安全衛生技術センター、近畿安全衛生技術センター、中国四国安全   衛生技術センター、九州安全衛生技術センター及び東京都内(虎ノ門パストラルなどで実施されます。筆記試験の合格は12月中ごろに発表されます。
 B口述試験   
  筆記試験合格者のみ、翌年の1月下旬から2月上旬にかけて東京、大阪で実施されます。
 C24,700円也
 D最終合格率  約20%前後。 2002年度は1355名の受験者に対して最終合格者は248名。18.3%でした。

私の受験勉強
 参考書は以下に
 @「これからの安全管理」   3,500円ぐらい 中央労働災害防止協会
 A「安全の指標」          500円ぐらい  中央労働災害防止協会
 B「安全管理の実務」     2,000円ぐらい  中央労働災害防止協会
 C労働安全法規類            各社による
 D労働安全コンサルタント標準問題集 4,000円ぐらい  日本労働安全衛生コンサルタント会
 E作業主任者講習時のテキスト(足場の組立解体とか土留め支保工などの作業主任者講習のテキストです)


筆記試験
  まずは、@からBの参考書を読んで理解することだと思います。それから理解度をチェックするためにDの問題集をやってみるのがいいと思います。問題集に中心をおいた勉強方法では、禍根を残す確率が高いと思います。
  法規関係は、眠くなると思いますが辛抱して「労働安全衛生法」「労働安全衛生規則」「クレーン則」などを主体に数回は読んでおいたほうがよいと思います。
  「安全コンサルタント」を受験するのですから、安全を中心に学習し、衛生関係の勉強に比重はかける必要はありません。衛生関係の問題は、1問程度が出題されるぐらいです。酸欠などの知識は必要ですが。
  勉強期間は、年齢や集中力など個人差がありますが、毎日1時間程度で最低4ヶ月ぐらいは必要かなと思います。
 
口述試験
 @口述試験の概要
  口述試験の目的は、受験者が労働安全コンサルタントとして活躍できるかの資質を確認するための試験であり、ふるい 落とすための 試験ではありません。難解な専門知識を問われることはありません。簡単にいえば、常識を持った人かどうかを チェックするような試験です。
 A勉強方法
   私は、質問に対して即答できるように、想定問答として自分の考えをレポート用紙などにまとめて考えを整理しておきました。(以下 、aからk)
   a.労働安全コンサルタント受験の動機 b.労働安全コンサルタントの資格をどう活かすか c.労働安全コンサルタントの社会的使命はd.建設業における労働災害の現状と問題点は e.安全に関して、最近関心のあることは f.労働災害をなくすためにはどうしたらよいか g.あなたが最近行った安全改善事例は? h.セーフティアセスメント指針を活用していますか? i.安全確保に、物・人・管理のバランスをどう取ればよいか j.あなたの経歴と現在の仕事は k.安全管理についてどう考えているか、以上を想定問答として、事前にまとめておきました。
   また、最近の大きな労働災害について、調べておくことも必要だと思います。特に、最近では、労働安全衛生マネジメントシステムのことが聞かれるのでは、と思います。

  口述試験の質問に対して、正解があるわけではありません。ひとり一人立場や経歴が違うので、回答に個人差がある のは当然です。各自、自分が行っている仕事(安全)に対する、基本的な考え方や、取り組み方など、姿勢を問われるため、普段の安全に対する取り組みが真摯であれば問題はありません。
   
 B注意事項
  面接の基本的なマナーを守ることや、身奇麗にしておくことも大切です。私は日頃は着慣れないスーツを着用しました。
また、絶対にしてはならない事として、行政に対する批判(特に労働行政)、資格取得のみが目的で活用する意思がない事、安全に対して否定的な考え方や投げやりな態度、などは禁物です。

 C私が経験した口述試験の流れ
 1.筆記試験に合格すると、受験日や指定された時刻、受験場所を記載した受験票が郵送されてきます。
 2.指定時刻の30分前には来るように指示されていますが、質問書に答える必要がこあるので、少なくとも1時間前に は 着いて受付を済ませておくことをすすめます。
 3.受付を済ませ本人であることを確認されたら、用紙(当時はB5)を手渡され、質問書に答えるように指示されます。 私が受験したときは、控え 室は広い部屋で口述試験を受けにきた受験者がバラバラに座っていました。任意の場所に着席して質問書に記述します。
 4.質問書の内容は、(1)労働安全コンサルタント試験の受験動機(2)労働安全コンサルタントの資格をどう活かすか、などと書かれているようですが、平成8年2月2日の場合は@労働安全コンサルタントの社会的使命はA労働災害防止活動の経験はB最近、特に関心を持った労働災害は?・・・・・・・・の3点でした。
 
 これらの質問の回答が、口述試験に利用されます。誤字などの心配があるなら、国語辞典等を見ても差し支えありません。

 5.あとは、順番がくれば係員の方が呼びにくるので、ひたすら待つばかりです。
 6.呼ばれたら「はい!」と返事して、質問書を提出します。
 7.係員から試験室前まで案内されます。全ての荷物は持参していきます。(控え室には戻れません)
 8.試験室前の椅子に座り、先に受験している人の口述試験が終わるのを待ちます。時々、口述試験の声が聞こえてきますが、落ち着い    て動揺しないことが必要です。
 9.係員から呼ばれるので、荷物を持って入室します。(面接試験のマナーを守ります)
10.室内には試験官が3名居て、あなたの挙動を観察しています。試験は、約20分ぐらい質問されます。積極的にハキハキと礼儀正しく答   えます。
11.口述試験が終わったら退室し、そのまま帰ります。(面接のマナーを守ること)

D私のの口述試験の概要
 1.労働安全コンサルタント試験、受験の動機は?
 2.(質問書に書いた、私の回答から)あなたは、新工法、新技術、高齢化社会の到来により労働安全コンサルタントの役割がますます重    要になると書かれていましたが、具体的にどういうことですか?
 3.あなたは、施工計画の審査や安全訓練の講師をつとめている、と書いていありました。何に注意してどのように審査しているのですか?
 4.これまでの、あなたの経験を述べてください。
   (いろいろと体験を話した中で、現場におけるヒヤリハット体験を述べたところ・・・・・・・・)
   それに対して、あなたはどういう対策を取りましたか?
 5.最近関心を持った労働災害について、あなたはクレーンの転倒を書いてありましたが、なぜ、転倒するのですか?
   (過負荷防止スイッチを切ったり、アウトリガーの処置などが原因ではと思います・・)と答えると
   なぜ、クレーンのオペレーターはリミッタースイッチを切るのですか?と質問されました。
 6.最後に足場の倒壊の原因について、いちばん重要だと思われることを、ひとつだけ述べてください。(大阪市において大きな足場倒壊事 故が発生したばかりなので、このような質問があったと思われます。)

  だいたい、以上のような質問がありました。試験は16:30から始まり、16:50頃には終了しました。

 あとは、3月に合格発表がありました。私の氏名も、官報に掲載されていました。
 参考 →日本労働安全コンサルタント会(私は、入会していません)

労働安全コンサルタントの受験のためのホームページが出来ていました。ここです。(2005/4/15更新)
   

    Aコンクリート技士(1982年、1回で合格)

 この試験は、難しい試験でした。合格した手ごたえが感じられなかったのです。
参考書は、コンクリートの専門図書1冊と日本コンクリート工学協会の「コンクリート技術の要点81,」とコンクリート技士試験問題集で勉強しました。
 私の試験勉強は、参考書中心です。問題集は、最後に確認の意味で、過去問題をチェックします。参考図書を主体にする理由は、問題集中心で合格したとしても、ただ資格を取ることだけにしたくないからです。また、問題集を中心にすると、ひねくれた問題には対応できなくなると思います。
 

    B宅地建物取引主任者(1976年頃、1回で合格)

 この資格は、五者択一方式で50問出題され、65%から70%程度の正答率で合格します。合格率は15%前後です。
当時、宅地建物取引主任者試験がブームになっていました。先輩や知人が、勉強していました。なかには、資格学校に通いながら、勉強しているひとも居ました。この頃、会社では宅地造成など民間土木工事も手がけていました。そこで、宅地建物取引の知識が必要だと思い、受験しました。
 自分は、お金がないので、独学にしました。住宅新報社の「宅地建物受験100講」という本と問題集を購入しました。試験が10月の第4日曜日だったので、9月1日から、、「100講」を主体に勉強をはじめました。出題傾向を調べてみると、2,3,7章から問題の80%が出題されていたので、2,3,7を主体に、ひたすら読み込みました。勉強時間は毎朝のトイレタイムと帰宅後1時間は勉強しました。これは毎日続けました。
 1章は、滑り止めとして勉強しました。2,3,7を完璧に覚えれば、合格点70点は、取得可能と判断したのです。問題集は、最後の1週間に少しだけ、確認の意味で、見ただけでした。
あとから、自己採点すると80%の正解の自信がありました。結果は、合格していました。
 しかし、この資格、現在、ひとつも活かされてないのです。ペーパードライバーです。合格しただけで、何も知らないというのが実情です。取得した意味がない、という状況です。

    Cコンクリート診断士(1回目不合格、2002年の2回目も不合格2003年目も不合格(*_*)2004年度は総合監理部門の勉                 強で受験しませんでした。いつかリベンジしてやるぞ)

コンクリート診断士を受験して(2回目)

この資格は、公的資格ではありますが、国家試験ではないので、法的な制約や権利はありません。しかし、これからコンクリートのメンテナンスが増加することを考えれば、土木技術者として、知識習得を図る必要があります。

コンクリート診断士の受験は、昨年に引き続き2回目です。昨年は、当県では一人も合格者が居ないと聞いています。また、知人の某大学、A教授も診断士の参考書の執筆者の一人ですが、不合格でした。合格者の内訳はセメントメーカーに所属している人たちが35%ぐらい合格し、全体では18%ぐらいということでした。結構、難解な試験であり、執筆者といえども合格にはしないという姿勢は素晴らしいと思います。民間資格とはいえ公正な試験であることは間違いないと思います。

そこで、今回の雪辱戦です。今回は、昨年が厳しかったので、少しぐらい易しくなっていることを期待していましたが、期待は見事に裏切られてしまいました。

 今回は、受験しようかどうしようか、10日前まで迷いました。と、いうのは技術士試験が8月に迫っていたからです。勉強時間も足りないのに、技術士1本に絞ったほうがいいのではないか。しかし、前年に負けたままもくやしい。二兎を追うものは一兎も得ずになるのではないか。県内で第一号の診断士。いろいろ考えた挙句、受験代がもったいない、既に購入したJRの切符がもったいない、という経済的な理由が決め手となって、受験を決めました。残すところ、10日間。技術士の勉強は一旦中止、診断士の勉強をはじめた、という次第です。

 勉強方法は、ひたすら参考書を読みまくる、という方法をとりました。講習会での参考書がメインになりますが、ここ以外からも出題されるため「コンクリート標準示方書 維持管理編」や「リテック」というコンクリート雑誌も読みました。また、JISの試験方法も、読みました。

受験当日。まぶしい日差しの下を地下鉄箱崎九大前で同じ大勢の受験者とともに、降りました。受験する教室を探しあてて、入室しました。

小論文10001枚が2枚になっていました。ただ、技術士の試験の予行演習にはなったような気がします。1000文字2枚書くのに、2時間近くもかかりました。技術士は、経験論文の場合3時間で800文字×5枚書かなければなりません。時間はとても足りません。今のままじゃ。
 
択一式問題は、今年の場合は対策工法の分量が多かったような気がしました。

後日、解答をチェックすると択一式問題は50問中35問正解の70%で、これは合格最低ラインか、もしくはダメかもしれません。コンクリート主任技士の試験では70%が当落ラインと聞いています。
反省してみると、択一式は、もっとよく読んで、慎重に回答すれば、合っていた「ひっかけ問題」を
2題、しくじっていました。これが、なければ37問正解で、合格、となっていたかもしれません。記述式問題は98%書き込みました。これは自信がありました。
 記述式は、技術士試験の予行演習のつもりで臨みました。わずか(?)1000字×2枚ですが、いい経験になったと思います。

 時間配分は択一式が1時間20分くらいかかりました。試験開始後1.5時間ぐらいして、ぞろぞろと受験者が退出していきました。「いくら、なんでも、こんなに早くは出来ないだろう」と思っていて、試験が終わって、答案用紙をのぞくと、白紙でした。

今回の勉強時間は、正味10日間ぐらいでした。あとは、技術士の勉強をしていました。昨年、勉強していたとはいえ、とても時間が不足していました。

正直な気持ち、受験後は合格しているかも知れない、と思っていました。妙な自信があったのです。しかし、またも不合格でした。受験代、交通費などを捨てたと思うと腹が立ちます。採点間違いじゃないの?と思ったぐらいでした。しかし、来年も三度目の正直をめざして雪辱戦を、がんばるつもりです。

 コンクリート診断士やコンクリート技士の勉強には、コンプロネットリニューアルニュースなどが役に立つと思います。また、コンフラックスというページでは、予想問題と解説、回答が詳しく掲載されています。

コンクリート診断士を受験して(3回目)
 三回目の体験談は、書きません。5回目を受験することがあれば、書きたいと思います。(2004/10月)

    D技術士(建設部門)   (2002年、1回目で筆記試験合格。口頭試験も受けてきました。合格することができました。)

 独学で、挑戦しました。勉強していて、昨年、受験しとけばよかった、と思いました。この資格は、とても手に届かない資格だと、永年、あきらめていたのです。
しかし、勉強してみて、これは手に届く資格だ、思い直しました。それにしても、まさか1回目で筆記試験が合格できるとは思いもよりませんでした。
 この資格に必要なものは「自分は、なんとしでも技術士になりたい」という意志だと思います。若い頃と違って50歳に手が届くようになると、記憶力や集中力、根気力などが目に見えて落ちているのがわかります。それらを克服して、勉強を続けることは「意志」の力しかありません。

 8/28に技術士(建設部門)の2次試験を受けました。私は、施工計画、施工設備及び積算科目で受験しました。1次試験を省略して、2次試験が受験できるチャンスは今年が最後、ということもあって全国では約5万人が受験したそうです。私が受けた九州会場は、約3000人もの人数が参加したとのことです。 試験会場の最寄の駅は、受験者でひどい混雑でした。会場へ続く道は人の流れが、いつ絶えるのだろうかと思うほど長い列をつくっていました。

 今回の技術士挑戦にさいしては、短期間ではありますが、わたし的に、かなり勉強しました。学生時分に今回ぐらい勉強していたら、進路が違っていたかもしれないぐらいです。
受験にあたって、目標としたことは「土俵に上がるという」ことでした。そのためには試験には参加することが必要です。しかし、参加するだけでは、原稿を審査してもらえないので原稿用紙の98%以上はを文字で埋めることを目標としました。これなら、土俵の上に上がることができます。

 今回の受験の直接的な動機は、国土交通省のS監督官のアドバイスでした。S監督官ご自身も「道路」で持っておられる方です。その方から勧められて勉強をはじめたのです。

勉強方法
 2002年の3月初旬から、準備に取り掛かりました。
 本格的に、開始したのは5月の連休明けからです。何時に帰宅しても、毎日、午前12時30分までは、勉強しました。
 @会社では、絶対に勉強しない。仕事に、勉強の影響は与えない。
 A受験日まで、業務上以外のアルコール摂取は止める。
 B何があっても毎日、続ける。
以上を、最後まで貫徹しました。

 受験願書
  受験するためには、受験願書に記載する業務経歴が第一の関門です。ここが、きちんと書かれていないと、受験票が送られてきません。私は、入社してからの現場経験のうち代表的なものをまとめて記載しました。地場型中小建設業なので、ひとつひとつの工事期間が短   いた め、受験願書の表内には書ききれないのです。前述のS監督官のアドバイスをいただいて作成しました。橋梁下部工工事の場合  は、山間部における橋梁下部工工事、としました。築堤工事も、無堤地区における築堤工事などと、具体的に書きこみました。
  この経歴書は、コピーして保管しておくことが必要です。筆記試験に合格したあとの口頭試験において業務経歴を質問されます。あとで、わかったことですが、口頭試験で質問してほしい自分の得意な経歴を、質問されやすいようにアピールして書いておくことも準備のひとつ だと思います。

 経験論文(800字詰原稿用紙5枚以内)
  経験論文は、何を書くか、迷いました。自分が直接的に施工したものを選定しました。したがって小額工事になりました。論文をワープロ で書いて、S監督官から添削していただきました。S監督官からは、図表を利用しわかりやすくすることや、表現の方法についてアドバイス をもらいました。その後、何回も自分で手を入れ、わかりやすくなるように改訂しました。完成したのは7月末頃でした。

 建設一般論文(800字詰原稿用紙2枚以内)
  建設一般論文は、約10ぐらいのテーマを自分で考えて、作成しました。社会資本整備一般、環境問題、雇用問題、民間活力、都市整備、都市再生、国際化問題、合意形成、技術開発、などです。このテーマに対して、自分で問題を考えました。例えば、国際化問題なら「グ   ローバル化が進展するなかで、これからの社会資本整備についてあなたの意見を述べよ」といったものです。これらの資料は主にインタ  ーネットから取得しました。
 論文は、「はじめに」「課題」「これからのあり方」「おわりに」の起承転結構成をとりました。「はじめに」と「おわりに」は全ての論文に共通す る文章を 考えて記述しました。

 専門論文(400字詰原稿用紙4枚以内×2題)
  施工計画科目における過去の問題を調査しました。すると、コンクリートの耐久性の問題、養生の問題、ひび割れの問題や実行予算と  原価管理の問題が必ず出題されていました。そこで、これらに関する問題を自分で作成し、論文を準備しました。そのほかにも、下部工工 事や基礎工事についても準備しました。

 論文全般(論文の覚え方)
 ひととおり論文が完成したら、手書きで書く練習をします。これは清書です。ある程度、覚えたら、あらすじだけを書いて覚えるのです。この、あらすじだけなら、ひとつの論文を書くのに要する時間は5分程度ですみます。一字一句、記憶すると、本番では少し間違うと、あとが出てきません。しかし、アバウトで覚えると、応用が効くようになるのです。
 私は、この勉強方法はS監督官から教えてもらいました。

 択一式問題(5者択1式。15問に回答)
 国土交通省の白書を購入し、読みましたが、私は、択一式問題は、建設一般論文作成において、十分準備できたものと思われます。

 勉強時間と方法
  勉強は、自宅で行いました。夜は0時30分まで、と決めました。晩酌は、眠くなる、集中力が落ちること及びアル中ではないことの証明  から受験日までは業務上以外のアルコール摂取は休止しました。しかし、机についても、集中できません。昨日、やったことが翌日になる と忘れているのです。おまけに暑いのです。自宅のエアコンは居間にしかおいていません。扇風機を回しながら、ペットボトルのお茶を   飲み、汗をかきかき勉強を続けました(~_~;)
 勉強場所でよかったのは、図書館でした。冷房は充分、周りには同じように勉強している学生が居て、集中力も途切れることも少ないの です。日曜日には図書館に弁当持参で行きました。特に、盆休みは、1週間の休暇が取れました。朝、8時半から中高生に混じって図書館  の玄関に並び、開門と同時に、勉強席を確保して夕方まで勉強しました。
 図書館では、終日、論文を書いていました。

 
試験準備
 受験準備も、座布団から指サック、肩こりの湿布薬まで用意して望みました。

  受験日のために用意したものは、以下のとおりです。結構、大荷物になってしまいましたけど。  

a)筆記具

 鉛筆2B5、鉛筆削り1個、筆箱、シャープペンシル2B 2本と代え芯 0.9ミリ 0.7ミリたくさん(シャープペンシルなどは、手に合うペン シルを探しました。ペンテルのERGONOMIXというのと、日頃、使用しているのを用意しました。シャープペンシルは命なので、気を使いま した)、消しゴム3個、字消し板、テンプレート三角定規、羽ぼうき、コンパス、分度器、直線定規

b)その他

  計算機、指サック(中指)、リバテープめがね(万一のための老眼鏡、普段はかけないので100円ショップで最も度数の軽いのを購入)  座布団(背もたれ付)、普段はつけない腕時計、弁当()験をかついで「かつサンド」にしましたが、パンでは空腹になると思い、「おにぎ  り」を2個追加しました。

 ペットボトルの茶 午前1本、午後2の計3本購入

 受験票(忘れちゃならない)

 ガム 、キャンディー各2個

 長袖1枚(冷房が効きすぎている場合があるかもしれない。使用しなかった)

 バンテリン(筋肉痛消炎剤・・→結構、役立った)

 勉強に使った資料、原稿、本

筆記試験前日

 試験前日は、第1回、桃知利男熊本独演会がありました。私は、試験の日と重ならなくて良かったと桃知ライブに出かけました。郡上建設業協会前田会長の講演や桃毒を堪能いたしました。その夜は、当然の懇親会。久しぶりの大量のアルコール摂取と、参加者の熱気により、履いていた靴を間違ってしまう、というような失態をしでかしてしまい(靴の持ち主様、その節は大変迷惑をおかけしてしまいました)間違った靴のまま、受験したのでした。
また、懇親会に参加させていただいたので、勉強に使った資料、原稿、本を見ることはかないませんでした。ホテルに着いたら、バタン、でした。

筆記試験当日

 午前中は、経験論文です。3時間以内に、800字詰原稿用紙5枚に筆記しなければなりません。順調に書きすすめていきました。途中で時計をチェックしたら、時間が半分経過しているというのに、原稿用紙は1枚半ぐらいしかできていません。緊張していたのと、本番ということから丁寧に書きすぎてしまったのが原因です。(予行演習では2時間45分ぐらいで書けたのに)それからは、猛スピードで書きすすめました。当然、文字は乱れます。乱れますが、しかたありません。シャープペンシルのノックする時間も惜しいぐらいでした。用意していたペットボトルのお茶など飲む余裕はありません。パニック気味にひたすら書き続け、制限時間の10秒ぐらい前に「以上」という文字を5枚目の原稿用紙の最下段に書き込み、午前中は終わりました。見直す時間もないまま教室から退去を命じられ、昼食に向かいました。これが、技術士は記述士と揶揄されるゆえんです。

 昼休みは、あらかじめコンビニで買った弁当を、受験に来ていた、市役所のAさんと「ああだ、こうだ」と話しながら、食べました。

 午後は1時からスタートし5時までです。専門論文2題を400字詰原稿用紙4枚に書く試験と、建設一般論文800字詰2枚の試験と、5者択一式15題に答えなければなりません。
 私は、5者択一式を30分、建設一般を1時間、残り2.5時間を専門論文に配分する計画でした。
建設一般論文は、以下の設問から1問題を選んで解答する問題でした。
「社会経済情勢が変化するなかで、これからの都市部と地方部の社会資本整備のあり方について、あなたの意見を述べよ」
「地球温暖化や廃棄物処理等の環境問題に国民の関心が高まりつつあるなかで、建設分野がとるべき方策について、あなたの意見を述べよ」
私は、どちらにするか迷いました。どちらでも回答できる自信があったからです。早く書けるのは環境問題だったので、時間を節約するために、後者の方を選んで記述しました。

 専門問題は、15問の中から、2問題を選んで解答する形式です。コンクリート構造物の耐久性の問題、大型橋脚の基礎形式の問題、入札契約方式の問題、施工計画と実行予算の問題の4つのどれにするか、迷いましたが、実行予算と入札契約方式を選んで解答しました。
 これは、あとから後悔しました。入札契約方式の設問については、事前にあまり準備していなかったのですが、はじめて総合評価落札方式に参加したばかりで、いろいろ考えることが多く、勢いで、書きたくなって選んでしまいました。その問題で、題意を間違えたようなものが1つあったことです。コンクリート構造物の耐久性の問題を選べば、60点ぐらいの回答はできたと思い、早まったと思いました。。実行予算に関しては、ダラダラした文章になり、的を得ていない論文になりました。途中、何回もしまった、と思いましたが、時間が足りません。もう、そのまま勢いで「ままよっ」と、書きあげてしまいました。

午後は、午前中の轍を踏まないように、最初から早く書くようにしました。5者択一式は予定どおり30分で済ませたほか、約30分を余して終わりました。それから見直しを行い、 手直し、修正などで、完全に終わったのは5分前でした。

目標どおり、原稿は書いてきました。あとは神のみぞ知る、です。

 今回、8800文字のうち8780字ぐらいは書き込んできました。この点では目標を達成することができました。量だけなら合格していますが、字が読めない、略字がところどころある、内容が不十分、ということなら、不合格かもしれません。
とにかく、あとは審査員しだいだと思います。待つ、ばかりです。

 あとから、設問や論文を思いおこすと「あれは、題意に沿っていなかった」とか「見当違いのことを書いてしまった」とか反省しきりです。もっと、慎重に設題を選定して、答えておれば、合格していたと思います。見当違いみたいな事を記述してしまったことが、2つあります。また、経験論文そのものが、ダメかもしれません。経験論文に書いた工事は、2工事を合計しても1.500万円にも満たない小規模工事です。ただ、択一式問題は、あとから回答を照らし合わせると15問中13問が正解していました。しかし、択一式でいくら高得点を稼いでも、他の項目が60点に不足していたら、不合格になります。
 

   
 技術士筆記試験は、時間との戦いであると同時に自分との戦いである、そう思いました。

筆記試験合格発表前夜から発表当日

  夜は、なかなか寝付けませんでした。合格か不合格か、考えると眠れないのです。一夜、もんもんと過ごしました。
 翌朝は、いつものように5時半に起床しました。インターネットに接続すれば、合否はわかるのですが、会社で確認することにしました。
 会社に到着し、メールをチェックすると、占いが配信されていました。のぞいて見ると・・・・・

今日(2002年11月14日 Thursday)のあなた(1952年09月03日生まれ男性)の運勢は

●総合運 69点
いまいちパッとしない運気です。今日のあなたは、いままでの反省やまとめをしたほうが良さそうです。些細なことをおろそかにしてはいけません。今日は、なにか行動をしようとしても、苦労しがちで、なかなかうまくいきません。それよりも今日は一日、すこし辛くても、自分の内面や身近なことを改めて見つめ直し、悪いところを徹底的に直してしまいましょう。意外とこまかい盲点が見つかるかも知れません。自己管理を徹底させましょう。


 あまり、よくありません。幸先悪いなあ、です。しかし、確認だけはしなくてはなりません。
 ドキドキしながら、文部科学省のHPから、筆記試験合格者発表を探し、おそるおそる開きました。
PDFファイルに建設部門、施工計画・施工設備および積算の受験番号がズラーッと掲載されていました。私の番号は0910D0○○○です。探していくと、なんと私の受験番号があったのです。指先が震えているのが目に飛び込んできました。あわてて受験票を取り出して、1字ずつ見比べました。間違いはありません。思わず、まだ誰も居ない会社の部屋で「受かった!」と大きな声を上げました。
すぐ家に電話し、家人に「受かった」と浮ついた声で伝えました。

口頭試験
 口頭試験は12月11日、新宿ワシントンホテルで実施されました。前日、東京は大雪が降り交通網がマヒしていました。そこで、私は、何としでも確実に東京に運んでくれる交通機関をと思い、長距離フェリーで行くことにしました。片道23時間の船旅です。勉強のためと奮発して1等船室に入りました。(それでも、航空券よりは安かった)ビジネスホテルのツインルームのような部屋で、ゆっくりとした一人旅でした。部屋には、太平洋を眺めることのできるサンルームとデッキチェアーが設置していて、パンツ1枚で寝そべって、口答試験の勉強をしました。船内には、サウナ付き展望風呂やレストランなどもありました。また、映画も上映していました。
 パソコンも携帯も使えません。パソコンを接続する部屋はあるにはありましたが、端末が破壊されたままになっていました。
 船旅は、実にゆったりとしていましたが、誰かと、しゃべらないと気がすまない人には、お勧めできません。無口な私でも、船が着く頃には、人恋しくなったくらいです。

口答試験の概要
 口頭試験にあたっては、模擬試験を受けました。ひとつは、太田ジオリサーチさんの口頭試験セミナー。ここでは、全く勉強しないまま参加しましたので、恥をかいてしまいました。しかし、ここで失敗したからこそ本番への課題がわかりました。あとは、S監督官が5時以降に「模擬口答試験」をしてくれました。ここでは大阪セミナーよりはましでしたが、「あの、あの」が多く、うまくいきませんでした。そこで、想定問答を30ぐらい作成して、通勤途中の車の中や、自宅で、自問自答を行いました。質問に際して、せめて「あの、あの」だけは言わないでいいように準備しました。

口答試験の模擬演習は、非常に有益でした。これを経験しないまま受けたら、私の場合、ダメだったろうと思います。

実際の口頭試験は、「落とそう」というような、意地悪な質問や、ひっかけ質問はありませんでした。

 試験会場は、都庁が目の前に見える、ワシントンホテル本館でした。控え室は狭く、。シングルルームのベッドを撤去し、折りたたみ椅子を並べていただけでした。私が行くと、10人ぐらいの受験者が密集して座っていました。私は、雰囲気に慣れるため、試験場所である同じワシントンホテル本館に前泊していました。
 控え室で待機していた人たちは、全員が沈黙しており、張り詰めた空気が流れていました。私は、そっと左手の脈を取りました。5秒間における心拍数は10を数えました。「これでは、いかん」。周囲の人たちを見回してみると、瞑想している人、深々とため息をついている人、紙片を広げて何やらブツブツと唱えている人、鞄からペットボトルを取り出しては飲んでいる人、ほとんど全員が私と同じように緊張している様子がありありと見えました。年輩の方も若い方も、ピンピンに張り詰めているようでした。私は、みんな自分と一緒だと思うと、だんだんと気持ちは落ち着いていきました。
 案内係りの、きれいな女性から呼ばれたときには「はい!」と元気よく、挑むことができました。

部屋に入り「受験番号D0○○○、九州から参りました、青木十三と申します。本日はよろしくお願いいたします」と発言し、「どうぞ、おかけください」「失礼します」「いつ、こちらに見えられましたか?」などの会話をしているうちに、少し緊張気味ではあるものの、普段の自分に戻っていることを自覚することができました。

口頭試験の概要は以下のとおりです。
(
メインの試験官→国交省の人?45歳くらい。向かって左側。 サブの試験官→ゼネコンの管理職?50歳は越えているか。向かって右側)


Q.
受験の動機はどのようなものですか?
A.
これからの建設業は、受身ばかりではなく、発注者や市民に向かって積極的に提案する必要があると考えています。 そのためには、信頼性を付与するために技術士は必要です。
Q.
経歴について、簡単に説明してください。
A.(
準備していた回答を説明しました。)
Q.
経験論文について。(中身は略します。論文の内容について、興味をもたれたらしく、否定的な質問などはありません でした。好奇心をもたれたようでした。)

その中で、メインの試験官が「コンクリートの中性化試験は、どこか頼まれたのですか?

A.いいえ、私が行いました。フェノールフタレイン溶液を使って、抜いたコアを割裂して吹きかけて測定しました。
Q.サブの試験官。80年も経過していて、中性化が5mmぐらいしかなかったのですか?
A.
トンネル内の湿潤環境により、コンクリート内部が水分で飽和されていたので、炭酸ガスが侵入しにくかったのだと 思います。それと、80年前の作業員の確実な仕事により、いいコンクリートを施工されていたことではと思います。

Q.
会社では何人受験しましたか?
A.
一人です。
Q.
何回目ですか?
A.
はじめてです。

Q.
他の会社で受けた人は居ますか?(地場の中小建設業なので・・)
A.
わかりませんが、あまり居ないようです。
Q.
技術士を取っても、仕事を取れないでしょう?(サブの試験官)
A.
これからは、提案していかないといけないと思っています。先日も、総合評価落札方式の入札に参加しましたが、これからは技術提案が大切だと思います。そのためにも技術士は必要です。
Q.
技術士になったら、どのようにしたいですか?
A.
まず、地元技術士会に入会させていただいて、今までより、視野を拡げたいと考えています。活動に積極的に参加して、いろいろな勉強をしたいと思っています。(技術士として、市民団体やNPOと関係していきたいと思っています。また地元技術士会そのものがNPOとして、地域の社会資本整備に貢献することも必要ではないか、と考えています)
(  )内の言葉は、言いたかったことのひとつですが、本番では発言できませんでした。

Q.
経歴書の中で、○○という業務は、どのような内容ですか?
A.
それは、○○というようなことです。


Q.
かなり経験を積んでおられるようですが、ずーうっと現場だけですか?
A.
いえ。平成2年からは、管理職になり、部署内における施工計画の指導を行っております。(経歴書の確認)
Q.
技術士には、責務がありますよね。
A.
はい。
Q.
責務について答えてください。
A.
公益確保の責務と資質向上の責務です。
Q.
資質向上について、技術士になったら、どのようにしますか?それと部下の指導はどのようにするのか答えてください
A.
地元技術士会に入会して、自己啓発していきたいと考えています。部下の指導は、技術士にチャレンジするように指導したいと思います。これからの中小建設業のコアコンピタンスは技術だと思います。技術士は、他の資格と違って、倫理の重要性も求められています。地方の技術を高めるためにも、技術士に挑戦するように指導していきたいと考えます。
Q.
最後に、技術士には義務がありましたよね。それを答えてください。
A.
信用失墜行為の禁止、秘密保持の義務、技術士名称表示の場合の三つです。
Q.
それでは、これで終わります。ご苦労様でした。
A.
ありがとうございました。

・・・・・・以上のような、やりとりでした。時間的には約23分間でした。

上に書き忘れましたが、サブの試験官から「建設業には技術士が必要ですか?技術士を取っても仕事は取れないでしょう?」という質問があり、「これからは技術提案が必要です。総合評価落札方式なども行われており、技術士に挑戦して技術レベルを上げることは必要だと考えます・・・・」などと、回答したように思えます。それでも、必要ですかね?と聞いて重ねて聞いてくるので、思わず議論しそうになりましたが、メインの検査官が別の質問をされて、その場の議論は避けられることになりました

 あとから考えると、あの回答にはもう少し付け加えたほうが良かったかなとか、しゃべりすぎはなかったかな?などと反省はしましたが、要らない発言はしていないから「ま、いいか」と忘れることにしました。

口答試験が終わると、緊張感が抜け去ったあとには「ああ、もう何もかも終わった」という一種すがすがしい思いがありました。

とにかく、順調に回答することはできたと思います。
合格か不合格かは別にして、とにかく、詰まることはなく、回答はできました。あとは、3/13を待つ、のみです。

合格発表
合格発表は、3月13日です。3月に入ると、「もう、わかってるのなら、早く発表してくれないかな」とイライラしておりました。合格しているのではないか、という自信はあったのですが、発表日が近づくにつれて、その自信も薄れてまいりました。口頭試験で、検査官に反抗的だと思われたのではなかろうか、あの「コンチクショウ」という胸の思いが、表情に表れ「不合格」になっているのではないだろうか、というように全てがネガティブな思いに変わっていきました。
 発表当日は、朝の3時に起きました。そして、車を運転し、宮崎日々新聞の販売店に、朝刊を買いにいきました。帰ってから拡げてみると私の名前が載っておりました。合格したのです。さあ,もう一眠りと横になりましたが、寝付けないので起きてテレビを見ました。

今年、技術士補の試験を受けます。技術士資格を持っていれば「適正試験」だけでいい、いうメリットがあります。これに合格できれば、来年は技術士総合監理部門に挑戦する予定です。


技術士受験のためには以下のHPが参考になりました。

技術士受験講座 佐口氏の講座。掲示板での議論も有益だと思います。
地質・防災のホームページ 太田ジオリサーチさんのHP。太田社長の「最近のトピックス」も見もの、いや読み物です。
宮入賢一郎  -技術士- の
ホームページ
ここも、有益です。
中電技術コンサルタント ここも、有益です。
技術倫理 東京大学工学部システム創成学科の講義「社会のための技術」(3年夏学期)の内容を
講義したものです。これからの企業は「倫理」が求められます。
技術士受験を応援するページ APECさんが主催するページです。非常に参考になると思います。

このほかにも、国交省の新着情報や建設経済研究所建設業振興基金建設通信新聞などの記事が役に立ちました。また、書籍では、日経コンストラクション建設オピニオンが参考になりました。


恥を忍んで、筆記試験で記述した論文のうち、建設一般と専門論文はここです。ただし、あまり参考にはならないと思います。

口(追記)答試験の準備(2005/2/15日更新)

太田ジオテックさんの口頭試験セミナーを受けて(報告)

セミナー

  11/23 10:30から16:00まで。於:大阪市

  質問者 3

   太田社長(APEC技術者。技術士4部門)

      林技師長(         〃         )

      国眼 氏(APEC技術者。技術士1部門)

  

参加者 8

  最高齢者50(私とあとひとり)

    最年少者27  平均年齢は35歳くらい(多分)

  ゼネコンやコンサルタント、研究者が参加されていた。全員、レベルの高い人ばかり。英会話の出来る人も沢山いるようで、中には、APEC技術者になり東南アジアで技術士の仕事をする計画を持っている人も居た。私をのぞく全員が2回から5回受験して合格している。大変な資格に、よくも、筆記とはいえ合格できたものだと思った。

 

最初の口頭試験

3分間で、経験論文の説明をしてください、という質問があり、対応できなかった。一番バッターで、受講者全員の前で少しでもよく話そうと思うのと、時間の制約とで、話が中途半端になり、パニック状態になった。受講者全員の前のことであり、気恥ずかしかった。

これが本番なら、絶対ダメだっただろう。これについては、経験論文で言いたかったことなど、当日の試験で書いた論文を、再度、練り直して、3分ぐらいで要点をしゃべることができるように、まとめておき、口頭で練習すべきだと思った。

願書に書いた経歴書も、簡単に、口頭で説明できるように。

 

セミナーの要点

口頭試験は、受験者の対応能力を見るのが目的である。

 

試験官は、その専門に対して詳しい人はあまり居ない。技術士でない、普通の技術系の公務員なども試験官として出てくる。ドクター論文などとは違って、受験者の対応姿勢を見ている。

顧客との受け答えが出来るのかを試している。

対策は「普段どおり」の自分を見せること。

しかし、当日の試験待合室に流れている独特の雰囲気(静かで、そしてピーンとした様子)に呑まれることが多い。そのため、呼び出しを待っている間に緊張感が高まる。

落ち着け、といってもあの場では落ち着けないので、力を100%持っていたら、120%を見せないで、80%を見せるように、普段、施主さんなど話しているように意識する。

 

筆記試験の出来不出来で口頭試験は変わってくる。筆記試験の出来が悪い、若い受験者は、質問が難しくなる。特に、若い人の場合は、経験を見る。

 

口答試験での模範解答はない。むしろ「模範解答」はダメ。自分の意見や考えを述べることが大切。模範解答をしゃべろうとして、墓穴にはまる。

太田氏も、1回、口答試験で落ちた経験があるとか。

 

例えば、技術士試験への動機を聞かれたとき「法」どおり言ってもダメ。手当てが上がるからもダメ。独立するために必要です、みたいな簡単なものがよい。

 

技術士法は、3大義務と2つの責務、罰則などは丸暗記すればよい。

 

試験官は2名から3名、最近は2名のほうが多い。正面の人が進行役でサイドの人が掘り下げた質問を投げかけてくる。質問は、答えられないような質問を言ってくる場合がある。例えば、大学時代のあなたの主任教授は、あなたからみて技術者としてふさわしいかなどと聞く場合もある。試験官は、対応能力を見ようとしている。受験者がパニックになるのか、喧嘩を売ってくるのか・・など。

しかし、独特の、一発勝負の雰囲気のなか、難しいものがある。それには、前もって失敗していたほうがよい。当日、失敗しなくてもよいように、口頭試験の模擬をしたほうがよい。

 

 

 

経験論文

経験論文は、3分から5分ぐらいで要点を説明できるように整理しておく。

 

     質問に対して、ちぐはぐな回答になり、適切な回答がないと、途中で質問を変えられることがあるが、その時、失敗したとは思わないで、次を続けるようにすること。

質問に対して、回答がかみ違ったら、逆に、質問を聞き返すぐらいでもよい。

     故意に、あいまいな質問がくることも多い。そういう質問を出して、対応を観察しているのである。そのときは、「それは○○ですか?□□のことですか?」と聞き返して、質問内容が明確になるように聞き返したほうがよい。無理して、模範解答をしゃべろうとすると、相手の意地悪な企みに、はまり込んでしまう。

     回答している最中に、横の試験官が、あなたの回答に対して、首をかしげたり、「それはおかしい」などと、ブツブツつぶやく場面に出くわすこともある。焦らないで、普段どおりを心がけることである。

 

     答えにくい質問で、コストと安全性の問題が出てくることがある。必要な安全性を削ってまでコストを下げることというのは、いいことか、悪いことか、というように。今まで、コストをかけて安全性を高くしてきたのに、コストを下げたら安全性が低下するのではないか。それでいいのか?というように。

 

今まではコストをかけて安全性を追及してきたが、公共投資財源の不足などで金がなくなっている。しかし、無くなればなったで、いいものが出てくるし、いい技術が開発されるというように答えればよいのではあるが。。。

 

しかし、安ければ良い、というのは突っ込まれやすい。今、ほとんどの者がコスト縮減を唱えているからこそ、試験官は「安ければよい」では満足しないと思う。それだからこそ、コストが一番より性能が一番を訴えるほうがいい。

 

     答えが詰まる場合は「自分が分からなければ、内部や外部から詳しい人を連れてくる」としてもよい。それも技術士としての解決方法となる。全て、自分で解決するというのではなくて。

     質問者は、受験者をあわてさせるのも目的。そして対応を見る。

あわてない。早とちりをしない。ゆっくり考えながら、答える。

●経験論文以外のことも聞いてくる。覚えたりしているものだけで回答しようとしても難しい。普段の仕事どおりに答えるように心がける。

     技術士になったらどうしたいのか、立ち止まらないようにスッと言えるようにしておく。

質疑応答

Q.スーツとネクタイでは、緊張するので普段のラフな服装でいいか?

A.私は、技術士試験口頭試験を5回受けたが、スーツにネクタイ以外で受験している人は見たことがない。きちんと着用してきたほうがよい。

Q.経歴書に書いてあることは、代表的なものを書いてあり、このほかにもたくさんの業務をこなしている。記憶に残る、印象的なものを記載しているので、細かい何年まで覚えるのは大変だ。経歴書に書いたとおり、○年から□年まで、というように丸暗記しなければならないか?

A.その必要はない。節目、例えば、昇格して、こういう仕事についたぐらいは答えられるようにしたほうがいい。あとは、概要を覚えておき、説明できるようにしておけばよい。

 

 

セミナーでの他の質問

@あなたは、建設一般問題で、大都市でTDMを実施と書いていますが、東京や大阪のような都市は、すでに電車通勤になっているので意味がないのではないか?大都市でパークアンドライドなど、不可能だと思いますが、どう考えますか?

A地球温暖化問題で、あなたは、建設部門は温室効果ガスの発生が大きいと書いていますが、なぜ、二酸化炭素が地球温暖化になるのですか?

B今後、少子高齢化になり建設労働者が減ってくると思われますが、外国人労働者の雇用はどう考えますか?

CPM/CMについて、どう考えますか?

Dあなたは、工場の土壌汚染を発見し、それが付近住民に被害が及んでいるとしたら、どうしますか?なお、発注者である工場主とあなたの契約書の中で、外部には絶対情報を漏らさない、という事項があります。

Eあなたは、技術士を取ったあと、どのように資質を向上させていきますか?

F地質で受けた人は、口頭試験で「この試験会場がある場所の地質を簡単に説明しなさい」と言われる場合もあるので、前もって調べておくとよい。

 

以上のような質問が出ることもある。

 

Aは、建設部門は、温室効果ガスから地球温暖化に結び付けている人が多い。しかし、質問者は、それから一歩突っ込んでくるので、なぜ、こうなるのかぐらいは、勉強してほしい。

Bは、完全なひっかけ問題である。外国人労働者は単純作業には就けない。技術士は合法活動をするのが基本。この場合の答えは「合法であるとしたら・・・」とか「今は、合法でないので、合法になれば。。。。。。こう考える」としたほうがいい。

Dの場合など、難しい質問だ。答えはない。基本として、一企業の利益より守るべきものがある。契約があっても、違法である場合は社会正義を優先すべきだ。技術士としての守秘義務といっても、違法の場合は、法を優先すべきであろう。

 

建設一般は、キーワードを散りばめることにより論文を書くことができるが、自分なりの解決策がほしい。これには、正解というのはないので、自分の考えを回答できるようにしておく。

セミナーを受けて

願書に記載した経歴書、経験論文は、簡単に要点を整理し、口頭で答えることができるように、準備しておくことが必要だと思った。

また、建設一般、専門知識については、関連質問や補足質問がある、と仮定し、準備しておくべきであると思った。

あとは、最近のトピックスに対して、自分の意見が述べられるように、日頃から準備しておく必要があると思った。

このセミナーでは、早口になったり、とんちんかん回答をしたりで、適切な対応ができなかった。徹底的にやられたという感じだった。

合格するためには、こういう失敗をしておいたほうがいい、そう思った。

     以上

田ジオさんのページ掲載された私の感想

[宮崎県Iさん(50);口頭セミナー受講]おかげさまで、技術士試験、合格することができました。ご指導のほど、ありがとうございました。あのときのセミナー、受けてなかったら、厳しかったと思います。来年の総合監理に向けて、スタートを切りたいと思っています。

そのときの写真 一番目の写真の右端が私です。









E技術士(総合監理部門部門  2004年8月受験。筆記試験は合格することができました。口頭試験も合格できました)  

筆記試験、合格することができました。あとは、口頭試験です。受験体験記については、後日更新する予定です。(11/10/2004)

技術士総合技術監理部門 受験の記録

 私は、平成14年度の試験で建設部門(施工計画・施工設備及び積算科目)に合格することができました。そのあと、総合技術監理部門試験を受けてみることにいたしました。

総監部門を持っていないと、まず、すぐには国土交通省の照査技術者にはなれません。(ただし、平成12年度までの技術士ならOKです。おかしな話ですが・・・)

それと、今後、技術士資格の中で総監部門がどのような役割を持つようになるか分かりませんが、考え方として、必要になってくる部門のような気がするからです。

総監の技術士を受験するためには、技術士補の試験を受ける必要があります。そこで、翌年の平成15年度に技術士補(建設部門)を福岡市で受験しました。既技術士は「適性試験」科目だけ合格すればいいのです。「適性試験」は、技術者倫理の問題を問われる内容となっています。特に、勉強らしい勉強はしないまま、受験しました。

翌日には、ネット上で回答例が公開され、80%の正答率でした。50%以上が合格基準でしたので、とりあえずホッといたしたようなところです。適性試験の問題は、従来のように「いい、悪い」がはっきりと判明しにくいような、ひっかけ問題や、勉強していないと出来ないような問題も随所に見られましたが、なんとか合格することができました。倫理の基本は「公」を最優先させることです。「公」といっても組織としての「公」ではありません。一般大衆としての「公」です。

なので、適性試験についても、合格するためには、やはり勉強しておくほうが無難だと思います。合格するためには、油断をしないことだと思います。

 

(総合監理部門の筆記試験)

前回の建設部門受験は、ほぼ単独で勉強しました。

今回の受験にあたっては宮崎大学や地元技術士会が主催している合同セミナーに参加を決めました。役所に勤めている方がほとんどの受験者たちでMLをつくり、1ヶ月に1回集まって、討議したり、発表したりなどのグループ学習も取りいれました。

合同セミナーに参加した理由の一つは、今とは違うコミュニティにも触れてみたいという好奇心、知らない人とつながりたい、という理由から参加したようなわけです。

それに、不特定多数の中で勉強しますと、独学ではけっしてわからない、上には上の方がいらっしゃる、ということがよくわかり、大きな励みにもなりました。

 今回は、前回(建設部門)ほどは勉強しなかった、というより出来ませんでした。大きな理由は二つあります。

どういう勉強をしたらいいのかよくわからなかったことと、青本が面白くなかったということの二つです。

 (青本について)

重要な参考書として、いわゆる「青本」があります。正式には「技術士制度における総合技術監理部門の技術体系:日本技術士会」という名称の本です。これは、総合技術監理部門の受験には避けて通れない、必須の教科書です。良くも悪くも、こいつを読まなければなりません。

 

この青本、一言でいえば「読みにくい」本です。しかし、読まないと合格はおぼつきません。私の知人の中には「青本は、総監技術者のバイブルだ」と真剣に語る人もいます。でも、私には、どこがバイブルなのか、理解はできないでいます。単なる索引を集めただけにしか思えません。合格するためのバイブルという意味ならそのとおりですけれど・・・。

青本の知識を、どのように業務の中に活かしていくのか、それを考えると「わからない」なのです。

 

同じ、知人は言います。青本を読みながら自分の業務ならどうするのかを考えながら読むとおもしろい、と。でも、私には、想像力不足なのか、マリアビリティが足りないのか、キャパシティが乏しいのか、不真面目なのか、最後までそのようなことはなくて「おもしろくないなあ」で終わりました。

では、青本とは何か?私の個人的な感想を書くと、表題に書かれているとおり「技術体系」を示した本です。体系が示されているだけです。索引が書かれた本、目次が書かれた本といってもいいと思います。なので、読みにくいのだと思います。

 

そうはいっても、読み進めていくと「興味をひくところ」も出てきます。青本に載っているのは索引というか概要しか載ってないので、深く調べたくなります。しかし、合格するためには、深く突っ込んでいくと、時間が不足してしまいます。「深く勉強するのは、合格してからにしよう」と考え直す必要があります。私は、こんな読みにくい本を2,3回は読んだと思います。すぐに、眠くなります。でも、読んで覚えなくてはなりません。そんな、本です。

 

人が何か行動(思考も含めて)を起こそうとする場合、矛盾というのが出てきます。トレードオフといわれています。つまり、あちら立てればこちら立たず、という奴です。総監の場合は、5大管理をそれぞれ突き詰めていくと、相互に矛盾が発生します。これを科学的合理的に解決して全体的によい結論を導き出そうとするというのが総合監理技術というものだと思います。この手段としては、原価管理とかTQMとか意思決定論とかゲーム理論とかリスク管理などが列挙されています。でも、正直なところ、相矛盾した事柄を解決するのは、意思決定者の「直感と洞察力」でしかないと思います。全体的な視点で、徹底的に考え抜き、直感と洞察力で決断を下すことが総合監理だと思います。でも、これは個人的主観です。こんなことを書いたり、言ったりしたら不合格になるかもしれません。なので、素直に参考書どおりに理解してください。

 

(リスク管理について)

総監といえばリスク管理といわれているようです。先輩方の経験論文などもリスク管理の手順で記述している事例がほとんどです。でも、これは、私にはなじみませんでした。なぜなら、リスク管理は日常業務の中で無意識に実施しているのだけれども、青本にかかれているような系統だったリスク管理はしたことがないからです。書けば、嘘になります。

 

なので、自分は、経験論文ではリスク管理手法では書かない、と決めていました。と、いうのは書いて書けないことはないけれど、無理して書くのにはなんとなくワザとらしくて、抵抗があり書けませんでした。口答試験で突かれると失敗するおそれもあります。

試験当日、設問を見て、いきなり短時間にリスク管理で書き上げるというのは、無理があるように思えました。総監部門は、リスク管理だけではありません。本番では、設問に対する総監的な視点での自分の意見を準備することにしました。

そこで、何を書くかと考えました。ひとつは、自社開発物件について書こうか、と思いました。でも、全てに携わっているわけでもない。なら、イントラネットの構築を書くか、と社内イントラネットについての、現状、課題、あるべき方向について、五大管理の観点から書きました。

まず、所定の文字数で書きました。翌日、見直すと「うーん、わかりにくい」と修正します。これを10回ぐらい繰り返して、先輩の総監技術士の方に見ていただきました。

「ここは、こうしたほうがいい」「この表現はリスク管理で書いたほうがいい」などと、しんせつなアドバイスをいただきました。アドバイスを基にまた修正、何回も何回も修正を繰り返して「よし、これにしよう」と決定したのが7月はじめだったと思います。

今回、自分なりにわかったことは、論文がうまく書けるかどうかは「まくら」にかかっているということです。「まくら」つまり、導入部です。これがうまくいけば、案外すーうっと書くことができます。

何回も書いて、すっきりしないので、導入を素直に変更してみました。すると、自分でもすっきりまとめることができました。

 

出来た、と思われる論文を原稿用紙に手で書いていく練習をはじめました。これも、書きながら「こうしたほうがいい」と細かい修正を加えて自分としての完成形に近づけるようにしました。

最終的には50分ぐらいで書けるようにしました。

 

青本の勉強

とにかく、読みました。問題集。眠気に襲われますが、何回か読んでいると、おもしろく感じられるものが出てきます。「読書百篇、意、自ずから通ず」を信用して読むことだと思います。

それから大事なことは、普段から情報を仕入れておくことです。新聞、専門誌、インターネットなどで常に新しい情報を入れる習慣がほしいと思います。

 

論文について

 論文は、採点する人の立場を思うことが大切です。採点者は、下手糞な字で書かれた論文を何百枚も読まなければなりません。採点者にストレスを与えなことが大切です。

青本でてくるキーワードを適当に使用することも大切です。でも、キーワードばかりで書かれた論文を読んだことがありますが、個人的には迎合的で大嫌いでした。

キーワードを使うと、採点側からすれば「わかっているんだな」と思いやすいのです。私の経験論文は、意識的にキーワードを使うということはしませんでした。

 

論文の問題作成者は6月頃までに作成いるらしいので、1月から6月くらいまでに起きた現象は、要注意です。昨年でいえば、BSE、鳥インフルエンザ、○菱自動車など。。

 

選択論文の勉強

自然災害の危機管理、自動回転ドア、三菱自動車について考えることを書きました。

 

 

 

主な参考書

 技術士制度における総合技術監理部門の技術体系(青本):日本技術士会

 総合技術監理部門の技術体系 受験対策テキスト(黄本):

 土木技術者の倫理 土木学会

 土木技術者の倫理 北海道のある方から頂いた本

 技術士総合技術監理部門ベスト問題集300 関西技術推進センター

 

お世話になったホームページ

 総監虎の巻http://www.geocities.jp/pmp_tiger/PE_GTPM/

 Webラーニングプラザ
   技術士試験を応援するページ
   技術倫理
   生産管理講座
   技術者倫理
   技術士取得支援

 

 

 

 

受験当日

試験は、午後からだったので、朝一番の列車に乗り、大分駅でソニックに乗り換えて、博多駅で降りました。列車内では、青本を読んだり、論文をチェックしたりしました。飛行機で飛ぶのは、勉強する時間がないので列車にしました。帰りは、博多空港から宮崎空港まで飛んで帰りました。

博多駅では、山陽本線へ乗り換えなければなりません。ホームで待っていてたら、宮崎県から来ていた総監受験仲間に会い、お互いに健闘をたたえあい、列車に乗り込み、九州産大前で降車しました。

前回の建設部門の受験ほどではありませんが、かなりの群集でした。大勢の中にまぎれた感じで試験会場まで歩きました。暑い炎天下の路上を歩きながら、この人たちはほとんどが技術士資格を持っている人で、そしてこの中の半分以上が不合格になるのか、いやだなあ、その中には入りたくないなあと思いながら会場に足を進めました。

 

昼食は、朝早起きして家人がこさえてくれた弁当と冷却したベットボトルで済ませました。

そして試験会場まで移動し、教室に入り自分の席を見つけて、用意してきた論文などのチェックをいたしました。

 

試験開始

最初に、択一式にチャレンジしました。第一問、これはわかります。第二問、これもなんとか、わかります。わりあい答えられる問題が多いように思われました。中には、全然知らないのもありましたが、あとで自信のあるものを数えたら70%は正答と思われましたので、まあ、大丈夫かな、と思った次第でした。択一はだいたい40分ぐらいで出来ました。

 

ついで経験論文。前回の建設部門のときの苦い経験があるので、ここで時間を稼いで少しでも早く終わり、選択論文では考える時間を少しでも欲しかったからです。

しかし、あまりにもひどい字になってしまい、試験官が読んでくれるだろうかとあとで不安になりました。

 

ついで選択論文。

これは、自動回転ドアを基本的に書きました。正直、私にとってはそんなに難しくはなくて、標準的な回答が、なんとか書ける課題でした。これも、早く書きました。当然、乱筆になります。

これが終わると、残された制限時間は1時間以上も残ってしまいました。

そこで、論文の見直しと、あまりにひどい文字を書き直したりしていました。択一式も再度確認し、そういった作業をしているうちに、時間がきました。

 

全体

前回の建設部門よりは、余裕がありました。

口頭試験 総合技術監理部門の記録

平成1612月。

渋谷フォーラムエイト。7階待合室。

 前日に、渋谷の会場下見に行きました。当日、迷ったりして遅刻でもしたら、取り返しがつかなくなるからです。

 夜は、上野駅近くのホテルに泊まりました。試験会場は渋谷なので、山手線の外回りでも内回りでも、同じくらいで会場までは遠い場所にあります。

でも、私は、東京の高層ビル群よりも、浅草とか上野など下町界隈のほうが好きなのです。試験前夜は、友人のYさんと遅くまで、飲んでは語り、食べては語りのひと時を過しました。おかげさまで、緊張感もほぐれリラックスをして受験することができました。

翌日。

試験開始予定時間は10時。私は9時前に到着して、受付を済ませ指定された待合室に入りました。

私が、最初の入場者でした。広い待合室には誰もいません。適当に座って待っていました。しばらくして、三々五々と受験者が集まり始めましたが、建設部門のときみたいに「おしあいへしあい」状態でもなくて、10人ぐらいでした。私も含めて、みんな落ち着いている様子でした。二回目の口答試験なので、楽観的に考えられるのだと思います。

 

以下、(  )内は「私」の、口には出さない言葉です。

 

試験時間は、待合室から呼び出されて、終わるまで26分ぐらいでした。移動時間は2分ちょっとですから、実質24分ぐらいだったと思います。試験官の質問に対して、長く答えすぎたという反省があります。もっと、手短に話ししたほうがよかったかもしれません。

 

私「受験番号  番、伊藤でございます。よろしくお願いいたします。

試験官()「よろしくお願いします」

試験官()()の間に「私」の写真や資料があり、試験官同士で「いいですね」みたいに小声で話をしていた。打ち合わせをしているみたいでした。

 

試験官()「それでは、はじめさせていただきます。今回、技術士試験、だいぶ難しかったんじゃないですか?

私「(?どういう意味だ?論文の出来が悪かったということか?それともリラックスさせるつもりで云ったのだろうか?いや、出題形式が従来と全然違っていたことを指しているのかな?自分としてはそんなに難しく感じなかったけれど・・・。ま、とりあえず迎合しておくか)はい。難しいと思いました」

 

試験官()「伊藤さんは、すでに建設部門の技術士を取得されていますが、総合技術監理を今回、受験した理由というか、動機をお聞かせください。」

私「(おっ、来たな)はい。前回、技術士試験を受験したあとで、青本つまり技術士総合技術体系の本を読みました。そのとき、総監部門の内容が、私の今の業務そのものみたいな記述があり、もっと勉強して、経営や地域社会のために役立てばと思い受験しました。」

試験官():総監は会社の仕事上では必要ですか?ひとつ持っておられたら、要らないのではないですか?

私「これからは、総監部門は必要になると思っています。公共工事が減少してきますと、民間建築とのコラボレーションなども必要になってくると思います。そのためにも、全般的な視点でアプローチしていく、総監部門の考え方というのは、どうしても必要なのです。

試験官() (とりあえず、うなずいてくれていた)

試験官():技術士試験については社員に勧めていますか

私「はい。すすめています。来年あたりは、士補に受験するものが出てくると思っています。できれば、近いうちに何人かの技術士資格を取ってもらえるよう、指導なりアドバイスなりをしていきたいと考えています。

試験官():うなずいている(よしよし、いいぞ・・)

試験官():あのー、経歴を見させていだきますと、株式会社の民間で相当な経験を積まれているようですね。しかし、最近ではプロポザール方式が出てきていますよね。技術士として、ご意見を聞かせてください。あるべき方向というか、そのあたりをお聞かせください。

私「実は、数年前に総合評価落札方式というのを経験しました。二十数社の中から5社が選定され、当社も選ばれました。価格的に高いということで落札はできませんでしたが、指名をもらったことそのものはうれしいものがありました。これからは、一定以上の規模の工事ではこういう方式も必要だと思います。当社では、建築もプロポザール方式で受注しています。(回答になってないぞ、これは。)

試験官()「御社では、プロポザールについてどのように考えていますか?

私「当社では、プロポザール方式のほうが望ましいと考えて、奨励しています」

試験官()「でも、何でしょ。プロポザール方式はコストがかかるのではないですか?

私「(?)時間というコストはかかりますが、直接的なお金はかからないと思います。技術者としてのやりがいみたいなものがプロポザール方式にはありますし、技術を活かせることも出来るし、技術向上へのインセンティブも働くので、時間はかかっても、この方式はいいと思います。(何か、この回答はへんだぞ)

 

試験官(右「)記述試験の中で、イントラネットについて書かれています。こういう厳しい経済情勢の中で大変だと思いますが、イントラネットを構築されてご苦労されたことだと思います。そこで、苦労した点とメリットについてお聞かせください。」

 

私「・・・・・・省略・・・・・・・・・」

 

試験官()「構築されて、何年になるのですか」

私「約、2年です」

試験官()「イントラについては、まさしく伊藤さんの言われるとおりだと思います。しかし、社員一人ひとりが、情報を隠匿するようなことが、どうしてもあると思いますが、それにはどうしていますか?

私「・・・・・・・・・・省略・・・・・・・・・・」

試験官()「社内における問題はいいとして、外部に対してどれだけ情報を公開していくのか、例えば、不祥事の公開と会社としてどうしていくのか、分かれどころだと思いますが、それについては、どのようにお考えですか?

私「・・・・・・・省略・・・・・・・・・・」

試験官()「今まで、伊藤さんが主任技術者として一番ご苦労されたのはどういうことですか。今の立場でも結構ですが・・」

私「(え、何?総監のことではなくて専門のことを聞いてきたな?)それはですね。と、かつて体験した事例を話しする。・・・・・・省略・・・・・・・」

 

試験官()「あと、あの危機管理という観点で、地元対策として違法な金を出せと云われ、そのほうがトータルとして安くつく。金を出したら早く終わる、出さなければ時間がかかる、そのとき経営者として、どのような判断を下しますか?

私「絶対に応じません」

試験官()「何故ですか?理由は?

私「法的な違反や社会ルールを破るような行為はできないからです」

試験官()「社長がしろ、と云われたらどうしますか?

私「社長から指示されても、してはいけないことを説得します」

試験官()「できますか?

私「出来ます。」「当社の場合、元々、そういう違法なことはしないのが社風みたいになっているので、できます。仮にそのようなことが起きても説得できます」

試験官()「伊藤さんが、今まで主任技術者としてやってこられて、一番のご専門は何ですか?工学的にですが・・」

私「そうですね。様々なことをやってきましたが、しいて言えばコンクリートでございます」

試験官()「だいぶ前に、山陽新幹線でトンネルが剥落しましたよね。原因は何だったんですか?

私「施工不良が原因だったと理解しています」

試験官()「どういう不良ですか?

私「打設前にコンクリートに水を加えるなど水セメント比の問題もあったと思いますが、剥落の直接的な原因はコールドジョイントの処理の問題だったと記憶しています。もっと入念に施工しておれば、あのようなことは生じなかったと思います」

試験官()「近年、コンクリートの中性化現象が起きてきていますが、その原因は何ですか?

私「(?中性化?中性化よりも塩害のほうだろう? この方は、ひょっとして、塩害を聞いたつもりで中性化と言ってしまったのではないか?でも、わざわざ中性化と指定しているのだから中性化で答えるしかないな。)経年劣化と水セメント比との関係だと思います。構造物に対してはかぶりの問題など施工不良が関係していると思います。今の施工は、かぶり、水セメント比、施工など心配のないものが施工されていますが、高度成長時代には、早く進めなければならないことや知識不足などにより、施工不良、つまり水を加えたり、鉄筋のかぶり管理が良くなかったりで、今、いろいろな問題が出てきていると考えます」

 

試験官()「ところで、伊藤さんの会社には協力会社さん居ますか?

私「はい。います」

試験官()「協力会社への技術指導はどんな風にされていますか?

私「(ええっ?特別に教育などしていないけれど・・。何かないか。そうそう、安全教育のことを話ししよう)作業計画などを自ら作成するように指導しています。作成して提出された計画などを基に、当社と打ち合わせながら指導しているのが現状です」

試験官()「かなり専門的な分野については専門屋さんに任せるのが多いと思います。しかし、トンネルとか剥落といった問題点も出ています。その辺り、伊藤さんが元請の場合、現場での技術指導は実際どの辺までやっておられるのですか。」

私「公共工事適正化法というのも出てきたりしているように、専門会社さんに全て任せるというのは如何なものかと思っています。当社としては専門屋さんよりも詳しくなるように勉強することを指導しています。

試験官()「実際はどうなのですか?」

私「(うーん)例えば、発注者がどんな質問されても、適切な回答ができるようにしています」

 このあたり、トンチンカンになっている。質問と回答がバラバラである。

試験官(左)「一般的には元請が計画を作成して、専門は下請けが作成しているのでしょう」

私「かなり専門的になるとそうですね。それを煮詰めて最終的にはこちらで作成します」

 

試験官(右)「いろんな工事をしていると手抜きとかミスが出てきます。情報化とかいわれてきて技術者に対する信頼が失われてきていると思いますが、技術者に対する信頼とか社会的責任については、どのように考えていますか?」

私「自分たちは技術者と呼ばれています。呼ばれている以上、技術者としての責任が不特定多数の方に対して生まれると思います。私たちが手抜きをしたり不祥事を起こせば、損害を受けるのは不特定多数の方です。選ばれてある技術者として、そういったことのないように責任を果たす必要があります」

試験官(右)そういう風な思いに、日常、ぶつかったことがありますか?

私「この技術士の勉強をはじめて、倫理に対して考えることが多くなりましたが、今のところ、幸いなことに、そういったことにぶつかったことはございません」

試験官(左)「失敗事例の話ですが、ある人が失敗を犯していて、どこかの役所から言ってきたらどうします?厳しく罰しますか?」

私「失敗を犯した社員の事情とか背景とかあると思いますので、その辺りをきちんと調べて、二度と再発しないように対応をしたいと思います。」

 

試験官、二人ともうなずいている。

私「(よしよし)」

試験官(右)「技術士制度についての必要性はどう考えますか?」

私「(ええつ?えらい抽象的なことを聞いてきたなぁ)技術士を受験するために勉強してきましたが、技術士試験には、他の試験にない倫理が特に強調され、求められています。これからは、この倫理というのが絶対に必要だと私は考えています。そのような観点からも技術士制度は必要だと思っています」

 なーんか、とんちんか的になってしまった。

 

試験官(右)「外国の事例などご存知ですか?」

私「(ん、何だ?外国の技術士制度のことか?PEとか高級工程士とか?倫理のことを言っているのか?うーん、わからん。いい加減なことを答えてもなんだから)「勉強不足でして知っていません。勉強します。」

 

試験官、二人顔を見合わせてアイコンタクト、時計を見ながら「これでいいですね」と言った風情。

 

試験官(右)「それでは、これで終わります。お疲れ様でした」

私「(おっ、終わりか。)ありがとうございました」

 

以上、係員から呼び出されて25分丁度ぐらいであった。

 

 

反省

質問に対する私の回答は、あとから見直してみるとトンチンカンみたいなところも多々見受けられました。今なら、もっと適切な回答ができたと思います。

でも、結果的に合格はいたしました。これは、ひとえに試験官と会話ができた、コミュニケーションが成立した、プレゼンが出来た、このことに尽きるのではと思っています。

私の推測ですが、筆記試験合格ということは技術士試験にはほぼ合格しているのです。あとは、試験官と会話が出来るのか、ブレゼンが出来るのか、それだけではないでしょうか。饒舌すぎたような気もしますが、まあ、合格はしたのであれでもよかったのでしょう。

しかし、このままの回答ではないものの、読み返してみたら「たいしたことない技術者」ということを、自ら
Web上で露見したみたいです。^_^;
 
 まあ、それも、よしであります。





読んだ本、買った本

 

本の名前 著者 ひとこと
桃論 桃知 利男 今、2回目を読んでいるところです。私たちには、信頼の構築、コミュニケーションが大切です。3回目です2003/2/25現在
桂米朝コレクションU 桂米朝 桃知独演会の帰りに、紀伊国屋書店で購入しました。ちくま文庫。この中には、私の大好きな「地獄八景亡者戯」が入っています。搭乗口のベンチで読みながら、笑い声を上げて、隣のおばさんから冷たい視線をもらいました。2003/2/10購入。
なぜ日本人は賽銭を投げるのか 新谷尚紀 立ち読みしていたら、何かおろしろそうだなぁ、と思って購入しました。つん読にならないようにしなければ。
なぜなら、読むべき本がたくさん、あるから。2003/2/23購入。
黒塚 夢枕獏 本当に久しぶり、小説を購入。これも、つん読になるかも。2003/2/23購入。900円。集英社文庫。
忘れられた日本人
庶民の発見
地域再生の経済
仕事のなかの曖昧な不安
「わからない」という方法
これも男の生きる道
安心社会から信頼社会へ
社会的ジレンマ
新版コミュニティソリューション
ボランティアもうひとつの情報社会
不平等社会日本
長期停滞
宮本常一
宮本常一
神野直彦
玄田有史
橋本 治
橋本 治
山岸俊男
山岸俊男
金子郁容
金子郁容
佐藤俊樹
金子 勝
枕元に鎮座している、つん読の数々です。いつになったら、すべて読破できることでしょう。ここに書かれている本の大半は、店主戯言で紹介されていました。





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