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PremiumX'mas |   - Christmas songs & Love songs  -

2003年リリースされた「クリスマスソング&ラブソング」アルバムのご紹介

恋人たちのクリスマス/マライア・キャリー
ロッキン・アラウンド・ザ・クリスマス・ツリー/ジェシカ・シンプソン&ロージー・オドネル
ラストクリスマス/ワム!| クリスマス・ソング/イン・シンク
めぐり逢えたら・愛のテーマ/セリーヌ・ディオン&クライヴ・グリフィン
She/エルヴィス・コステロ | クローズ・マイ・アイズ/ベイビーフェイス
アヴェ・マリア/アーロン・ネヴィル | きよしこの夜/デスティニーズ・ チャイルド
ウィンター・ワンダーランド/メイシー・グレイ | トゥルー・カラーズ/シンディ・ローパー
タイム・アフター・タイム/マイルス・デイビス | プロミス・ミー/ビヴァリー・クレイヴェン
シルヴァー・ベルズ/ヴォンダ・シェパード
ディス・ワンズ・フォー・ザ・チルドレン/ニュー・キング・オン・ザ・チルドレン
エヴリ・イヤー・エヴリ・クリスマス/ルーサー・ヴァンドロス
エンジェル/サラ・マクラクラン | メリークリスマス・ミスターローレンス/坂本龍一
ハッピー・クリスマス | 鳥山雄二with葉加瀬太郎

* * *

クリスマスになると、街中で流れる曲が集められたアルバムといっても良いくらい
白いジャケットは、きらきら光るフォログラフの粉雪をイメージされている。ちょっと豪華な雰囲気
クリスマスシーズンのCDショップで見つけた一枚…本当は「恋人たちのクリスマス」だけが目当てで手にしたけれど
ふたを開けたらではないが、なかなかの名曲が揃っていてパーティのBGMには持ってこいでしょう
今年はちょっとこれを使って仲間内でわいわいのパーティに使って見ようかと持ち出してみた

* * *

クリスマスツリーやキャンドルの灯りが人の目に暖かく届くこの季節
多くの人が心温まるクリスマスを過ごすのだろうと思う反面、クリスマスは来るまでが楽しみなのだ
過ぎてしまえば「夢のあと」のようになる。せめてそれまでひとり盛り上がろう
そんな時、流れていると素敵…そんな曲の集まり。機会がありましたら是非一曲どうぞ

* * *

”Rockin' Around The Chrisumas Tree” −ロッキン・アラウンド・ザ・クリスマス・ツリー −

クリスマス・ツリーを囲んで/パーティーを楽しみましょう
君が見えるところにヤドリギを吊るすと/カップルはみんなその下で立ち止まる
クリスマス・ツリーを加温で楽しもう/この季節みんなで楽しみましょう

あとでカボチャのパイを食べて/クリスマスキャロルを歌うの

「愉快な気分になろう/柊で廊下を飾って」/そう歌う声を聞けば
センチメンタルな気分になる筈/クリスマスツリーを囲んで楽しもう
みんなで一緒に踊って
ハッピーなホリディを過ごそう/新しい昔ながらの祝い方で

* * *

さて、あなたは誰とどこでクリスマスを過ごしますか?
家族と一緒もいいし、仲間と一緒もいい。そして、たまにはひとりもいい
ハッピーで温かなクリスマスをお過ごし下さい…
その時、ちょっと素敵な音楽があると思い出深いひとときとなるでしょう

皆様に、Happy Merry Christmas!!

2006/12/16



 ゴールデン☆ベスト|  - 加藤登紀子 -
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ある日突然、加藤登紀子さんの歌が聴きたくてネットショッピングでチョイスしたのがこのアルバム
2枚組みベストアルバムは、全30曲収録。デビュー曲「ひとり寝の子守唄」がDISK1の1曲目

ディスク1…1. ひとり寝の子守唄/2. 知床旅情 /3. 琵琶湖周航の歌/4. 愛のくらし/5. 灰色の瞳 /
6. リリー・マルレーン/7. 鳳仙花/8. この空を飛べたら/9. ANAK(息子)/10. 時代おくれの酒場/
11. 難破船/12. 陽ざしの中で/13. 百万本のバラ/14. 愛さずにはいられない/15. LOVE LOVE LOVE

ディスク2…1. Re'volution /2. 私のヴァンサンカン/3. 18の頃~Chez Maria~ /4. 雑踏~La Foule~(Paris Version)
5. さくらんぼの実る頃/6. 時には昔の話を/7. 美しき20歳 /8. バラ色のハンカチ /10. 川は流れる
11. 花 HANA/12. まっすぐ見つめたい /13. 人・生・不・思・議/14. 愛がとどかない/15. ふるさとは忘れない

* * *

才能が花開き「ひとり寝の子守唄」がヒットし、一躍時の人となった頃私はまだ子供だった
東大紛争の真っ只中で青春を過ごした、このシンガーの人生は波乱万丈だったことだろう
あの頃の歌謡曲にはない新しいスタイルの唄がシンガーソングライターの先駆けだったこと
全てがだいぶ後になり知り、その才能にも驚いた

* * *

大人の歌…私にとって加藤登紀子さんと言う人はそういう存在
遠い昔、「リリー・マルレーン」というシングルレコードを買いました
戦士たちを戦場へ送り出した娼婦「リリー・マルレーン」を聴いた時、心が痛みました

* * *

♪ リリー・マルレーン ♪

ガラス窓に灯がともり/今日も町に夜がくる/いつもの酒場で陽気に騒いでる/リリーリリー・マルレーン
男たちに囲まれて/熱い胸をおどらせる/気ままな娘よ/みんなのあこがれ/      〃      
お前の赤い唇に/男達や夢を見た/夜明けがくるまで/すべてをわすれて/        〃     
…月日は過ぎ人は去り/お前を愛した男達は/戦場の片隅/静かに眠ってる/    〃     

若かりし頃リバイバル上映が一時期はやって「風と共に去りぬ」を観るために映画館へと足を運こびました
この作品の中に出てくる「ベル」という娼婦は、実はとても人間的に暖かく優しい人でした
リリー・マルレーンを聴くと、映画の中のベルと言う娼婦をダブらせてしまう私がいます
人は、地位や身分などで差別される時代に凛として生きていたベルと言う女性が素敵に見えたものです

* * *

偶然に聴いていたラジオ番組のゲストが加藤登紀子さんでした
可愛い声でもなく、素敵と言う声でもない、それなりの年輪を経た声でゆったりと話していました
やはり、私にとって加藤登紀子と言う人は何時までも「大人の女性」なのだと距離が縮まりません

悠久の時を経て今、彼女の歌を目を閉じて心で聴く…
ふと、今空を飛んでいるようなそんな気にさせてくれるのが嬉しいひとときでもあります
シャンソンはフランスの艶歌・・胸にぐっとくる情念を感じつつ「大人の歌」の人の声は流れる
優しく切なく哀しく…年齢を重ねても味わえるオススメのアルバム

2006/12/06



しるし|  - Mr.Children -
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今世紀最大の LOVE SONG のキャッチで11月15日シングル・リリース
テレビドラマ「14歳の母」の「しるし」、テレビドラマ「幸福な食卓」の「くるみ」
休眠状態にあったMr.Childrenが活動を開始した時からの不思議な空気の流れは益々心地よいものを感じる

物づくりの出来る人たちは、心の中のイメージを言葉と音符で綴り、耳をすます人の所へ届ける
アーティストのこだわりは、じわりじわりと胸の中の深いところへ温か味を含んで染み入る

* * *

『しるし』 /written :Kazutoshi Sakurai

最初からこうなることが決まっていたみたいに/違うテンポで刻む鼓動を互いが聞いている
どんな言葉を選んでも どこか嘘っぽいんだ/左脳に書いた手紙 ぐちゃぐちゃに丸めて捨てる
心の声は君に届くのかな?/沈黙の歌に乗って…
ダーリンダーリン いろんな角度から君を見てきた/そのどれもが素晴らしくて 僕は愛を思い知るんだ
「半信半疑−傷つかない為の予防線」を/今、微妙なニュアンスで君は示そうとしている

* * *

ドラマ「14歳の母」は現実を直視したテーマ性の強いドラマとして注目をしたい
さて、脚本家はどのようにこのドラマを締めくくるのだろうか…。
子供を産み育てることの長いスパンを14歳はどう捉えているのか?
ドラマの中でどんどん理想的な展開があるのだろうが、
生まれてくる子供の未来を明るいものにするために
周りの大人の奔走を無視し、若い母親は子を持つことになるのだろうか?
そして、いつか子供が自意識を持ち自我が芽生えた時、
幼い母はその変化について行けるのだろうか?やはり、難しいのではないのか?
その問題提起がこの「しるし」にあるとしたらじっくりと詩の内容を噛み砕いて理解したい

* * *

『ひびき』

タンデムシートに座って歌っている君の声が/背中越しに小さく響いている
調子外れの下手くそな歌だけれど/この声だ その響きだ 一番好きな音は
見つからなかった探し物はポケットに入ってました。と
幸せなんかおそらくそんなかんじでしょ!?って 君の声は教えてくれる
喧嘩しても 仲直りして そうやって深まってゆけばいい
幸せなんか そこら中いっぱい落ちてるから
欲張らずにひろっていこう

* * *

『くるみ』 - for the Film - 幸福な食卓

どこかで掛け違えてきて/気がつけば一つ余ったボタン
同じようにして誰かが、もてあましたボタンホールに
出会うことで意味が出来たならいい/出会いの数だけ別れは増える
それでも希望に胸は震える/十字路に出くわすたび/迷いもするだろうけど

* * *

たくさんのメッセージを心に落としながら歌声が耳の奥で響く
いくつかの言葉の端と端を繋げたらやさしい心に触れることが出来る
そんなことをふっと感じさせてくれる、ミスチルはそんなバンドに変化しつつある
これからも変わる。その、立会いが時々出来てそれだけで幸せを感じ、安堵する

2006/11/18



星影の小径/ちあきなおみ

 星影の小径 | 港が見える丘  - ちあき なおみ -


ちあきなおみと言う歌手は、ある日結婚をし突然歌手活動を止めてしまった…そういう記憶が私にはあります
大物の歌手に良くある「鳴かず飛ばず」の時代を乗りきり、押しも押されぬ大物となったのは「喝采」という楽曲
ずいぶん昔のヒット曲でも、あのストーリー性のある歌詞は記憶に留まり、忘れることはないくらい耳にしたものです
ある時、車のCMソングとして流れた時の「詩」が持つ独特の世界が広がったのを覚えている
あの当時、CDショップで探して歩いたのに見つからなかったので諦めて何年か過ぎた…
ここへ来て、再びCMソングとして登場し今度はネットで探し見つけることが出来ましたのでご紹介

* * *

星影の小径 作詞/矢野 亮 作曲/利根 一郎 編曲/倉田 信雄

静かに 静かに 手をとり 手をとり あなたの 囁やきは アカシヤの香りよ
アイラビュー アイラビュー いつまでも いつまでも 夢うつつ さまよいましょう 星影の小径よ
静かに しずかに じっとして じっとして 私は散ってゆく アカシヤの花なの
アイラビュー アイラビュー いつまでも いつまでも 抱かれて たたずみましょう 星影の小径よ

* * *

ノスタルジックな風がすーっと目の前を通り過ぎるようなやわらかさ
歌い手の魂がこちらに伝わる…アメリカでは「ソウルソング」(魂の唄)とも呼ばれ手もいるようです
ちあきなおみという歌い手は、彼女の内なる魂の叫びではなく呟きを歌い続けているように感じ
歌手としての技量とたおやかな感性とが「おとな」を全て持ち合わせているように思えます
独特な世界は、たとえシングルレーベルでもしっかりと伝わる
心に残るメロディーと歌詞…最近なかなか無いのでちょっとうれしい出会いの一曲
大切な人と聴いてみたい。日の落ちた灯りの少ない小径をゆっくりと星を仰ぎながら歩いてみたい
人生を少し早足で歩いたと思える日に、大切な人と同じ歩調で歩くことの大切さを思い起こさせてくれるやさしい歌声です

2006/07/26



 風の彩〜故郷物語 - Super Relaxation|  - 天 山 -
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- ジャケットの帯の言葉 -

花の色 草の色 雲の色 様々なる風の彩(いろ) 
土の色 水の色 山の色 胸震わす故郷の彩(いろ)/ 高橋 良輔(アニメ日本昔話・火の鳥演出)


5月11日発売のこのCDの演奏家、天山さんは webサイト「30才以上の扉」 からのリンクで知りました
心の宇宙へすーっと入り込むオーラがあります

シンプルなメロディで故郷に吹く風を奏でる不思議な楽器たちのハーモニーは心和む世界へ誘う
演奏で使われる楽器…ニ胡、馬頭琴、タイ笛、ティンホイッスル。耳慣れない楽器で繰り広げられる音楽の世界
Relaxationの音楽は数多くあるけれど様々な風景が目の前に浮かんでは消える。安息の風が吹く

* * *

収録曲List

収録曲:太陽の風/The Continental Wind 供 А”の彩(いろ)/The Wind Coloratisn
パミール/Pamirs : 枯れ葉の舞い散るとき/Dance With Leaves : 小麦畑/Wheat Field 
星くずの夜/The Starry Night : 亡き王女のためのパヴァーヌ/Pavane : ふくろうの森/Owls Forest
風を超えて/Human Memory : 故郷物語供Furusato Story
冬の恋人達供Lovers In Winter 供 А〆守の詩(うた)/Cherry-blossoms Guardian

* * *

アーティストについては、ジャケットに公式サイトをリンクしてます
複数の楽器を使いこなす演奏家でもある天山さんの世界を充分に満喫ができる一枚
ここは多くを語らず、機会がありましたら是非一度耳にして戴けたらと思います
きっと心が軽く柔らかくなれる。幸せな眠りも作ってくれる…これは私が味わった感想
人それぞれの感じ方があります、それが音楽を含めた芸術だと改めて感じさせてくれた音楽
Super Relaxation とのサブタイトルが記されている意味合いがよく分かります

2006/05/20



青春の歌/1970

青春のうた|BestCollection 1  - 1970年代・前期 -

かつて日本のフォークソングは幾度かの「ブーム」を経て現在のニューミュージック時代へと流れを移した
フォークブームと呼ばれたその10年の間に、多くの話題を世の中に投げ込み時代の流れとともに消えたように思えた
その真っ只中で過ごした私としては、この「BestCollection」(デアゴスティーニ出版)の創刊号に食指が動かされた
1970年代前期のアーチストとしてこのアルバムに収録をされているのは…
よしだたくろう/チューリップ/加藤和彦と北山修/南こうせつとかぐや姫/トワ・エ・モア/はしたのりひことクライマックス
旧知の友との再会を果たしたような…セピア色の想い出に少しずつ色がつき始めてゆく

* * *

オイルショックとベトナム戦争…反戦色や世相非難色の強い歌がラジオから流れ消えていった
「放送禁止」とされた歌はその後ラジオから流れることはなく、本当の自由がなかったその時代に生きたアーティストは
団塊の世代と呼ばれる人たちが殆どだった。無茶をしているようで芯のあるその生き様を若い私は眩しく眺めていた

1970年…大阪万博が開催された年。作家・三島由紀夫が割腹自殺をした年。ビートルズが解散をした年
赤軍派学生による、よど号ハイジャック事件のあった年。歩行者天国がスタートした年
周りの空気が目まぐるしく変った時、私はまだ子供だった…あの頃の日本は平和ではあったが反面危険な国だったように思える
その翌年、71年に「ユイ音楽工房」という音楽プロダクションを当事のフォークアーティストたちが発足した
「ユイ音楽工房」「ユイ」とは、このとき代表を務めた六文銭のリーダー、小室等氏の娘の名前からきている
こんな話を知っているのはあの当時、フォークに心酔した人だけだろう

* * *

フォークブームの真っ只中で青春を過ごせたことが今から思えば幸せだったと心から感じている
吉田拓郎がまだ「よしだたくろう」と使われていた頃からレコードとラジオとコンサートだけで耳にすることが出来た
その親近感、距離感がとても嬉しく、同じ時間を共有できていたと充実した学生生活だった
私のフォークブームは、「よしだたくろう」を中心に動いていた

よしだたくろうコンサートの前座に、イルカやかぐや姫が歌っていた…今から思えば夢のような顔ぶれだった
当事、歌番組に出ることはなく彼がテレビに出る時はなるべく長い曲を数曲聞けて顔を見ることができた
嬉しくて嬉しくて…そんな想い出がたくさんあるのだから文字をどれほど並べても言い尽くせない

* * *

このCDに収録をされているアーティストと曲目は…

あの素晴らしい愛をもう一度/北山修・加藤和彦
♪ 命かけてと ちかった日から 素敵な思い出残してきたのに あの時同じ花をみて 美しいと言った二人の 心と心が今はもう通わない…

神田川/南こうせつとかぐや姫
♪ 貴女は もう忘れたかしら 赤い手拭 マフラーにして 二人で行った 横町の風呂屋…

誰もいない海/トワ・エ・モア
♪今はもう秋 誰もいない海 知らん顔して 人がゆきすぎても わたしは忘れない 海に約束したから つらくても つらくても 死にはしないと…

花嫁/はしだのりひことクライマックス
♪ 花嫁は 夜汽車にのって とついでゆくの あの人の写真を胸に 海辺の街へ 命かけて燃えた 恋が結ばれる…

青春の詩/よしだたくろう
♪ 喫茶店に彼女とふたりで入って コーヒーを注文すること ああ それが青春…さて青春とはいったい何んだろう その答えは人それぞれちがうだろう

心の旅/チューリップ
♪ あーだから今夜だけは 君をだいていたい あー明日の今頃は僕は汽車の中 …いつもいつの時でも 僕は忘れはしない…

今の音楽性との違い…ギターコードが頭に浮かぶ、メッセージがちゃんと胸に届くことだろうか

* * *

私は紛れもなくその時代を生きていた。等身大のアーティストと共に時間を共有していたと確信ができる
そのなんともいえない満足感と顧みる我が青春時代を沸々と蘇らせることのできる世界がひとつ見つかった
宝物はいつも心の中にあって時々は胸を熱くさせる想いが訪れる。年齢を重ねることはそれほど悪くもない
時が流れ気がついたら「よしだたくろう」は「吉田拓郎」となった。闘病中だと思っていたら2006年9月23日にはつま恋コンサートがある
拓郎はかぐや姫とつま恋で徹夜のコンサートをする予定だという…驚いた
生きる証が其処にあるというのならその証人となりたいと久々に胸に過ぎるものがある
私も歳をとったけれど拓郎はその上を行く。ツンツンと鋭角だった彼の空気は丸く柔らかくなっているのだろう
フォークを語ると長くなってしまう。自己満足の綴りで最後まで読んでくださったあなたへ…ありがとう

2006/03/08



Hakudo Ohtsuka Singles

大塚博堂|シングルス  - Hakudo Ohtsuka Singles -

1981年5月18日に倒れ帰らぬ人となった博堂さんは37歳と言う若さで人生を駆け抜けました
今年で25回忌を迎えます。今でも覚えているのは、私がファンだったのを知っていた友人が電話で知らせてくれた時のこと
あの日は、一日良いお天気で日が西に傾く時間だった。電話の向こうの友人が「今ニュースで聞いたのだけれど…」と伝えてくれた
その後、日が落ちるまでまだ健在だったステレオでレコード盤を何度も何度も聞いていました
私の青春の1ページをしっかりと作ってくれた大塚博堂さんの音楽はやはり亡くなった今でも耳に心地よく響きます

* * *

このアルバムは、1976年6月にシングルリリースされた「ダスティンホフマンになれなかったよ」からの
シングル全10枚(20曲)をカップリングしたものアルバムジャケットがシングルのジャケットをタイル上にデザインされています
1972年9月、”大塚たけし”の名でデビュー。鳴かず飛ばずの苦しい時期を凌ぎ、”大塚博堂”の名で再デビュー

初めてテレビで歌う姿を見たとき、その歌声と歌詞とメロディが忘れられず翌日レコードショップへ行き、LPを2枚買ってしまった
ジャズやボサノバのリズムがやけに大人っぽく魅力的に聞こえた。それくらい声に魅力のある人だった
昨年、博堂さんの甥の「大塚 郷さん」という人のサイトを見つけ今でも仕事をしながらコンサート活動を続け
叔父である博堂さんの唄を歌い続けていると知り嬉しくてメールを差し上げたことがありました
想い出がまた少し膨らんだ昨年の夏のことでした

ピアノジャズではなく、言葉を歌うジャズとの出会いは、大塚博堂さんの「めぐり逢い紡いで」や「翌朝」からだった

* * *

 大塚博堂|シングルス 収録曲名

ダスティンホフマンになれなかったよ*坂の上の二階/過ぎ去り日の想い出は*夕暮れのような微笑/
季節の中に埋もれて*旅でもしようか/哀しみ通せんぼ*翌朝(よくあさ)/めぐり逢い紡いで*小さな幸福でよければ/
LOVE IS GONE*ピアノコンチェルトは聞こえない/もう子供でも鳥でもないんだから*星へ階段(Staiwey to the stars)/
青春は最後のおとぎ話*異人館通り/憂雨(うれいあめ)*花びらは風に/映画館*Never could day good-bye/

再デビュー5年目の春、突然に亡くなりました。3月には作詞家・阿久悠との出会いを機に活動をし始めた矢先のことでした
流れ星のようにすーっと逝ってしまいました。素敵な音楽性と魅力的な声を持ったその人は37歳のまま私の中で停まりました
いつしか大きな年の差が逆行し追い越してしまった。貴方の37年間の人生を通り越してしまって気づきました
大人の歌がないのだ、ということ。チャラチャラした歌はどれほどでも世に出されはするけれどセンスの良い大人の歌がない
やっぱり私はここへ辿りつくのだろう。ジャズはいい。大人の音楽だからいい

* * *

季節の中に埋もれて作詞:藤 公之介/作曲:大塚博堂/編曲:森岡賢一郎

耳に押しあてた 電話の向こうで/どこか寂しげに うるんだ/きみの声がする/ぼくだと気づいて きみは息を呑み/
他人行儀なあいさつで 黙ってしまう/君と別れて ぼくは 自由になれたと 思いちがいをしてたよ/
きみなしでは 何ひとつ 出来はしないくせに/何かいってくれ こみ上げてしまう/君はあれから幸せか 泣いてはいないか…

通り過ぎた時の流れを取り戻せるのなら取り戻したいと思う瞬間があります
それは時に切なくときに哀しい想い出の一こま。その時自分がどうすれば良かったのか?それを今、この時思い返す
未練が見え隠れするこの詩の呟きにふと想像をしてみた。『電話の向こうで受話器を持った自分』がいる
昔、似たようなことがあった…そんな思い出の一つ一つが蘇る。それは誰にでもある通り過ぎた時の落し物なのかもしれない

大人の御伽噺は、決してハッピーエンドとは限らない。でも、それで良かったと思えるのならハッピーエンドに間違いない
それが大人の愛とか恋とかいうものなのだろう…ずっと昔、少し背伸びをして耳を傾けていた私が歌声と一緒にいつでも現れる
タイムスリップできるメロディはきっといつまでも耳の奥に響き続けることだろう。そうあって欲しいとも願ってしまう

2006/01/06



君の詩/ビリー・バンバン

君の詩  - Billy BanBan -

1969年、兄弟デュオ「ビリーバンバン」として「白いブランコ」でレコードデビュー。
いきなりの大ヒットから今年で36年。息の永い活動を経て、TVCFの歌として流れる曲が「君の詩」
3才違いの兄弟は今も歌います。兄・菅原孝さんは今年61才、弟・進さんは58才。声は変わらずやわらかい
このところテレビで麦焼酎「いいちこ」のCMソングを歌うビリーバンバンの歌声と名前を目にし、懐かしく聞き入っていた
そして、つい最近立ち寄ったCDショップで見つけたのがニューシングル盤「君の詩」。つがいのコウノトリの写真に目を奪われてしまった
webで調べるとホームページもあったのでご紹介

http://www.havmercy.co.jp/bb/bbtop.html

今の若い人には判らない音楽かも知れません。でも一つの時代を生き抜いたそんな貫禄を感じる
久しぶりに聞いた二人の声は昔、子どもの頃聞いた声と変わらない・・・様に聞こえた
懐かしい声にじぃんと来てしまった。「白いブランコ」や「さよならをするために」など遠い記憶が蘇る

* * *

麦焼酎「いいちこ」のCMが流れた…声を聞いてすぐに判ったのが何となく嬉しかった
昔、トリスのCMで子犬が雨の中を我が家を目指して歩く…夕暮れ時から夜にかけて人の足下を子犬が我が家へと歩く
そのバックにビリーバンバンのハミングが流れた。音楽性も映像もグレードが高く印象に残っている
そう言えばその当時のCMは芸術性が高く心和むものが多かった。現在、テレビから放出されてくるものとは大違い
今でも時々、懐かしい映像の番組に出てくるのがそのトリスの子犬と歌声。今流しても古さがないと思うのです
本当に良いものは、時代を超えても受け入れられ生き残る。ビリーバンバンの歌もきっとそうなのだろう

* * *

”いいちこ” コマーシャルソング 君の詩 …作詞/葉山真理・菅原 進 作曲/菅原 進 アレンジ/森 正明
命つきる その時 僕は何を思う/遠く残した 忘れえぬ人/命つきる その時 君は何を思う/青い香りに 包まれる夢
時を引きもどせるなら あの駅に降りたち/時間の鍵を回して 君に会いにゆきたい/
愛していたことよりも 君といた季節を繰り返したい/星は巡り 時を映す 変わらない面影 そっと微笑んでいて…

命がつきるその時、いったい何を思うだろう。ずっとずっと心の奥にしまって置いたものを広げたい
その命つきる時、その人が目の前にいたらどんなに幸せだろう。人の一生は永い時間の流れの中で付きつ離れつ漂う
時の流れをしみじみと思うことの出来る瞬間があればそれが至福の時となるのだろうか?
静かに流れるその歌声にしみじみと心に染み入る人の心のヒダの一つ一つ、どれほど愛があってもそれに触れることは出来ない
心が翔ぶ…自由な空へ。それが命尽きるその瞬間。そんなイメージがどんどん膨らむ柔らかな穏やな音が流れる

* * *

hana −夢の旅人− /作詞:葉山真理/作曲:菅原 進/アレンジ:森 正明
おやすみ 傷ついた羽をやすめて 遠く 波の音 子守歌に/おやすみ うたかたの 夢の旅人 涙もかわいて 虹の彼方
耳元 やさしく 月のささやき 海に浮かべよう 星のかけら/眠りのほとりに 花の香りを そっと 届けよう 風にのせて…
この世の花であるように この世の花は 季節の野辺に/おやすみ うたかたの 夢の旅人 命 澄みわたる 空のように…

詩が優しい。この詩を書く人の心の中、美しい風景が常にあるのだろう
言葉は素敵だ。人を癒し、人を温める。心の深い芯まで届く。根雪を解かす春の日差しのようにじわりじわりと届く
こんな言葉を持つ人と美しい音の流れが出会い人の心に歌を届ける

* * *

年の瀬も押し詰まって来る前に、ゆったりと過ごしたいものです。殺伐とした世間の風から逃れて
ひっそりと静かに聴き入る音の流れが一年の澱を浄化してくれるように思えます
心が通い合う人と同じ時を過ごし、その繋がりがずっと続きますようにと祈るような思いで時を共有するのもちょっといい
大人には大人の時間の愉しみがあっていい。好きなお酒と一緒に、心和む音楽はきっと良いひとときを運ぶ
メッセージソングというよりもイメージソング、癒し系の原点、何と贅沢な音楽と触れていたのだろうか?と
ビリーバンバンがデビューした時のあの頃の音楽を思い出し、懐かしいモノ達がどんどん蘇りました

2005/12/05



Amezing grace

Amezing grace  - 本田美奈子. -

追悼…11月6日未明、38才の若さで天国へ旅立ちました
デビュー当時、その細い身体の何処にあるのだろうと思うくらいの声量に驚異した
それからミュージカル女優として生きる道を見つけてボイストレーニングに励み2オクターブ半という声域を得た
その歌唱力に磨きがかかった矢先の発病。今年初めのこと。200万人に一人の白血病との闘いにピリオドが打たれた

『このアルバム「アヴェ・マリア」「時」から5曲を選びミニアルバムとして企画したものです』
このCDはDVDとパックパッケージされ、先月10月19日に発売をされたばかりでした

* * *

突然の訃報は、奇しくもこのCDの売上を伸ばし、オリコンヒットチャートの急上昇にも一役買ってしまった
才能ある若いその歌姫は、どんな思いで旅立ったのだろう。それを思いその世界に浸って見ることにした
声の美しさは当然ながらアイドル時代とは異なったその歌声と声量、音域の広さにただただ唖然と聞き入ってしまう
収録曲の中、「タイスの瞑想曲」「風のくちづけ」「白鳥」の作詞もしている
美しい言葉が並ぶその曲は、心に静かに入り込み優しい風が吹き込む様な錯覚を覚えます

* * *

「風のくちづけ」 作曲:レスピーギ 作詞:本田美奈子.
縁側で ひとり 草笛吹いた/何故か ふと ほろ苦い味がした/日記からはみ出す 押し花見つけ/心の声 聞きたく 里帰り
春の風が奏でる/そっと キスをしていくのは風ばかり/知らぬ間に ポツリ 一粒 涙/そうよ 泣いてもいいの 心から/
ただいま故郷よ 素直になれそうよ/いつの間にか 私に似た おぼろ月夜が/微かな光 照らしてくれたのね
どこからか春生まれ 花が咲くのは/誰かが 照らしているからね

その才能を存分に出し切る前の惜しい人生の終焉に多くの人を惜しませ、涙させた。歌声が限りない空へ響く

* * *

病床にありながら同じ病を抱えている人たちへのエールとして「LIVE FOR LIVE(生きるために生きる)」というスローガンのもと
白血病患者を支援し、命の尊さや生きることの喜びを伝えるプロジェクト

”minako-channel”
オフィシャルホームページ http://www.minako-channel.com/

人は亡くなった時、その人が出る…生前のその人の人生は別れの時わかると言います
多くの人が別れを惜しみ、このCDを手にしていることでしょう。私もその一人です
美しく、凛とした生き方をしていた彼女は美しく光り輝いていました。それは天使の様に高く天へ召されてしまった

* * *

ミュージカル「ミス・サイゴン」の主演を手に入れるため一般の人に混じりオーディションを受けその役を勝ち取った
その努力と意気込みは、その後の彼女の生き方を変えるくらいの勢いがありました。その勢いを白血病が呑み込んだ
病気に苦しむ人のための支援NPOの立ち上げ準備中の訃報…その意志が繋がれることを願って止みません

本田美奈子.ファンサイト
http://homepage2.nifty.com/honda-minako/

最後にこのアルバムに自筆のメッセージがあります
メッセージは青い空をバックに右に傾いた可愛い文字が並びます。そこに彼女の心の美しさや優しさがあります

楽しい時、歌がもっと楽しくしてくれました。嬉しい時、歌が一緒に喜んでくれました。
悲しい時、歌と一緒に悲しみを分け合いました。辛い時、歌と一緒に辛さを乗り越え増した。
幸せな時、歌が私を幸せのブェールで包み込んでくれました。私は今まで、歌と一緒に歩んで来ました。
その愛する歌を通じて、皆さんと出会えた事を心から幸せに思います。
そして、私の歌が皆さんに、歌の素晴らしさを 伝える事が出来るよう…1人でも多くの方の心が
豊かになれるよう…という願いを込めて これからも歌い続けたいと思います。
このミニアルバムも、聞いてくださった方々の心に届きますように。。。   心を込めて…
本田美奈子.


彼女の歌声を聞き、その生き方や夢を知り改めて思うことのひとつに「生きている」それを感じて日々感謝をしなければと言うこと。
もう少し、あと少し、生のその声を聞きたかった。ミス・サイゴンを観たかった…とても残念だと思います。

心よりご冥福をお祈りします。どうぞ安らかに…

2005/11/18



一瞬の夏

一瞬の夏  - 吉田 拓郎 -

アメリカのフォーク歌手、ボブ・ディランの「風に吹かれて」を聴きフォーク歌手になった拓郎は、1970年6月、「イメージの詩/マーク供廚妊妊咼紂爾靴拭
その彼の歌を聴き、フォーク歌手を目指した人が幾人いたか…吉田拓郎って人の凄さは、言葉では語れない。
でも、敢えてここで文字に遺したくなりました。彼がステージで倒れたニュースを耳にした時からずっと心のどこかに座っている。
その「私の中の拓郎」は、いつでも変らないのだが…この夏、全国でツアーコンサートを前にしてのことだったので
夏になると口ずさんでいた「夏休み」がテレビのCMで流れるようになりその思いが強く前へ出た。

♪ 麦わら帽子は もうきえた/たんぼの蛙は もうきえた/それでも待ってる 夏休み ♪ …収録曲より 「夏休み」

* * *

思い出は、次から次へと記憶がほどけ、懐かしさが胸いっぱいに広がる。

昔々、少女は彼の歌を聴くために少ないお小遣いを節約してはニューアルバムを買いつづけた。
彼女の部屋にあるLPレコードのほとんどが、吉田拓郎。時々ほかのアーティストも聴くけれどやはり彼に戻る。
当時コンサートのチケットは自由席を手に入れ朝早くから会場に並び会場事務所へ仲間と共に時下談判し席を確保していた
スポットライトを浴びて奏でられるギターの爪弾きとその細く長い指先…常に最前列で愉しんでいた。
幾度かそれを繰り返し…気がつけば青春時代はフォークソングで始まりフォークソングで終わっていた。

* * *

長い年月が過ぎふと気づいたらテレビに拓郎が出ている…「LOVE LOVE あいしてる」では、はにかんだ笑顔の拓郎が静かに語る
あれほどテレビは嫌いだ。テレビの歌番組に出るなら3曲歌わせろ!!などと豪語していた無謀さなど微塵も見えない
実にやわらかい。若いアーティストに「神様」のように崇められている拓郎は静かに笑うだけ…なんと柔軟になったのだろう
不思議な感覚が私の中に生れた。そして、思った。” これはもう、「私の拓郎」ではない ”少しの間、テレビには目を向けなかった
しかし、番組中に生れた「全部抱きしめて」がシングルリリースされた時、ちょっと嬉しくなった。50歳を過ぎて角が少しずつ丸くなり
受け入れることをしている彼の変化とは別に「拓郎節」が少し出ていた。少し、ほろっとしてしまった

アルバム「一瞬の夏」の歌詞カードの最後に、収録曲解説を拓郎本人が書いている
『僕の50才からは心も身体も考え方までも大きく変ったと思う。
テレビ番組「LOVE LOVEあいしてる」をKinki Kidsと一緒にやることになってその変化のスピードは増して行く』…本文抜粋

たくさんのアルバムを世に出し、常に若い人にも支持されるミュージシャンになっていたことの驚きを感じてならなかった
公式サイトにアクセスをすると知らない曲がある…これはまずいと内心思うほどたくさん並んでいて驚いてしまった
私は昔の吉田拓郎…がなって歌っていた頃の拓郎しかいない。「一瞬の夏」収録の歌声に驚いてしまった

吉田拓郎公式サイト・http://www.forlife.co.jp/yoshidatakuro/

* * *

長い人生にはターニングポイントがあり、どちらへ行こうか?と言う時が必ずあり、選択を迫られる
自分が決めた方向を歩いて出会った人たちは、すべて人生を変えてくれるきっかけを持っていてくれるような気がしてならない
出会いは大事、出会いはいつか別れが来る。それでも何時までもと願いつづけるのは無理を承知で願ってしまう
人間ってそういうものなのだと、やっと今の年齢になってわかってきた。私も拓郎同様ずいぶん年齢を重ねてしまった。

「あゝ青春」
ひとつひとりじゃ淋しすぎる/ふたりじゃ息さえつまる部屋/みっつ見果てぬ夢に破れ/酔いつぶれ夜風と踊る街
哀しみばかりかぞえて 今日もくれてゆく/あゝ青春は 燃える陽炎か…

「マーク供
さよならが 言えないで/どこまでも あるいたね/街あかりさえ消えて 足音がさみしいよ/わかってくれる ただ一人の君を…

* * *

何時からがなる歌い方をやめたのだろうか?そんなことを思いながら「一瞬の夏」を何度も何度も聴いた
50才を過ぎ、刺が取れたように自然に優しく歌う拓郎も決して嫌いじゃない。昔より心にすっと入ってくるのだからどこか癒されるものもあるし
色々御託を並べてもやっぱり拓郎のファンであることには変らない。それを再認識した私は、収録曲「夏休み」を聴きながら
この曲を初めて耳にしたアルバムジャケットを思い浮かべネットショッピングで「CD盤の”元気です”」を注文してしまった
青春の歌はいくつになっても青春の歌なのだ…「青春の詩」と言うアルバムもあった。
あれやこれやたくさんのジャケットが入れ替わりよぎる。久しぶりに昔に戻れた…

昔、コンサートで若かりし頃の拓郎が言った…「僕は50才を過ぎたらコンサートツアーをやりたい。」
その言葉をずっと胸に人生を歩み、いい意味での枯れ方をしつつある彼の今に、永遠であれと願ってしまう
「永遠」などと言うものはないのだけれど、やっぱりそこに私の青春があったから敢えて「永遠」の「私の拓郎」でいて欲しい

「ペニーレインでバーボンを」…バーボンウィスキーは当時彼が好んで飲んでいたお酒。当時、子供だった私には遠い存在だったのに
今、大人になってみたらなんだか隣にいる人みたい。そんな、出会いっていい…大人になっても聴けるっていい。
なんだか妙に胸が熱くなるのは私も大人になってバーボンの味ががわかるようになったからかも。きっとそう…。

2005/08/21



Mr.children

四次元 - よんじげん -  Mr.children
   - Four Dimensions -

明け方の雷で目が覚めて、しばし雨の降る音を聴いていた。打ち付ける雨の音が、だんだん遠くなって…
気が付くと携帯のアラームの音が鳴っていた。ああ、朝だ…と気が付く。
一日のスタートが携帯のアラームだと言うのが少し気に入らない朝が、また始まった。
小説の書き出しのような始まりの朝一番に、ミスチルの唄うCMソングwebサイト「NO BORDER」を見入ってしまった。

Borderをいつもどこかで持っていてそれを時々持ち出して推し量る。ある意味のものさしなのだろうなって思う
『子供たちの笑顔は、この星の未来だ』ってなかなか良いキャッチだと、最近イメージが今ひとつの私の頭に何かを落としてくれたみたいで
いいね…のwebサイトでした。

 NO BORTER /その言葉に込められた想い http://www.oricon.co.jp/pj/noborder/

* * *

最近のミスチルを取り上げるにあたり、彼らの音楽活動と平行して見えてくるのが「環境問題」や「地球の未来への懸念」
子供たちの笑顔が明日の地球を作る…次の世代へのバトンタッチに何かをせねばと立ち上がった人たちの動きにゆとりを感じます
かつてジョン・レノンとオノ・ヨーコがLOVE&PEACEをアピールしたように、世界へ向けて何かを発信するアーティストが日本にも生まれた
私は何よりもそれが嬉しく思えてならない。ものを作り出す人の感性は、たくさんのメッセージを持ちつづける

ミスチルは、休業期間中どんな充電をしたのだろう?それまでのバンド同様に消えてしまうかと個人的には感じていたけれど
あにはからんや復帰後横浜アリーナを皮切りにライヴを繰り広げ、熱狂的なファンをまた増やしたように思ええる

音楽性が変わった…それ以前の音楽は、ヒットメーカー的なバンドで終始していたのを敢えて自分を前に出すことで打破したようだ
無理をせず自分らしく…やっとナチュラルに表現をすることができるようになった
がむしゃらさが若さだとしたら彼らは落ち着いたアダルトチックな年齢に差し掛かっているのかもしれない

* * *

「WhiteBand」活動

http://www.hottokenai.jp/white/index.html
ほっとけない世界のまずしさ/Whiteband - ホワイトバンドをつけよう -


THE WHITEBAND PROJECT…3秒に1人、子どもが貧困から死んでいます。食べ物がない、水が汚い、そんなことで。
この状況を変えるには、お金ではなく、あなたの声が必要です。貧困をなくそう、という声を表すホワイトバンドを身につけてください。- webサイトより -

この夏、このWhiteBandを身に付けて私たちの少しの気持ちをアピールするのも悪くない
豊かさは権力ではなく暖かさなのだともう一度再確認をしたい。暖かな心でいたらきっと救われると信じることができる
ネットで予約販売中。暑い夏の間、少し胸を張って歩ける…暑い夏も吹き飛ばせるような気がしてきた

* * *

四次元と書いて「よんじげん」と読むのだそうな。ビデオクリップの映像が不思議な世界を作っている
なるほどやはり「四次元」の世界。オブジェのような映像が微妙に動き、時々、メンバーが現れ動き唄う…
妙に日向臭いような色合いの映像は、どこか懐かしい空気をかもし、遠い昔へ引き込まれるような錯覚を覚える
それは、夏の暑い昼下がり、空には入道雲が大きく張り出しジリジリと焼けるようなアスファルトに突然の夕立ちが降リ注ぐ
雨が上がると空には虹がかかり、涼やかな風が吹く縁台でスイカの種とばしを弟としたことを思い出させてくれる

人にはそれぞれの思い出の色があり、色を見ただけでどれくらいイメージが広がるか…
色と人の心理は不思議だと再認識をさせられたビデオクリップと「and I love you」でもあった
収録曲(全4曲)…未来/and I love you /ランニングハイ/ヨーイドン +ヨーイドン(instrumental)

* * *

” and I love you ”

飛べるよ 君にも/羽を広げてごらんよ/一緒に行こう さぁ笑顔を/ほら 早くしておいでよ/はぐれずに付いて来れるかい?僕に
君には従順を 僕には優しさを/互いに演じさせて疲れてしまうけど/それでも意味はあるかい どう思う?
…どうしようもなく急に一人になりたい時があり/屋上で月を眺めていた/君に想いが強く向くほど 臆病になるのが分かって/
素直には認められなくて/でも君が僕につき通していた 嘘をあきらめた日/それが来るのを感じたんだ/未来がまた一つほらまた一つ/
僕らに近づいてる/I love you and I love you  and I love you…

人には常にターニングポイントがあり、それを感じたとき流れはそちらへと変わる…かつてのサザン・オールスターズに感じたように
息の永い活動のミュージシャンでいてほしい人たち。暑い朝、目覚めに思った鬱陶しさは何時しか爽やかな風に思えるようになる
音楽はそうして人と関わり、風のように過ぎ去り、また訪れてくれる…心で音楽を聴いてまた一つ緩やかな笑顔になれることが嬉しい

2005/07/02



カーペンターズ

 CARPENTERS  カーペンターズ
   - Twenty-two Hits of The CARPENTERS -

カーペンターズ/青春の輝き〜ベスト・オブ・カーペンターズ…このアルバムの発売は1995年秋
かなり古くなにやら懐かしく時々耳にしたくなる歌声、メロディは、決してトレンディではなかったのかも知れないけれど
それでも青春時代の歌として心に残り、その後の音楽の好みに大いに影響を与えてくれた
どこかで聴いたようなメロディラインと甘く聴こえる歌声は常に私の耳に残っていた
今、このデュオがずっと現役でい続けてくれたら…とジャケットを眺めて思うのです

* * *

収録曲は…

青春の輝き/愛のプレリュード/スーパースター/雨の日と月曜日は/トップ・オブ・ザ・ワールド/シング/オンリー・イエスタデー/涙の乗車券
愛にさよならを/小さな愛の願い/マスカレード/スウィート・スマイル/愛は夢の中に/ソリテアー/プリーズ・ミスター・ポストマン
ハーティング・イーチ・アザー/見つめあう恋/ジャンバラヤ/ふたりの誓い/タッチ・ミー/遥かなる影/イエスタディ・ワンス・モア

* * *

「トップ・オブ・ザ・ワールド」

なんて素敵な気分なのかしら/見るものすべてが輝きよ/大空には雲ひとつなく/目にはお日さまが映るだけ/
これが夢でも/ぜんぜん驚かないわ/私が望んでいたものが全部/今 特別に叶えられようとしている/理由はカンタン
それは あなたがここにいるから/あなたは私が知る中で/最高に天国みたいな人
私は今 世界のてっぺんから/下界の創造物を見下ろしてる/その理由はただ一つ
あなたと出逢って知った愛のせい/あなたの愛が私を/世界の頂上に舞い上がらせたの

* * *

「ジャンバラヤ」

さよならジョー 彼は去っていく/丸太舟を漕いで 入り江を下らなくちゃならないから
彼のイヴォヌは可愛い恋人/そりゃもちろん、私たちも入り江で大騒ぎ

料理はジャンバラヤにザリガニのパイ/ヒレ肉入りのオクラのスープ/今夜は私のいい人と会えるのよ
ギターを手にして フルーツ瓶をいっぱいにして/陽気にいきましょう
そりゃもちろん 今夜私たちも/入り江で大いにたのしみましょう

* * *

カーペンターズは、兄リチャードと妹カレンのデュオで一世を風靡し、時代を超えて歌い続けるかに思えたのですが
カレンの死により、カーペンターズの歌声は二度と聴けなくなりました。心ひきつける歌声はレコードやCDからでしか耳にすることが出来ません
洋楽のヒットチャートの記録を残し、アメリカの音楽の一つの時代を作り上げた彼らの音楽性は「私のアメリカ音楽」でもあります
人の心に芽生え育つものは、その人を産み育てた人にだって計り知れないものがある
彼女の心の中の葛藤…ある種のコンプレックスから拒食症となり、死に至ってしまった事実は、華やかなヒット曲がありながら
どこか充実のない空虚な心は家族でも救えなかった…悲しすぎるし、寂しすぎる終焉だと思います。もう少し心がほどけていたなら
年齢を重ねたカレンの歌声を今でも聴く事が出来ただろうにととても残念に思うのです
時々青春時代にタイムスリップできる音楽。最近はイーグルスやシカゴなどの曲、今の若い人にとって新しく斬新に聴こえるようですね
私には懐かしいサウンドです。音楽もファッションも繰り返す。世代を超えて耳を楽しませてくれる。親子で楽しめる音楽が増えてきているような気がします

2005/05/06



エレガンス

ELEGANCE  エレガンス
   - Relax in the Mood  -

妖精のような笑顔と楚々とした立ち居振舞い…女優オードリー・ヘップバーンは『エレガンス』の言葉に相応しい…とは個人的見解
この彼女のシンプルな笑顔をジャケットにしたこのアルバムは、2002年春に発売されています。今から3年前の春の出会い
特別聴きたいCDがあって探していたのではないのですがショップで目が止まり、収録曲目を見て思わずコレクションに加えた一枚

* * *

収録曲は…

渚のアデリーヌ(リチャード・クレイダーマン)/アラウンド・ザーワールド(ビクター・ヤング)
ムーラン・ルージュの歌・夏の日の恋(パーシー・フェイス・オーケストラ)
ムーンライト・セレナーデ(グレン・ミラー・オーケストラ)/シバの女王・ジュテーム(レイモン・ルフェーヴル・オーケストラ)
二人の天使(ダニエル・リカーリ)/夜空のトランペット(ニニ・ロッソ)/酒とバラの日々・ひまわり〜愛のテーマ〜・ムーン・リヴァー(ヘンリー・マンシーニ)
シャルメーヌ(マントヴァーニ・オーケストラ)/愛情物語(カーメン・キャバレロ)/波路はるかに(ビリー・ヴォーン楽団)
恋はみずいろ(ポール・モーリア)/男と女(フランシス・レイ)…全17曲

* * *

収録曲の大半が映画音楽で占めています。「インストゥルメンタル・ミュージック」と呼ばれる音楽性はニューミュージックと呼ばれるものとは少し違っています
40年代のスウィングジャズ、50年から60年代にかけてのムード音楽、60年代中頃からの「イージーリスニング」、70年代後半からの「ニューイージーリスニング」と移行し
80年代後半の「ニュー・エイジ・ミュージック」、90年代後半からの「ヒーリング・ミュージック」という流れ。その中で「インストゥルメンタル」にも違いがあるようです
そういった流れの中でこのアルバムに収録されている曲を演奏するオーケストラなどはその時代の第一線で活躍をした名前が並びますのでゆったりとできるようです
50年代から60年代を中心にムード音楽、イージーリスニング、映画音楽…最も輝いていたその時代のヒット曲が流れてきます
耳を傾けてしばし時代を逆行する時を過ごそう…これこそメンタルな部分へのケアとして最高のものだと思います

* * *

映画の世界も時代の流れとともに音楽性が変わり名曲として残る映画音楽が少なくなりました
それと同時に映画そのものも変わりました。個人的な好みですが、私はフランス、イタリア映画が好きで若い頃はリバイバル上映へ足を運びました
本当に映画の好きな人が集まってくる小さな劇場で古い映画を新鮮な気持ちで観ていました。今はDVDでいつでも楽しめます
それはそれで嬉しいのですが、フィルムに少し傷があってスピーカーから流れてくる台詞や音楽にノイズが入る…そんな世界にのめりこみたくなります
どこかセンチメンタルでノスタルジックな世界へ誘ってくれる音楽は、あの頃の感動を蘇らせてくれるものでもあります

* * *

最初の曲名は…「ムーン・リヴァー」

映画『ティファニーで朝食を』…1961年の作
この曲はこの映画の主題歌でアパートの日溜りでオードリー・ペップバーンがギターを爪弾きながら歌っています
オードリー・ヘップバーンは、大きな目をくりくりさせて笑顔で登場します。美しいというよりも可愛いという表現がピッタリ
元々バレリーナを目指していたというそのスタイルのよさも余すところなくお披露目されています
ジャケットの写真は、映画「ローマの休日」で美しいブロンドの髪を思いつきでショートヘアにした…時のもの?
ロングヘアも似合っていたけれどショートもいい。エレガンスそのものです。彼女を見ていると柑橘系の風が吹くような気がします

オードリー贔屓の私としてはまだまだ続けたいところですが
このアルバム全体に漂うエレガンスはこのオードリーそのもののような気がしてならないのです
少し疲れた日の夜、お気に入りのグラスに少しのお酒を注ぎ、GBMに流して時を過ごす…これこそエレガンス

2005/03/16



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 明 日  - 平原 綾香  -

明 日/作詞:松井 五郎 作曲:Andre Gagnon

ずっとそばにいるとあんなに言ったのに/今はひとり見ている夜空はかない約束
きっとこの街ならどこかですれちがう/そんなときは笑いながら逢えたらいいのに
もう泣かないもう負けない/想い出を越えられる明日があるから

そっと閉じた本に続きがあるなら/まだ何にも書かれていないページがあるだけ
もう泣かないもう逃げない/あの星屑あの輝き/手をのばして今心にしまおう/明日は新しいわたしがはじまる

* * *

倉本聰脚本による、15年ぶりのテレビドラマ「優しい時間」の主題歌としてに流れます
特にエンディングに流れる歌声とその画面に流れる映像にめを奪われてしまいます
富良野の白樺林が紅葉で色づき見事な黄色を見せてくれています
なくしてしまった物の取り戻しは、淡々と進行し、見ている側がゆったりとさせてくれるドラマとなっています
10年時計…一年にひとつ時を刻む時計はできないのだろうか?
このドラマのきっかけはこのことからスタートしたとご自身が語っていました。
その倉本さんがイチオシしたアーティスト・平原綾香の「明 日」は、1月26日シングルリリースされています

* * *

1984年5月9日、東京生まれ。6歳から11年間クラッシクバレエを学び舞台の経験がある。13歳でアルトサックスを手にし、
その後クラシックサックスを学び現在は、アーティストと音楽大学ジャズ科に在籍しサックスを学んでいるという。
2003年12月にほるストの組曲「惑星」の「木星」に日本語詩をつけた「Jupiter」でデビュー
これまでに4枚のシングルと1枚のアルバムをリリースしています

* * *

この「明 日」のシングルは、2004年2月18日に「Jupiter」に続くセカンドアルバムとして発売されていたものですが
倉本聰が偶然耳にし、ドラマの主題詩は「明 日」しかないと即決したと言うエピソードもあり、
挿入歌「ありがとう」とのカップリングでニューシングルとしてリリースされています

インストゥルメンタル音楽の巨匠アンドレ・ギャニオンの切ないメロディーに、松井五郎が詩をつけた楽曲
心がしめつけられるような寂寥感の中に、明日という一筋の光を見つけて生きようとする、感動のバラード
耳に残るその旋律が心の奥に入り込み時の流れを少し緩慢にしてくれるような気がします

2005/01/31



SENTIMENTALovers

 SENTIMENTALovers 
- 平井 堅  -

今年、一番世の中の人の耳に届いた歌声かもしれない人のアルバムをご紹介。
歌声はシャイで繊細なイメージを持つこの人は、明るく饒舌。ライヴはさぞや楽しくうっとりとできるだろうと頭で描いてしまいます。

平井堅という人の透き通った声がこの夏、映画「世界の中心で、愛をさけぶ」の挿入歌として流れ多くの人の涙を誘ったようです。
「瞳をとじて」…朝目覚める度に 君の抜け殻が横にいる/ぬくもりを感じた いつもの背中が冷たい…♪
原作の最初の下り、「君」を亡くした青年が自分の涙で目覚めると頃から始まります。
いつも泣いている…最初読んだ時なんと女々しいのかと思ったのですが ” 朝目覚める度に… ”となるとちょっといい感じ。

ヒットをしても自分をしっかり持っているようなところが少し垣間見えるミュージシャンが増えてきている中で大人を感じるのも魅力のひとつ。
じっくりと聴かせてくれるところがまたいい。沢山の世界を持っているようで一曲一曲が楽しめるアルバムに纏まっています。

注目すべきは、このアルバムの全ての曲が彼の作詞であるということです。詩作というものをしてみるとわかるのですが
詩を作るという作業は、虚構の世界に身を置きその場で感じることを言葉に置き換えるのですから結構辛い。
自分の内面を伝えるメッセージとして「詩」があり、それを聞く人の心に届けるのが「曲」ですから、音符に文字が寄り添った時
作者が感じた世界とはまた違った世界に聞く人を誘います。揺れる恋心は遠い過去に置いてきていたはずなのに何故か目の前に見えてくる。
シンガーソングライターの作る楽曲は音楽性が優れていることと、その瞬間の聞き手の心を虜にするという部分でヒットするのかも知れない。


* * *

センチメンタル(Sentimental)とは、感情的、感傷的、情に脆い様、おセンチ 等と訳されます。
全12曲が全てそれぞれのセンチメンタルな愛のメッセージが流れます。時に切なく、時に愉しく…心躍るように。 

* * *

思いがかさなるその前に/Jealousy/言わない関係/君が僕に憑依した!!/瞳をとじて/青春ディズ/
style/signal/鍵穴/nostalgia/キミはともだち/センチメンタル

 ねぇ そんな事を隣りでキミも思ったりするのかな /思いが重なるその前に強く手を握ろう…「思いがかさなるその前に…」

隣りにいるその人と同じ目線で同じことを考えているのかな?と心の繋がりを感じた瞬間にその思いがぐっと近づくように手を握り
お互いのサインを送り合おうよ…そんなメッセージが彼の伝えたいセンチメンタルな愛なのか?
アカペラで歌う澄んだ歌声が賛美歌のように聴こえたら、直ぐ隣りにいる大切な人の手を握ってみようとふと心で思いました。
もう直ぐクリスマス。素敵な星空の下、心が重なる人と一緒に星を眺め手で愛を感じるのもノスタルジックでたまには良いかも。

2004/12/14



Tango Argentino : リベルタンゴ♪

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 TANGO EMOTION  - ENRIQUE CUTTINIY SU ORQUESUTA  -

” タンゴエモーション ” このCDは、友人からのお薦めの一枚。まずはジャケットクリックで一曲どうぞ♪ 
曲は、「リベルタンゴ」…ヨーヨーマ演奏でもメジャーとなりました。アルゼンチンタンゴは大人の音楽と踊りだと個人的に強く感じます。
踊るには熟練が必要となりますね。パートナーの息が合わないと踊りのメリハリがでません。

* アルゼンチンタンゴ ミニ講座 *
タンゴの歴史は、今からおよそ130年くらい前。ブエノスアイレスにやってきたイタリア系とスペイン系の移民たち、
自然に生きてきた牧童ガウチョ、黒人の子孫たちそして、社会生活からはみ出してしまったやくざ者たちがタンゴの産みの親です。
彼らが自分たちの娯楽として作り出したダンス音楽がタンゴになったとも言われています。
いくつかの異文化のそれぞれのふるさとで親しんできた音楽が張り込んでおり、哀愁漂うメランコリックなメロディーを持つ由縁でもあるようです。


* * *

最近、偶然に知ったことですが…タンゴダンスには「抱擁系」と「足技系」の二つがあるということ。
いずれにしても共に踊るパートナーのタイプによりタンゴはその時によりダンスの雰囲気が変わると言うファジーさも加わり
他のダンスに無い醍醐味があるのかも…音楽もゆったりと流れるものからフラメンコに近いような激しいものもあります。

「サロンタンゴ」とステージタンゴ」
サロンタンゴは、踊っているペア自身が比較的静かに、自分たちのタンゴホールドなのかで気持ちよく踊るという形。
ステージタンゴは、「ショータンゴ」とも呼ばれ様々なダンステクニックを駆使し観衆に表現や技術による魅力をアピールするダンス。
何れもタンゴ独特のメロディーとメリハリのある動きで情熱的に観衆を魅了するもののようです。

* * *

CDに納められている楽曲は… リベルタンゴ/エル・チョクロ/ラ・フロール・デ・ラ・カネラ/カナロ・エン・パリス
ラ・ウルティマ・コパ/ラグリマス・イ・ソンリサス/ナランボ・エン・フロール/ダンゲーラ…/ラ・クンパルシータ 他

アルゼンチンタンゴは踊るにはやはりそれなりのセンスや素質が問われてくるだろうとその昔、少しダンスを体験した私の感想。
ダンスは無理でも音楽を聴き、しばしその情熱の嵐が耳元を走り抜ける体感はできるはず…目を閉じて思い描くことは出来そうです。

静かな午後の日差しの入る冬の日、一人タンゴを聴くのも悪くない…訪れた事のない南米アルゼンチンへの小さな誘い。

2004/11/20



muneyuki_sato

 さとう宗幸全曲集   - さとう宗幸 -

私は、仙台市の街並みが好きだ。碁盤の目のようにきれいに並ぶその道筋に旧い歴史の町の香りが漂う。
青葉城跡の公園は小高い山の上にあり、木々の緑に囲まれたその向こうに「杜の都」と呼ばれる仙台の街並みが見える。
その仙台市を流れる「広瀬川」を歌った「青葉城恋唄」は、地元FM放送局で当時DJをしていたさとう宗幸さんの番組から生まれた唄。
一般リスナーから寄せられた詩に曲をつけて番組中にギターで弾き語りをするコーナーで紹介されている。

* * *

♪ 広瀬川流れる岸辺/想い出は帰らず/早瀬踊る光に揺れていた君の瞳/
季節(とき)はめぐりまた夏が来て/あの日と同じ流れの岸/瀬音ゆかしき杜の都/あの人はもういない ♪ (青葉城恋唄)

この曲の詩は寄せられたものそのままの状態で曲がつけられ番組放送の度に歌われ、ヒット曲となったというエピソードもある。
東北の中心都市として昔から栄えた仙台市が「宮城沖地震」に見舞われた前後のあの時期にこの曲はたくさんの人に支持された。
町おこし的運動が始まり、JR仙台駅で列車の発着に構内放送にも使われ、全国区となりレコードプレスと相成ったという。

ここ一月前になるだろうか、テレビで久々にこの曲が取り上げられ舞台となった広瀬川岸辺で歌われた。
朝の忙しい一時に涼やかな声で歌われたこの唄を聞きながらネットショッピングでこのCDをお買い上げしてしまった。
心が動くということはこういうことなのだろう。それを感じた朝だった。
人の心を打つ唄は時代を超えて生き残ることの証でもあったような気がする。

* * *

「萌ゆる想い」

♪ ゆるやかな坂道を/のぼりつめたこの広場で/人の波にもまれながら/はじめて君を識(し)った
ふりかえれば長い道程(みち)/二人が出会う日まで/だから今は 陽光(ひかり)の中/君のために生きている ♪

ほんの少し、青春の苦い思い出を引きずりながら大人になってしまった私はセンチメンタルな詩が美しいメロディにのせられた時
心の引き出しにそっとしまっておく…時々引っ張り出して懐かしむ。そんな愉しみかたをしたくなってしまった。

私は今でも仙台の街に憧れている。
あの、東北の街に幾度となく足を運びその郷愁にふけったその思い出が鮮明に残っている。
初夏の風にさざめく木々の葉音が今でも耳に響く。

日本語の美しい言葉が並ぶこのCDに収められている楽曲に郷愁を感じ秋の日を過ごすのも良いかも知れない。

2004/09/26



The BEST

 The B E S T  - 大塚博堂 -

今から23年前の春、37歳の若さで亡くなった大分県出身のミュージシャン、大塚博堂さんをご存知の方はいらっしゃるだろうか?
元気でいれば今年、57歳。渋いその歌声が聴けただろうにと残念に思うのは私だけかも知れない。

* * *

デビュー曲は「ダスティン・ホフマンになれなかったよ」 -1976-
♪ テレビの名画劇場で/「ジョンとメリー」を見たよ/ダスティン・ホフマンが主演の/行きずりの恋のお話さ/
まるであの日の/ふたりみたいで/胸が熱くなって/仕方がなかった ♪

このとき彼は32歳。当時としては遅まきの歌手デビュー。私はその2年後にこの人の唄と出逢った。

この曲の2コーラス目に登場する映画「卒業」では、ダスティン・ホフマン扮する青年が教会から花嫁を奪うシーンがある。
青春の悔いを切々と歌うこの曲はある意味男の女々しさが出ていてどうなのだろうか?とも思わなくもないが
大人の御伽噺のような物語「卒業」を思い浮かべるとなぜかこの曲が耳の奥に響く。

* * *

この「The BEST」に収められている楽曲…「ダスティン・ホフマンになれなかったよ」 季節の中に埋もれて」
 「過ぎ去りし想い出は」 「あなたという名の港」 「旅でもしょうか」 「娘をよろしく」 「哀しみ通せんぼ」 
「私はもう女です」 「翌朝」 「LOVE IS GONE」 「見送った季節のあとで」 「めぐり逢い紡いで」 
「ピアノコンチェルトは聞こえない」 「もう少しの居睡りを」 「もう子供でも鳥でもないんだから」「青春は最後のおとぎ話」
どれをチョイスしても私の青春の思い出の歌となった。

32歳でデビューし、37歳でこの世を去るまでの五年間で数多くの楽曲を残している。
あの春の日の夕暮れの空の色が未だに目の奥に残像が浮かぶ。
青春の想い出はいつも切なくいとおしく忘れがたいことを彼の歌から学んだ。
落ち着いた低めの声は当時まだまだ大人になれなかった私への慰めの歌声として残る。

あの春の日に、キッチンに立ちながらぼんやりと歌声を繰り返し聴き続けていたことは生涯忘れられないだろう。

2004/08/11



http://www.geocities.co.jp/SilkRoad/5639/rekishi/antonkaras.htm

 ANTON KALARAS  - アントン・カラス -
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古い映画で名作といわれている 「第三の男」 を思い出した。
そして、無性にチター演奏家の「アントン・カラス」のアルバムが欲しくなりAmazonでShoppingをしてしまった。
その軽快なメロディーが全編に流れる「第三の男」は、1949年イギリスで作られ、同年カンヌ映画祭で第3回グランプリを受賞した。

第三の男

向かって右が主人公ハリー(オーソン・ウエルズ)、左がその友人のホリー(ジョセフ・コットン)
紅一点のハリーの恋人、アンナ(アリダ・ヴァリ)がキャスト。
監督は、後に巨匠となった「キャロル・リード」。
映画の全編にチターの演奏曲が流れサスペンス映画に魔法をかけてモノクロの世界へ観客を誘い惑わす。

* * *

この映画の引き立て役に「アントン・カラス」を起用した監督の勝利だと個人的には思う。
いかんせん筆者が生まれるずっと以前の作品ということで名作は時代を超えて私のスペシャル「お気に入り」となっている。

何が良いかというと・・・死んだはずのハリーが暗闇からすーっと現れるその瞬間のにやけた顏(失礼)がいい。
サスペンスにはこの演出が結構多いのはこれが原点かもしれない・・・などと一人悦に入ったりもしている。

* * *

さて、音楽の話。チターという楽器の音色は非常に表現がしにくのでCDジャケットをクリックをすると
「アントン・カラスの生涯」というリンクへ飛び、BGMで「第三の男」のテーマ曲がエンドレスで流れるので一度お聴き頂けたらと思う。
聞き覚えのある音色の人もいらっしゃるだろうし、一度聞いたら間違いなく耳に残る音色でもある。

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主な収録曲・・・「第三の男」 「カフェ・モーツアルト・ワルツ」 「カッコー・ワルツ」 「エーデルワイス」
「ローレライ」 「菩提樹」 「皇帝円舞曲」 「ウィーンの森の物語」 「美しき青きドナウ」 「夜霧のしのび逢い」 

日暮れどき昼間の喧騒を忘れ、ゆったりと夕日を眺めながら耳を傾け、ライトなビール片手に猛暑を遣り過ごしたい。

2004/07/18



シフクノオト

 シフクノオト  - Mr.Children -

3年振りに活動を再開した「Mr.Children」(ミスチル)は, 6月12日横浜アリーナを皮切りに全国ツアーをスタート。
初日のアリーナでのLIVE1曲目は「終わりなき旅」で動き出した…とは初日LIVE体験者からの情報。
桜井氏の初恋の話。高1からデビューまでの長いお付き合いだったとか…。
しんみりとした今までとはちょっと違った雰囲気でLIVEはすすんだとか…(FM放送からの情報)

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この3年間の休眠期間中、なにがそうさせるのか?と思うほど歌詞に胸打たれるものが多くなった。
リアルタイムなメッセージ性の強い楽曲が多いこのアルバムは「Net friend」のファンからのお薦め。
熱狂的なファンの彼女は、アリーナLIVE2日連続体験者でもあり、ただただ感服する。

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HERO /例えば誰か一人の命と/引き換えに世界を救えるとして/僕は誰かが名乗り出るのを待っているだけの男だ
愛すべきたくさんの人たちが/僕を臆病者に変えてしまったんだ・・・

くるみ −来 未− /…良かった事だけ思い出して/やけに年老いた 気持ちになる/とはいえ暮らしの中で/今、動き出そうとしている
歯車のひとつにならなくてはなぁ/希望の数だけ失望は増える/それでも明日に胸は震える/「どんな事が起こるんだろう?」/想像してみるんだよ…

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3年前まで何気に聞いていたミスチルの曲をしっかりと言葉として聴いてみると心が温かく切なくなる。
人の心に溶け込む詩と曲の出会いは、これから続くツアー最終日まで覚めることなくそこにいる人たちに深く深く入り込むはず。
3ヶ月のツアー後の彼らの言葉を耳にするのが楽しみでもある。

2004/06/15



http://www.pinups.co.jp/hirai/

 瞳をとじて  - 平井 堅 -
 - ジャケットクリックでサイトへリンク -

じっくりと聞かせてくれるバラードを歌える人…心に染み入るような出来上がり。
平井 堅という人物、個人的には今ひとつ判っていない…歌はその人を知らなくてもその人の本質が見え隠れする。
その人の感性は「詩」で触れる事ができる…それでいい、それが音楽だから。

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この人、ちょっと前に「大きな古時計」で話題を集めた。あの曲は、NHK「みんなの歌」から生まれた楽曲。
「文部省唱歌」として永く歌い継がれているわけで「NHK紅白歌合戦」での「アカペラ」独唱には感服した。
男性シンガーで透き通る声を持つ人が好みでもある。どちらかと言うとクラッシック派なのかも知れない。

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瞳をとじて /朝目覚める度に/君の抜け殻が横にいる/ぬくもりを感じた/いつもの背中が冷たい 
苦笑いをやめて/重いカーテンを開けよう/美しすぎる朝日/僕と毎日のおいかけっこだ…

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映画「地球の中心で、愛をさけぶ」の主題曲として作られた、「瞳をとじて」は映画同様ヒットを飛ばしている。
「作詞・作曲/平井 堅」…彼は原作を読み、その時のイメージでこの楽曲を作ったという。
いちばん原作に近いような詩の内容でこれは原作を読んだ一人としてグッとくるものが確かにある。
原作は300万部突破を遂げ「ベストセラー」となっている。「本・映画・主題歌」三拍子揃ってヒットは久々とか…

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ちなみにこのシングルには、カラオケと英語バージョンが収録されていて
英語バージョンは切なさが心の奥に染み入る出来上がりとなっていてこちらの方が良い感じだと思う。

2004/06/18 



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