古物商始めま専科!
古物商許可申請手続代行センター(古物営業法)
愛媛県四国中央市 海事代理士・行政書士  藤 田  晶  事務所
海事代理士・行政書士   藤 田   晶  事務所 社団法人 日本海事代理士会 正会員
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一度使用された物品
 「一度使用された物品」とは、その物の性質によって定まっている用法に従い、一度これを使った物をいうとされる。この場合の「使用」とは物を損壊したり、その本来の性質を変更することなしに、その物の性質によって定まる用法に従ってこれを使うことを指す。例えば、カメラなら撮影すること、テレビなら視聴すること、衣類なら着用することである。
 この意味からすると、「一度使用された物品」であったとしても、社会通念上古物として取引されないものやその物の本来の目的に使用することができない、例えば、庭石、石灯籠、空缶、空瓶、空袋、金属くずの類は、古物営業法にいう「古物」には当たらない。
 一方、金貨その他の貨幣は、たとえ廃貨であったとしても、廃品の取扱いを受けるもの以外は、古物であると解される。
 一度使用された物品の中に含まれる「鑑賞的美術品」とは、鑑賞の用に供される書画、彫刻、工芸品、骨董品の類を指す。社会通念上鑑賞に耐え得るものであって、美術品と称することができる程度のものであれば、それは「鑑賞的美術品」と解される。
金属くず」が古物営業法にいう「古物」に当たらないとする裁判例
事件番号 昭和28(う)431
事件名 金属屑業条例違反被告事件
裁判年月日 昭和28年 9月 9日
裁判所名・部 広島高等裁判所 第一部
結果 棄却
高裁判例集登載巻・号・頁 第6巻12号1649頁
原審裁判所名
原審事件番号
判示事項 昭和二六年広島県条例第三九号金属屑業条例第一〇号の適法性
裁判要旨 昭和二六年広島県条例第三九号金属屑業条例第一〇号は、憲法第二二条、地方自治法第二条第一四号、民法第四条第五条に違反しない。
主  文
 本件控訴を棄却する。
理  由
 弁護人中川鼎の控訴の趣旨は記録編綴の控訴趣意書のとおりであるから、ここにこれを引用する。
 第二点(事実誤認)について
 論旨は、本件「金敷」は古物であって金属屑ではなく原判決には事実の誤認があると主張する。そして古物営業法には古物の意義につき所論のような規定があり、又本件条例の定める金属屑中には前記同法の定める古物はこれを含まないものとされていることも所論のとおりである。しかし、原判決挙示の被告人の原審公判廷における供述、証人Aの証言並びに当公判における被告人の供述を綜合すれば、本件の金敷なるものは元プレス機械の一部を為していた金属板であるが機械の解体によりこれを金物の叩き台として利用していたものであって本来の製造目的に従って使用されていたものではなく、又プレス機械にはそれぞれ規格があるため他のプレス機械にも全然通用できず部分品としても取引の目的になり得ないものであり即ち本来の用法に従い使用に堪えないものであって、被告人もこれを金属屑として買受けたものであることが認められるから、所論のように右は古物であるとは到底解し難く金属屑と認めるのを相当する。従って原判決には所論のような事実の誤認は認められない。論旨には理由がない。
 第一点(法令適用の誤)について
 …(略)…
 第三点(量刑不当)について
 …(略)…
 よって刑事訴訟法第三九六条に従い主文のとおり判決する。
(裁判長判事 伏見正保 判事 尾坂貞治 判事 小竹正)
最高裁判所の判例検索システムより引用
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