2002年信徒総会資料

はじめに

21世紀最初の一年である2001年では、藤沢教会では色々な新しい試みを行って参りました。より共同体で共に祈るミサを目指した祭壇を取り囲む典礼への配置も2度にわたって試みました。新しい試みとしての様々な活動、神奈川県内教会に呼びかけてのリーダ養成講座の開始等、本報告に触れていますように活発な取り組みであったと思います。

以下にそのいくつかのものの報告と今後の方向性を記させていただきます。

家庭訪問の実施

2001年度、藤沢教会の活動の一つとして、1年以上にわたり各地区の家庭訪問を行いました。 これは、学校などの家庭訪問と違い、信徒一人ひとりに、本人の希望にそった人がうかがい、話を聴く機会を提供するものでした。主に地区の人々の活動として、各地区で訪問の仕方を各々に考えていただき、それに司祭もシスターも協力しました。

家庭訪問を通じ、個人やグループで心の話がよく出たところがあり、痛みが癒されたことは少なくありませんでした。それがキリストの訪れと感じられました。ある日、高齢者を訪問した時、福音的なあかしを聞きました。それは毎日感謝したり、祈ったり、近所の人々のごみを分けたりして過ごしていますというものでした。それ以外の例も沢山あります。復活なさったキリストは我々の中に生きておられるのではないでしょうかと感じられました。

委員会運営の検討

教会委員会の運営について昨年度末にフォーラムの答申を受け、従来は委員構成などについて暫定的な運用を行っていたものを、4月より教会委員会規約通りの運営を行い、9月までにその評価を行うことにしました。9月の委員会では、それまでの教会委員会で出された意見等を踏まえ、委員長から当面の委員会運営暫定案について説明があり、次のように了承されました。

尚、今回の評価の中では地区委員会の役割や、教会組織の中における婦人部存在の問題など、規約にも係わる基本事項の意見も出されているので、この点については、今後の推移を見極めた上で、時間をかけて検討していくこととしています。

教会の耐震診断

地震は突然にやってきます。教会では今回、古い建築基準が適用されていた1970年に建立された聖堂を中心に、科学的な耐震診断を致しました。専門家に委託した、教会の建築設計図に基づいた耐震診断です。強度的には計算上十分な余裕度があるとの結果が得られました。同時に建築された司祭館の事務所のある部分と、右側の3階の部分に関しては、設計図が不完全なため、計算上の結果はありませんが、構造上危険が少ないとのことです。又、信徒会館については新しい設計基準ですので、今回の耐震診断の対象にはしておりません。

将来へ向けて

昨年7月の教会委員会での「将来の教会のコンセプト作りと施策検討にあたるプロジェクトチームを30代、40代を中心に据え、自分達の問題として考えていく。」との決定に基づき7名のメンバーで8月にチームを発足させました。

そこでの祈り、分かち合いと学びから、@コイノニア「互いに受け入れ合う教会共同体」とAパロキア「誰もがよそ者とされない教会共同体」を我々の教会共同体が目指すべき将来像を表すキーワード、コンセプトとしました。

このチームは6回にわたる会合をへて、「これからの教会全体はどの様に動いていくのかという視点から、どの様な教会建築が自分達やその後の世代のために必要か、そのための備えはどうするか。」という、将来「建築」プロジェクトに対して、司祭・信徒同士が互いに受け入れあい、新しく来る人を含めて、よそ者がいない教会共同体(コイノニア・パロキア)づくりこそが、その備えであるとの結論をまとめました。それは、昨年6月、当教会で松浦大阪教区補佐司教が話された「教会の建物が仮に20年持つなら、19年間は共同体づくりをしよう。それができれば、どういう建物を建てたらよいかは自然に見えてくる。」という言葉にも呼応するものでもあります。私達に求められている教会共同体(コイノニア・パロキア)づくりの具体的取り組みとは、当教会の刷新を継続すると共に、小教区を超えた交わりを各レベルで着実に推進することではないでしょうか。

今後の具体的な取り組みとしては、小教区を超えた教会共同体づくりのための養成への協力や小教区を超えた次世代(中高生、青年)養成への協力に力を入れていきたいと思います。

典礼での試み

社会のあらゆる場所から集ったわたしたち一人一人が、キリストに結ばれた共同体として集い、ともに神に賛美と感謝を捧げ、そのみ言葉と聖体を通して新たな力と命をいただき、再び社会へと派遣されていく…。このことをよりよく表し実感していくために、どの様な典礼がふさわしいのか、昨年来主日の典礼で様々な配置や動きを試行して参りました。また、試行中の配置や様式などについて、7月に研修会、12月と3月の2回にわたりフォーラムを開催し、同時にアンケートなどで意見の集約につとめました。これからの方向性としては、現在の配置を続けながら、今後もさらにわたしたちの教会共同体にとってより望ましい典礼のための配置や動きなどを、広く皆様のご意見をいただきながら考え、検討を重ねて行くことが3月の教会委員会で決定されました。

シャワールームについての話し合い

昨年7月の教会委員会で提案されましたシャワールーム設置につきまして、それ以来、皆様方と一緒に検討して参りました。改めて、皆様のご意見を踏まえ、11月の教会委員会で十分討議を行い、ホームレスの方にも解放するシャワールームを教会に設置するという方向を選択し、皆さまのご寄付で建設することにいたしました。

運営及び管理は運営・管理要項に基づき、福祉部にシャワールーム管理委員をおき、運営管理を行っていくことといたします。

社会の中に置かれた教会は、これからも大いに皆様と協力しあい、社会とともに前に進んでいきたいと思います。

宣教への取り組み

宣教部では、湘南台センター・リーダー会・短期キリスト教セミナー・結婚準備講座・市内キリスト教連絡会・売店の代表者に呼びかけ、昨年6月以降8月を除く毎月会合を持ち情報交換、宣教部のあり方について主任司祭、教会委員長とともに話し合っています。そのひとつが、売店脇の掲示板の活用で「みことば」、詩・短歌・俳句等の文芸作品、日曜学校の子どもたちのお祈りなどの掲示を計画しています。

昨年9月から始まったグリフィン師によるキリスト教入門講座リーダー養成コースには、県内の教会、修道会から多くの参加者があり、藤沢教会からも21名が参加しました。4月末には、全30回のコースも終了し入門講座のリーダーだけではなく、教会内の各方面での活躍が期待されます。ティム神父が行っていた青年たちとの分かち合いにも、この講座受講者が中心となりチームを組んで参加していくことになりました。

また、今年度の大きな行事として教区平和旬間行事があります。これは毎年平和旬間中の日曜日に、県内合同の行事を行っていますが、今年は第5地区が担当地区(片瀬、藤沢が幹事教会)に当たり、8月11日(日)に平和旬間行事を行うことをただいま準備中です。当日のみでなく、準備期間、旬間中を通して平和について祈り、考えていく企画を検討しています。

祈りの講座

ハンラティ師の指導によるこの講座は、日常生活の中で神に出会い、もっと神と関りを持ち、祈りを通して神と語るなど、より深い祈りを学ぶための講座です。

期間は1月から11月まで月2回のペースで行われています。今回は幅広い層から100名を超える参加者が集まりました。私達の多くの仲間が霊的な事に深く関心をもち、実践している事に藤沢教会の素晴らしい、エネルギー、パワーを強く感じています。

講座の特徴は講義だけではなく体験が中心で、毎回祈るための黙想と、分かち合いの時間そして毎日行う祈りのエクササイズも設けられています。これは神の働きに対する気付き、発見する旅路であり、コースが成長の歩みで階段を一段ずつ上がって行く事が期待されています。講座での学びと体験から、日常の出来事の中で、自然の中で、弱さの中で、私達に恵みを豊かに注いでくださる父なる神に出会い、神に向かって話せるようになれたらと思います。来年も今年のコースを土台にして、み言葉、典礼の中で、救い主であるイエスとより親しい関係を結び、聖霊の働きに敏感になれる為の「祈りの講座」が持てるように祈っています。

葬儀を考える会

一昨年11月に作成した「臨終から葬儀まで」のパンフレットを用い、各地区の集会などで、読み合わせ、分かち合いなどをしながら皆で葬儀に関する考えや疑問などを話し合ってきました。それを通して多くの方々が葬儀や埋葬についての不安や疑問などをもっているということを実感しました。そこで、今年度はそのような疑問について考え、答えていくコーナーを八角形にゅーすに連載していきたいと考えています。質問箱が用意されますので、葬儀、埋葬、追悼などに関する質問をどうぞお入れください。今後ある程度まとまりましたらまた一冊の小冊子にしたいと考えています。

四季の色を歌う

藤沢ブロックでは、初めての試みとして、詩集「四季の色」の中から春を待つ詩を9編選んで作曲してもらい、半年かけて練習をし、2月3日に発表しました。混声四部合唱で、合唱団は約50名、教会内はもちろん、多くの市民の参加をいただきました。月日をかけて、みんなで一つのものを創りあげることができました。当日は、その合唱を中心にハンドベル、こども達の朗読などで、満席の聴衆の心を打つ、すばらしいコンサートができました。

スポーツ大会

教会における世代間、地区間、活動部間の交流、そして第5地区の他の教会との親交を深めることを目的としたスポーツ大会を4月28日(日)に聖園女学院のグラウンドで行います。企画は中高生会が中心となって行っており、これまでに3回の準備会を開いて話し合いを続けてきました。小教区を超えた交わりへの試みとしてとても良い機会であり、1人でも多くの方が関わってくださることを期待しております。

教会活動年度の変更

これまで教会の活動年度は4月〜翌年3月となっておりましたが、教区の会計年度が1月〜12月のため、会計上の予算と活動上の予算にずれがあるなどの不都合が生じていました。そこで教会委員会で検討した結果、今年度は4月〜12月とし、来年度より教会活動の年度も会計と同じ1月〜12月とすることといたしました。それにともない信徒総会は来年度より2月の第2日曜日に開催することにいたします。

結び

上に報告されましたように2002年度には、4月に、聖園でスポーツ大会を予定していますし、8月の横浜教区全体で祈る平和旬間には、第5地区の方々と、新しい試みを行おうとの計画も進めています。今年は委員の改選時期に当たります。今までのご支援、ご援助に深く感謝いたしますと共に新しい委員会体制についても引き続きよろしくサポートをお願いいたします。

会計報告

2001年(1月〜12月)の会計報告をいたします。

 昨年は収入6530万円に対して支出6959万円と429万円の赤字の決算になりました。一昨年と比較して、収入が400万円少なくなり、センター関連の修繕に650万円かかったためです。

 一昨年は大口の祭儀献金がありましたが、昨年は各項目とも通常レベルに戻っています。支出面では、リーダー養成講座の実施、テント保管小屋の建設、カンボジァ援助などです。

 教会の聖堂・センター・司祭館は既に建築後30年近く経過しており、今後も毎年修繕が予想されます。例年お願いしていますが、教会の一般会計は一年間に約6千万円かかります。更に修繕費まで加えると通常の活動をしていくために約7千万円が必要になります。自分たち教会を自分たちで維持していくために今後も皆さま方のご協力をお願いいたします。

維持費の現状につきましては、一昨年(2000年)とほぼ同額となっています。まだ教会構成所帯の約半数の方の負担で成立っていることが分ります。教会員の皆さま全員で自分たちの教会を維持していくためのご協力をお願いいたします。

湘南台センター報告

センターではカトリック教会を地域の方々に知っていただくために、2年に一度ほど新聞折込み広告を入れています。昨年もキリスト教講座開講に合わせ、センターの活動・講座の案内を配布しました。広告を見て申し込んで下さる方がそう多い訳ではありませんが、他のクラスの希望を含め問合せを頂きます。開講日までに受講者が集まるのかとの心配をよそに、求道者の方、前回の受講者のお誘いで、センターのミサに初めて参加して講座を知ってなど、メンバーが自然に集められクラスが2つ開講しました。その他に日曜クラスがありますが、本年は学生や仕事を持つ方のために、夜のクラスを男性の方の協力を頂いて実現させたいと思います。

また、毎年開催しています親と子のクリスマスは、前年に続き中高生と共に、今回若いお母様の協力も頂きました。教会活動は中高年層中心になりがちですが、幅広い年代の方が集い共に働き、クリスマスを祝う機会になりました。特に信仰も子育ても孤立しがちな今日の若いお母様方が、お互いに支え合う場としてセンターが活用されたらと思います。

昨年センターは宣教部に参加しました。第5地区の一員として今まで以上に責任と役割を感じます。近隣の中和田・戸塚教会との交流は歩み出したばかりですが、連携を模索しながら共にこの地域の宣教の拠点となる様に、積極的に取り組みたいと思います。

昨年は湘南台商店会の納涼祭が中止となりました。地域の方との接点、センターを利用して下さる信徒の、大きな協力の場がなくなった事は大変残念な事です。今後どの様に地域の方との交流を図っていくかが新たな課題となっています。

センターの仕事の一つに福祉部事務局があります。毎月の例会報告の作成、行事の準備などとともに、本年は福祉部の新たな活動に合わせその役割を果たして行く事になると思います。



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