2001年信徒総会資料

2000年度活動報告

大聖年を迎えた昨年度は、巡礼をはじめとする様々な活動を行い、また、毎年行われている行事も特に大聖年を意識したテーマを掲げ、わたしたちが、一致や和解の心を持って新しい21世紀へと向かえるよう努めて参りました。以下に主な活動について簡単にご報告いたします。

堅信式と司教来訪

5月28日(日)梅村司教様を迎え、堅信式と司教の公式訪問が行われました。当日は53名の方々が堅信の秘跡を受けられ、皆様のご協力により無事終了しました。

ガーデンパーティ

300名ほどの参加で、例年のようにベトナム、フィリピン、南米、韓国のコミュニティも一緒に各国の料理をいただきながら、アトラクションを楽しみました。

合同巡礼

横浜教区第5地区(戸塚、中和田、原宿、大船、鍛冶ヶ谷、片瀬、藤沢の各教会)合同の大聖年巡礼が秋晴れに恵まれた10月14日(土)巡礼指定聖堂である『聖母の園』で450人ほどの参加で行われました。大聖年のミサに続き、昼食の後交流会が行われ、その後聖母の園内のミニ巡礼、ベネディクションと派遣の祝福が行われ実りある一日を終了しました。

バザー

昨年度のバザーは「大聖年 よろこび 感謝 そして 希望のバザー・一人ひとりがキリストに出会う日」のテーマで10月22日(日)9:30より行われました。前日より多くの方が参加してくださり、和気あいあいとした雰囲気の中で準備が進み真下。当日は薄曇りの中、例年通り大勢の方々がいらしてくださり、楽しく、和やかな雰囲気のうちに実りある一日を過ごすことが出来ました。献品は全体には例年よりは少な目でしたが、それでも婦人用衣料などは半分も裁ききれないほどの量がありました。残ったものの再利用も含め今後の課題となるでしょう。

短期セミナー

第9回湘南短期キリスト教セミナーが「大聖年に考える愛と心の幸せ」をテーマに藤沢・片瀬・大船・中和田4教会の主催で行われました。講師とタイトルは、11月11日が坂東性純師の「神と仏」、11月18日は太田道子さんの「天に栄光、地には平和」、11月25日は加賀乙彦氏の「ザビエルと高山右近」、12月2日には奥村一郎師の「日本的霊性と福音、小事と瑣事」でした。

静修の集い

待降節を控えた11月26日には、高幡教会の晴佐久神父を迎え、また四旬節を控えた2月25日には聖母の園の山本神父を迎え半日の黙想会(静修の集い)と共同回心式が開催されました。

枢機卿来訪

2001年1月7日(日・公現の主日)白柳枢機卿を藤沢教会にお迎えして、大聖年の閉幕と21世紀への派遣をテーマに、ミサ、講話と大聖年から21世紀への派遣の式を行いました。白柳枢機卿は大聖年にいただいた恵みをふり返り、21世紀にわたしたちが、死から命へ、憎しみ・無関心から愛へと向かう世界を築くように遣わされていると説かれました。

横浜教区の活動

教区典礼委員会主催の聖体奉仕者養成講座が1月〜3月にかけて藤沢教会で行われ、静岡県も含め多くの教会からの参加がありました。実地の研修は藤沢のチームが中心になって行われました。また、2月に行われた教区典礼研修会でも、会場設営や昼食作りなど運営に積極的な役割を果たしています。四旬節第1主日には教区の合同洗礼志願式も梅村司教の司式で行われました。
外国人司牧では、教区のセンター教会のひとつとして位置付けられ、フィリピンコミュニティーのリーダー養成プログラムが継続的に開かれてきました。

これらに加え、昨年度にはいくつかの新しい動きがはじまりました。以下にそれらの概要をご報告します。

フォーラム

「教会フォーラム」が昨年度より「教会に係る種々の問題について広く信徒の意見を出し合う公開討論会の場」との定義で、既存の教会組織にとらわれずに広く信徒から出された意見をまとめて、教会委員会、あるいは信徒総会などに提言を出すことを目的に、昨年度は小教区内の運営、特に教会委員会のあり方などについてのテーマで、8月20日第1回、11月19日第2回、1月21日第3回、3月4日第4回、と行われました。詳細は別紙資料を参照していただきたいと思います。

家庭訪問

当藤沢カトリック教会の信徒の中には健康上の理由、家庭の事情などいろいろな理由により主日のミサにも預かれない人、また信仰上の悩みを持っている人が相当数おられるのではないでしょうか。昨年12月マーフィ師が着任し、司祭団にも多少時間的余裕が出て来たので、本年1月より、司祭、シスター、そして地区のメンバー による家庭訪問が始まりました。司祭、シスターや地区のメンバーが信徒一人一人と会って話し合う、特に皆さんの声を聴く機会が持てるように、各ブロック毎に事前に希望を確認した上で訪問することになりました。人それぞれの環境の中で、事情のわかる親しい人、近隣の人の協力によりできる範囲から始めることにしました。まず1月〜 3月の鵠沼ブロックから始め、4月〜6月藤沢、7月〜9月辻堂、10月〜12月北1、2002年1月〜3月北2の各ブロックで行われることになっています。これを機会に地区の中のコミュニケーションがより深まり、よりよい共同体がつくられていくことも期待されています。

第二聖歌隊

2000年10月から、青年達を中心に心の青年まで、幅広い年齢層のメンバーが「楽しく歌って神様を賛美しよう!」と、ゴスペルやスピリットソングを中心に、毎月第一日曜日の9:30のミサで、聖歌隊として奉仕をするようになりました。毎週水曜日の夜7時から9時まで、学生サークルのような雰囲気で練習をしています。

葬儀を考える会

1998年10月に「葬儀典礼の勉強会」がカンペンハウド神父を迎え行われました。この勉強会をきっかけに、福祉部に「葬儀を考える会」が発足し、葬儀に関するアンケートの実施や、死者の月(11月)に葬儀を考える集いを実施しました。葬儀費用の心配や「悲しむ間もなく葬儀社との慣れない打ち合わせは辛い」と多くの声があり、2000年3月に、葬儀社の協力のもと、藤沢教会としての基準祭壇を展示しました。また、これと平行しながら「臨終から葬儀まで−カトリック信者の手引き」の作成に入り、11月に手引きをもとに葬儀を考える集いを開催しました。「知りたいと思っていたことが、簡潔にまとめられている」などの言葉をいただきました。地区集会や家庭訪問の時などに、分かち合いの題材として使っていただきたいと思い、必要に応じて「葬儀を考える会」のメンバーをそのような集会に派遣しています。また、藤沢教会はこの機会に和田葬儀社と特別価格で葬儀を行える団体契約を設けました。

ネットワーク・ともに

お年寄りの方、体の不自由な方、ちょっとした手助けを必要としていらっしゃる方のお役に立てればとの思いから、ボランティアのグループがはじまりました。まだ小さなあゆみですが、皆さんとともに、互いに支えあえる教会家族をめざしていきたいと思います。

ホームレスとの関わり

ここ数年、日本の経済状況を反映してか、藤沢周辺のホームレスの人々も増えつつあります。現在、藤沢駅周辺にはおよそ40名ほどの方々が野宿生活をしており、それ以外にも藤沢市内には、海岸沿い、川沿いなどに数十名の方々が野宿生活をしているようです。藤沢教会では、有志の方々がここ数年月2回の火曜日のパトロールに参加してきました。その中から月1回センターホールでの食事と話し合いの会を始め、またそれ以外にも彼らへの食事配布や生活物資の供給などを行ってきています。これらのふれ合いをとおして、彼らとの交流や信頼関係も深まり、様々な生活相談のために教会を訪れる方も出始めています。それらの方々にも可能な限り対応し、生活保護の手続きや年金関係の手続きなど、彼らだけでは難しく、今まであきらめていたものについても解決のお手伝いも出来ました。また、数名の方々は自主的に教会の清掃やゴミ処理などにも協力してくれており、バザーの時なども壮年の方々と共に会場設営などに汗を流してくれました。今後も福音的な価値観に基づいて、この問題に関わっている他の教会、市民グループとも共に働いていきたいと思っています。

会計報告

昨年度(2000年1月〜12月)は収入6924万円に対して支出5601万円と1073万円の黒字決算が出来ました。一昨年と比較しますと、収入では354万円少なくなりましたが、聖堂などの修繕がセンターの内装工事程度しかなかったため、黒字にできました。

収入面では収入をそのまま支出する司教館建設資金献金(特別事業献金)・指定献金を除くと、約300万円の増加となっています。内訳を見ると一般寄付金の減少をたまたま大口でいただいた祭儀献金の増加で補った結果です。支出面では修繕費など教会の維持管理費が100万円ほどしかなかったことや司祭が一時的に減ったことなどから約800万円支出が減少しています。

維持費の現状につきましては、前々年度(1999年)に比べ若干増加しましたが、前年が低下しているためで、前々年のレベルに戻りました。まだ教会構成所帯の約半数の方の負担で成立っていることが分ります。

昨年度は支出の減少で黒字に出来ましたが、当教会の建物は既に建築後25年以上経過しており、これからの維持管理経費の増加も予想されます。教会員の皆さま全員で自分たちの教会を維持していく当り前とも言えることを再度お願いさせていただきたいと思います。

湘南台センター報告

開所以来、毎年継続して受洗者が出ていることは湘南台センターの大きなお恵みと思います。入信希望者が湘南台センターにいらっしゃるきっかけは新聞折り込み広告を見てとか或いは湘南台センターの存在は知りながらも中々勇気がわかずかなり時間をかけて主の後押しを受けていらっしゃる方がほとんどです。その意味で待ち続ける大切さを感じます。又何か問題を抱え誰かに聞いて欲しい方、入信までは考えていないが教会に魅力を感じて寄られる方、善い話が聞きたいとテープを借りていかれる方等が時々に寄ってくださいます。昨年不意に梅村司教様がお寄り下さったことは驚きであり大きな喜びでした。

それぞれのクラスは定着しつつあると思われますが福音的視点で見直していくことも必要な時期かもしれません。クラスに戸塚からの参加者があるのは地下鉄が開通したことの効果で湘南台センターの利用地域が広がっていることと言えましょう。今後は第五地区の中和田・戸塚教会との連携を図る為に積極的に出ていくことが湘南台センターの可能性を拡大することに繋がるかも知れません。

湘南台は大学が数校あるため多くの学生が行き来する町ですが現代の悩み多き若者とどのように接点をみいだすかが依然として湘南台センターの課題となっています。又湘南台センターはエレベーターのないビルの二階に存在するため今後お年寄りやお体のご不自由な方のことを考えていくこともより多くの地域信徒に利用して戴く為に長期的課題と言えます。

4月から藤沢ブロック、10月から北1、北2ブロックへと順次、家庭訪問が行なわれる予定ですが湘南台センターがご協力できればと思います。いろいろなご事情からご家庭をお使いになれない方や昼間お勤めで夜どこか静かな場所の提供があれば希望なさりたい方等お気軽に湘南台センターにお問い合わせください。

「婦人部」から「ブロック」へ

婦人部ではここ数年、引き継ぎのギリギリまで次期役員が決まらないという状況が続いていました。一昨年鵠沼ブロックのときに婦人部長一人で総責任をとるというかたちではしたくないということで、各地区2名計6名の役員体制ができ、婦人部長を特に決めず連絡を最初に受ける係を決めるという体制になってきました。これは、今までの慣行で教会の年中行事を始め、通夜・葬儀などが原則として婦人部の手にゆだねられ、婦人部長がその総責任者という重要な任を引き受けなければならないと言うことによるところが大きかったと思われます。それらの多くは98年総会の折に、ブロックがその責任を負うようにしていこうと確認されたにもかかわらず、実際上は、婦人部長を中心にした婦人部の地区制度とブロックとの関わりがはっきりせず、不明確な形で二重構造が続いていました。そこで、今年度よりブロック中心という教会の動きに合わせて、婦人部で受け持っていた仕事をブロックに移行することにし、そしてこれまでの連絡体制も今までの連絡員をブロックのものとして各地区に連絡がいくようにしました。また、婦人部のものとして流れていたブロック別当番(行事)を3ヶ月毎に一つのブロック全体で受け持つこととしました。責任の持ち方は各ブロックで決め、清掃やご葬儀の手伝いも担当ブロック内で調整して当たる事といたします。

婦人部を継続させるかどうかの議論は、婦人部の仕事をブロックに移行する提案とは分けて考えようと言うことにしましたが、今までの経緯から、婦人部の役員を今年もたてると、せっかくの役割の移行も中途半端になってしまうとの声が強く、今年は婦人部の役員を選出しないことになりました。今後、経過を見ると同時に、婦人部のあり方についても検討し、来年度以降の方向性を探ることにします。

わたしたちのめざす教会像

今年の2月日本の司教団は「いのちへのまなざし」(中央協議会刊)という小冊子を発行しました。これは21世紀へ向けた日本の教会のメッセージとも言える本です。この本はこれまでの教会の教書というイメージを変え、日本の社会の現実に目を向け、カトリック信者であるか否かを問わず、そこに生きる人々と福音のメッセージを分かち合って生きていくことをめざしています。そこには、この複雑な現代社会で悩み苦しむ人々と共に生きるキリストのまなざし、裁きよりもいつくしみを与える神の愛が特に強調され、そして人々が福音のメッセージを自分のものとして受け入れ、生きていかれるよう助けてくださる聖霊の働きを願っています。

わたしたちの教会も、このメッセージと心を合わせ、社会の現実にむかって開かれ、一人ひとりを大切にする教会を聖霊の助けを祈りもとめながら、共同体の一人ひとりが主体性を持って築き上げていきたいと思っています。

「社会に開かれた教会」として

開かれた教会を実現するために、小教区の存在する地域にしっかりと目を開いてみることが必要です。すでにいくつかの活動や福祉のネットワークを通じて地域の福祉団体などとの協力体制を築き上げてきていますが、それ以外にも災害時のネットワークやホームレスへの対応などで、地域での教会への期待は大きいのです。福祉や社会活動の分野でも、教会としてのビジョンを持ちながら、地域の諸団体とも積極的に関わり、福音の証となっていく教会をめざしています。

「祈りを深める教会」として

教会は信じるものの集いです。そこに集う人々の生活の土台は信仰と祈りですし、教会共同体で行われるすべての活動の礎もそこにあります。祈り(信仰)を深めていくために、わたしたちは個人としても共同体としても、日々私たちの中に生きていらっしゃる復活のキリストとの出会いを深めていく必要があるでしょう。このような、信仰共同体での生きているキリストとの出会いの体験こそ、現代社会に生きるキリスト者にとってもっとも必要とされていることです。その礎の上に、社会に福音を生きる教会共同体の実現をめざしています。

「一人一人を大切にする教会」として

イエスの告げられた福音は一人一人、特に小さくされた人、病んだ人、迷った人へ向けられた救いのメッセージでした。その福音を生きようとする私たちの教会も、同じ心で歩みたいと思います。一人一人が疎外感を持つことなく、互いに愛と尊敬を持って交われる社会を目指さなければならないでしょう。お年寄りや若者に自分たちの特徴を生かした持ち場があり、活動的な人も引っ込み思案の人もそれなりに参加できる教会。だれもがよそ者ではなく、家族として受け入れられる教会共同体を築くことをめざしています。

「信徒が築く教会」として

以前教会は、信徒は聖職者を補助する手足であると言う考え方が強かったように思えます。しかし、第2バチカン公会議は、社会の中に生きる教会の主体が信徒であることを打ち出しました。ですから、信徒が教会共同体の中で責任や使命を持って主体的な役割を担うのは、司祭や修道者の減少を補うためではなく、もっと本質的なものであるといえるでしょう。教会は神の国を世に証しする「キリストにおける、秘跡」なのです。そしてその実践の場にいるのは、実社会、実生活の場で生きる信徒です。そのために先ず実社会の中に生きる信徒が実生活に於いてキリストの弟子であることを意識することが最も大切です。わたしたちは、信仰の見直しによって築かれる、社会から遊離せず、神の国を証しし福音をのべ伝える教会になるのをめざします。

教会のめざす姿、それは復活されたキリストを中心に、人々や様々な小さなグループが多様性を持ちながら一致して、社会に目を開き、救いを必要としている人々に福音をのべ伝え、愛の共同体として神の国の目に見えるしるしとなっていくことでしょう。

これらを実現していくために、共同体の育成は欠くことが出来ません。教会を支えていく基礎として、各地区でそれぞれの顔が見渡せる程度の小さな共同体が育っていくようにしたいと思います。また、性別や年齢、その他の様々な関わりをベースにした、地区をこえた形での小さな共同体の育成も大切だと思います。

そのために、地区レベルや様々な関わりでの小さな集会をもっと積極的に開いていきたいと考えていますし、それらがより実りあるものであるようにリーダーの養成にも力を注いでいきたいと考えています。

さらに、教会の活動を広く見るために、梅村司教はその司牧書簡の中で小教区を越えた活動も求められています。今日本の教会では、教区単位の、あるいは全日本的な生きた教会をめざしております。小さな活動を積極的に開いていくとともに、教会同士の横のつながりをより強化することも今後の課題としてとらえていきたいと思います。



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