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検察の大崎事件の再審開始決定に対する即時抗告に抗議する!

 検察は7月3日不当にも、大崎事件の再審開始決定に対して高裁に即時抗告を行いました。証拠もないのに、原口さんを犯人にして、服役させ、40年近くの間苦痛を与えたことにに対し、謝罪するのが当然のはずですが、自分たちの面子にしがみつくばかりで、彼らは人間としての最低限の心情すら持ち合わせていないようです。
 高裁は、この不当な抗告をすぐに棄却すべきです。そして速やかに再審を開始させなくてはならないはずです。それが誰の目から見ても明らかな原口さんの無実を見ぬけなかった裁判所の責任のはずです。高裁の今後の動きに注意しましょう。

大崎事件、再審開始決定。

 今月6月28日鹿児島地裁は大崎事件の再審の開始を決定しました。しかしここに至るまで事件発生から40年近くが費やされました。この事件では、犯人にされた原口さんと犯行を結び付ける直接の証拠は一切なく、唯一の証拠は知的障害のある複数の親族の「自白」だけです(この人たちも後になって警察によって強制的に「自白」させられたことを証言しています)。したがって、そもそも最初の第一審で明らかに、無罪となるべきものでした。それがそうならないのは、捜査側が被疑者を犯人にするための作文でしかない、供述調書のみに依存して有罪と決めつけてしまう裁判所こそに問題があります。
 40年近くかけやっと再審が決まったわけですが、それに対し検察は高裁に即時抗告といって再審開始決定を裁判所に取り消す要求ができることになっています。現在の再審制度での被告側にとっては、無理難題に等しい条件をクリアーして再審開始が決定したのですから、それに対して検察が抗告できること自体がおかしいのですが、検察が即時抗告して裁判所がそれを受け入れれば、更に再審の道が遠のく(最悪の場合決定棄却)ことになります。2014年に再審開始決定がなされた「袴田事件」は、この検察の即時抗告を東京高裁が受け入れ、あろうことか、これまでの蒸し返しでしかない再鑑定を行わせ再審を更に長引かせ、最悪の場合それを覆す可能性もあります。(プロボクシング界ではそれに反対しています(「Free!HAKAMADA」VTR)。
 原口さんはもうすでに90歳の高齢に達しています。検察の抗告は決して許されるものではありません。検察が裁判所に提出する特別抗告の期限は7月3日です。検察の動きに注視しましょう。

 石川一雄さんの5.23(石川さんが不当逮捕された日)へのメッセージ


狭山事件とは

 1963年、埼玉県狭山市で女子高校生が身代金目的で誘拐され、遺体となって発見されました。捜査は難航し、行き詰った 警察は付近の被差別部落に見込み捜査を集中し、何ら証拠もないまま石川一雄さん(当事24歳)を逮捕しました。石川さんは 32年間の獄中生活を経て、仮出獄後20年たった今もなお、無実を訴え続けています。現在東京高裁にて再審請求を行っています。


 狭山事件での問題点をまとめてみました。"狭山事件はこんな裁判です1"、 "2"   これを見てもわかるように、狭山事件では石川さんを犯人とするにはあまりにも不合理な事実が多く存在します。2審東京高裁の確定判決(今もこの判決が石川さんを有罪とする根拠になっている)で寺尾裁判長は、なんの根拠を示さず、推測とこじつけだけで石川さんを犯人にしています。私たちが言いたいのは、こんなやりかたで有罪にされたらたまらないということです。明らかに石川さんを犯人とするのは憲法違反です。そして憲法は私たちの基本的な権利を定めたものであり、国家に守らせるものです。狭山の再審を行わせることは、この憲法を国に守らせることでもあります。残念ながら、日本の裁判所は、これまで数々の憲法違反を犯しています。この狭山事件の再審を行わせることはこの悲惨な状況にある日本の裁判所を変える一歩であるともいえます。皆さんのご協力をお願いします。



狭山再審の動き


狭山再審、新証拠提出へ

 狭山弁護団は、8月22日被害者のものとされる万年筆についての鑑定書(下山鑑定)を提出しました。これまで、この万年筆についてはこれが警察がねつ造したものであることは明らかでありましたが、今回のこの鑑定によってこの万年筆が被害者のものでないことがさらに明らかになり、警察の証拠のねつ造を更に裏づけるものです。
 そもそもこの万年筆にはブルーブラックのインクがはいっていました。ところが被害者はライトブルーのインクを使っていたことが当時の日記などからもあきらかでした。しかしこれまで裁判所はこの事実にたいして、「友達からインクを借りた」「立ち寄った郵便局でインクを補充した”可能性”がある」などと、事実を調べるのではなく、推測で片付けていました。下山鑑定は、ブルーブラックのインクを補充したとしても、被害者のものならば、微量たりといえどもライトブルーのインクが検出されることを、ペーパークロマトグラフィーによって証明いしたものです。ペーパークロマトグラフィーとは中学の化学実験の時やったあれです。これを使えば微量の異物も検出できることは理解できると思います(クロマトグラフィー) 。ところが、警察側の行った鑑定(荏原鑑定)では、この万年筆からは、同じペーパークロマトグラフィーの試験から、ライトブルーのインクは全く検出されなかったことが明らかになっています。したがって、この事実から、万年筆は被害者のものでないことが完全に証明されたわけです。
 この万年筆に関しては弁護団から次のような問題点が指摘されていました。
1.徹底した2回の徹底した家宅捜索(10数人の刑事が2時間以上かけておこなった)のあと、見落とすことのあり得ない、かもいから「発見」された(かもいの動画)。当時の警察の捜査関係者は「確かにかもいの上は捜索した」と証言している。
2.この万年筆からは石川さんの指紋は検出さていない。(寺尾判決は「しかし、指紋 は常に検出が可能であるとはいえないから、指紋が検出されないからといって被告人は犯人でないと一概にはいえないのである。」と言っている。こんな論理が通れば何でも有罪の証拠にされてしまう。袴田事件を見てもわかるとおり、警察は証拠ねつ造のプロだ!)
3.この万年筆にはブルーブラックのインクが入っていて、被害者が普段使っていたインク(ライトブルー)とは別物である。
 今回の下山鑑定はこの3.の事実を完全なものにしたと言えます。また以上のこと総合的に判断するだけでも東京高裁は狭山事件の再審を行わなくてはならないはずです。
 この8月に東住吉冤罪事件で青木惠子さんと朴龍晧さんに無罪判決がでました。しかしこの事件ように、娘さんにかけられた普通の保険でさえも、それが保険金目当てのものだと警察が疑えば誰であっても犯人にでっち上げられる仕組みそのものは依然そのままです。それは自白だけで被疑者が有罪にされてしまった今市の幼女殺し事件を見ても明らかです。私たちはこのような警察・検察のでっちあげを生み出す背景の一つに、それを追認する裁判所全体の姿勢にあると考えます。そのような裁判所の姿勢を見透かしているからこそ警察・検察は証拠がなくても被疑者の「自白」さえ得られれば必ず有罪にできると確信しているのです。裁判所が「自白」ではなく、事実に基づいて判断しさえすれば、冤罪はもっと少なくなるはずです。このような現在の裁判所を変えていくためにも狭山の再審を行わせなくてはなりません。
 東京高裁に再審を行わせるには、最終的には世論の力しかありません。多くの皆さんがこの狭山事件の再審ご理解、ご協力をお願いします。そして裁判所を変えていく一歩にしていきましょう。
(今回の下山鑑定について以下のサイトが詳しいです。裁判所の判断というもが事実ではなく、推測に基づいたいかにいい加減なものかがわかります。
 ストーンリバー氏のブログ
 狭山事件の新鑑定
要請はがき等の送付先 100-8933 東京都千代田区霞が関1-1-4 東京高裁第4刑事部 裁判長 植村 稔様 100-8904 東京都千代田区霞が関1-1-1 東京高等検察庁御中 」

★要請・署名・ハガキ等の取り組みを ☆新裁判長宛署名用紙 ダウンロード元:https://www.facebook.com/groups/483599038341792/933202256714799/  プリンターが無い方はセブンイレブンで出力できます。(20円)プリント予約番号:41882117
☆ハガキ・要請文等の宛名 ・〒100-8933東京都千代田区霞ヶ関1−1−4 東京高等裁判所第4刑事部 植村稔裁判長 ・〒100-8904東京都千代田区霞ヶ関1−1−1 東京高等検察庁 狭山事件再審請求審担当検事
[更新]資料―狭山事件第3次再審請求審(東京高等裁判所第4刑事部)における証拠開示関係の動き)

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