子どもと教科書を考える

府中の会のホームページ

 2005.3.16 開設   最終更新 2012.5.29  

                   

中学校社会科教科書採択結果について

 2011年8月18日に開催された府中市教育委員会において、歴史的分野は東京書籍、公民的分野は清水書院の教科書が、2012年度から使用する教科書として採択されました。
 署名にご協力いただいた市民のみなさんにお礼申し上げます。      2011.8.19

                       

2012年度  会の今後の予定

 原子力についての教育 今とこれから

ー放射線副読本 ここが問題!ー

講師 根岸 富男 さん(原子力教育を考える会)

2012年7月15日(日)午後2時ー5時

場所:ルミエール府中(府中市立中央図書館) 1階第1・2会議室

資料代 500円

文部科学省は昨年10月、小中高校生向けの『放射線に関する副読本』(3種類)と『教師用解説書』を発行し、全国の学校に配布しました。

■どこがつくったの?

 この副読本をつくったのは、原子力を推進してきた「原子力文化振興財団」です。

■どんなことが書かれているの?

福島第一原子力発電所の事故にはふれず、放射線は役立つ物で、低い線量の被曝は人体に影響がないというものです。さらに、「放射線は、私たちの暮らしの中で利用され、身近なところでは病院があります」などと記述し、社会生活で放射線が利用されていることを強調し、放射性物質の危険性には触れられていません。

主催:子どもと教科書を考える府中の会

*2012年度の秋には、育鵬社の中学社会科教科書を検討する勉強会を開く予定でいます。

 

 

 ニュース

2007年12月18日、府中市議会において、本会のメンバーらが中心に市民の連名でおこなった、下記の陳情が採択されました。文教委員会では、「継続審議」となったのですが、本会議で、何人かの議員が採択を求め、採決をおこなった結果、賛成多数で可決されました。ご協力いただいた市民のみなさんにお礼申し上げます。

府中市 議会議長                         2007年11月26日

鈴木 錦治  

陳  情

沖縄戦「集団自決」への軍関与を否定する教科書検定意見の撤回を求める意見書を、府中市議会の名で国および関係機関に提出してください。

 

文部科学省は、2008年度から使用される高校教科書の検定に際し、沖縄戦における「集団自決」の記述について「日本軍による強制または命令は断定できない」との意見をつけ、その結果、5社7冊の日本史教科書で記述の削除・修正が行われたことが、今年3月の検定公開で明らかになりました。

これに対し、沖縄県議会は検定意見の撤回を求める意見書を2度にわたって全会一致で可決し、また沖縄県の41市町村議会すべてで同様の意見書を可決しました。さらに沖縄県議会議長、沖縄県議会、市長会、市議会議長会、町村議会および町村議会議長会が検定意見の撤回を要請しています。9月29日には、検定意見の撤回を求める超党派の沖縄県民大会が11万人(主催者発表)の参加で開かれています。沖縄戦を体験した多くのおばあやおじいたちは、生き残った自分たちの証言を誤りとする検定意見に、いても立ってもいられない思いで会場へ駆けつけました。また、その体験を聴いて育った多くの子どもたちを代表して発言した2人の高校生は、「ウソを真実と言わないでほしい。あの醜い戦争を美化しないでほしい。たとえ醜くても事実を知りたい。学びたい。そして伝えたい」と訴えました。

 そもそも沖縄での「集団自決」は日本軍の関与が無ければ起こり得ず、多数の証人・証言があることから教科書記述として定着していました。今回の削除・修正は体験者による数多くの証言や研究者等による調査を否定するものです。

沖縄県議会の意見書は「去る大戦で国内唯一の地上戦を体験し、一般県民を含む多くの尊い命を失い、筆舌に尽くしがたい犠牲を強いられた県民にとって、今回の削除・修正は到底容認できるものではない。よって本議会は、沖縄戦の実相を正しく伝えるとともに、悲惨な戦争を再び起こさないようにするためにも、今回の検定意見が撤回され、同記述が速やかに回復するよう強く要請する」と述べています。

 沖縄県は、アジア太平洋戦争で日本国内唯一住民を巻き込んだ地上戦の地となり、多くの尊い命を失い、筆舌に尽くしがたい犠牲を強いられました。敗戦後も米国の支配下に置かれ、今もなお日本にある米軍基地の75パーセントが小さな沖縄の島に集中し、様々な危険と不便を強いられています。

 「全ての国の人々と手を携え、かけがえのない地球を真に平和なものにし、愛する郷土を未来に引き継ぐことは私たちの責務」と明言し、「平和への誓いを新たにし、心から世界平和の願いを込めて、ここに平和都市であることを宣言します」と謳った府中市平和都市宣言をもつ私たちだからこそ、この沖縄からの訴えを真摯に聞き、史実を史実として後世へと伝え続けていきたいと思います。

府中市 議会におかれましては、沖縄戦「集団自決」への軍関与を否定する文部科学省の教科書検定意見の撤回を求める意見書を国および関係機関に提出していただけますようお願いします。

 

 

    
「子どもと教科書を考える府中の会」とは?

  東京・府中市の中学校で使われる社会科(歴史や公民)の教科書について関心を持ち、考え、行動している市民の集まりです。2001年に「新しい歴史教科書をつくる会」という団体が歴史と公民教科書を作りました。この歴史教科書は、日本がアジア諸国におこなった侵略戦争や数多くの加害行為を否定したり、事実を歪め、ひたすら日本を正当化しようとするもので内外から厳しく批判されました。また公民教科書は日本国憲法や人権、市民運動、平和運動を敵視し、女性を家庭に引き戻そうとするなどとても問題の多いものでした。

 わたしたち府中市民は、こうしたひどい教科書で私たちの子どもたちが教えられるのはたいへん問題であり、恐ろしいことだと考え、集まり、市民にひろく訴えるとともに教育委員会にも申し入れをして「つくる会」教科書が採択されないように努力しました。「つくる会」の教科書がひどい、ダメだというだけでなく、よりよい教科書とはどういうものか、どういう手続きで教科書を決めるのがよいのだろうか、ということを市民のみなさんと一緒に考え議論してきました。

 その後も、教科書問題だけでなく、新学習指導要領、「心のノート」、日の丸・君が代問題、府中市の教育プラン21、教育基本法などについても取り上げ、学習や議論を積み重ね、市民・都民へのアピールもおこなってきました。
 今年2005年春には、2006年度から使用される中学教科書の検定結果が発表され、6-8月には教育委員会によって採択がされることになっています。「つくる会」は厳しい批判にもかかわらず、今回も懲りずに歴史と公民教科書を作成し採択させようとしています。自らの過ちを認めず反省もなく、ただ自己を正当化するような教科書では、良心的な人間が育つはずがありません。また東アジアの人々との友好と協力も望むべくもありません。さらに教科書の採択にあたって教員の意思が反映されないように画策しており、教育をよくしようとまじめに考えているとはとても思えない主張をしています。

 私たちは、教育には上からの圧力や強制はあってはならず、市民や教員の意見が反映され、よりよい教科書が使われること、さらにはよりよい教育がなされることを望んでいます。私たちの会の定例会や学習会などに多くの市民のみなさんが参加され、自由にいろいろな議論ができればと考えています。     2005.2.20記

 

New

2012.5.29 7月15日の集会などの案内を掲載しました。
2011.5.22 教育委員会への要望署名を掲載しました。
2011.4.23  6月5日の集会などの案内を掲載しました。
2011.1.29 2011年の活動の予定を掲載しました。
2009.10.22 学習会のお知らせを掲載しました。
2008.11.15 学習会のお知らせを掲載しました。
2008.9.21 学習会のお知らせを掲載しました。
2008.5.2 学習会のお知らせを掲載しました。
2007.12.19 府中市議会で陳情が採択されました。
2007.7.20 今後の会の行事を掲載しました。
2007.6.2 講演会の案内を掲載しました。
2006.10.19 連続学習会の予定を掲載しました。
2006.9.11 今後の活動予定を掲載しました。

 

 当会の連続学習会の内容が本がなりました。林博史『戦後平和主義を問い直す』(かもがわ出版、2008年8月、1500円+税)です。

 

参 考 資 料

            2011年度 府中市教育委員会に提出した要望署名                     →署名用紙pdfファイル

2005年度における中学社会科教科書採択をめぐる本会の活動経過 
ならびにその後の本会の活動内容

2005月16日に府中市教育委員会に提出した要望書

 2001年度におこなった府中市教育委員会への要望署名

 

⇒トップへもどる

教育委員会 ウォッチング

 府中市教育委員会に傍聴に行きましょう!    傍聴記をお寄せください!

 教育委員会定例会の今後の日程

   2005年5月23日(月)定例会  教科書の採択要領を決定   
       教育委員会傍聴レポートこれって、いいの?!」

⇒トップへもどる

府中市における最近の動き(2005年)

 教育への政治介入をおこなっている府中市議に面会し、質問状を渡し、意見を交換してきました。 →質問状の内容はこちら

 「つくる会」の支持を受けているこの市議は、教育委員一人ひとりに会って、“政治圧力”をかけています(くわしくは、教育委員会傍聴レポート参照)。学校での教育内容を議会で取り上げて、気に入らないものには“政治圧力”をかけるなど、その行為は目に余ります。

  

 教科書問題に関して参考になるホームページ  

                 ⇒トップへもどる

子どもと教科書を考える府中の会 (東京)