MIVECエンジンのハイカム切り替え音を楽しもう!


三菱自慢の可変バルブタイミング&リフト機構「MIVEC (マイベックと読みます) 「Mitsubishi Innovative Valve timing and lift Electronic Control system」の略称」。今回はこの「MIVEC」エンジンについてもりたくが思っていることに触れたいと思います。(^_^)/

<補足>
三菱コルト、グランディス以降に搭載されている新しいMIVECエンジンは、本文中で紹介している従来のMIVECとは機構が異なる部分があります。(詳しくは三菱自動車のホームページなどをご覧ください)。よって、もりたくが記載した下記に書かれている事項はすべて従来のMIVECエンジンに関することでありますので、新しいMIVECエンジンでは同様の自称が発生しません。三菱の誇る「MIVECエンジン」という機構を十分理解した上で本文をご一読いただきたく思います。ちなみに、新しいMIVECエンジンの名称は「MIVEC」=「Mitsubishi Innovative Valve timing and lift Electronic Control system」となっており、三菱自動車の可変バルブタイミング機構付エンジンの総称名として採用されています。

<さらに補足>
先日発表された三菱グランディスに搭載されている2.4リッタMIVECエンジンには、低速高速カム切替機構(MIVEC)が吸気側に搭載されていると情報が入りました。カム切替回転数(MIVECポイント)は「3500rpm」とのことです。当時のようなハイパワー思考ではでなく、燃費性、環境性などを十分に考慮し、達成した堅実な作りのエンジンとなっております。また、カムの切替は体感できないくらいスムーズな切替に仕上がっているようです。

このMIVECエンジンのパワーフィーリングはすばらしいものです。もちろんその音もすばらしいものです。この「MIVEC」という機構はいろいろな楽しみ方があるかと思います。例えば「MIVECのパワーを楽しむ」「MIVECの音を楽しむ」「MIVECの価値感を楽しむ」・・・などなど様々な楽しみ方があります。これはFTO-GP系のオーナにだけ与えられたオイシイ特権かもしれません。(*^_^*)
このMIVECのカムの切り替え音は以外と大きいのですが、人によっては聞こえないと言われる方がいます。(私も最初はよくわかりませんでした。(^^;))

さらにこの音、なぜかフルノーマルほど良く聞こえるみたいです。(たぶん周りの騒音が少ないからでしょう。)吸排気レベルのライトチューンだとやや聞こえにくくなってきます。(たぶんチューンドによるの騒音が増えるからでしょう。)さらにチューンが進むとより聞こえなくなります。(^^;)

ではまず、このMIVECサウンドを聞いていただきましょう。

「FTO-GPX/GP-RのMIVEC音(MP3ファイル)」

(元データの紹介は後述いたします。)

再生開始約14〜15秒後にカムプロフィールが変わることによるエンジン音の変化に気づくでしょうか。ハイパワーNA車に特有のレーシング的、乾いた、甲高い、良いサウンドをしてますね。体の奥底からシビれますね。エンジン形状がV6ということもあり、その恩恵も受けてます。VTECとは一味違った上質なサウンドに仕上がっています。さすが(当時の)三菱自動車です。すばらしい仕事をしていると思います。(^^)/
もちろんVTECサウンド(インテR、S2000などスポーツ系VTECに限ります。)もいい音なんですよね。直4らしい重厚な、良いサウンドをしてますね。おそらくミラージュの直4-MIVECサウンドも直4-VTECに近いこんなサウンドだと思います。(もりたくは直4-MIVECサウンドを聞いた事がありません。だれか聞かせてください。)
ちなみにNSXのV6-VTECは、FTOのV6-MIVECのサウンドとはまた異なる音になっています。(ノーマルNSXとNSX-Rで音が違うのもおもしろいですね。恐らくNSX-Rは車重の軽量化によるフレームなどの防音効果が無い分、V6-VTECサウンドがドライバーにより良く、スムーズに聞こえてくるということでしょう。もりたくとしては、NSXよりNSX-Rの方が好きですね。(^−^))

このMIVECサウンドは、すごく綺麗にとれていて分かりやすいと思います。さらに良く聞いてみると可変吸気システムが作動している4000rpm前後でもエンジン音がやや変わっていることもわかりますね。これは6A12エンジンの吸気ポートがロング&ナロウポートからショート&ワイドポートへ連続可変している事の証明になります。要因として考えられる事は、吸気エアの流速と流量の変化、そして、吸気ポートの長さと太さの変化によるものと思われます。これだけの操作と思われますが、これだけの操作で、特に中回転域のトルクの大幅アップを実現しており、この回転域でのアクセルレスポンスは抜群です。ちなみに、エアクリーナを純正などのボックスタイプから剥き出しタイプやファンネルタイプに交換するとこの音はより一層、吸気音の大きさとして影響を受け、運転手からはわかり易い音となります。(^_^)
また、この録音条件として恐らくシャシダイ上で計測&録音だと思います。吹け上がりのタイミングを聞いていると4速計測ではないでしょうか。ちなみに自身で録音とかを試みたのですが、うまく録音できませんでした。結構な外部の騒音とノイズがのってしまいます。あちこち探してみたのですがこれだけすご〜く綺麗にとれているデータはまずないでしょう。(^◇^)

さて、GR系、GS系で今まで聞いたことの無い方・・・初めて聞いた感想はどうでしょうか?予想以上のすごさでしょうか?それとも期待はずれでしょうか?このデータでMIVECサウンドが堪能できたとしても、GR系やGS系の方は生のMIVECサウンドはなかなか堪能できないと思います。そこで、この音を聞いてこのパワーを体感するには・・・オフ会に顔を出して、GP系のオーナ車に乗せてもらう、そしてそして後は買い換えしかないです。(ぉぃ)
まぁ、不景気な世の中なのでパーッと買い換えなんてできませんし・・・このMIVECサウンドのMP3ファイルを再生して少しでもMIVECエンジンのすばらしさが伝わればと思います。m(_ _)m
もちろんMIVEC無しの「NIVEC(ナイベックと呼ばれているようです。)」もすばらしく良くできたエンジンフィーリングですし、直4-GS系も良くできたエンジンです。どれもこれも「FTO」というブランドに変わりはありません。INVECS-IIスポーツモードに関しては4速と5速の差はあるもののすべてのグレードで同じ楽しさを味わうことが出来ます。GP系でいくか、GR系でいくか、GS系でいくか、これはオーナの好みや条件など様々な要因に合わせてチョイスすればと思います。(^−^)/

ここでお話は変わりまして、MIVECとMVICについて簡単すぎる説明と紹介をしましょう。

(図)MIVECとMVICの作動領域

◆可変バルブタイミング&リフト機構(MIVEC)◆
可変バルブタイミング(カムプロフィール)&リフト機構は吸排気ともに低速用・高速用の2つのカムプロフィールを持つカムシャフトと、それぞれのカムを追従するロッカーアーム、バルブを駆動するロッカーシャフトと一体のT型レバーに内蔵した油圧作動切り替えピストンにより構成されています。この切り替えピストンの挿入と離脱により、ロッカーアームとT型レバーの結合と分離が行われ、低速カムと高速カムを切り替えます。
これらのカムには低速側と高速側にそれぞれ最適なバルブタイミングとリフト量が設定されています。
純正のMIVEC切り替えポイントは5500rpmとなっています。
◆電子制御可変吸気システム(MVIC)◆
可変吸気コントロールバルブの開閉動作を、4000rpmを前後にDCモータで連続的に可変制御することでトルクの谷間を埋め、低速から高速までフラットでスムーズな高いトルク特性を得ることができます。
純正のMVIC作動範囲は4000rpmを境に前後となっています。

※もっと詳しく知りたい方は、「三菱FTOカタログ」や「カートップ三菱FTOのすべて」などをご覧いただくようお願いします。(_ _)

ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、今回載せさせて頂いたこのデータがアップされていたサイトも宣伝させてもらいましょう(何か貰っているわけではありません(^−^;))。
Dave氏が運営されているサイト「mivec.co.uk(URL:http://www.mivec.co.uk/)」。このサイトは撮影されたムービーやその他車両に関しても多くのコンテンツを持っています。興味のある方は一度覗いて見てみてはいかがでしょうか。FTOは、ヨーロッパでかなり人気があると聞いたことがあります。この車・・・以外と街中にほどよく溶け込んでいます。
よく海外のTV撮影時に見かける日本車ってすぐわかりますよね。しかしその片鱗が見受けられないのはすばらしくまとめられたこのデザインが際立っているのかもしれません。(この傾向、たぶんですが、GTOやS2000でもOKだと思います。)
ちなみにダウンロードできるデータサイズはバカでかいので、ISDN回線の方はちょっとヘビーかもしれません。ADSL回線や常時接続回線が必須でしょう。(^^;;)

最後に、「記録1:燃調セッティング」にはかなりのアクセス数と(良い)反響がありました。FTOについての記事だったのすが、車種を問わずNAチューンドオーナには、実にとても「かゆい」部分をズバッと切り裂いた記事だったようです。今回の記事はいかがだったでしょうか?少しでもFTOについて・・・MIVECについて・・・身近になってもらえたでしょうか?

もりたくの個人的な主観で毎回こういう記事を公開するのは結構緊張します。「それは違うだろ!」って感じでイチャモンつけられたら困るし・・・。(^^;)三菱FTOは廃盤となってしまい、少しでも良いモノは何かの記録として残したいという気持ちもあります。これからも少しずつではありますが、こういう記事を公開することによって、FTOライフを盛り立てるサポート情報として読んでいただけると嬉しい限りです。

第1版:2002年1月27日
第2版:2002年2月11日:「FTOのグレードに合わせて文章を加筆修正しました。」
第3版:2002年4月18日:「MIVECエンジンについて加筆修正しました。」
第3版:2003年5月15日:「新しいMIVECエンジンについて加筆しました。」
第4版:2003年5月26日:「新しいMIVECエンジンについてさらに加筆しました。」
第5版:2003年6月2日:「吸気系関する文章を加筆しました。」

第6版:2003年11月10日:「新しいMIVECエンジンについて加筆修正しました。」