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信長の野望
全国版

戦国兵法書

 ファミリー・コンピュータ用ゲームカセット「信長の野望・全国版」をより楽しく遊んでいただくために、この「戦国兵法書」(マニュアル)をよくお読みください。正しい使用方法で末長くご愛用ください。

 本ゲームは、ゲームの性格上、セーブの仕方が特殊になっています。セーブするときには必ず下記の「ゲームの終了」を読んでください。


<はじめに>

 1560年――時は戦国の世。日本は50人の戦国大名によって割拠されていた。尾張(現在の名古屋)を統治していた信長もそのひとり。この尾張の一大名がのちに天下をとるなどと、だれが予想できただろうか……。
 ゲーム・スタートと同時に、もうあなたは戦国大名です。混乱の世に終止符を打つために、なみいる武将を討ちとり、日本全国を統一するのがあなたの使命です。平和をもたらすことのできるのは、あなたしかいません。
 信長となって、彼の果たせなかった全国統一の夢を実現するのもよし、自分の好きな大名となって日本じゅうをその名前で埋めてみるのもよし、あの信玄や家康の生きた激動の時代に生まれ変わって、自分だけの歴史を創ってください。

プロデューサー:シブサワ・コウ


<もくじ>

ゲームをはじめる前に
スタート方法
初期設定
MAIN画面
国状態をあらわす要素
季節処理とイベント
MAIN画面での命令
HEX画面
HEX画面での設定・行動
戦闘命令
ゲームの終了
戦国武将列伝
織田信長・覇権への道年表


<ゲームをはじめる前に>

1.シナリオ構成
17ヶ国モードと50ヶ国モードの2篇があります。
@17ヶ国モード
スタート 1560年春
設定 プレイヤーは中部地方を中信とした17ヶ国のうちどれか1国の大名を担当します。
A50ヶ国モード
スタート 1560年春
設定 プレイヤーは日本全国50ヶ国のうちどれか1国の大名を担当します。
国や大名については、下記「戦国武将列伝」、付録の「戦国地図」を参照してください。


2.遊び方
 MAIN画面で内政や外交、HEX画面上で戦争をおこない、全国統一めざして領地を増やします。
a)MAIN画面
 画面には現在自分が担当している国の状態が表示されており、おもに内政・外交をおこないます。1年は春・夏・秋・冬の4ターン。1ターンに1回の命令を出せます(ただし、命令回数に数えられない命令もあります)。領地が2国以上ある場合は、毎季節、領地(属国を除く)ごとに順番が回ってきます。
b)HEX画面
 他国へ攻めこんだり、他国から攻め込まれたときに戦争をおこないます。本国・直轄地の戦争はかならずHEX画面になります。コンピュータどうしの戦争は、初期設定または「命令20>そのた<」の5.いくさで「みる」に設定していれば見れます。
 一度HEX画面になると、戦争の勝負がつくまでMAIN画面には戻りません。
 1ターンは1日にあたり、命令を1回出せます(ただし、命令回数に数えられない命令もあります)。


3.ゲームの勝敗
 ゲームの目的は、全50ヶ国(または17ヶ国)の統一です。途中でプレイヤーの担当する大名が死ぬとゲーム・オーバーです。
 複数プレイの時は、だれか1人が死んでも、ゲームは終わりません。全員が死亡するか、だれかが全国を統一するまでつづけられます。


4.コントローラーの使い方
 1人プレイのときはコントローラーTを、複数プレイのときはプレイヤー1・3・5・7がコントローラーTを、プレイヤー2・4・6・8がコントローラーUを使用します。ただし、HEX画面では画面右下に表示されるコントローラーを使ってください。
 コントローラーの操作は、基本的に+ボタン(カーソルキー)でカーソルの移動と数値入力(←・→・↑・↓)、Aボタンで決定、Bボタンでキャンセルします。
@2つのうち1つを選択するとき
 「Y/N」など、2つのうち1つを選択するときには、←か→で決めてください。
A数値入力
 数字を入力するときは、↑・↓で0〜9の数字が増減し、Aボタンを押すとその数字が決定されます。2ケタ以上の場合は、→でケタを移動させます。また、←で1ケタ戻すことができます。
例:「33」を出したいとき
画面表示 操  作 操作の結果
+ボタン↑
+ボタン→ 30
30 +ボタン↑ 33
33 Aボタン 33(決定)
 地図の切り替えなど特殊なキー操作は、そのつど、画面表示や、この「戦国兵法書」の指示にしたがってください。

ファミリー・コンピュータ用ゲームカセット「信長の野望・全国版」は、ジョイ・スティックに対応していません。


<スタート方法>

 本体の電源を入れる前に、ROMカセットをスロットに挿入し、電源スイッチを入れてください。  オープニング画面のあと、何かボタン(+、A、B、START、SELECT)を押し、「初期設定」にしたがってゲームを進めてください。


<初期設定>

ゲームを始める前に、初期設定をおこないます。

1.データの選択
 はじめてゲームをするときや、新しく最初から始めるときはYを選んでください。セーブしてあるゲームをするときは、Nを選んでください。すぐにゲームが始まります。

2.シナリオの決定
 17ヶ国モードと50ヶ国モードのどちらでゲームをするか選んでください。

3.他国の戦闘シーンの有無
 コンピュータどうしの戦闘をHEX画面で見るか見ないかを決めます。見ない場合はMAIN画面上で処理がされ、戦闘の結果だけが表示されます。

4.プレイ人数の決定
 最高8人までの同時プレイが楽しめます。

5.統治国の決定
 統治国を選びます。50ヶ国モードでは7分割された日本地図、17ヶ国モードでは2分割された中部地方の地図が表示されます。Bボタンを押すと、地図が北から南へ切り替わります。担当したい国を選んでください(付録の「戦国地図」を参照してください)。

6.統治国の確認
 複数プレイのときは、7.大名の各能力の決定までを、1人ずつ順番におこないます。

7.大名の各能力の決定
 大名の能力値を決めます。設定できる最高値は、109です。値はゲーム中に上下します。
@けんこう 体力をあらわし、値が高いと寿命がのび、低いと病気になりやすくなります。毎年春、また病気にかかったとき低下し、0になると死亡します。「命令17>きゅうよう<」で上昇させられます。
Aやしん 統一の野望をどれだけもつかをあらわします。同盟・婚姻などの外交に影響し、値が低いと交渉は成功しません。これらを実行したときと失敗したとき、戦争に負けたときに低下、勝つと上昇します。
Bうん 「ツキ」をあらわします。値は季節ごとに変化し、婚姻を申しこんで失敗すると低下します。
Cみりょく 民・兵にどれだけ支持されているかをあらわします。婚姻・寝返りの成否に影響します。年貢率の変更にともなって上下するほか、戦争に勝ったり、ほどこしをしたときに上昇し、戦争に負けたり、婚姻・寝返りに失敗すると低下します。数値が低いとむほんや一揆が起こりやすくなります。
Dちのう 知力をあらわします。戦略・戦術のかけひきに影響します。値が高いと兵を訓練したときの上昇率がいちじるしく、低いと他国の様子を見ようとしても、見れないことがあります。戦争に勝つと上昇、負けると低下します。

8.能力値の確認
 Nを選ぶと何回でも決め直すことができます。

9.レベルの決定
 ゲームのむずかしさを決めます。1から5までで、数が大きいほどむずかしくなります。

10.各条件の確認
 決めたことがらが、これでよいかを確認します。


<MAIN画面>

(a)

@ 西暦、季節、国番号、国名。
A 国のタイプと大名の顔、名前。
B 大名の能力。
C 国の状態。
D 命令一覧
E その年の相場。物1単位に対する値段をあらわします。


(b)

 Bボタンで、命令中のプレイヤー担当国の周辺地図(b)を見ることができます。地図は↑・→で北へ、↓・←で南へと切り替わります。Aボタンで(a)の画面に戻ります(命令18>ちず<を実行したときと同じです)。


<国状態をあらわす要素>

 国の状態はMAIN画面Cに表示されています。それぞれの意味は以下のとおりです。
No.要 素意    味
ねんれい 大名の現在の歳
けんこう 大名の体調の良し悪し
やしん 大名の全国統一へのいきごみ
うん 大名の運の強さ
みりょく 大名が人をひきつける力
ちのう 大名の知力
きん その国がもっている金
しゃっきん 商人から借りている金
まち その国の町の価値
10 ひょうろう その国がもっている米の量
11 こくだか その国の生産力
12 ちすいど その国の石高に対する治水度
13 たみちゅう 大名に対する民1人あたりの忠誠度
14 たみ・ざい 民1人あたりの財力
15 へいりょく その国にいる兵士数
16 へいちゅう 大名に対する兵1人あたりの忠誠度
17 くんれんど 兵1人あたりの訓練度
18 ぶそうど 兵1人あたりが装備している武器の量

1.ねんれい(年齢)
 春になると1つ歳をとります。この時、高齢の大名は寿命がきて死亡するおそれがあります。

2.〜6.大名の各能力
 「初期設定」で決めた大名の能力(健康・野心・運・魅力・知能)です。

7.きん(金)
 所有している金の量をあらわします。毎年秋の徴税で増え、同時に兵士の給与として支払われて減少します。金が足りないと兵士数が減ります。
 町の価値・民の忠誠度が高いほどたくさん手に入れることができます。また、借金をしたり、兵糧を売って増やせます。

8.しゃっきん(借金)
 堺の商人から、どれほど金を借りているかをあらわします。借金できる限度額は町の価値と同じ数値です(ただし、借金の額には、そのときの相場に応じた金利がふくまれますので、実際に借金して得られる額は、町の価値の数値より低くなります)。
 借金は秋に自動返済されますが、一回で返済できなかったぶんは、つぎの年に持ちこされます。

9.まち(町)
 その町がどれほど豊かであるかを示します。値が高ければ高いほど、秋の徴税額が大きくなります。「命令13>まちづくり<」を使って上昇させることができますが、町の価値を上げると民の財力が減少します。

10.ひょうろう(兵糧)
 所有している米の量をあらわします。値は千石単位ですので、「10」と表示されていたら1万石もっていることになります。毎年秋の収穫で増え、同時に兵士の給与として支払われて減少します。米が足りないと兵士数が減ります。徴収額は、石高や民の忠誠度、年貢率などによって上下します。堺の商人と売り買いできます。

11.こくだか(石高)
 米の生産高がどれほどあるかをあらわします。高ければ高いほど、米の収穫量が増します。石高は台風・疫病の被害を受けると減少し、「命令7>かいこん<」を実行すると上昇します。ただし、石高を上げると民の忠誠度・治水度が下がります。

12.ちすいど(治水度)
 台風にそなえた治水度をあらわし、石高を上げると数値が下がります。治水度が高いと台風の被害を最小限にくいとめることができ、米の収穫量にも影響します。
 「命令5>ちすい<」をおこなって上昇させることができますが、最高は100までです。

13.たみ・ちゅう(民の忠誠度)
 民1人あたりが大名にどれだけ忠誠をちかっているかをあらわします。数値が高ければ米の収穫量と住民からの徴税額が増え、低いと一揆の起きるおそれがあります。民の忠誠度は「命令14>ほどこし」<」で民に金・米を与えると上がり、年貢率・石高を上げると下がります。

14.たみ・ざい(民の財力)
 民1人あたりの財力をあらわします。民の忠誠度と同じく、徴税額や一揆の発生確率に影響します。民に金・米を与えると上がり、町の価値・年貢率を上げると下がります。

15.へいりょく(兵力)
 兵士数をあらわします。値は千人単位ですので、「10」と表示されていたら1万人の兵士がいることになります。「命令10>こよう<」で兵士を雇えば増やせますが、この人数に応じて兵の忠誠度・訓練度・武装度がそれぞれ変化します。

16.へい・ちゅう(兵の忠誠度)
 兵1人が大名にどれだけ忠誠をちかっているかをあらわします。値が高いと、戦争のとき兵力が少なくても有利です。低いと兵士の士気が下がって、敵に寝返ることもあり、むほんが起こりやすくなります。「命令14>ほどこし」<」で兵士に金・米を与えると上昇し、兵士を雇うとその人数に応じて下がります。

17.くんれんど(訓練度)
 兵士1人がどれだけ訓練されているかをあらわします。値が高いほど戦闘に有利です。「命令11>くんれん」<」を実行すれば上昇し、兵士を雇うと人数に応じて下がります。

18.ぶそうど(武装度)
 兵士1人がどれだけ武装しているかをあらわします。値が高いと、戦争のとき兵士が少なくても多少有利です。「命令9>しょうにん<」で武器を買うと増え、兵士を雇うと人数に応じて下がります。武装度に応じて「命令16>へんせい<」で鉄砲隊の割合を増やすことができます。

各要素の最高値は、国によってちがいます。


<季節処理とイベント>

1.定例季節処理(毎年かならずあるもの)
@春
 すべての大名がひとつ歳をとり、健康値が1低下します。寿命になった大名は死亡します。大名のいなくなった国は、新しく出現した大名が治めるか、空白地となって、入札されるかのどちらかです。
 また、春にはその年の相場が決まります。相場は全国共通で、どの国も同じですが、商人との取引、兵士・忍者の雇用などで以下の通り変化します。
借金 借りたとき → 金利が上昇
返したとき → 金利が低下
米の売買 売ったとき → 米の相場が低下
買ったとき → 米の相場が上昇
武器 買ったとき → 武器の相場が上昇
兵士の雇用 雇ったとき → 兵士の相場が上昇
忍者の雇用 雇ったとき → 忍者の相場が上昇
A秋
 米の収穫で兵糧が、税金の徴収で金が増えます。また、金・米は兵士の給与として支払われます。借金の返済も自動的におこなわれます。

2.災害
 災害は、自然現象なのでふせぐことはできません。
@台風
 夏に発生します。石高などのいろいろな要素に影響します。治水度を上げておけば、被害は最小限にくいとめることができます。
A疫病
 季節に関係なく発生します。各要素に影響を及ぼし、とくに大名が病気になることがあります。

3.反乱
 兵が起こすむほんと、民が起こす一揆があります。
@むほん
 兵の忠誠度や大名の魅力が低いと起こります。むほんが起きると、すべての統治国の民・兵の忠誠度が下がります。
 プレイヤーの担当する本国で起きたときはHEX画面で戦闘をおこないます。鎮圧できなければ、その国は新しい統治者のものになります。属国で起きたときはMAIN画面で勝敗がきまり、鎮圧できなければ、その国は新しい統治者のものになります。
A一揆
 民の忠誠度や大名の魅力が低く、また年貢率が高いときに起こります。民が勝つと、その国は空白地になります。本国で起きた場合、大名が死ぬと、その大名の統治国すべてが空白地になりますが、本国だけはコンピュータが担当します。一揆が起きたときは、金を払って民を説得するチャンスもあります。説得しないとHEX画面で戦闘をおこないます。
 加賀は一揆が大きくなって独立した国なので、一揆は起きません。

4.入札
 空白地になった国を、ほかの大名が手に入れるために競いあうことです。参加できるのは、その空白地に隣りあっている国の大名で、大名本人が離れた国にいても、属国(直轄地をふくむ)が隣りあっていれば、参加できます。空白地のまわりがすべて1人の大名の統治国の場合には、入札できません。
 参加する場合は、入札金額を入力してください。金は本国から支払われます。入札金額のいちばん多かった者がその国を落札します。

5.病気
 疫病が発生したり、健康値の低いときに、大名は病気になることがあります(そのさいには健康値が減少します)。病気の時には実行できる命令がかぎられます(くわしくは「MAIN画面での命令」を読んでください)。

このほかにもイベントはあります。


<MAIN画面での命令>

 以下の21種類の命令が出せます。
 実行は+ボタンの↑・↓でカーソルを移動させ、Aボタンで決定してください。キャンセルはすべてBボタンです。また、命令一覧表は、+ボタンの←・→で命令1〜12、および13〜21までを切り替えることができます。
No.命 令内    容
いどう 兵・大名の移動をおこなう
せんそう 隣接国へ攻め込む
ねんぐ 年貢率を変更する
ゆそう ほかの自分の国へ金・米を移動する
ちすい 治水度を上げる
どうめい ほかの国と不戦同盟を結ぶ
かいこん 石高を上げる
こんいん 大名と婚姻関係を結ぶ
しょうにん 商人と取引をする
10 こよう 兵・忍者を雇う
11 くんれん 兵を訓練する
12 ようすをみる 各国の様子を見る
13 まちづくり 町の価値を上げる
14 ほどこし 民・兵に金・米を与える
15 ねがえり 他国の民を寝返らせる
16 へんせい 部隊の兵士配分を変更する
17 きゅうよう 休養して健康値を上げる
18 ちず 地方別の地図を見る
19 ぞくりょう 属国のタイプを決める
20 そのた セーブなどのオペレーション
21 なにもしない 1ターンをパスする

命令1>いどう<(移動)
 統治国が2国以上あるとき、命令中の国から隣接するほかの自国へ兵・大名を移動します。大名だけの移動はできず、最低でも兵力1(千人)が必要です。また、兵の最低移動人数も1です。0を入力するとキャンセルとみなされ、ふたたび命令の受けつけ状態に戻ります。病気の場合、大名の移動はできません。

命令2>せんそう<(戦争)
 隣りあう他国に攻め込みます。金または米が0のときは、実行できません。戦争に行ける兵士数は金と同数、米は最低で1、最大で兵力と同数です(米が多いと戦闘可能な日数が多くなります)。本国では、大名が直接指揮をとる場合と、とらない場合の2種類を選択できます。戦争に勝つと、野心・魅力・知能が上昇し、負けると魅力・知能が下がります。大名が病気のさいの本国からの実行は不可能です。直轄地からでは出兵できる兵士数が制限されます。相手が同盟国の場合、戦争できないことがあります。

命令3>ねんぐ<(年貢)
 年貢率を変更します。20%に設定されていますが、1〜100%まで変えられます(0にはできません)。年貢率を上げると大名の魅力が減り、下げると魅力が上昇するほか、米の収穫量、民の忠誠度・財力、一揆の発生確率に影響があります。なお、本願寺光佐の統治する加賀では、年貢率を30%より上に設定できません。

命令4>ゆそう<(輸送)
 統治国を2国以上もつとき、命令中の国からほかの自国に金・米を輸送します。輸送先の国のたくわえが上限まである場合は輸送できません。

命令5>ちすい<(治水)
 治水工事をして、治水度を上げます。値は費用に応じて上限しますが、大名が病気のとき、上昇率は半減します。治水度を上げておけば、台風の被害も少なくてすみ、秋の収穫量も増えます。

命令6>どうめい<(同盟)
 他国と、おたがいに攻め込まないという同盟を結びます。相手の要求する金を支払うと成立します。同盟成立直後に相手が攻め込んでこない確率は70%ですが、この値は春に4%、そのほかの季節は2%ずつ、1年で10%低下します。
 この命令を実行すると野心が低下します。相手国の要求金額を払えないとき、失敗したときは、さらに下がります。病気のときの成功率は低くなります。
 同盟可能国は切り替えで表示され、すべて見ないと選べません。また、可能国以外を選んでも無効です。

命令7>かいこん<(開墾)
 開墾をおこなって石高を上げます。値は費用に応じて上昇しますが、治水度や民の忠誠度は低下します。

命令8>こんいん<(婚姻)
 他の大名の娘を嫁に迎えて親類関係をもちます。大名のいる本国どうしで婚姻を結び、成立後はおたがいのすべての属国どうしが不戦同盟を結んだことになります。婚姻成立直後に相手国が攻め込んでこない確率は90%ですが、毎年春に少しずつ低下します。この命令を実行すると野心が低下、失敗するとさらに野心・運・魅力が下がります。病気のときの成功率は低くなります。また、婚姻を申し込んでも、断わられることもあります。
 婚姻可能国は切り替えで表示され、すべて見ないと選べません。また、可能国以外を選んでも無効です。

命令9>しょうにん<(商人)
 堺の商人と取引をします。堺の商人は各国にいつもいるわけではなく、大名が病気のときは、いる確率が下がります。以下の5種類の取引ができます。
1.しゃっきん(借金) 商人から金を借ります。この命令にかぎって、もう一度ほかの命令を出せます。借金をすると、金利が上がります。
2.へんさい(返済) 商人から借りた金を返します。借金は秋に自動的に返済されますが、自国に商人がいればここで返せます。借金返済をすると、金利は下がります。
3.こめうり(米売) 商人に米を売ります。相場は米1千石に対する値段です。米を売ると米の相場が下がります。
4.こめかい(米買) 商人から米を買います。米を買うと米の相場が上がります。
5.ぶき(武器) 商人から武器を買います。武器を買って兵の武装度を上げれば、「命令16>へんせい<」で鉄砲隊の比率を大きくするときや、戦争に有利ですが、兵力0の状態で武器を買うことはできません。武器を買うとこの相場は上がります。一度買った武器を売ることはできません。
6.もどる 命令受けつけ状態に戻ります(Bボタンを押してキャンセルしたときと同じです)。

命令10>こよう<(雇用)
 兵・忍者を雇います。相場に示されている数字は、兵1000人、忍者1人あたりの値段です。雇うとそれぞれの相場が上がります。
1.へい(兵) 兵を雇うと人数分の兵力が増えますが、この人数に応じて兵の忠誠度・訓練度・武装度は下がります。一度雇った兵を解雇することはできません。
2.にんじゃ(忍者) 忍者を雇ったら、その時点ですぐ密偵として他国に送り込まなければなりません。以下の5種類の活動をおこなって他国に被害を与えます。送り込む忍者の数が多いほど効果的です。
@たみりはん(民離反) 悪い情報を流して民を不安にさせます。その国の民の忠誠度が下がります。
Aへいりはん(兵離反) 大名の悪い評判を流して兵を動揺させます。その国の兵の忠誠度が下がります。
Bていぼうはかい(堤防破壊) 堤防を破壊します。その国の治水度が下がり、兵糧も減ります。
Cあんさつ(暗殺) 大名を暗殺します。相手の知能が高いとき、兵力が多いときは殺せないこともありますが、場合によって大名の健康値を下げます。
Dたいか(大火) 町に火をつけて大火事を起こします。その国の町の価値が下がります。
以上の工作がかならず成功するとはかぎりません。失敗すると、忍者が寝返って、忍者を送った方の大名の魅力が下がることがあります。

命令11>くんれん<(訓練)
 兵の訓練度を上げます。大名の知能・運が高いと上昇率に効果があります。金は必要ありません。

命令12>ようすをみる<(様子を見る)
 各国の様子を見ます。自国を見るときに金は必要ありませんが、他国を見る場合には金10が必要です。知能が低いと他国の様子が見れないこともあります。
 Aボタンでキャンセル、Bボタンで地図を見ることができます(命令18>ちず<を実行したときと同じ)。また、99を入力すると、自分の属国の一覧表が見れ、何かボタンを押すと命令受けつけ状態に戻ります。命令実行後、つづけてほかの命令を出せます。

命令13>まちづくり<(町造り)
 町の価値を高めます。値が高くなると、町からの徴収額が増えるほか、商人から借金できる金額も増えます。町造りをすると民財が下がります。
 大名が病気のときは町造りの効果は半減します。

命令14>ほどこし<(施し)
 民に金・米を与えると、民の忠誠度・財力が上がって、秋の収穫量が増えます。兵に金・米を与えると兵の忠誠度が上がって戦争のときに有利です。また、大名の魅力も上昇します。金・米が0のときは実行できません。

命令15>ねがえり<(寝返り)
 他国に密偵を送り込み、民に金を配って自国へ来るように誘いかけます。命令実行には金11以上が必要で、金が多いほど寝返ってくる民の数は多くなります。成功すると他国の石高が減り、自国の石高が増えます。失敗すると他国の金が増え、自分の魅力が減ります。

命令16>へんせい<(編成)
 戦闘部隊の兵の配分率を設定します。命令実行に金30が必要です。大名のもつ戦闘部隊は5部隊まであって、足軽隊・騎馬隊・鉄砲隊と表のように分かれています。それぞれ現在の兵力の何%が割りあてられているかを示し、兵士人数ではありません。
 配分率はあわせて100%になっていますので、編成の変更はまずどれかの部隊比率を下げるところからはじめてください。
 減らす部隊を+ボタンの←・→で選び、パーセンテージのアップ・ダウンはそれぞれ+ボタンの↑・↓で操作してください。減らしたい数だけ↓を押すと、移動比のらんに、この数が表示されます。つぎに配分率を増やす部隊を+ボタンの←・→で選んで↑を押すと、前に減らしたパーセンテージ数だけ増やせます。
 ふりわけが終了したら、Aボタンで決定します。
 第1部隊は、大名が戦争の指揮をとる場合ここに所属するため、0にはできず、最低でも1%は必要です。また、鉄砲隊の比率は兵の武装度に応じて大きくふりわけることができますが、20%までは武装度に関係なくふりわけられます。この部隊の比率を上げたいときは、兵の武装度を上げておかなければいけません。
 各部隊の力関係は、同数の兵力が同一の地形上で戦った場合、足軽隊<騎馬隊<鉄砲隊です。

命令17>きゅうよう<(休養)
 毎年春、また病気にかかったときに低下する健康値を上げます。1ターン休養するごとに健康値は増えますが、指定したターンが過ぎるまで命令はいっさい出せません。敵が攻め込んできても、指揮がとれず、コンピュータが担当します。本国で戦争に負ければゲーム・オーバーになる場合もあります。休養は1度に10ターンまでできます。
 休養中でも、ほかのプレイヤーから同盟や婚姻を申し込まれたときには、返事をしなければなりません。

命令18>ちず<(地図)
 50ヶ国モードでは7分割された日本地図、17ヶ国モードでは2分割された中部地方の地図を見ます(Bボタンを押したときと同じです)。金は必要ありません。それぞれ+ボタンの↑・→で北へ、↓・←で南へ移動します。Aボタンで命令受けつけ状態に戻せます。

命令19>ぞくりょう<(属領)
 自分の統治国が増えたとき、属国として国の統治をコンピュータにまかせることができます。以下の4種類から属国のタイプを決められます。
1.しょうぎょう(商業) 町の価値や民の財力を増やすことを目的とした商業国です。
2.ぐんじ(軍事) 兵力や兵の忠誠度・訓練度・武装度を増やすことを目的とした軍事国です。
3.ばらんす(バランス) 金・兵力・米の3要素を均一に上昇させる平均的な国です。大名の能力に応じた国政をおこないます。
4.せいさん(生産) 石高や民の忠誠度を増やすことを目的とした生産国です。
5.ちょっかつ(直轄) 属国にした国を、直接命令を出す国に変更するときに選んでください。
6.もどる 属国可能国を選ぶ画面に戻ります。0を入力するか、Bボタンを押すと、命令受けつけ状態に戻ります。

命令20>そのた<(その他)
 ゲームに関するオプション機能です。命令実行回数には数えられません。
1.おと(音) ゲーム中のBGMや効果音を出すか出さないかを決めます。
2.あにめ(アニメ) アニメーション・静止画を表示するかしないかを決めます。
3.ひょうじ(表示) メッセージの表示時間を調整します。1〜10の範囲内で変更でき、数が大きいほど表示時間が長くなります。ゲームの開始時は5に設定されています。
4.せーぶ(セーブ) ゲームの状態をS−RAMに記憶させます。セーブは季節のかわり目にされますので、この後別の命令を入力し、つぎの季節が始まるまではリセット・ボタンを押したり電源を切ったりしないでください。
セーブは1か所しかできません。新しくセーブしなおすと、以前セーブしたデータは消えてしまいます。
セーブが終わった後、ゲームをやめる時は、リセット・ボタンを押しながら電源スイッチを切ってください。
5.いくさ(戦) コンピュータどうしの戦争をHEX画面で見るか見ないかを決めます。「初期設定」で選んだものをここで変更することができます。
6.しゅうりょう(終了) ゲームを終了します。
複数プレイの時は、ここで個人別にゲームを終了することができます。つぎの季節以降、そのプレイヤーの担当国はコンピュータが統治し、残りのプレイヤーはそのままゲームを続けられます。ただし、一度終了するとふたたびゲームの途中から参加し直すことはできません。
7.もどる 命令受けつけ状態に戻ります(Bボタンを押してキャンセルしたときと同じです)。

命令21>なにもしない<
 なにもしないでそのターンを過ごします。


<HEX画面>

 他国へ攻め込むか、敵に攻め込まれたときは、HEX画面になって、国別の地形が表示されます。
@ 西暦、季節、戦場国番号、国名。
A 戦闘中の大名の名前とデータ。
B 戦場国の地形(HEX)。
C HEXは3画面切り替えになっています。矢印は画面に出ていないHEXの方向をあらわします。画面は配置前と配置中はBボタン、戦闘中は+ボタンの←・→で切り替えることができます。


<HEX画面での設定・行動>

1.地形
 戦争になると、その国の地形をあらわしたHEX画面になります。HEXは以下の7種類で構成されます。
@領地外
進入できません。
A平地
平野です。地形における兵力の強さはこの平地を基本としています。
B山地
攻撃力・防衛力がともに町より有利です。
C山岳地
進入できません。作戦上、有効に活用してください。
D川・湖・海
進入できません。作戦上、有効に活用してください。
E町
攻撃力・防衛力がともに平地より有利です。戦場になると、その国の町の価値(MAIN画面上に表示)が下がります。
F城
攻撃力・防衛力ともにいちばん強力になります。攻撃側の部隊が城に侵入すると防衛側の忠誠度が下がります。

2.部隊表示
部隊は、HEX上に部隊ナンバーと大名の旗印、兵力であらわされます。
@ 部隊ナンバー。第1部隊は、大名本人が直接指揮をとっているときは○、それ以外のときは×で表示されます。「命令16>へんせい<」で部隊数を減らしていなければ、全部で5部隊あります。
第1部隊 足軽隊、本隊です。大名が指揮をとっていればここにいます。
第2部隊 騎馬隊。足軽隊より強力です。
第3部隊 鉄砲隊。全部隊中最強の戦力をもちます。
第4部隊 足軽隊。
第5部隊 足軽隊。
A その大名の旗印。全部隊とも共通です。
B 兵力。攻撃を受けると減少し、0になるとその部隊は全滅です。

3.配置
 HEX上に各部隊を配置します。配置は+ボタンでおこない、それぞれつぎのように対応しています。
 配置は守備側が先に、HEXの好きな場所に配置します。攻撃側の配置は、自国と戦場国が隣接する方角のHEXに制限されます。また、城および城の隣接HEX、町にも配置できません。
1HEX1部隊ずつで、同じHEXに2つ以上部隊を配置することはできません。領地外、山岳地、川・湖・海への配置も不可能です。

4.戦闘
 守備側から先に、第1部隊から順に1部隊に1回ずつ命令を出します。守備側・攻撃側がともに全部隊へ命令を出し終えると1日(1ターン)が終了します。
 戦闘中は1日につき兵力の1/30の兵糧が減ります。

5.勝利条件
@ 相手の兵糧が0になったとき
A 相手の第1部隊を全滅させたとき
B 相手が退却したとき
C 30日が過ぎたら守備側の勝ち
D 相討ちの場合は守備側の勝ち

6.戦後処理
@ 攻撃側が勝ったとき
相手国の残った金・兵糧・兵力が手に入ります。その国は新しく領地に加わり、大名本人を倒した場合は、その大名がもっていたすべての国も手に入ります。
A 守備側が勝ったとき
相手国の残った金・兵糧・兵力が手に入ります。大名本人を倒した場合は、その大名が持っていたすべての国が手に入ります。
B むほんや一揆を鎮圧したとき
それぞれ兵の忠誠度、民の忠誠度が下がりますが、そのまま領地を統治します。


<戦闘命令>

 以下の6種類の命令を出せます。
 実行は、+ボタンの↑・↓でカーソルを移動させ、Aボタンで決定してください。キャンセルはすべてBボタンです。
No.命 令意    味
いどう 部隊をべつの場所に移す
こうげき 隣接する敵部隊を攻撃する
ねがえり 敵の兵を寝返らせる
こうさん 降伏し、退去する
なにもしない なにもしないでその場にとどまる
ようすをみる 両大名のデータ、兵力データを見る

1.いどう(移動)
 部隊を隣接HEXに移動します。移動する方向は、画面に表示される方向の中から+ボタンの↑・↓キーで選んでください。1ターンに第1部隊から順に1部隊1回ずつ、一度に1HEX移動できます。ほかの部隊のいるHEXには入れません。

2.こうげき(攻撃)
 隣接HEXにいる敵部隊を攻撃します。成功すると相手の兵力は減少し、反撃を受けるとその部隊の兵力が減ります。
 攻撃力・防衛力には、兵力を基本とし、大名の各能力(健康・野心・運・魅力・知能)のすべてが関係します。足軽隊や騎馬隊などの力関係や、現在の攻撃地点や防衛地点なども重要な条件になります。

3.ねがえり(寝返り)
 敵の兵士を寝返らせます。第1部隊からだけ実行でき、現在の金が兵力より多い場合にかぎり実行できます。むほん軍や一揆軍には使用できません。
 成功すると、その部隊の兵力の何%かが、こちらの第1部隊に加算され、寝返らなくても相手の兵の忠誠度を下げることができます。失敗すると金が減ります。現在の戦況、兵の忠誠度、使用する金額などがこの命令の成否に関係します。命令回数には数えられません。

4.こうさん(降参)
 金・兵糧・兵力をおいたまま隣接する自国に大将を逃します。第1部隊からだけ実行することができます。

5.なにもしない
 なにもしないで部隊を待機させます。また、Bボタンを押してもこの命令は実行されます。

6.ようすをみる(様子を見る)
 戦闘中の両大名のデータ(能力)、兵力データを表示します。命令回数には数えられません。


<ゲームの終了>

1.プレイヤーの選んだ大名が死んだとき
 「げーむ おーばー」とエンディング画面が表示されてゲームが終了します。

2.ゲームを中断する時
 ゲームを途中でやめる場合は、「命令20>そのた<」の「4.せーぶ」で進行状態をセーブしてから終わらせてください。セーブは、その季節が終わり、つぎの季節が始まるときにおこなわれますので、それ以前にゲームを終了させてもデータはセーブされていません。セーブのメッセージが表示されるまではリセット・ボタンを押したり電源を切ったりしないでください。セーブをしない場合は、「命令20>そのた<」の「6.しゅうりょう」で終わらせることができます。

本体の電源を入れたままで、絶対にカセットを抜き差ししないでください。
リセット・ボタンを押しながら電源を切らないと、セーブされている内容がこわれてしまうことがあります。


<戦国武将列伝>

1国 蝦夷  蠣崎慶広【かきざきよしひろ】(1549〜1617)
 祖先は若狭の武田信広。のち蝦夷(北海道)に移って蠣崎信広と名乗った。4代目・季広は蝦夷に大名領国制を開始した。慶広の代には豊臣秀吉に蝦夷一円の所領を安堵され、徳川家康に謁見し、松前を称するようになる。
2国 陸奥  津軽為信【つがるためのぶ】(1550〜1607)
 南部支族の大浦氏より発した一族で、この為信が津軽氏の祖といわれる。主家・南部氏の津軽支配が衰えたのに乗じて自立し、津軽地方の旧族、豪族をことごとく征服、その統一を30歳にしてなしとげた。
3国 陸中盛岡  南部春政【なんぶはるまさ】(1498〜1563)
 南北朝、室町時代では、津軽盛岡の諸豪族を統制しきれなかったが、24代目のこの晴政の代になると、浪岡氏、斯波氏、秋田氏と争って岩手、志和および和賀の地を手に入れ、南部家を優位に導いた。
4国 陸中岩崎  葛西晴信【かさいはるのぶ】(1534〜1597)
 葛西氏17代目として出生した晴信は、国境線をめぐって大崎氏とたえず争乱を起こした。葛西氏は優勢であったが、内部はきわめて不安定で、家臣の内乱にはしじゅう悩まされつづけた。
5国 羽後  秋田愛季【あきたちかすえ】(?〜1567)
 檜山安東家と湊安東家の合併を果たし、相続したのがこの愛季である。居城を男鹿脇本にさだめ、戦国大名としての秋田氏初代として、その子・実季とともに、同氏の全盛時代を築いた。
6国 陸前  伊達輝宗【だててるむね】(1543〜1585)
 輝宗は伊達氏より16代にあたり、足利将軍義輝より1字を授かって出羽米沢城主となる。家臣の内紛を治め、外には畠山、最上、相馬氏と戦った。政宗の力によって、伊達氏はその領地を、仙台を中心とした東北一円に広めていく。
7国 羽前  最上義守【もがみよしもり】(1521〜1590)
 義守は山形城に居を構え、2歳にして最上氏10代を相続。上杉氏、伊達氏と覇を競ったが、子・義光の代になると葦名氏、佐竹氏と同盟を結んだうえ、伊達氏を包囲する戦略をとった。
8国 磐城  結城晴朝【ゆうきはるとも】(1533〜1614)
 父・政勝の死後、結城17代の家督を継ぐ。常陸・下野を拠点とし、最初は北条氏康・氏政、のちに上杉謙信と結ぶなど、さながらカメレオンのように両氏勢力の均衡を巧みに利用、結城氏をよく存続させていった。
9国 岩代  葦名盛氏【あしなもりうじ】(1521〜1580)
 16代目党首・盛氏は、北条氏康、武田信玄、上杉謙信らと通じ、畠山義継をはじめとする近隣諸豪族を討ち、しばしば常陸に構える佐竹氏とも争った。その領土は会津一円、越後にまで及んだという。
10国 越後上野  上杉謙信【うえすぎけんしん】(1530〜1578)
 14歳の時、反乱を鎮め、武名をあげる。兄・晴景と一族を分けての戦いを起こして勝利をおさめ、越後を統一した。やがて甲斐の武田信玄と川中島をはさんでの合戦が始まる。史上名高いこの合戦は5回におよんだ。
11国 常陸  佐竹義重【さたけよししげ】(1547〜1612)
 義重は実権を握るとまず諸氏を排斥し領土を常陸、下野、奥州の仙道、会津方面にまで拡張した。北条氏の北進、武田信玄の東進にそなえ、上杉謙信を離反して信玄と結び、謙信と北条が同盟すると謙信になびいた。
12国 下野  宇都宮広綱【うつのみやひろつな】(1543〜1580)
 6歳で宇都宮家当主となり、かねてから敵対関係にあった那須氏とのあいだに一応の決着をつける。が、家中にも問題は山積みされており、さらに北条氏康と上杉謙信の対立など、広綱には頭の痛いことばかりであった。
13国 安房  里見義堯【さとみよしたか】(1507〜1574)
 里見氏はたびたび三浦半島を経て関東に侵攻したため、北条氏との激突を余儀なくされ、ついには国府台合戦に発展した。しかし北条氏による房総半島侵略がおこなわれているかぎり、房州には平和は訪れないのであった。
14国 武蔵伊豆  北条氏政【ほうじょううじまさ】(1538〜1590)
 氏政は、今川氏、武田氏と婚姻関係をもとうと画策した。また武田信玄とは、その娘を妻に迎えて同盟に成功した。しかし戦国時代にふさわしく、この同盟も長くは続かず、やがて舅・信玄とはげしく争うことになるのである。
15国 甲斐信濃  武田信玄【たけだしんげん】(1521〜1573)
 父を追放して甲斐国をわがものとした晴信(信玄)は北条・今川と同盟を結んで信濃計略に乗り出したが、上杉謙信にはばまれた。戦果は五分五分に終わったが、その間、信玄は信濃の大部分を手に入れることができた。
16国 能登  畠山義綱【はたけやまよしつな】(?〜1593)
 父・義続の引退後七尾城主となった義綱は、土豪層を雇い入れることによって一族を統一、一時は義綱専制が成立するが、追放される。七尾城を奪還するために執ような攻撃を繰り返すが、ついに実現しなかった。
17国 越中  神保氏張【じんぼうじはる】(?〜?)
 鎌倉に出て畠山氏に仕え、畠山基国が越中を領するようになると、これにしたがって同国に入国、神保氏発展の礎を築いた。氏張もはじめは畠山氏の被官であったが、のち上杉謙信に属し、佐々成政の与力となっている。
18国 飛騨  姉小路自綱【あねこうじよりつな】(1540〜1587)
 もと三木氏の一族で、国司・姉小路に代わって飛騨高山城主となった。柴田勝家を討ち滅ぼした豊臣秀吉に抗して、北陸の佐々成政とともに抗するが、敗北に甘んじている。飛騨一国と息子2人の命と引き換えに生きのびた。
19国 木曾福島  木曾義昌【きそよしまさ】(1540〜1595)
 天険の要害と豊かな山林資源を背景とする木曽谷を統括し、近隣にその覇をとなえた義昌は、信玄の三女を正室にめとり、武田氏の信濃先方衆としての軍役を負った。勝頼が信長に敗れるとついに武田を離反、これを撃破する。
20国 遠江駿河  今川義元【いまがわよしもと】(1519〜1560)
 「街道一の弓とり」とうたわれ、文武両道を重んずる家風の中で生まれ育つが、家督相続をめぐる肉親との争いに打ち勝ち、戦国武将への道を歩む。京へのぼる途中、桶狭間で織田信長に奇襲にあい、あえない最期をとげる。
21国 加賀  本願寺光佐【ほんがんじこうさ】(?)
 光佐の領国・加賀は石山本願寺の一向一揆の法主国として名高く、宗教と政治の結びつきを嫌う信長の攻略をたびたび受けた。三好一党と手を結んだ光佐は浅井・朝倉両氏を助けつつ10年間にわたり信長と激戦を展開した。
22国 越前  朝倉義景【あさくらよしかげ】(1533〜1573)
 上洛軍を起こさせようと頼ってきた足利義昭の要請に義景は応えなかったが、のち、諸国の有力大名に飛ばした将軍・義昭の呼びかけには応じた。事実を知った信長は憤怒して一乗谷の居城に迫るのである。
23国 美濃  斎藤義竜【さいとうよしたつ】(1527〜1561)
 2人の弟を殺し、怒った道三と長良川で対戦、舅の応援に駆けつける信長を待たずに、父を討ちはたした。信長は舅の弔い合戦と称して攻略をかけるが、義竜は稲葉山城を強固に守って落ちなかった。
24国 三河  徳川家康【とくがわいえやす】(1542〜1616)
 家康は幼年時代を、今川義元のもとで人質として送った。義元が桶狭間に討死するや、独立して信長と結んだ。武田信玄と三方ヶ原で戦い、大敗。が、長篠の合戦、天目山の戦いと勝利をおさめ、駿河一国を与えられた。
25国 尾張  織田信長【おだのぶなが】(1534〜1582)
 幼名を吉法師、元服すると織田三郎信長と名乗る。形式にとらわれず、卓抜したアイディアと斬新さをもつ信長の風体と行動は、人々の目には異様に映り、近国も者は口をそろえて彼を「大うつけ」と評した。こんな彼もしだいに野心に燃える気鋭の青年武将としての頭角をあらわし、美濃の斎藤道三と同盟、織田一族を統一し、今川義元を桶狭間に奇襲してみごとに討ちとった。やがて徳川家康、浅井長政、武田信玄らと同盟を結び、足利15代将軍義昭を奉じて入京。しかし義昭をないがしろにしようとしたため、将軍の呼びかけに応じた朝倉義景と、その盟友・浅井長政と姉川で決戦。いったんは和睦するが、のちに朝倉氏は一乗谷にて、浅井氏は小谷城にて、滅亡に追い込まれた。武名高い武田氏も、信長の鉄砲隊の前にひねりつぶされた。偶像破壊者で、比叡山延暦寺を焼き討ちにし、一向一揆をことごとく掃討した。まさに飛ぶ鳥も落とす勢いで諸国をたいらげ、中国出陣を目前にした49歳の夏、本能寺にて、重臣・明智光秀の刃の前に一生を閉じた。
26国 伊勢志摩  北畠具教【きたばたけとものり】(1528〜1576)
 北畠家は勢力を伸ばしはじめたところを、信長による伊勢攻めにあった。具教は一族の興亡をかけて必死に応戦、信長の三男・信雄を養子にすることで和議をもちこむが、最終的にはこの信雄に討たれ、北畠は滅亡する。
27国 近江  浅井長政【あさいながまさ】(1545〜1573)
 15歳で家督を相続した長政は、領国拡張の道を突っ走る信長の妹・お市をめとり、同盟を結んだ。のち、信長が長政の盟友・朝倉義景を討たんとしたためにこの同盟は破約、怒った信長との姉川の戦いを迎えるのである。
28国 伊賀  六角義賢【ろっかくよしたか】(1521〜1598)
 31歳で家督を相続した義賢はつねに将軍家を擁した。将軍義晴を助け、これをはばむ三好長慶と戦い、義輝を保護してまたしても長慶と刃をまじえた。しかし足利義昭を奉じて上洛する信長に降伏、その前にひれ伏した。
29国 丹後若狭  一色義道【いっしきよしみち】(?〜1579)
 15代将軍・義昭の頼った織田信長は大義名分だけに将軍家を利用、怒った義昭が次に落ち着いたのがここ一色義道のところであった。それは信長に敵対することを意味し、しだいに孤立無援となり、ついに破滅に追いこまれた。
30国 丹波  波多野秀治【はたのひではる】(?〜1579)
 明智光秀の攻略を受け、波多野兄弟は居城・八上城での籠城策をとった。光秀は自らの母を人質にたてて投降を勧めたが、信長はこれを無視して兄弟を磔にしたため、光秀の母は殺された。本能寺の変の一因という説もある。
31国 山城  足利義昭【あしかがよしあき】(1537〜1597)
 室町幕府最後の将軍。兄・義輝が謀殺されると諸大名のもとを転々、ついに信長に頼るにいたった。義昭は念願かなって将軍となったもののその実権はなきに等しく、諸国の大名に中央の実情を訴えて反−織田同盟を企んだ。
32国 大和  筒井順慶【つついじゅんけい】(1549〜1584)
 大和一帯にその勢力を広げ、松永久秀とは長く確執が続いていた。明智光秀のとりなしにより信長に従軍、久秀の謀反の際は、その先導をなして滅亡に追いやり、武功をあげる。
33国 摂津和泉  三好長慶【みよしちょうけい】(1522〜1564)
 「戦国の奸雄」「下剋上の代表者」といわれる。幼時より家中の相続争いを目のあたりにしてきた長慶は一族の者をつぎつぎに葬り、13代将軍義輝をいただき、幕府の実権を自分で掌握したが、43歳にて病没。暗殺説もある。
34国 紀伊  堀内氏善【ほりうちうじよし】(1549〜1615)
 織田信長に仕えて紀伊2万石を与えられ新宮城主となる。山崎の合戦では豊臣側に属して武功を上げ、7千石の加増を受ける。秀吉軍による数々の合戦に参陣、その働きは豊臣家より名刀を賜るほどであった。
35国 因幡但馬  山名豊国【やまなとよくに】(1548〜1626)
 尼子勝久を支援して因幡統治を進め、自国安泰をはかって但馬の山名祐豊とともに毛利と和睦した。しかし信長に対抗したため、秀吉に鳥取城を包囲されて、史上最大の籠城戦が展開した。
36国 播磨  別所長治【べっしょながはる】(1554〜1580)
 嵐のような信長の遠征は、ここ播磨にも来襲した。三木城を包囲して兵糧攻めが開始され、餓死戦上をさまよう、2年にわたる籠城戦となる。人々は草の根や木の皮、軍馬を食らい、泥水を飲んで飢えをしのいだといわれる。
37国 出雲伯耆  尼子晴久【あまこはるひさ】(1514〜1562)
 尼子氏は晴久の祖父・経久の代にもっとも栄えていたが、味方としていた毛利氏が大内義興へ従属するようになり、前途に暗雲がたれはじめ、晴久が毛利に敗北したことで尼子氏の中国地方における政権は消滅した。
38国 三備  宇喜多直家【うきたなおいえ】(1530〜1582)
 名城といわれる岡山城を築いたのがこの直家で、ここを拠点として岡山周辺をしたがえた。ついには主家浦上氏を滅ぼし、瀬戸内海に面した三備を勢力下におく戦国大名にのしあがった。
39国 安芸長門  毛利元就【もうりもとなり】(1497〜1571)
 大内氏と尼子氏の二大勢力に占領されていた中国地方の統一をめざし、尼子氏を背いて大内義隆に服属した。さらには小早川家に隆景。吉川家に元春を送りこんで婚姻による和を結んだ。
40国 讃岐  十河存保【そごうまさやす】(1554〜1586)
 実兄・三好長治の死によって阿波が乱れ、長宗我部の阿波併合攻撃をうけるが織田信長に救援を求めてことなきを得、信長の四国征伐のおりにはその先鋒をつとめた。本能寺にて信長が横死をとげると、秀吉についた。
41国 阿波  細川晴元【ほそかわはるもと】(1514〜1563)
 足利義維とともに和泉の堺で管領となり堺幕府の中枢を握る。敵対関係にあった細川高国、三好元長を滅ぼして晴元政権を確立、畿内政治に力を入れ、完全に政権を掌握。が、三好氏を擁する細川氏綱に攻められ、近江に逃亡。
42国 伊予  河野通宣【こうのみちのぶ】(?〜1581)
 河野氏は代々、長宗我部氏と戦っており、通宣の代も元親の攻略をうけた。さらに豊後・大友氏の侵入、国内での反乱など、対応策に応じるうち、しだいに河野自体が衰亡していった。
43国 土佐  長宗我部元親【ちょうそかべもとちか】(1539〜1599)
 四国統一をめざす元親はもまもなくその念願をはたしたものの、器は豊臣秀吉の方が大きかったようである。元親が四国を平らげると同時に、秀吉の攻撃を受け、完敗。土佐一国だけは安堵され、老齢を過ごした。
44国 土佐中村  一条兼定【いちじょうかねさだ】(1543〜1585)
 当初は、長宗我部氏と安芸氏のあいだを斡旋したり、伊予の西園寺と交戦するなど、政治・軍事上の活動を示したが、長宗我部元親の攻撃を受けるなど深刻な危機に立たされており、やがて領国を追放された。
45国 豊前  城井鎮房【きのいしげふさ】(1536〜1589)
 豊前城井館を拠点とし、黒田如水と兵を構えるが、のちに豊臣秀吉から和睦停戦の命を受けた。しかし如水の謀略にかかり、中津川城にて誘殺された。自分が如水の娘を妻としているという油断があったのである。
46国 筑肥  竜造寺隆信【りゅうぞうじたかのぶ】(1529〜1584)
 九州において1560年頃もっとも活躍したのが竜造寺家であった。大友宗麟と敵対し、佐賀城をたびたび攻められるが、家臣の鍋島信生の奮戦で危機を救われている。のち、大内氏とは和睦した。
47国 豊後  大友宗麟【おおともそうりん】(1530〜1587)
 大友家を継いだ宗麟は九州の北部中部のほとんどを手に入れ、西の竜造寺氏、南の島津氏を討伐すべく、両氏と攻防を重ねる。しかしいずれも決定的な戦果は得られず、宗麟の名を武将として高めたにすぎなかった。
48国 肥後  阿蘇惟将【あそうこれまさ】(?〜1583)
 阿蘇家は奈良時代からの名家。南北朝時代には北条氏を倒すほどの勢力をもったが、分裂し、戦国時代には大友義鑑の意のままに動かされるほどその勢力は後退する。さらに島津氏の圧力を受け、これに降伏した。
49国 日向  伊東義祐【いとうよしすけ】(1512〜1584)
 藤原南家の血を引く木工頭として発した。足利尊氏に仕えた頃よりその勢力は強大になり、義祐の代に、さらに領土は増える。義祐の子・祐兵は大友宗麟と連合、島津義久と戦うが敗れ、その後は豊臣秀吉に仕えている。
50国 薩摩大隅  島津貴久【しまづたかひさ】(1514〜1571)
 戦国島津氏は、約38年にわたって豊臣政権に組み敷かれるまで戦国大名として華々しい活躍をとげた。南九州の覇者から九州の覇者にいたるまでは容易な道のりではなく、貴久も父とともに一族の攻撃を受け、清水城より追われている。のち南薩摩をかためることに専念、鹿児島城内を根城に実力を発揮、大隅半島の各氏を攻略して、薩・隅・日の統一を着実に進めていった。その子・義久は器が大きく、九州を制圧したあと、豊臣秀吉、徳川家康のもとで、戦国大名から近世大名への発展を可能にした。


<織田信長・覇権への道年表>

西暦年号信長の歩み
1534 天文三年 尾張城主・織田信秀の三男として生まれる。幼名、吉法師。
1546 天文十五年 元服。織田三郎信長と名のる。
1548 天文十七年 斉藤道三の娘・濃姫と政略結婚。
1551 天文二十年 父、病没。信長が後を継ぐ。
1555 弘治一年 一族を討伐。清洲城に入場。
1560 永禄三年 桶狭間の戦い。今川義元二万五千の兵を討つ。
1562 永禄五年 徳川家康と同盟を結ぶ。
1564 永禄七年 妹・お市を浅井長政に嫁がせ、同盟をはかる。
1567 永禄十年 稲葉山城を落とし、美濃の斉藤竜興を追放。居城を稲葉山城に移し、岐阜と名を改める。
1568 永禄十一年 将軍義昭を奉じて入京。
1570 元亀一年 姉川の合戦。織田・徳川連合軍が、朝倉・浅井連合軍を破る。石山本願寺挙兵。
1571 元亀二年 比叡山延暦寺を焼うちにする。
1573 天正一年 武田信玄、病死。謀反を起こした義昭を追放、室町幕府は滅亡。一乗谷にて朝倉義景、小谷城にて浅井長政を滅ぼす。
1575 天正三年 長篠の合戦。鉄砲隊を巧みに利用し、武田軍を破る。
1576 天正四年 安土城築城。石山本願寺との戦いが始まる。
1578 天正六年 上杉謙信、没。
1582 天正十年 中国出陣を決定。六月、本能寺の変。明智光秀の刃に倒れる。享年四十九歳。


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